ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年06月18日(土) ねむの木の声

ぼんやりと曇り空。こんな日は。気だるさを愉しみながら過ごすのがいい。
ぷっつんと何かの断片を。弄ぶようにしながら。ため息を重ねたりするのも。


職場の駐車場を出ようとしたら。フロントガラスに薄紅色の可愛いものが。
舞い下りて来てくれたのだ。そんな頃になったのかとやたらと嬉しくなった。

見上げると。やはりそのよう。ねむの木の花がもう咲き始めていた。
昨日のことも一昨日のことも記憶になくて。私はきっと俯いていたのだろう。
待っていたこともあったのに。待つことさえも忘れていたのかもしれない。

風もなく。こんな静かな日に。ひらひらとして語り掛けてくれたのか。
幾年だろう。もう随分ながいこと。ともに生きてきたように思う。ねむの木。


帰りながら。想うひとがいる。
見上げても。どんなに見上げても。その姿を見つけられなくて。
萎れて枯れそうになっているのなら。雨になって会いに行きたいと。

想うばかりで。込みあげてくるのはただ涙ばかりだった。

地にしっかりと根をはって。生きていて欲しい。
どんな境遇に晒されても。強く勇気を持ち続けて欲しい。
くじけないで。負けないで。どうか空を仰ぐことを。忘れないでいてね。






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