| 2006年09月09日(土) |
雨と陽と雨と陽と雨と |
空はこのうえなく不安定。雨と陽と雨と陽と雨と。
それはちょっと酒に酔ったあたしと似ていて。 笑い上戸と泣き上戸。笑いながら泣いているというところ。
とくに悲しいわけではない。嬉しいと涙出ちゃうのらしい。
さて今日は。ひさかたの肉体労働に励んだ。 冬場の家業の準備がそろそろ始まったのだった。 干潟で。有明海のムツゴロウみたいに泥にまみれて。 海苔養殖のための竹杭を打つ作業だったわけだが。 しんどいけど。これがまあまあの愉しさでもあった。
あたしというひとはすごく肉体を酷使するのが好きなようだ。 とことん追い詰めるというか。極限っぽいのがむしろ快感に思う。 いいかえれば苛めるというのか。もしかしたらそんな性癖でもあるのかも。
しれない・・・・。
遅い昼食のあと。また何かにとり憑かれたように本を読んだ。 私は学もなくそれほどの識もなく。書評めいたことはずっと避けてきたが。 これだけは薦めたいと思う一冊に出会った。久々の『文学』に溺れたというか。 自分の身を満たした血潮のようなものを。自分以外のひとに浴びせてあげたい。 そんな気持ちでいっぱいになってしまったので。書き記しておきたいと思うのだ。
大原富枝『婉という女・正妻』(講談社文庫)である。
土佐藩家老、野中兼山の娘。わずか四歳の幼子が父の失脚のため罪囚の身に。 その幽獄はなんと40年もの長きに渡った。
生きるということ。ひとは生きるために生きなければいけないと強く思った・・。
|