無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年08月27日(月) ノンマルトの後裔/映画『ウルトラマンコスモス ファーストコンタクト』ほか

 朝、テレビをつけるなり、稲垣吾郎の神妙な顔が。
 あれ? もう釈放されたの?
 まあ、駐車違反と公務執行妨害なだけだから、たいした罪じゃないんだよなあ。稲垣君、ほとんど泣かんばかりの顔で「すみませんでした」と頭を下げているけれど、もう人一人殺しでもしたかのような謝りよう。
 アレで謝らなければならんくらいなら、日本人は一人残らず毎日、誰かに謝罪してなきゃならんがね。謝罪する人が身の回りにいなかったら近隣諸国に(笑)。
 何日か前、ダウンタウンのハマちゃんが追突事故起こしたけど、別に謹慎したって話も聞かない。まさしくあの「謝罪の姿勢」は、彼が『SMAP』の一員だからってことなんだよなあ。
 いや、トシヨリ連中のなかには、未だにSMAPの全員の名前を言えない、とか、「SMAPちゃ何ね? 夫婦交換のこつかいね(それはスワップ。( ゚_゚ )\(〃_〃)バキ)」とかいう人も多いのだ。この事件で、SMAPは、ニュースかワイドショーしか見ないようなオトナにまで、「SMAPちゃあ、たかが交通違反ばしたくらいのこつで謝らにゃならんくらいスゴか人気のあるグループらしかばい」と知らしめたのである。
 いいことじゃん。
 それに、コメンテーターが「罪は罪として償わなければならない」なんて言い方をしてるときは、既に心理的に罪は許されているのである。


 さて、『宇宙船』などを立ち読みしていても、賛否両論っつ〜か、関係者以外には不評の渦の『ウルトラマンコスモス ファーストコンタクト』。
 いやがるしげをムリヤリ誘い、朝一回だけ上映中のAMCキャナルシティへ。
 割引券があったので、それを用意して行ったのだが、来週分で使えないと言う。仕方なく既定料金を払い、中へ。何だか幸先が悪いな。

 入ると『サクラ大戦 活動写真』の映画予告編が流れている。
 脚本家のあかほりさとるを、しげがとことん嫌っているので、これ単独の上映ならまず見に行くことはないのだが、今回、併映が『スレイヤーズぷれみあむ』に『あずまんが大王』『デ・ジ・キャラット』なのである。
 ううむ、これは濃い。濃すぎる。
 まさしく現在考えうる最強の「美少女アニメ」、オタクにのみターゲットを絞ったラインナップではないか。もう「冬の角川アニメ」なんて通しタイトルは取っ払って、「ロリコンフェスティバル」とでも銘打った方がピッタリこよう(笑)。
 藤田容疑者も、もうちょっとガマンしてれば、こんないいものが見られたのに(^w^)。
 しかも、『サクラ』の劇場版の監督に、『エスパー魔美』『チンプイ』『クレヨンしんちゃん』の本郷みつるを起用しているぞ。
 『チンプイ』では、ほたるちゃんという藤子原作にないオリジナルキャラを作って「美少女を描かせるなら本郷みつる」という定評を受け、更に劇場版『クレしん』シリーズではルル・ル・ルルや吹雪丸、トッペマ・マペットなど、原作以上の切なく可憐でしかし力強く戦うヒロインを造形してきた本郷氏である。「帝国歌劇団」という題材はまさしく本郷氏にとっては自家薬籠中のものだろう。
 ああ、見たいぞ、これは。
 と言うか、しげが行かなくても、私一人でも見に行くぞこれは。劇場も多分、大きなお客様ばかりだろうから恥ずかしくないし(笑)。

