無責任賛歌
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| 2002年02月08日(金) |
サルでもわかる『ハリポタ』/『パワーパフガールズ』2巻(クレイグ・マクラッケン原作)ほか |
岡田斗司夫さんのオタク日記に、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』についての批評が書かれているのを読む。 岡田さんがお気に召すほどのものではないよなあ、というより、ハナシのタネ以外にわざわざ見に行ったりはしないんじゃないか、と思って読んでみたら、予想通り、誉めてない。 「定番通り」「わかりやすいだけ」って批評は岡田さんでなくてもできるが、『スタートレック』と対照させて、「SF及びファンタジーの発展の歴史を逆転させた」と切って捨てているのは、岡田さんならでは。 今や、SFの歴史的俯瞰に関しては、岡田さんくらいしか語れる人はいなくなっているのではないか。知識的な権威はいくらでもいるが、歴史の批判的検証については、どの評論家の批評もすっかりヌルくなってしまっているからである。巽孝之さんの文章が物議を呼んだのももうだいぶ前だしなあ。 もちろんそれは、SFやファンタジーの権威を高めようと、「なんでも誉める」池田憲章の戦略でもあった。けれど、現在の眼で見れば、その罪もやはり大きかったのだとは言えまいか。 結果的に、SF、ファンタジーのフォーマット自体が適当かついい加減なものにしか認識されなくなり、オタクどうしの相互の会話がかえって不可能になる弊害が生まれちゃってるんである。 簡単に言えば「『ハリー・ポッター』は果たしてファンタジーか?」という議論自体が成り立たなくなってるんだよね。「別にそんなんどうでもいいじゃん」ってことになっちゃってね。 でもね、批評不在のジャンルに未来はないのよ。 あえて「ハリー・ポッターは本当におもしろいのか?」ってのを読者論の観点からも見直して行くこと、必要になってくんじゃないかと思うけどね。 ヌルい批評に馴れきってる若い人は、岡田さんの批評、的を射ているだけに、その舌鋒の厳しさに反感を抱きそうな気がする。なんたって岡田さん、ハッキリと「『ハリー・ポッター』見ておもしろがるやつはバカ」って言ってんだから。 ……すんません、ちょっとおもしろかったっス。 だってハーマイオニーかわいいし(^_^;)。 とりあえず私も日本のSFと海外のSFと日本の幻想小説と海外のファンタジーには弱いので(全部やんか)、少しずつでも読もう。 『ゲド』も『指輪』も、中学高校で読んだはずなのに、中味をスッカラカンに忘れてるし。
アニメ『クレヨンしんちゃん』は、「サボテンの花が見たいゾ」「試験の前は眠れないゾ」の二本。 映画の予告はもう始まってるけど、多分まだ絵コンテ全部上がってないんだろうな。でも作画にはもう入ってるはずである。 こんなムチャクチャなスケジュールで毎年水準以上の作品を作ってんだから、シンエイ動画のスタッフ、すごいよなあ。 「サボテンの花が見たいゾ」。 園長先生ネタは毎回定番の「怖い顔」だけど、原作にあった頬のキズアト、アニメじゃ描かれないよなあ(原作でも最近は描かれてない)。 もうすぐ花の咲くサボテンを見ながらニコニコ顔の園長先生だけれど、カザマくんが自転車にはねられそうになったのを、とっさにサボテンの鉢植えを投げつけて助けるという話。 この投げるシーンの作画がまたスローモーションとコマ落としの組み合わせで凝っててさあ、こういう『しんちゃん』の作画研究、ファンはもっとアピールしてってほしいんだけどなあ。 「試験の前は眠れないゾ」。 極度のあがり性の四郎くんをどうやったら眠らせられるか、野原家があの手この手を考えるって話。これもよくある「眠るための方法」ネタだね。 実際にはどうやっても眠れないって結末はわかってるんで、それをディテールでどう見せるか。 しんちゃんの「レースクイーンを数えよう!」はそりゃかえって眠れなくなるわなあ(^^)。でも「かあちゃんを数えよう!」で四郎くんが吐き気を催しちゃうのはみさえさんに悪いぞ。 うーん、みさえさんは美人じゃないってのがあの世界ではお約束なのかなあ。ムネなしケツでかはわかるが、みさえさん、美人なほうだと思ってたんだが。ならはしみきさんの声も好きだし。 ななこおねいさんが黒髪だったけど、前からそうだったっけ?
