あの山道の白い紫陽花に。どんなにか心を惹かれていたことか。 なのに今朝は。とてもとても悲しい思いをしてしまう。
みんなに見つけてもらって。微笑んで心を和ませて欲しかったけれど。 まさか手折る人がいるなんて思ってもいなかったから。 悲しみと。怒りのようなものもあって。一気に気分が沈んだ朝だった。
しかたないことはしょうがなく。もう少しすればたくさんの紫陽花に会える。
あとは。今日もひっそりと静か。 来客の途絶えた職場には。閑古鳥じゃなくて。爽やかな鳥の声が聞こえる。 いったいどんな変化が起きているのか。まだ深刻に受け止められない。 じわじわと何かが忍び寄って来ているようだが。思い過ごしのようにも思う。
あっけらかんとしていたいものだ。じたばたと焦ることはなにもない。
帰宅したら。お休みだったサチコがぜぇぜぇしていた。 あんずのお散歩に行っていたら。リードが切れてしまって逃亡されたらしい。 一目散に走り出したあんずは。なんと川へ入って水遊びをしていたそうだ。 自由になったあんずにはいつも手をやく。とにかく絶対に言うことを聞かない。 なんだかサチコとよく似ているなって可笑しかった。
食後は。サチコが皿回しの芸をしてくれて。とても楽しい。 ほんとうに我が家の太陽みたいな娘だ。
おかげで微笑みながら眠ることが出来る。ありがとねサチコ。
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