ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年06月29日(木) ふうわふうわ

合歓の花が咲き始めた。それは峠道から見下ろす山肌で。
緑濃い葉の草原に舞う孔雀の群れであるかのように咲き。
いまの頃には雨に。そしてつかのまの陽の光には輝いて。
ふうわふうわとくうきのなかで薄桃色の羽根をなびかす。


職場のはまだ蕾のままだった。淡い緑のつぶつぶがぷちぷちっとしている。
折れた枝はやはりどうしても生きられず。葉は枯れて落ちて丸裸になった。
その姿は冬枯れのあの頃とよく似ていて。哀しいと言うより希望に見える。



そうして日常がまた。とんとんとんと歩んでは。すこしばかり。
ためいきや。苛立ちもまた。あたりまえみたいにぽちぽちと落ちる。

『あってよし なくてよし』と呟きながらタイムカードを押した。
そばで同僚がくすりと笑う。私はちょっとおどけて見せる。ふふふっと。
スキップな気分でクルマへ乗って。ソックスを脱いで素足になるのだった。
そして窓から見えた同僚に。「これあげようか」とつまんだそれを差し出す。

わはわはと笑い声。ああほんとうに愉快だこと。笑ってもらえるってことは。
そして一緒に笑えるってことは。すごく素晴らしい嬉しさだなって思うのだ。


明日もとんとんとん。なにがあってもよし。なにかがなくてもよしでいこう。


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