ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年07月06日(水) 我が実

午後になり。ゆっくりと空が明るくなり。久しぶりに青空が見えた。
眩しいほどではなかったが。やはり太陽は恋しさに似て懐かしいもの。

やまももの赤い実は。もうほとんど落ちてしまって。無造作に転がり。
発酵しているような匂いがしている。お酒みたいで酔ってしまいそうだ。

無惨というほどのことではない。ただ落ちるものの憐れさは。むしろ。
美しいとほめてあげたいと思う。喝采のあとの感動に似ているのかも。

そうして。ひとつがまた終った。


実ひとつ。身ひとつここにあり。

いっそ落ちればいいものを。

痛さをおそれてしがみつく。

あんなこともこんなことも。

決して夢ではなかったけれど。

夢ならば覚めることもできたろう。


実ひとつ。身ひとつここにあり。

千切るのはよぶんなこころ。

腐るのは時の仕業にまかせ。

どんな日もいつだろうとて。

なにひとつ恨むこともなく。

我が実を見失うことはあるまい。








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