夜食(と言っても実質上の晩飯)、今日も、しげが「びっくりドンキー」に行きたいというのでつきあう。 けれどさすがに今日は「びっくりコーラ」は飲まず。 ハンバーグの種類が多く、最初はフルーツハンバーグを頼もうかと思ったが、迷ってスパゲティハンバーグに鞍替え。 まあ、迷うっていっても、しげのように食ったあとまで未練たらしく「あっちのほうがよかったかなあ」とかブチブチ文句を言い続けることはしないので、あっさりしたものである。 けど毎日夜中に20分もかけてハンバーグ食いに行かんでも、近場でどうにかならんものなのかね。
夜中の3時ごろか、いきなりしげに起こされる。 なんだか急に買い物に出かけたくなったらしいんだが、だからと言って、寝ている私まで起こさなくったってよう。そっと寝かしとくくらいの優しさがほしいぞ。もちろん「勝手に行け」と断るが、寝ている途中で起こされたので、また体調を崩してしまった。 こういう迷惑かけるの、やめてほしい。マジで。
マンガ、竹本泉『しましま曜日』2巻(エンターブレイン・780円)。 リニューアル版完結編。 でも後書きは新作なんでそれだけのために買う。 だってよう、『あおいちゃんパニック』も『あんみつ姫』も元版持ってるからってリニューアル版買わなかったら、今になってほしくてほしくてほしくてほしくて、でももう手に入らないんだよう。 「服に着られる女の子」って設定、確かにおいしーよなー。 一幕の舞台劇にもできるしなー。でも一番向いてるのは連続テレビドラマだろう。とり・みきの『くるくるクリン』みたいな感じで、毎回キャラクター変えられるからねえ。 一見SFとはなんの関係もないようだが、これ、ネタ的には『ねこめ〜わく』と共通してるのだ。人間はアイデンテイティを確立できないと「模倣」という行為に出るものだからね。 だからして、『しましま』はそうは見えないかもしれないけど、ちゃんとSFなんですよ。 知ってる人は知っている、今、日本でSF漫画の王道を描いてるのは竹本さんなんである。 ……2巻ぽっちじゃやっぱり少ないぞ。もっともっとSFなゆかりとかSFなゆかりとかSFなゆかりとか描いてほしかったのにな。
マンガ『コミックねこだけアンソロジー ねこミックス』vol.2(宙出版・730円)。 まあ、『ねこめ〜わく』以外はパラパラとしか読んじゃいないし、多分、これ買ってる読者の大半がそうじゃないかとは思うんだが、とりあえず2が出て3の予告も載ってるってことは売れたんだろうな、よかったよかった。 これで『ねこめ〜わく3』が出るのも早まるね。 でも、今回の新作、『ねこめ〜わく……よりより』の「よりより」って何? お話はやっぱりマイヤーにだまされた猫たちが「サボテン市」をサボテンの仮想をする祭と勘違いしちゃうっていつものパターンなんだけど、やっぱりさりげなく竹本さんのSF魂はキャラクターのセリフなんかに現れてる。 「自分たちがしていることが妙なことだと判断できるかどうかが知的生物かどうかの分かれ目になるのだ。その判断が自分でできなければ意味ないだろう」 ハッキリとは書いてないが、これ、明確な宗教否定。 「盲信は文明ではない」と、竹本さん断言しちゃってるのだ。 そう考えるとこの地球上に、下等動物がどれだけ充満していることか。
マンガ、クレイグ・マクラッケン原作『パワーパフガールズ<DCコミックス版>』2巻(小学館・788円)。 オフィシャル・コミックも2巻目で、今回も5話収録、オールカラー。 わざわざ「DCコミックス版」と銘打ってるのは、なにか他の版があるのかね? 日本だけで作ってるやつとか。 でも今回は原作者のマクラッケン氏、1巻のときみたくストーリーの執筆まではしてない。向こうの連続ドラマも、原作者はフォーマットを作るのみで、実際の作劇は個々のライターが、ってことになることが多いみたいだから、しかたがないのか。
