ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年02月26日(日) 春の嵐

はるいちばんは。春の嵐いちばんとなった。

昨夜遅くから降り始めた雨が激しく降り止まず。
大河の水も増水し。小川には泥のような水が流れる。

家業はお休みしようと。雨の音を聞きながら朝からのんびりと過ごしていたが。
少し小降りになり風も少し静まった頃。同業者の従兄弟から電話があった。

海苔の漁場が大変な事になっているという知らせだった。
とにかく見に行かねばと。彼と一緒にクルマを飛ばした。

ほんにまあ。なんてことでしょう。昨日からの高波のせいなのだろう。
海苔網を括り付けてある杭がことごとく抜けてしまい。網は波のよう。
やられてしまったか・・と。しばし茫然と立ち竦むありさまだった。

自然の恩恵を受けているありがたさ。しかし時にはこんな過酷な痛さもある。
ため息をつき嘆くこともするが。とにかく早く海苔を救ってあげなくては。

急いで準備をして。わたしたちは救出隊員一号と二号になっていた。
自分達だけではなかった。同業の仲間達みんなが必死で頑張っている。

よかった。なんとか海苔は無事でいてくれたのだ。
網は波に揉まれていても。海苔たちは千切れもせずしっかりと生きている。

水の中を右往左往しながら。杭を海苔網をやっと元通りにすることが出来た。
ほっと安堵しながら。一気に力が抜けていく。同時に清々しい達成感を味わう。


ほんとうにお疲れさんの一日だったけれど。なんだかすごく心地良く思えた。

わたしたちはほんとうに。この仕事を愛しているのにちがいない。







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