ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年04月06日(木) こころいっぱいの春

朝は少し肌寒さを感じたけれど。日中は光あふれ穏やかに時が流れる。
桜はほぼ葉桜。その花びらを敷きつめたような草の原に。タンポポが。
可愛らしく顔を覗かせている。薄紅色の衣装を身につけた微笑みのようだ。

るんるんらんらんとお散歩してみたくなる頃だった。仕事なんてとふと思う。

ちょっぴりの苛立ちがそこにあり。まあこんなもんだろうと観念しながら。
こころは野原。こころは海辺。こころはいつだって旅人になりたがるもの。



少し疲れて帰宅すると。おおと思わず声をあげるほど嬉しいことが待っていた。
昨日の燕さんが帰って来てくれていたのだ。もうお嫁さん見つかったの?って。
聞くには及ばず。そこにはちゃんと二羽がいて。せっせと巣の補修を始めている。

「おとうさ〜ん!」と彼を呼ぶ。そしたらめんどくさそうに彼は応える。
昨日まであんなに不安がっていたのになにさ。そんなこと当たり前じゃないかと。
ちっとも嬉しそうな顔をしようとしないのだ。嬉しいくせに照れていると見たぞ。

かくかくしかじか。今年も燕たちと暮らせる。巣立つまでずっと見守っていられる。

ささやかながら。それがほんとうに幸せなことだと思うのだった。

ありがたきは燕かな。こころいっぱいの春がここから生まれていくのだよ。



 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加