| 2006年09月08日(金) |
誰も咎めはしないであろう |
ときどきは薄陽がさしたり。ときどきはどしゃ降りの雨だったり。 なんだか空は自由気ままで。その時々を愉しんでいるように映る。
そんな空と一緒に流れてゆくのもいいものだ。泣きたければ泣き。 ここらでちょいと笑ってみるかと。にっこりと微笑んでみるのが。
今日はっとしたのは。川辺の道の茅のみち。あの斬ってしまいそうな。 緑の草の刃から。これが真実の姿なのよと。花の穂が優しげに伸びて。 濁流を宥めるかのようにそれが。そよよと。風になびくのに出会った。
わたしのなかの刻々としたものが。もはやもうとどまれずにいるのを。 溜息やら歓喜やらわけもわからず。身を任せるように動くのを感じた。
このように巡るもののさなかにあり。どのようにあろうとどのように。 生きようと。わたしが空ならば誰も。咎めはしないだろうと思うのだ。
今日はっとしたのは。男たちの汗の肉の光る。ああどうすればいいのだ。 と。思わず目を潰したくなるつかのまのことに。途惑ってしまうほどの。 頬の熱く胸のいいようもない動悸と。そこに在るらしい己の性の痛みと。
とくとくと血が迸るのを堪えて。もう堪えきれない瀬戸際のところにあり。 冷静というものをさがしながら。その在りかに迷い狂っていくのを感じる。
男たちは。どうしてあのように惜しげもなく裸の肉を晒そうとするのであろう。 膨らみのない胸というものが誇らしいとでもいうのだろうか。私にはただ痛い。
だから私はいつだって逃げなければいけない・・・。
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