ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年10月23日(日) あんず

ゆうがた。愛犬あんずに困り果ててしまった。
散歩中に。首輪の金具のところが外れてしまったのだ。

そして彼女は自由になったものだから。
怒れば逃げようとするし。好物のお菓子で誘っても。
すぐ近くまで来ては。すばやくお菓子を取ってまた逃げる。

そこへお向かいの彼氏。りゅう君っていう紀州犬なのだけど。
とりあえず好きなので。そばへ寄ってキスみたいなことして。
そのすきに捕まえようとしたけど。またすばやく逃げてしまった。

5メートルくらいのところで。じっと様子を窺っている。
その目がなんともいじらしい。いやだもんねの目をしている。
そしてどこか甘えている。ほらほらここだよ。こっちだよって。
悪戯っ子が。かまって欲しくてそうしているような感じなのだ。


もう陽が沈み始めて。仕方なく。彼女を川辺に残して帰る。
もう知らない。勝手にすればいい。何処へでも行けばいい。
と。彼女に聞こえるように言って。そっぽを向いて帰った。


すっかりあたりが暗くなった頃。そっと犬小屋のあたりを見てみる。
ふふふ。やっぱりね。ちゃんと帰って来ているではないか。
それも。ごめんなさいのポーズで。お座りをして待っている。

かちゃん。また鎖に繋がれてしまった。


自由って。身勝手をすることではないよと。

晩ご飯抜きにしたお母さんを。どうか許してね。あんず。




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