 ……そう言えば『∀ガンダム』も映画化だってな。ホントに「アニメ新世紀」目指してるかな、トミノさん。

 まあ、それはそれとして『ウルトラマンコスモス』である。
 ……なるほど、賛否両論になったのもよくわかる。確かにこの映画、相手にしている客層がずいぶんと狭い。
 まず、この映画の中でのウルトラマン、これがあくまで「ドラマの中のキャラクター」ということになっている。つまり、ウルトラマンが実在していない世界なのだ。しかし、ここが重要なことなのだが、じゃあバルタン星人もドラマ上の存在なのかと言うとそうではなく、この世界での『ウルトラマン』中にバルタン星人は登場していないらしいのだね。
 なんだかややこしいが、『ウルトラマン』中の『侵略者を撃て』『科特隊宇宙へ』のエピソードはなく、『禁じられた言葉』でメフィラス星人が連れて来たのはザラブ星人とケムール人だけ、と考えればいいのかな。
 でも主人公のムサシだけは「ウルトラマンは本当にいるんだ!」と信じているという……ギャ、『ギャラクシー・クエスト』!(笑)
 そうなのだ。主人公の男の子、こいつ、イッちゃってるオタクなのだ。
 まず、ここで乗れるか乗れないかで評価は全く分かれちゃうだろうなあ。非オタクは「何こいつ、気持ち悪い」とか思っちゃうだろうし。
 で、ムサシの前に、バルタン星人との戦いで傷つき、森に落ちてきたウルトラマンコスモスが現れると。……あ、『アイアンジャイアント』!
 飯島監督が『アイジャイ』を見てたと言うより、誰でも思いつくネタなのだよな、あのネタは。
 まあ、このバルタン星人との宇宙での戦いもねえ、コスモスもバルタン星人も、星の間を猛スピードで飛びまわってたりしてるんだよ。お前ら、身長が10光年とかあるんかよって。それともあのキラキラ光って星々に見えるもの、何かの星間物質か?
 ムサシが覗いてる望遠鏡、月が映ってるんだけど、あれだけ大きく拡大してたら、月は必ず移動して見えるはずなんだがなあ。しかもそこをコスモスが一瞬横切るんだけど、ピントがピッタリあってたってことは、ほとんど月と同距離にコスモスはいたわけだ。
 ……なるほど、コスモスの顔は月とほぼ同じ大きさなわけだな。
 一応、コスモスの姿は「信じるものにしか見えない」し、言葉も「ウルトラマンを信じるものにしか通じない」ということになっているので、そこまで巨大でも誰にも見えなかったのだろう、と。辻褄が合ってはいるがねえ。
 でもまあ、この辺は瑕瑾なのである。
 何だかなあ、絶句しちゃうのは怪獣に対抗する組織が、SRC(科学調査サークル)っていうんだけどさあ。サークルなんですよ、サークル。つまりこいつらみんな、ボランティアなのだ。
 すごいぞ、教師やったり、自動車修理工やったり、ケーキ職人やったり、どう考えてもたいした給料取りいねーのに、「トロイトータル」みたいなメカ作っちゃうんだから。
 しかもこいつらの目的、怪獣を倒すことじゃなくて、怪獣を保護したり宇宙人と平和的友好を持つことなんだよねえ。『ウルトラマン』があくまで架空である世界の中で、よくそんなことやってたよなあ。
 だからこそ、こいつらだけはムサシの「ウルトラマンは本当にいたんだよ!」というセリフを信じるのである。
 うひゃあ。オタクの仲間はオタクだけというミもフタもない論理。こんな身につまされる設定、作んないでくれよう、寂しくなっちまうよう。
 もう、あとはねえ、その「怪獣を傷つけずに捕獲」するためのトロイトータル、戦闘機じゃないからってことで、ミサイルは積んでいなくて、ボクシングのグラブみたいなので怪獣ドンロンを叩いたり、バルタン星人に対しては「音楽は宇宙共通の言葉だから」ということでシューベルトの子守唄を流して眠らせたり。ああ、バカの集まり。へ(゜∇、°)へ ……『ウルトラマンタロウ』がこんな感じだったなあ。
 大分ネタバラシしてしまったが、落ちもまたスゴイのである。それまでの呑気な展開と全く変わって、ある意味「救いのない」結末。
 多分、飯島監督、最初のウルトラマンのころから40年近く経って、たくさんの仲間を失い、どんなに希望を示す映画を作ろうと思っても、どうしてもペシミズムが混じってきてしまうのだ。
 かつて、怪獣を倒すウルトラマンを、大江健三郎が「アメリカの核の笠の下で守られている日本」になぞらえ批判したことがあった。恐らく、そのことに一番臍を噛んで悔しがったのは、ウルトラマンの生みの親とも言える、返還前の沖縄出身者である故・金城哲夫ヤ上原正三であったろう。
 バルタン星人に蹂躙される街を見ながら、ムサシはウルトラマンコスモスを呼ぶ。しかし、コスモスは来ない。以前の飯島敏弘ならば、そんな複雑な展開にはしなかった。典型的な怪獣退治もの、ストレートなエンタテインメントを飯島監督は得意としていたからだ。
 ウルトラシリーズは、途中、何度も中断している。円谷英二亡き後、円谷プロ自体が存続の危機にさらされたこともある。夢破れ、沖縄に去り、非業の死を遂げた金城哲夫や、早世した円谷一らを思う時、結局はなすすべを持たぬSRCの姿が、飯島監督には最後に残された自分自身に重なっていったのではないか。
 それを思う時、単純に『コスモス』をつまらないと言い切ることは私にはできないのである。『ウルトラセブン/ノンマルトの使者』で切実に訴えられていた、決して歩み寄れない二つの人類の問題。
 宇宙の孤児となったバルタン星人の姿は、明日の我々ではないのか。
 ……でも、バルタン星人の笑い声、もっとハッキリ、
 「(V)o\o(V)ふぉふぉふぉ(V)o\o(V)」
 としてほしかったなあ。

