ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年04月13日(木) お母さん

ひと雨ごとに春爛漫。一昨日は嵐に見舞われて。今日もまた雨の朝だった。
濁流を見下ろす土手には野の菫。土筆の坊やは新緑色のスギナに育っている。

雨あがりの午後はとても清々しい。光の子供達がまるで今生まれたかのようだ。
ひとのこころのくよくよさんも。めそめそさんも。生まれ変れたらいいなあと思う。


このところすこうし。情けなくもあったわたくしというひとは。
あれからすっかり職場が嫌になり。行ったり行かなかったりしている。
自己分析をどれほどしてみたことだろう。いったい何が嫌なのだろうと。
ひとつひとつをようく考えてみると。どうやら仕事自体が嫌なのではなさそう。
経営状態の悪化もしかり。それは今に始まった事ではないのだから。

だとすると。やはり彼女しかなかった。
彼女が赤の他人なら。どんなにか救われるだろうと思うのだった。
もう顔も見たくないと。思ってはいないか?と自分に問うてみる。
するともうひとりの自分が慌てて首を横に振ろうと慌て出すのだ。
優しくしてあげなくちゃいけない。思い遣ってやらないといけない。

だってお母さんだもん。私を生んでくれたお母さんだもん。

でも・・でもと。まるでちいさな子供が泣きながら弁解するように。
それが襲って来るのだ。ユルセナイドウシテモユルセナイ。


ああまたこれだ。いったい何十年経てば。心から許せる日が来るのだろう。
遠い日のひとつの過ちを。罪だと決め付けて。一生責め続けるつもりなのか。
そんな権利が私にあるはずがない。そんな私の心が罪そのものではないか。

亡骸に縋りついて「ごめんなさい」っていくら泣いて謝っても遅いのだ。



母が植えた鈴蘭が咲き始めた頃。

母が植えた合歓の木に蝶々のような花が咲く頃。

母が植えた雪の下に天使のような花が咲く頃。

山ももの木には今年も沢山実が成ることだろう。



明日は笑顔で会いに行くよ。お母さん。






 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加