ウィングのつぶやき
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2005年12月19日(月) |
メモライズの振動数は? |
前回振動数の話をしましたが、メモライズの数値はどうなのかを言っていませんでしたね。
メモライズの振動数は低めです。
ハードSRで240台後半です(247〜8)。この数値は他のシャフトだとRぐらいですから、シャフトの種類が変われば「振動数を合わせる」という方法論が通用しないことがよくわかると思います。
ネットで拾ったデータによると、トルクが3.8と同じスピーダー693のSが261ということですから、やはりキックポイントそのほかの要因によって、振動数には幅ができるみたいですね。
これは私見ですが、硬く感じるか柔らかく感じるかという尺度にはなっているのではないかと思います。つまり、メモライズは柔らかく感じるけれども、実は硬いシャフトということです。
これは理想的ではないでしょうかね。硬く感じて実際には軟らかいのでは、パンチが入って曲がってしまいます。軟らかく感じるからこそ、リズムよく振れるのであり、それでいて実際に硬ければ、ヘッドの挙動がより安定するから曲がりません。
まあ、メモライズ側からの見方をすればこうなるわけで、判官びいきかもしれません。いずれにせよ、振動数に関してはまだまだ研究の余地があると思いますね。
ちなみに、「慣性モーメント」というのもウィングにとっていまひとつ納得できない数値です。でもこれについて語り出すと長くなるのでまたにします。
ゴルフライター小林一人
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