ウィングのつぶやき
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| 2005年07月19日(火) |
たまには真面目に語りましょう その�� |
ゴルフはなぜ難しいのか、それはスイングの本質が言葉で「伝えにくい」せいではないかと思います。
合理的に、そして豪快にボールを打てるゴルファーはたくさんいますが、そのスイングのメカニズムを正確に伝えるとなるとこれがけっこう難いのです。
どうして難しいかというと、意識と実際の動きに「矛盾」があるからです。
たとえば、「リストのアクションは使わないほうがいい」というのが最近の考え方です。それはまったくその通りで、イマドキのチタン大型ヘッドは、フェースを開いて閉じるような、パーシモン時代には当たり前だった挙動をさせなくても、球は飛んでくれます。
だからレッスンをするときには、「手打ちにならないように」ということで、リストのアクションを禁じる方向の伝え方になるわけです。
しかしリストを全く使わないかといえばそうではありません。 アニカ・ソレンスタムを筆頭に、片山晋吾、そして最近のタイガー・ウッズ、良いメカニズムでパワーを増幅させることのできる稀代のボールストライカーたちは、みなリストアクションを上手に使っています。
でも、彼らのスイングを表現するときには、クラブを体の中心にキープし、体の回転でフェースをターンする、としか書きようがないんです。なぜなら意識でフェースをターンしているわけではないからです。
おそらく本人たちにはリストアクションを行っている意識はないはずです。しかし慣性モーメントや、彼らに内在する飛ばしの勘みたいなものがうまく作用して、体と腕振りを完全に同調させながら、必要最小限の「上下のリストコックを使って」ボールを飛ばしているのです。
青木功プロのスイングを真似するとき、本質をわかっていないと、ただ大袈裟にリストコックだけを使って打とうとするじゃないですか。同じように、アニカとか片山選手の真似をしようとすると、ただ腕とリストを固めて、ロボットのように動きがちです。
もちろんどちらもボールは飛ばせません。
インパクトゾーンで体のターンと腕が同調しているという部分に気づかなければ青木プロの真似はできないし、リストを柔らかく使うことでボールを叩いていることに気づかなければ、アニカのようには打てないのです。
でも、じゃあアニカのスイングを教えようと思ったときに、 「リストは上下に使うんですよ」とは言いにくいんですね。 そこを最初に意識してしまうと、体をターンさせるという優れたメカニズムを覚えにくくなるからです、
結局、ゴルフスイングというものは覚えていく順番というものがあって、その順番を間違えると、目指すスイングには到達しないということです。
だから文字で伝えるのが難しいのです。
つづく
ウィングプロフィール ゴルフ専門誌各誌でレッスンマンガの構成を手がける辛口ゴルフライター。基本的にツアープロのレッスン取材はしない、というわがままなスタンスを貫いている。一応「小林一人」という名前があるが、実は「まりあ志優」というペンネームの劇画原作者でもある。
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ゴルフライター小林一人

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