でもギャグの過激さは特に薄まっちゃいない。 第1話、「アブないテレビゲーム」で、モンスターに破壊されるタウンズビルの街を見ながらユートニウム博士のいうセリフがいい。 「銀行が襲われた! ポーキーオークス幼稚園が襲われた! でもそんなことより許せないのはアンチョビ工場が襲われたことなんだ!」 ……あ〜、そんなに好きですか、アンチョビ。 解説によれば、アンチョビはアメリカじゃ人によって好き嫌いがすごく激しい食材らしい。塩辛くてサカナ臭くて。 てことは、博士ってやっぱりちょっと偏ったシュミの持ち主らしいね。
モジョが妖精に変装する話とか、ビジュアル的にすごい話も収録されてるんだが、圧巻は第4話の『おいでよハッピーランド』。 バブルスが夢中になってる子供番組の『ドクターポッポのハッピーランド』、この番組が急に「おカネを送ってちょ! よい子のみんな!」とヘンなキャンペーンを始める。実はドクターポッポは悪人だったのだが、それに乗せられたバブルス、街中からおカネを盗んでスタジオまで運んで行く。 それをたしなめるブロッサムのセリフが、ユメもチボーもないったらない。 「バブルス!? ここにあるものは全部作り物なのよ! ドクターはね、俳優がお芝居してるだけなのよ!」 あー、なんだかオタクに聞かせたいセリフですねー。『サタデーナイトライブ』でスタトレイベントに集まったトレッキーズに向かって、ビル・シャトナーが「夢から覚めろ!」って言ったギャグを彷彿とさせるねえ。 「子供番組なんかいい加減で卒業しろ!」ってブロッサムに言われちゃコタエるよな。 でも、この『パワパフ』のオチがすごいのは、そう言って説教したバターカップとブロッサムが、二人揃ってやっぱり子供番組の『カラテ・カルロのクラブハウス』にハマっちゃってるとこ。 例えて言えば「『忍風戦隊ハリケンジャー』なんて見るなよ! オトナなら『仮面ライダー龍騎』を見ようぜ!」ってなもんか。……たいして進歩しとらんわ。 コミカライズだからって馬鹿にしちゃイカンよ、『PPG』ファンならコミックすも揃えるべし。DVDボックスはいよいよ3月13日、『ブロッサム缶』がダッコちゃんつきで発売だ。
マンガ、駒井悠『そんな奴ァいねえ!!』7巻(講談社・570円)。 考えてみたらオタク系のマンガの多い『アフタヌーン』にこのマンガが載ってるって、違和感ないのかな。 ギャグマンガとしても似たようなネタが増えてきてる感じで、ちょっと煮詰まって来てるし。 ダジャレ率が増えてきてるのも気になるなあ。今更、ダジャレはダジャレ単体ではギャグにならないってのは誰しもわかりきってることだけど、それをギャグとして成立させるためには、そのしょーもなさを他のキャラにどう受けさせるかってとこに作者の技量が現われる。 それがもう、みんな疲れ切ってるだけだし。
2001年02月08日(木) ザッツ・エンタテインメント!/2000年度キネマ旬報ベスト・テン
| 2002年02月07日(木) |
びっくりにびっくり/アニメ『七人のナナ』第5話/『なんだかコワレ丸』1巻(矢也晶久)ほか |
三日続けてしげが迎えに来てくれなかったので、さすがに金欠病。 バス使えばいいじゃんと言われそうだけど、だからバス乗り継ぎだと2時間かかるんだってば。 今日はさすがに切羽詰ってるんで、時間通りに迎えに来てもらう。 アテにしてんだから頼むよ、もう。