 『ウルトラマン』の科特隊のメンバー、黒部進、石井伊吉(毒蝮三太夫)、二瓶正也、桜井浩子らが全員ゲスト出演している。そう、だから逆に大きな欠落も感じてしまうのだ。われらのムラマツキャップ、小林昭二氏はもういないのだから。

 映画を見た後、しげの機嫌が頗る悪くなる。
 「何がやりたいの? この映画。ウルトラマンはやたら鶴の舞、踊るし」
 CGを多用したバルタン星人とのバトルアクションはすごく良かったと思うんだが、これにも拒否反応するヒトがいるんだなあ、と、ちょっとビックリ。
 しげの機嫌を取るために、スターバックスカフェに寄る。
 しげ、何だかキャラメルっぽいものを頼んで美味そうに食う。
 わたしはミネラルウォーターだというのに。くそう。

 昨日食べたイカの唐揚げが美味かったというので、今日もマルキョウに寄ってイカを買う。
 マルキョウの隣にも新しくうどん屋ができているので、昼食はそこで食べる。
 うどんに50円から100円でトッピングができるというのがここのウリらしい。
 ついコロッケやイカ天をトッピングしてもらうが、朝飯たいしたもの食ってないからまあいいよな。
 二人でちょうど千円、手ごろな安さでよかった。

 帰宅して、しげにまたイカの唐揚げを作ってやるが、昨日と唐揚げ粉を変えたらこれがけちゃくちゃ辛かった。しげ、仕方なく、唐揚げ粉を全て落としてイカだけを食べる。
 既に唐揚げではないやん、それ。 


