くもり時々の雨。のち少しだけ青空が見えた。久しぶりの夕焼けはとても紅くて。紫の雲が。どこかからむこうまで。つつつっと遥かまで。ちょっと想った。あのひとなのかきみなのか。いまはその呼び名さえも。哀しくてならない。ひつようとかそうでないとかもわからなくて。あたしは染まった。とどまれない紅い血色の。とくとくといつ終るのかしれない果ての道の。いっぽにほ。ずいぶんと遠い。ずいぶんと空。ふっきって。ふっきって。とうとうの夜が来た。