できないことはできないとちゃんと言って。 できることはせいいっぱいしてあげてねって。 昨夜。久しぶりに話したRにそう告げたのだった。
Rに告げることは。すべて自分にあてはまることだと思う。 だからなのか。すごく真っ直ぐに向き合うことが出来る。
いちねんに一度くらいだろうか。私を頼ってくれるRというひと。 きっと友達なのだろう。決してべたべたしない関係だからながく続く。
便りのないのが元気な証拠。ずっと便りがなければそれでおっけい。 どうしても必要な時には。ちゃんと信号を送って来てくれるから。 赤信号の点滅で。一時停止した私は。はっとしてRの名を呼ぶのだ。
できないことをできないと告げることは。すごく難しいことだった。 相手を傷つけるのではないかと。すごく気が咎めたりするから。 そこで心を鬼にしようとしても。鬼は涙をいっぱいためていたりして。 どうすればいいのか。どうしてあげたらいちばんいいのか。わからない。
いいひとだって思われて慕われているのかもしれないのだ。 ならば。そうすれば裏切ることになる。落胆させてしまうのが。 怖いのだ。いいかえれば。嫌われたくないから迷い戸惑うのだろう。
ずっと前のこと。ネット間でトラブルに巻き込まれた時に。Rは言った。 「どこの馬の骨かわからない者のために、どうして辛い思いをするんだ!」
そんなふうに。私を叱咤するRだって。 私は一度も会ったことがなかった。だけど・・決して馬の骨なんかじゃない。 Rはちゃんと存在している。生身のひとだった。
声はいつも懐かしくて暖かい。そして似ている・・誰よりもわたしに。
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