空が少しぼんやりとしていた。霞がかった山々は。まるで春のよう。 変ろうとしている季節の真っ只中にいて。ふと錯覚のように想うあれこれ。 終われないこと。諦めきれないことが。私にもあるのだと。ふとそう思う。
昨夜。深夜だったが。久々の激しい頭痛に襲われる。 深酒のせいだろう。自業自得だと思いながら。とても怖かった。 何もかも割れて砕けて粉々になってしまうのではと。とても不安になる。
ある日突然というのが。今はいちばん怖いことなのだ。 生きたいのじゃない。生きるのだと思ってはいるけれど。 時おりこんなふうに。恐怖心でいっぱいになる時がある。
痛み止めの薬がよく効いて。目覚めた頃にはすっきりといい感じ。 今日もまあるく。何事も穏やかに受け止めていこうと心に誓った。
喜怒哀楽の。怒のない一日というのは。ほんとうにありがたいものだ。
だが。そのぶん哀があふれだす。悲しいのじゃない哀というものの本質を。
私は知ろうともせず。また酒に頼っては。楽になろうとしているのだった。
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