アニメ、TVQ『七人のナナ』第5話「決定!神近君の志望校?」 受験生を主役にしてるせいか、なんだか設定が生臭くなってきたなあ。 基本的にはお気楽アニメなんだろうけれど、なんたって今川監督だから、妙に「こだわり」が出て来て、のほほんと見過ごせないところが現れてくるのね。 もともと、あこがれの神近君と一緒に特進クラスに入りたくて、なんとかしてテスト問題を事前に知りたい、って前回の展開からして、実写でやってたら結構リアルになっちゃいそうな設定だったんだけど、今回は、「神近君の志望校を知りたい!」。 おいおいパターンが前と同じじゃん。しかもナナの妄想、ますますエスカレートッてか? もちろん、オリジナルのナナがその欲望を抑えてる分、他のナナがそれを代行しちゃうわけで、ナナぽんが、テレビで見て覚えた催眠術を使って神近君の志望校を探ろうとすることになる。 あとの展開はアニメらしくドタバタになるんだけど、このアニメ、魔女っ子ものによくある「魔法の使い方を欲望のままに使ったら、大変なことになる」ってパターンを毎回やろうってハラなんだろうか。そう考えると、なぜ七人のナナの性格が全部違うのかってことも納得いくけど、そんな「欲望爆発アニメ」なんて、ヘタすりゃ際限なく暴走しかねんぞ、『エヴァ』みたく。 どっかでうまいこと折り合いつけるとは思うけど、ヘンな方にねじまがらずにちゃんとエンタテインメントしてほしいよなあ。
CSファミリー劇場『キャプテンウルトラ』第1話「バンデル星人襲来す」。 ひっさしぶーりの再放送だなあ。 なんかねー、我々の世代だと、今更『キャプテンウルトラ』について語ることなかったりするんだけど、多分若い人はもうぜーんぜんわかんないのよ、これも。 ヘタすりゃよう、「知ってるかー! 『キャプテンウルトラ』ってさあ、光瀬龍と都筑道夫が監修してたんだぜ〜!」とか言ったって、誰それ? になっちゃうし。 せいぜい「『キケロ星人ジョー』って、小林稔侍が演じてたんだぞー!」くらいしか通じなかったりするが、もうこんなネタも今更でよう、ホントは口にもしたかぁないのである。 でも、若い人に、1950、60年代以降の特撮、オタクの歴史を語っていこうと思ったら、ほんのちょっとのベタなネタだって、疎かにはできないのだ。 「いや〜すげーぞ、アカネ隊員の拷問シーン! もうあの表情とアエギ声聞いてるだけでちんちんおったっちまうぜー!」 おっとイカン、この手のネタは唐沢なをき先生にお任せすべきであった(^_^;)。
CSキッズステーション『サクラ大戦』第壱話「さくら帝都に来る」。 テレビシリーズは福岡じゃやらなかったんで初見。 しげが徹底的なあかほりさとる嫌いなんで、こればっかりはDVDは買えない。 でもしげ、CDだけは買ってんだよな。 だったらDVDだって……いや、今のは口が滑っただけだよ。
ゲームのアニメ化、と言っても、ゲームは主役がプレイヤー本人なわけだから、そこをどうするのかなあ、と思ってたら、主役はあくまで「サクラ」なわけだね。横山智佐の声は、常々主役にゃちょっと向かんのじゃないかと思ってるんだが(本人が「声優声」にするのに苦労したって努力は理解できるけれども)、『プリティサミー』みたいな毛色の変わったキャラならともかく、こういうサクラみたいな普通の女の子役だと、どうも作り声っぽくて真実味っつーか切実感に欠ける。作画が意外に良かったんで、その違和感が目立つのだね。 ……いや、逆にその作画が曲者なのかも。 ムダに細かいっつーか、技術はあっても演出がチグハグだぞ、マッドハウス、ってのは私個人の印象だけではないと思う(『メトロポリス』を見よ)。オープニングなんかほとんどライブアクションでえらく動きが細かいんだが、アクションそのものは全然ハデじゃないんでライブにする意味が解らない。 いや、ライブにあのサクラの藤島康介キャラの首が乗ってるもんだから、木に竹を接いだようで、気色悪い感じすらする。映画版のミュージカル演出は動いててもそんなに気持ち悪くなかったんだけどなあ。 まあ、本編は普通のアニメでそこまでひどくはなかったが、今度は脚本がどうもイマイチでねえ。
