| 2006年09月22日(金) |
さびしいという気持ち |
夜の来るのがとても早くて。そして夜はとてもとてもながい。 鈴虫やコオロギや。網戸越しにそよと吹きこむ夜風や。酒や。
戯言や。胃の重さや。溜息や。ちょっとした苦悩や。あれこれの。 つかみどころのない思考を弄びながら。眠くなるのをじっと待つ。
さっきまですごく笑っていた。その反動なのか。なんだかしゅんとしている。 どうしようもなく静かだなあって思う。だけどひとりきりが好き。そんな矛盾。
例の如く。今夜も仲間達とわいわい楽しく汗を流していた。 お疲れ〜おやすみ〜と言い合って体育館を出る時。いつもひとつの輪が出来る。 その輪に入り込むのは容易ではなかった。ちょっとくじける。ちょっといじける。 そこにはバリアみたいなものがあって。立ち止まってはいけないような空気がある。
まあ言葉で表現するなら「おじゃま虫」なんだけれど。いまひとつ自覚が足らない。 身の程をもっと知らねばといつも思うが。私というひとはあまりにも身の程を。 知らな過ぎるのではないかと。なにが障害なのか。その事実を知るのが怖いのだ。
歳をとるということはそういうことなのだ。微笑ましく遠巻きに見ていられる。 心のゆとりというものがない。漠然と感じる寂しさを。私は恨みがましく思う。
それが今夜は。どうやら私だけではなかったようだ。 もうひとりいた。私よりずっとずっと若い仲間のひとりだったが。 彼女もすごく寂しそうだった。ふたりで肩を並べて駐車場まで歩いた。
輪のなかに彼女の親しくしている友達がいた。いつも週末は一緒に買い物とか。 ランチしたりとか。すごく仲良しみたいなのだけど。今週末は駄目らしいのだ。
ちょっと待っていた。だけど輪はなかなか崩れない。早く駆けて来てくれないか。 私はクルマのバックドアを開けて荷物を放り込んだけど。彼女はじっと待っている。
「帰ろうよ」って言ってみる。「うん・・」と頷く。
そしてやっとエンジンをかけた。逃げるんじゃない。帰るんだよって。
さびしい気持ちがすごくすごくわかる。
さびしいという気持ちは。どうしてこんなに孤独なんだろうって・・・。
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