 DVD『伊賀忍法帖』(1982・東映=角川)見る。
 昭和50年代、映画と言えば角川映画、と断言していい時代が確実にあったと思う。
 今やアニメ以外見る影もなくなってしまっているが、『犬神家の一族』に始まって、『人間の証明』『野性の証明』『復活の日』と続く初期の大作路線、『蘇える金狼』『金田一耕助の冒険』『悪魔が来りて笛を吹く』『魔界転生』などのプログラムピクチャー、『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『時をかける少女』『晴れ、ときどき殺人』などの角川三人娘によるアイドル路線と、日本映画の衰退が叫ばれる中、一人気を吐くかのようにさまざまな方向性を持ったエンタテインメントを供給し続けていたのだ。
 ただ、ヒット作を数多く生み出しながら、映画としての評価は一様に低い、というのも角川映画の特徴であった。皮肉なことに、映画としても高い評価を受けた『Wの悲劇』や『蒲田行進曲』を製作したころから、角川映画自体の衰退が始まっているのである。
 『伊賀忍法帖』は、その少し前、角川映画がアイドル路線を突っ走っていた真っ最中に、まるでポツンと浮くような形で作られた、山田風太郎原作の忍法帖シリーズの極めて正統的な映画化作品。
 主演は真田広之と渡辺典子。渡辺はこれが第1回主演作品である。
 何が異色と言って、そのころのアイドルたちの主演映画(特にそのデビュー作)がどんなものだったか、見比べてみれば一目瞭然だろう。たいていが文芸ロマンであったり、今で言うライト・ミステリーであったのに対して、「時代劇」で「忍法帖」で「エロ・グロ・バイオレンス」なのである。
 ……あんたねえ、つい、こないだまで「ひろこ〜」「ともよ〜」って叫んでたガキどもがそんなん見に行くと思ってんの? てな感じでこの映画、大ゴケしちゃったらしいけど、山田風太郎作品として見た場合、近年の『くの一忍法帖』シリーズと比べてみても、その背徳的な魅力を伝えている点では全く遜色がない。
 原作の七人の妖術僧が五人に減らされてはいるものの、彼らの特殊能力はケレン味たっぷりで、エンタテインメントとは即ち「見世物」なり、と割り切って描いているのが実に潔い。
 渡辺典子も、これが新人とは思えぬ演技力、三役を見事に演じ分ける。
 なによりも最高なのは、これが彼のベスト・ヴァリアント・アクトといってよいだろう、果心居士(この史上最大の妖術師のことを知らない人は、小泉八雲の『果心居士』か、司馬遼太郎『果心居士の幻術』、細野不二彦のマンガ『さすがの猿飛』を読もう)役の成田三樹夫!
 松永彈正に取り入り、妖しげな幻術でその心を惑わし、天下簒奪の欲望を掻き立てさせるが、いったい何の目的でそのようなことをするのか、皆目、解らない。人間の存在そのものを嘲笑うような甲高い「ほーっほっほっほ」という笑い、一転して「天下を取れ」と彈正を恫喝する悪魔のごとき形相、地獄から響いてくるかのような声、どれ一つ取っても一世一代の名演の名に値する。
 低予算ゆえのアラは散見するものの、抑制の利いた脚本(『殺人狂時代』『ルパン三世』の小川英)、ロングと長回しを多用し、役者の演技をじっくり取ってなお飽きさせない演出(『悪魔が来りて笛を吹く』の斎藤光正)の、これだけの傑作が半ば埋もれているというのはなんともったいないことか。
 『RED SHADOW』なんてクソを見るくらいなら、この旧作をもう一度堪能した方が遥かにいいぞ。


 9時からテレビドラマ『明るいほうへ明るいほうへ・童謡詩人金子みすゞ』
 近年、急にクローズアップされ始めた金子みすゞの伝記ドラマ。映画では田中美里が演じる予定らしいが、テレビスペシャル版は松たか子。
 しげがファンである渡部篤郎がみすゞの夫、桐原役を演じているので録画したが、実話とは言え、いかにもツクリっぽい展開にはなかなか乗れない。
 たいていこういう自殺したひととか早死にしたひとを描く時は(それが戦前ものだったら特に)『おしん』の亜流になっちゃうんだけど、最後にしみじみ過去を思い返して終わるとこまでそのまんま。
 これだから脚本家不在なんて言われちゃうんだよなあ。


 マンガ、和田慎二『ピグマリオ』第3巻(メディアファクトリー)。
 死の山のゼオの話のあたり、『もののけ姫』を見た人は「あ、マネしてる」と思うかもしれないが、もちろん『ピグマリオ』の方が先に描かれているので、それは間違い。
 雪姫の描写なんか、『太陽の王子ホルスの大冒険』の影響が顕著。だから宮崎駿と共通性があるのは当然と言えば当然かも。
 セリフやモノローグが説明的過ぎるという欠点はまただけど、好きな作品を思う存分描いてるから、テンポを阻害するほどまでには至っていない。……でも全12巻かあ。あまり本屋で見かけないんだけど、全巻揃えられるだろうか。

