薄桃色の萩の枝垂れ咲く峠道を。今日も行く。 ひんやりとした朝の空気。名も知らぬ鳥の声。
恵まれているんだなと思う。なにひとつもう求めることはない。
仕事中。とても嫌だなと思うことを耳にした。 ひとの噂とか。中傷とか。ひとの汚い部分とか知るのは悲しい。 とてもやるせない気持ちになってしまうものだ。
そしたら。オババが。「ほとけになろうよ」っと言った。 それはとてもはっとする一言だった。
見ているかもしれない。聞いているかもしれない。 でも何も言わない。そしてすべてをなるようにしてしまう。 善だとか悪だとか決めつけることもしないで。
どれほど。日々どれほどいろんなことに振りまわされていることか。 見て見ぬふりが出来ればどんなにか楽だろうと思ったりする。
ほとけになる。なってみるべきだと思った。
いやちがう。ほとけになるという意志を大切にしたいと思う。
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