| 2006年01月29日(日) |
なんとありがたいひと |
朝はまだ冬。昼間はもしや春。このところずっとそんな日々が続いている。 今日は午後。にわかに雨雲が。ほんの少しだけ雨が降った。まるで春雨のよう。
今日も家業に精を出す。我ながらほんとうに活き活きと清々しい気持ち。 明日も明後日もこうしていたいなと思う。会社には行きたくないなと思う。 だけどそういうわけにもいかず。わりきってわりきってきちんと割っては。 また日々の流れの中に突入しようと思う。なんとかなっている事実があるし。
海苔の収獲をしながら。そうだ、明兄ちゃんに送ってあげようと決める。 遠くの町で飲食店を経営している従兄弟だった。明るくて気さくなひと。
父のお通夜の晩。みんなが帰ってから私はひとり葬祭場で夜を明かすことに。 その時。明兄ちゃんが駆けつけて来てくれたのだ。遅れてすまんかったと言って。 お弁当を作って持って来てくれた。卵焼きとおにぎり。すごくすごく嬉しかった。
30年。たぶんそのくらいながいこと。私たちは会っていなかった・・・。
住所がよくわからず電話をかけてみた。男の人が出たけどお店の人かなと思い。 やたら丁寧な口調で話していると。「俺、俺、なにを他人行儀なことを!」と。 笑い声が聞こえた。ほっとする。そうして懐かしい土佐弁がいっぱい出て来る。
「元気なかや?」とか。「久しぶりやにゃあ」とか。
決して他人ではない。同じ血を分かち合っているひと。なんとありがたいひと。
どうして縁を断てようかと思う。
若き日の罪を。私は死ぬまで償いたいと思った。
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