黄砂にふかれてみるもよし。あのひとを懐かしく想うのもよし。 よからぬことは。ただただよからぬこころにのみ巣食うものなり。
午後3時。すごく久しぶりにりっちゃんに会った。 海辺の公園で待ち合わせて。りっちゃんのクルマを見つけて。 りっちゃんがきょろきょろ私を探している姿が。なんかやたらと嬉しかった。
友達の友達で。だから私たちはずっと友達でいられた。 あの頃の私達は。とても青くて。ちょっぴり白い色だったように思う。 青には混ざり合って。白には。決して絵の具を落とさない。 もちろん落書きもしない。その白さがそれぞれの在りかだったのだ。
それ以来。ずっとその白さを大切にしてきたのだと思う。 もう純白ではないことなど。なにひとつ咎めることもせずに。
海の見えるベンチにふたり腰掛けて。潮風をいっぱい浴びた。 「気持ちいいね」「うん最高だね」
砂浜で遊ぶ親子連れの姿や。よちよち歩きの幼子の一歩一歩が。 鮮やかな映像みたいに見えて。ふたり一緒に微笑んでいられた。
海はどこまでも青くてよし。波はどんな日も白と名付けたいものだ。
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