野のアザミが咲き終ると綿毛になる。 それはタンポポみたいに可愛らしくもなくて。 むしろ醜く見えてしまうのだけれど。
群れているものも。ぽつんとあるものも。 なんともいえずもの哀しくて。憐れに見えるのだった。
だけど決して不憫だとは思えない。 それはとても健気な姿だと思える。
鮮やかな紅紫が枯れて茶色くなってしまい。 そこからどうやって白い綿毛に変るのだろう。 葉の刺々しさも過去となり、朽ちて朽ちて綿になる。
そっと触れてみると。はっとするほど柔かだった。 やがて風を知るのだろう。ふんわりと野に落ちて。 また生きてはまた咲く頃。ともに生きていたいものだ。
今日の嬉しいニュース。
子ツバメ達が空を飛べるようになった。
今夜のいけないニュース。
サチコに土下座して煙草一本貰う。
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