2000年08月27日(日) 自動車とはケンカしないように


2001年08月26日(日) アノ娘にもツバがついていたのね/DVD『2001年宇宙の旅 スペシャルエディションBOX』

 しげとの生活が再開して二日(なんかリコンしてたみたいやな)、安穏な生活は既に消えている。
 入院中は確かに同部屋の人の煙草なんかに悩まされたりはしたものの、普段ほどのストレスはやはり感じていなかったのだ。
 一人の寂しさには慣れることはできても、二人の喧しさには堪えられないものなのだろう。誰も一人では生きられないなんてのは、相互依存を正当化する言い訳に過ぎない。 
 しげ自身、しみじみと「アンタがいないとカラダが楽だ」なんて言い腐りやがる。「これまでも仕事がきついときはあったけど、アンタがいないとこんなに疲れ方が違うなんて思わなかった」だと。
 そりゃ日頃からしょっちゅう私に絡んできてるんだから、疲れるのは当たり前だろう。でももっと疲れてんのは絡まれる私の方だぞ。よくもまあ、そんな口が利けたもんだ。
 「アンタが結婚して以来、心が休まるときがなかったって言ってたの、やっとわかったような気がする」
 遅いわ。それに解ったからって改善するつもりなんてないくせに。どうせまた何やかやと甘えたりねだってきたりするに決まっているのだ。
 ……なんだかまた、一気に肩が凝ってきたなあ。

 遅く起きたせいで、『パワーパフガールズ』を見損なう。
 『仮面ライダーアギト』だけはやっと見たが、思わせぶりな謎ばかりちらつかせるだけで、ドラマ展開が遅いのは相変わらず。
 今日は久しぶりに劇団の練習に参加するので、『コメットさん』は見られない。……練習、10時30分からにしてくれないかなあ。
 しげはバイトのミーティングがあるとかで、少し後れる由。なんで日曜の朝っぱらから打ち合わせなぞせにゃならんのかね。
 しげの話によれば、今、しげのバイト先は「異常事態」だそうな。
 「なんだい、異常事態って」
 「売り上げが増えてんの」
 「……別にいいことじゃん」
 「ほかの店舗とヒトケタ違うんよ!」
 なんじゃそりゃ。
 「……よっぽどキレイなウェイトレスさんがいるとか?」
 「別に」
 まあ、そんな子がいて、ちょっかい出そうとする男の客がいたとしても、しげのヒト睨みでみんな逃げ出しちゃうだろうな。……ぼーっとしてるときのしげの眼って、イッちゃってるみたいで、モノゴツ怖いのだ。
 ハッ、もしかして、「あの店には変な女がいる」とかでしげを見に来る客が増えてるとか?


 練習場のカギを預かって、吉塚のパピオに直行。
 遅れると言ってたワリに、しげも20分の遅刻で到着。
 今日の参加者はよしひと嬢に穂稀嬢、更に穂稀嬢の彼氏が今日から入団。
 人員だけはどんどん順調に増えてはいるんだよなあ。練習の参加者は少ないけど。
 「彼氏のことは何と呼べばいいのかな?」
 と聞くと、本人が口を開く前に、穂稀嬢が「隼翔(はやと)って呼んでください」と言う。
 なんだかもう勝手に名前決められてるけど。
 更にしげが意味もなく「『カゲロウ』にしよう」と言い出す。
 「どこから出て来たんだその『カゲロウ』ってのは」と聞いたら、しげ、「睦月影郎」。……そりゃポルノ作家の名前だっ! 相変わらずしげのネーミングセンスは普通と違う。
 ……で、結局なんて呼べばいいんだよう。
 何だかウチの劇団の男って、みんなカノジョのシリに敷かれてるタイプが多いような気がするのは錯覚だろうか。

 肉体訓練を延々2時間。私のようなトシヨリは、そこまではとても付き合えない。1時間でバテて休憩を取る。
 せいぜい16畳程度の広さしかない練習部屋でハードな運動してたら、ものの10分で酸欠状態になってしまう。もうちょっと換気のいい練習場がないかなあとも思うんだが、演劇専門の練習場(で安価なとこ)って、市内にはそうそうないんだよねえ。

 頭痛を押さえながら午後は台本の読み合わせ。
 ようやくよしひと嬢の脚本第2稿が完成したので、まずは通して読んでみる。難点はストーリーはあるがドラマに乏しいこと。また、長ゼリフが多く、ダレ場が出来ていることなど。
 「何かもう一つ、事件が起こせないものかなあ」なんて、自分が書くわけじゃないとなると、無責任なことを言い放つ。
 キャラクターの分析についても、自分で演じるわけだから、「ここはこういう解釈でいいの?」などと、突っ込んで聞く。
 まあ、まだ詳しい内容は書けないけど、私の演じる役って、結構人間的にサイテーな部類に入るヤツなんですね。役としては面白いけれど、人間としてはちょっとぶん殴ってやりたいような。……もうちょっと主体的に動けねえのかよって言いたくなるような感じのヤツで。
 ちょっとハラを立てながら、作者のよしひとさんに聞く。
 「……だって、こんなセリフ吐いてるってことは、こいつはイヤな事は全部他人のせいにしちゃうような無責任なヤツなわけじゃん?」
 よしひとさん、キョトンとして、
 「そうだったんですか。自分で書いてて気がつきませんでした」
 なんじゃそりゃ。
 ……もしかして、男ってものを無意識にそ〜ゆ〜目で見てるのかなあ。

