雨になれない空と。鳥になれないあたしと。
ちょっとした気だるさも。苦にはならずに。
またどこかわからないところへと歩みだす。
夜はとても急いでやってくるけれど。 夜はとてものんびりやさんらしいのだ。 まくしたてるようなこともしないで。 あれこれ干渉するでもなく。そこらへんで。 寝そべっている。それが何よりありがたい。
帰宅して。ポストに見覚えのある字の封筒。 J君は。二年前の夏に。ひらひらっと舞いながら。 落ちてきた。そうして。私の手のひらにすとんと。 それは。どんな言葉でも言い表せないくらい。 とても。懐かしいひとに再会したように思った。 いったいどこから飛んで来てくれたのか。 空から私を見つけてくれたのかもしれなかった。
手紙は。彼女さんと交互に書いてくれていて。 ほのぼのと。ああふたりが並んでるって。嬉しかった。 プリクラの写真もちゃんと。きらきらと眩しいふたり。 逢えたんだ。また逢えたんだ。ほんとうに良かったね。
ネットって。きっかけはそれしかなかったけど。 それがあったから出会う事が出来たふたりだけど。
今の私には。そんなネット空間にこだわらない。 とてもしっかりとした何かが。ここにちゃんとある。
縁というものに距離はない。 つい先日そう確信したばかりだった。
これが縁でなくてなんだろうと思う。
私は再会している。間違いなく。このふたりのことを憶えていた。
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