風が強く吹く。空が呼んでしまったのか濃い灰色の雲が。 あっちのおやまにぶつかったのか。ちょっと痛くなって。 泣いてしまうのが雨。時雨は秋の。もうすぐ冬が来る頃。
夕陽には会えずにいたが。虹に会えたのだ。 肩を落として家路についていたかもしれない誰かにも。 空を仰ぐ一瞬の時を。与えてあげたのかもしれなかった。
あたしは元気。土曜日の夜がいちばん元気。 解放されているのは。いこーる満たされていること。
あれこれを思っては。折りたたんでしまいこんでは。 気が向けば破り捨てようとさえ思うことが出来るのだから。
あたしは私を。まもっているよ。とことんまもっているよ。
はらはらと落ちはしない。私は時雨のあとの虹になったよ。
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