 あ、しまった。
 『オトナ帝国の興亡』、よしひとさんに買ってもらったはいいものの、お釣りを渡し忘れていた。……す、すみません、来週必ず返しますから。
 穂稀嬢も、初めは同人誌が欲しいようなことを言っていたのだが、現物を手にして、「あ、活字なんですか? じゃあ私、ダメです。活字が読めないヒトなんで」。
 ああ、そうか。『クレヨンしんちゃん』の同人誌、と聞いていたから、てっきり全部マンガだと思っていたのだな。
 ……でも、それじゃあ、脚本も読めないんじゃないか?


 練習が終わった帰り道、いきなリ自転車がパンク。
 ついこの間、パンクを修繕したばかりなのになあ。何かクギでも踏んだかなあ。日曜なのでどこの自転車屋も開いていない。しかたなく、父の店まで自転車を押して行って、とりあえず火曜まで置かせてもらうように頼む。
 ついでに散髪をしてもらって、あとは徒歩で帰る。まあ、ちょうど運動になっていいかな。
 何ヶ月か前に新しく出来たスーパー、マルキョウに初めて寄ってみる。まあまあ広くて品数は多い。おかずの食材を買いこんで帰る。
 鳥とイカの唐揚げを作ってやると、しげ、喜んで食べる。
 野菜スープは、コンソメにマスタードを混ぜたのだが、さじ加減を間違えてやや辛くなりすぎた。水を追加し、牛乳を混ぜて味をまろやかにしたら随分と飲みやすくなる。
 こういう知恵は殆ど自炊していたときのものだが、やはり結構、大雑把である。もう少し繊細な料理が作れないものかなあとは思うのだが、そこはやはり時間との戦いになってくるのだな。 
 

 クーラーが突然の故障。リモコンを押してもウンともスンとも言わなくなる。
 というか、以前から水が漏れたりして調子は悪かったので、入院中に電器屋さんを呼んで修理してもらうよう、しげに頼んでおいたのだが、やっぱりしげのスカタンはサボっていたのだ。
 でも、ほとんど丸一日稼動で酷使してたからなあ。もうそろそろ寿命なのかも。買い替えとなるとまた散財。買いたいDVDもたんとあるのに、今それはちょっとイタイよ。


 DVD『2001年宇宙の旅 スペシャルエディションBOX』。
 以前発売されてたDVDとどこがどう違っていて、何がスペシャルかっていうと、要するに、5.1chサラウンドになってて、サントラCDが付いてくる、ということ。
 ブックレットやフィルム入りポートレートなんてのも付録として入ってるけど、こんなのはたいして嬉しくもない。
 肝心な音のほうだが、ウチにはまだサラウンドの環境自体がないので、いいか悪いかの判別は全く出来ないのであった。

2000年08月26日(土) 森の木陰でドンジャラ補遺/『金髪の草原』(大島弓子)


2001年08月25日(土) 夢は宇宙/『なつのロケット』(あさりよしとお)ほか

 久しぶりに夜更かししたので、起きたのは朝9時。
 朝はたいてい食欲がなく、入院前は朝食を取らないことも多かったのだが、「ぜひ取ってください」とお達しを受けているので、オニギリと牛乳だけの軽めの食事。
 薬も飲まねばならんのでしゃあないか。
 しげはまだ寝ている。昨夜は私より早寝をして、10時には寝たはずなのに、まだ寝るか。……というか、夕方までずっと寝てたぞ。
 入院中も相当自堕落な生活送ってやがったな、こいつ。