はるばる仙台から帝都・東京を防衛するために「帝国華撃団」にやって来た美少女、真宮寺さくら。ところが、目当ての住所が大帝国劇場のもので、そこが「帝国歌劇団・花組」であると知り、戸惑う。 このへんの設定はゲーム版でプレイヤーが「大神」を演じるときにもあった展開だけれど、なんで予め入団者に、帝都の防衛上、「華撃団」を「歌劇団」にカモフラージュしてますって教えておかないのだ。 おかげで、劇場内を困惑して歩き回るさくらが、公演中の舞台に入り込んでしまって公演をめちゃくちゃにしてしまうってお約束の展開になっちゃうんだが、責任はきちんと連絡してなかった米田司令にあるんじゃないのか。 このドジが原因になって、さくらは団員みんなからスポイルされちゃうというベタベタな展開になるんだけれど、まあ、マリアやすみれが怒るのは分かるとして、自閉症のアイリスがぬいぐるみのシャトーブリアンに「あなたもサクラが嫌いなのね」なんて呟くシーンは気持ち悪いだけだぞ。 いじめられてるさくらにアイリスだけは心を開く様子を見せる、くらいの展開、なぜ考えられないかな。どうせあとで仲間として理解しあえるようになると判っちゃいても、それなりの伏線は張っとくのが脚本ってもんだろ。 そのへんの「中途半端さ」が、しげのお気に召さないとこだってのはわかるんだけど、『はいからさんが通る』とか、大正ロマンやら和服美人って好きなんだよ、オレ(^_^;)。 多少のキズはあるだろうし、舞台版の『サクラ』はいくらなんでもアレだとは思うけど、そこまで毛嫌いせんでもいいじゃん。
CSファミリー劇場『8マン すべての優しい夜のために』。 あーあー、これがウワサの実写版『8マン』ね。 ……宍戸開、アゴでか過ぎ。8マンはアゴ細くねーとよう。 サチコさんも全然かわいくねーぞ。原作みたくショートヘアでもなかったし。 まあ、どーせ低予算だろうとは思ってたけど、『8マン』と来れば「デーモン博士」なのに、外人さん雇うほどの予算はなかったと見え、これも登場はなし。 キャスティングからして既に『8マン』じゃねーよなあ。 ベースは原作の『決闘』で、谷博士の実の息子のケンと、8マンとの戦いを描くんだが、その谷博士が宍戸錠なんだから、いくらケンが「実の息子よりロボットを選ぶのか!」と怒ったところで、映画を見た十人中十人が、「いや、実の息子は宍戸開のほうだよ」とツッコミ入れたであろうことは想像に固くない(^o^)。 まあ、それ以前に、脚本がどーにも橋にも棒にもかからんヘタレだから何言ってもなって気はするけど。 8マン誕生の前半をすべて高橋悦史のナレーションで説明しまくるって、それ、脚本じゃねーって。
しげ、今日は早帰りでまだ12時。 ハラが減って辛抱たまらん、外食したいとわめくので、しげのオススメ、『びっくりドンキー』というハンバーグの店に行く。 しげが今まで行ったことのない新しい店に行きたがるというのも珍しいと言えば珍しい。 でもやっぱり「肉」の店だ(^o^)。 ドアのところにやっぱり「ウチの肉は安全です!」と力説したビラが貼ってあって、ホントに今は大変なんだろうなあ、と同情。 みんなちゃんと肉食えよ。今ならどこも安いぞ。 メニューが木製ででっかくて、店員さんが、立てて観音開きのように見せてくれるのに驚く。チビの店員さんだったら、手が届かなくて苦労するんじゃないかって感じだし。 ハンバーグ専門だけれど、ステーキもある。けど初めてのときにはスタンダードなものを注文するようにしてるので、300gハンバーグ定食を頼む(どこがスタンダードだ)。 メニューに「びっくりコーラ」とあったので、「何がびっくりなんかね?」としげと相談して、二人で頼んでみることに。 「すいません、食事より先に持って来てください」 「かしこまりました」 ……で、運ばれてきたコーラ、確かに「びっくり」だね。 およそ高さは30センチ近くはあったかな、まあ、例えてみれば、オリンピックの優勝カップにコーラが入ってましたって感じかな。一応、カップは足つきなんで、容量はせいぜい1リットル程度だとは思うけれど。 いや、飲むのにひと苦労。ゲップ出まくるし。 でも肉はおいしかったなあ。 しげが「また来る?」と聞くが、それは自分が「また来たい」ということだろう。だったら素直にそう言えよ。 食い意地が張ってるのなんてもうバレてんだから、今更隠してどうなるかい。
