ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年06月07日(金) サボっちゃった・・

夕方から息子の集中攻撃を受け、対戦しているうちに酔いが頂点に達した。
ほんとはちゃんと食事の支度をしようと思っていたのに、急遽作る気がしなくなった。

夫(たまにこう呼ぶのもいい)また居酒屋さんに直行していると電話がある。
娘も晩御飯いらないとメールが届き、一気に脱力する妻という名の母であった。

息子は帰るなり暴言を吐き、「やる気があるのか!えっ!?」と怒鳴る。
ごめんなさいやる気ない。もう酔っ払って何も出来ない。許して頂だい・・。
甘えた声で懇願すれば、あきれ返った息子は演説のように弁を奮い始める。

私はへらへらと笑いながら「うん、うん!それで?それだけ?」
いつもなら泣いてもいいくらい怒られているのに、なぜが楽しくてたまらないのだ。
そのうち息子もバカらしくなって薄ら笑いを浮かべ始める。
あとはふたりで飲めば良い。積もる話でもしようじゃないか!

なぜか・・私が嫁いだ頃の食事の話になった。
とりの唐揚げが夢に出て来るくらい食べたかったことや、ずっと魚の毎日のことや。
こっそり買って食べたチキンの骨を・・畑に埋めたことや・・。
おまえは私のお腹の中に居る時から、ずっと耐えていたのだよ!とか・・。

言い訳がましい母ではあるが、もう反論出来なくなった息子も哀れである。
在り合わせの食卓に・・その時キラリと親子の絆が輝いたのを見た。

「まっ・・一服しようぜ!」ふたりで階段を競うように駆け上がる。
ふたつの煙がぷっかぷか・・今日も一日お疲れさん!

そしてながい夜が始まる。
息子は今夜もゲームの旅に、私はこうしてここに居る。
明日は焼肉でもしようかな・・こころ新たに決意する優しい母であった。


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