ひとしずくふたしずくほどの静かな雨。 もう終りかけた秋桜だけが。しょんぼりと哀しい。
数日前から。久しぶりに本を読み始めた。 ある詩人さんの。つれづれなる日々の日記で。 もうかれこれ14年間の日々を。ずっと読ませてもらっている。
のだが。今回はなぜか。読み進めることが出来なくて。 なぜだろう。どうしてかなと少し考え込んでしまった。
とても正直なのだ。あまりにもありのまま過ぎるのかもしれない。 それは決して悪いことではないはずなのに。なぜかすっきりとしない。
それはきっと。私が。心地良さばかり求めているせいかもしれない。 心が温かくなって。ほわんと優しい気持ちになりたくて。期待ばかり。 しているせいかもしれないと思う。
ぽろりと愚痴がこぼれていると。がくんと悲しい気分になった。 何かに対して批判的な文面を見ると。共感しながらも。失望もした。
だけど。それをあえて書くということ。実のところ。私は彼女を尊敬している。 と思う。彼女のようになれない自分が。逃げようとしているだけかもしれない。
こうこうこんなひとの。こういうところが嫌とか。そんな日記。 そういえば確かにそういう人がいるね。私もあまり好きではないよ。
だけどね。それは取るに足らないこと。私はあえて。そう断言してみる。
こうこうこんなひとの。こういうところが大好きって。
私は。いつだって。そうして自分の心を温めていたいひとだから。
それがありのままでなくて何だろうと思う。
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