マンガ、矢也晶久『なんだかコワレ丸』1巻(集英社・410円)。 どんな話か全く知らず、表紙に平安貴族風の3頭身キャラが書いてあったので、何となく面白いかも、と衝動買いした一冊。 ウン、とりあえずハズれじゃなくて、ひと安心。 主人公の中学2年生の少女、蘆屋ゆうりが、実家の骨董屋の蔵に仕舞われてた箱の中から、かつて天才陰陽師だった動く人形「壊レ丸」を発見、復活って、なんだかどこかで聞いたようなパターンなんだけれども(^^)。 実際、話としては(『ヒカルの碁』+『うる星やつら』+『らんま1/2』+『犬夜叉』+『おじゃる丸』)÷5、あとちょっとだけ『陰陽師』風味って感じ?(なんじゃそりゃ) まあ、蘇えった過去のなんたらが、女三姉妹の家に同居して、現代の怨霊を退治するって話、確かにありきたりかもしれんが、人形のクセにこいつの目標が「すべての女体征服」って、おいコラ、それだけの能力をソノことにしか使わんのかい! ってところがGOODね(^_^;)。 男が果てしなくスケベ、という生臭い設定をアニメ絵で緩和して、ファンタジーにまで昇華しちゃった高橋留美子の功績は大きい。 このマンガは絵的にはやや硬質な線で、同じアニメ絵とはいっても『るろ剣』とかに近い感じだけれど、イヤミがなくて読みやすい。ジャンプコミックスでも月刊のほうだから、システムに取りこまれなくてすむ分、これから面白い展開も図れるんじゃないかな。
2001年02月07日(水) ♪それ行け、不倫不倫不倫、どこまでも♪/『萩原朔太郎写真作品 のすたるぢや』ほか
| 2002年02月06日(水) |
なんかもー、下血とともに生きる毎日ね/『幻竜苑事件』(太田忠司・大塚あきら)/『よみきり▽もの』1巻(竹本泉)ほか |
急な仕事が目白押し。 貧血は慢性的な状況になっちゃってて、すげー疲れている。 一気に片付けた方が職場の信頼は上がるんだろうけれど、こっちの体力が持つわきゃない。なんとか時間をずらしながらゆっくり片付ける。 トイレに入ると、ふっと意識が薄れて落ちる。 ああ、布団の中で寝たい。 けどそんなに有給ばかり取ってられねーし。 ふと、目を覚ますと、ケツから血がぽたぽた垂れてるのが分る。 ああ、またちょっとパンツ汚しちゃってる。 下を見るとパンツをつたって便器の中にドス黒い血だまり。 薬が利いてる時は収まってるのに、利かないときの出血が激しいのだ。 ここんとこ、この下血のせいで貧血を起こすのがしょっちゅう。 なんか長生きできそうにねーよな、とつくづく思う。
今日で三日連続でしげは迎えに来ない。 なんかもう何を言ってもムダかな。 仕方なくタクシーを使ってるが、おかげで月のタクシー代がどんどん増えている。自転車で通ってたころの方がまだマシだ。 今度から、タクシーで行くことになったときは、その分の代金をしげから返してもらおう。そう決めたぞ。
アニメ『ヒカルの碁』第十七局「追憶の一局」 あっ、先週は気がつかなかったが、シリーズ全体の監督も、西澤晋さんから、かみやじゅんさんに変わってる。 やっぱり、作画の悪い回があったせいで、突き上げでも食らったのかな。 でも実際に、演出、作画が格段によくなったからなあ。 つーか、今日のヒカル、等身が伸びて急にオトナになってやんの。顔つきなんかも、どっちかっつーと、原作の最近のヒカルに近い。おかげで動かすと、やや足が余るような動きになってるけど。 監督変更で、多少、引継ぎがうまくいってないところがあるのかな?