 テレビを点けた途端、ニュースがいきなり「逮捕された稲垣吾郎は……」と来たもんで、思わず目が点に。
 いしだ壱成のアレがあったもんだから、てっきり連座でもしたのかと思ったら、「駐車違反を女性警察官に咎められ逃げ出そうとして逮捕」だと。
 本人は「ファンに気づかれ、慌てた」と言い訳してるそうだけど、アイドルともなると、キップ切られるのも経歴に傷がつくなんて考えちゃうのかねえ。
 この程度のことで慌てるってことは、こりゃウラでもっと派手なことやってるな(^▽^笑)。
 当面、仕事は自粛するんだろうけれど、まあ数ヶ月のもんだろう。
 でも稲垣がとっ捕まったってことは、土曜ワイドの明智小五郎シリーズ、しばらく制作は無理だよなあ。せっかく、最近の明智モノの中じゃ、アホの長坂秀佳のシナリオであるにもかかわらず(笑)、意外にもハイレベルのものになってたっていうのに(ただし、原作を相当改変してあるので、純粋な乱歩ファンには顰蹙買ってるだろう。なんたって明智が探偵じゃなくて「作家」ってことになってるし)。
 これまでの制作ペースでいくなら、来年の三月くらいに第3弾が放映される予定だったはずなのだ。果たして撮影には入っていたのかいなかったのか。これまで乱歩の「本格もの」だけに拘って映像化してきているので、次は『何者』あたりやってくれないかなあ、と期待してたんだがなあ。
 ……しかし稲垣逮捕で土曜ワイドの心配してるやつなんてあまりいないだろうなあ(^.^;)。


 ニッセイのお姉さんが来るはずなので、待機しながらネットを覗く。
 あちこちの日記、フォーラムなど、ざっと見るが、とても書き込みをするほどの余裕はない。それより早いとこ日記書かねばなあ。
 この日記もしばらく間が空いているので、読者も減っただろうなあと思っていたら、お気に入りに入れてくださった方がちょっとだけ増えている。
 まことに嬉しいやら有り難いやらではあるが、いつもいつも首を捻るのは、いったいどういう興味を持って読んで頂いているのだろうかってことなんだよねえ。
 エロの冒険者さんがやはり日記で「どうか足跡を残してください」とか、「同人誌の感想をぜひ書いて下さい」と仰っているお気持ち、痛いほどわかるのだが、さて、逆の立場になって見るってえと、やはり面識のない人のところにいきなり書き込みをしたりメールを送ったりってのはちょいと憚れちゃうものなのである。
 だいたい、私のようにホンの些細なコトでも針小棒大に膨らませてなんのかんのと書き連ねるような「書きこみマニア」(んな言葉あるんかい)ならともかく、ふつ〜、人は本を読んだってテレビ見たって、「おもしろーい」「つまんなーい」以外のことはあまり考えないものだろう。
 それをアナタ、いきなり「書きこみしてね♪」ってお願いしたって、すんなりじゃあ「こんにちは」って、かけるものでもないよねえ。2ちゃんねるのような完全匿名掲示板ならともかく、例えハンドルネームを使っていても、記名での書き込みにはやはり「文責」というものが生まれると我々は考えてしまうのである(これが『陰陽師』で言うところの「呪」であるね)。たいしたことが書けるわけでもないし、なんて考えてると、どうしたって気後れしちゃうんだよなあ。

 それでも何か書いてもらおうと思ったら、ともかく読む人に対して、「これは私も意見を述べねば!」と強く思わせるようなことを書くしかないのだな。それこそ石原里紗のように、反発、誹謗中傷覚悟の上で「専業主婦は社会のゴミ、夫の家畜」と“本気で”言いきるだけの度胸がなきゃムズカシイのである。当たり障りのないことや、ごくマットウな意見に対して、人はいちいち反応を返して来たりはしない。
 ……でもなあ、だからってあまり奇を衒ったようなことだって書きたくはないのだよなあ。例えば石原里紗より更にカゲキに「何言ってんの、女は専業主婦も働く主婦も所詮、未来永劫、男の家畜よ。Ψ(`∀´)Ψ ケッケッケッ」とか言ったっていいのだが、そんなコト言ったらねえ、ご意見どころか、実生活で周囲のご婦人方に総スカン食らっちゃいますがな。
 いや、その程度じゃすまないな、多分(^_^;)。

