またふつうな朝が始まって。雨だなあとつぶやきながら仕事。 たんたんたんと雨が降る。水たまりのような気持ちになって。 流されることもなく。いちにちが。ぴちぴちらんらん過ぎる。
いつも何かが足りないと。ずっと思って悩み苦しみしていたけれど。 この頃はそうでもなくて。むしろとても満たされているように思う。
限界を知ったのかもしれない。それは身の程を知るのと似ている。 雑草は雑草なのだろう。きっとそういうことなのだろうと思う。
ざっそうはじしんがなかったのだ。このままでいいのか。 ひのあたるばしょでさくはなになっても。なぜかふあんだった。 ふまれたひのいたさがわすれられなくて。おもいだしてはないた。 どうしてどうしてといつもおもいつめてはひかんばかりしていた。
だけど雨。ならばずぶ濡れになろう。そう思えるようになったから。 傘をさして欲しいとか。雑草だもんそんなこと思わないことにした。
雨あがりはとてもいい気持ち。そよよと風が吹けば恋人みたいに優しい。 だから雨が好き。ありがとうっていつも思う。雑草でよかったなあって。
野原なら仲間がたくさんいて嬉しい。だけど石垣の隙間でだって生きる。
えへんどんなもんだいって思う。だから雑草は。今日もぴちぴちらんらんと。
生きた。
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