『ウンナンのホントコ』、24時間恋愛を途中まで見て寝る。 何となくヤラセっぽいところが見えてきたので(ヤラセなんだろうけど)、飽きちゃった。
マンガ、太田忠司原作・大塚あきら作画『狩野俊介の事件簿 幻竜苑事件』(秋田書店・540円)。 原作は以前読んでたんだけど、ミステリーとしては、その人間消失トリックが「実は抜け穴があった」という、やっちゃいけない類のものなので、憤慨した覚えがある(私は基本的なルールとして、トリックのバラシはしないが、作者自体がバカで、ルールやぶりをしてる場合は別だ)。 「少年探偵」って設定、小説の中じゃ珍しいけれども(ジュブナイルは除く)、マンガじゃ腐るほどあるから、突出したイメージがなく、個性に乏しい。絵柄もかわいらしくはあるが、硬質な描線で、キャラクターの表情が単調。コマワリも平凡。しかも原作がヘボときちゃ、読んでて高揚感がない。 だいたいこの「俊介」シリーズ、文庫のイラストを末永徹朗さんが担当していて、こちらの方がはるかにうまいのだ。マンガにするなら末永さんに描かせろよな。
マンガ、あもい潤『カスミン』2巻(NHK出版・420円)。 結構刊行ペースは早いみたいだけれど、見つけるのに時間がかかるんだよなあ、NHK出版。 2巻をやっと見つけたと思ったら予告でもう3巻が今月発売だってやんの。 でもおかげでヌケのエピソードも少なく、ダイジェスト版という雰囲気もない。『ムリョウ』もそうだけれど、NHK、アニメのコミカライズについてはすごく良心的なのだ。描かされる漫画家さんは大変だろうけど。 1巻のときにはアニメに合わせようとしていた絵の線も、随分馴れてきてのびやかになってきている。髪を下ろしたカスミンなんか、将来がタノシミなくらいの美しさだし(こらこら、アニメキャラだってば)。 「帽子男」の線の崩れ具合がキャラクターを表しててイイねえ。こういう「ねずみ男」タイプと言うか、『魔女っ子メグちゃん』のチョーさんタイプと言うか、セコいコウモリ男が出てくると、ドラマの起伏が生まれて面白くなるんである。 でも霧の一族と霞の一族って二項対立的な設定は、かえってヘナモンの世界観を単純で狭いものにしやしないか。「なんだかよくわかんないけどいろんなモノがいる」って方が「ツクモガミ」的だと思うんだけど。 第一、霧と霞ってどう違うんだよ。 位置? 高度? 密度? 靄(もや)との違いは? 無理なドラマ作りに躍起になっちゃうと、ありふれた設定に堕しちゃって、つまんなくなっちゃうぞ。
マンガ、竹本泉『よみきり▽もの』1巻(エンターブレイン・756円)。 えーっと、まず、『おんなじかんじW』。ふたごの性格がどっちも同じで、入れ代わって遊んでるうちに自分たちでもどっちがどっちかわかんなくなっちゃう話。ふたごがかわいい。 『まんほ〜るのあう』。え〜っと、まんほ〜るの下には「あうの人」がいて、人が見てないと外を覗いてるらしいです。だから、ついうっかりマンホールを踏むと「あう」と言います。都市伝説でホントにありそうだな。 『あっちの屋根こっちの屋根』。すごく目がいい女の子が校舎の屋上で、向こうの学校の子と手を振り合います。そんだけの話。目がいい人っていいな。 『わらいの園』。美人だけど、「げひょひょ」とか「だひゃひゃ」とか、ヘンな笑い方をする女の子はホントにいます。ウチのしげは美人じゃないけどツボにハマると既知外のように「きゃはははは」と笑います。 しかし笑美子ちゃんが見に行った『フライングハイ13』って……。そこまで続くかっ!(続けてくれたら嬉しいけど、もうコメディから撤退してるそうだからなあ、ズッカー兄弟) 『ゆれる100万ボルト』。忠子ちゃんはメガネを外すと、目が悪いのでウルウル目の色っぽいおねーさんになります。そういう子いるよな。男は自分に気があるのかと勘違いするけど。だから女の子はむやみに男の子に顔を近づけてはいけません。これ、ホント。 『みちのまんなかに岩』。道の真ん中になぜか岩があります。そんだけ。でもスキだな、こんな話。 竹本さん、あとがきで「読み切りシリーズだと、しばりがない分楽だ」、と言ってるが、普通の連載でもシバリのない話ばっかり作ってるように思うが。でも面白いから全部ヨシ。
2001年02月06日(火) 文化はやはり相対的なもの/『NOVEL21 少年の時間』ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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