ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年05月31日(火) 満ちる

帰り道。信号待ちをしながら眺める国道沿いの姫女苑の花。

冷房を切って。窓を全開にして走りぬける川沿いの道は。
いちにちの疲れや。憤りに似たやりきれない思いなどを。
みんな嘘だったんだよって知らせてくれているように思う。

日が長くなり。まだ夕陽に染まらぬ川は。今日も青く澄んで。
ほとばしる命の流れのように。とくとくと満ちて溢れている。

だからなのか。私も満ちる。爪先から髪の先まで流れるもの。
それをなんと名づけたらいいのか。ただ感じるのみの流れに。
逆らおうとはしないのだ。ああいってしまう。ふと漏れる声。

恍惚は糧になる。ふとそのようにそれをしるし。幕を下ろす。
あとは日常に在って。妻だとか母だとかいうものに順応する。


大橋を渡る時の風ほど心地よいものはなかった。大河を渡る。
なびくのではなく突っ切るのだ。右岸から左岸へと真っ直ぐ。
見慣れた家並み。手をあげて微笑む人。そして路地を曲がれば。
愛犬が飛び出して来て迎えてくれる。水を待っている庭の草花。


わたしの帰るべき場所がいつもそこにあった。


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