秋はすすき。今の頃はなめらかな真綿のような草の花が咲く。 夕暮れ時は。風に揺れるものを眺めては心を和ますのがいい。 そうして暮れていく現実を。夢だったかのように見送るのが。
家に帰るとほっとする。自室の窓から眺める夕陽がとても好きだ。 堤防の高さと同じ窓は。まるで映像のような風景を見せてくれる。 ここに自分もいるのだなと思う。向き合っていることが嬉しく思う。
月曜日の仕事は。なんだかすごく理不尽に思えることなどあり。 手のひらを返すようにあれこれが変化しているのをまともに感じた。 すでにそうなってしまったことは。どうしようも出来ないのであるが。 そのように変るということが。とても悲しく思えるのだった。
だけど変らないこともある。今まで築いてきた信頼というものが。 今日ほどありがたく思えたことはなかった。 とにかく希望を捨てないことだ。いつもの笑顔を忘れずにいれば。 きっと光射す時が来ると信じていたい。誠心誠意。精一杯でいよう。
今夜。煙草は。とうとう最後の一本となった。 さっさと吸い終えて。潔く別れたいものだ。
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