 あ、今のはあくまで「たとえ」ですからね。私ゃ、女性のことを「家畜」だなんて決して思っちゃいませんからね。ましてや「社会のダニ」だの「男に食らいつくパラサイト」だの「万年ヒステリーの更年期障害」だの「顔がブ○なら性格はもっとド○ス」だなんて、カケラだって思っちゃいませんからね。

 全ての女性は男の天使でマドンナです。
 そうですとも。


 ニッセイのお姉さん、昼前に来られて、申請書にハンコ押して帰る。
 5分で用件は終了、ご足労をおかけして申し訳ないことであった。
 入金は来週になるとか。
 「でももしかしたら2週間か3週間かかるかも」
 いや、そこまでかかっちゃうと、生活がちょっとキビシクなっちゃうんですけど。

 せっかくの休みでもあるし、AMCキャナルシティの映画タダ券もあるので、しげを誘うが、またいつもの「眠い、きつい、動きたくない」病(だから毎日10時間以上寝てるんじゃないよ)が起こり、映画は断念。
 けれど、予約しておいたDVDなども出ているはずだし、つい予約し忘れていたDVDもあり、今日あたり買っておかないと売り切れていそうなのである。
 で、一人で天神・博多駅を回ることにする。
 ……なんだか最近一人で行動することが増えたなあ。しげと生活時間帯が完全にズレちゃってるから仕方ないんだけど。
 実は結構寂しい気分も味わっているのだが、しげから「私と一緒じゃなくて寂しい?」と聞かれると、つい、「別に」と答えてしまうのだ。
 しかも無表情で。ヤなやつだよな、私。
 しげは不満だろうが、だからって私が「ううーん、しげっちが側にいてくれなきゃイヤーンイヤーン(T.T )( T.T)」(c.ルーキー新一)みたいな反応したらそっちのほうがずっと困らんか。


 天神コアの福家書店と紀伊國屋書店で、マンガ、文庫本をどっと買い込み。
 アクロス福岡の「MK」で、780円のしゃぶしゃぶランチを注文し、早速ようやく買えたマンガ、あさりよしとおの『なつのロケット』を読む。

 最近、涙腺も弱くなってるか?

 子供のころ、誰でも一度は宇宙ロケットに乗って宇宙を駆け巡る夢を見たことはあるだろう。
 1969年、月にアポロ11号が到着した。
 人類初の月着陸。
 我々の世代の人間なら、誰もが諳んじているだろう。あの「これは小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩だ」という言葉を。
 その偉大なる一歩を月面に残したニール・アームストロングとバズ・オルドリンの二人、彼らはあの時、単にアメリカの英雄であるだけでなく、人類の英雄だった。
 宇宙旅行は夢ではないのだと、あの当時の子供たちはみな本気で信じたはずだ。

 でも今の子供たちにとって、宇宙は多分、夢だ。
 人類がかつて月に行ったのだと言っても、信じない子供もいるかもしれない。
 毛利さん、向井さんが宇宙へ行っても、それは自分とは関係ないこと。カネを何億って積まない限りは、一般人が宇宙旅行するなんて、孫子の代になったって無理だろう、そう思ってるんじゃないだろうか。
 いや、宇宙に思いを馳せることすら、今の子供たちはしなくなっているんじゃないだろうか。

 日本のH2ロケットは、3年連続で打ち上げに失敗している。
 一度の打ち上げて、1200億の税金をチリにした宇宙開発事業団への風当たりは強い。
 あさりさんは何度もこのH2ロケットを取材し、失敗するたびに懸命の弁護をしてきた。それはあさりさんが我々と同じく、宇宙に憧れを抱いていた「ロケット少年」に他ならないからだ。
 日頃、シニカルな言動ばかりしてはいるが、だからこそ逆に、あさりさんは、世間ズレしきれない「コドモ」であるのだとも言える。
 「夢」はカネでは買えない。H2ロケットを打ち上げているのはカネではなく我々の「夢」なのだ。あさりさんはそう信じているに違いない。

 だからこのマンガを描いたのだ。

 大好きな先生が学校を辞めてしまう。
 受験勉強なんて本当の勉強じゃない。もっと楽しいこと、机の上ではできないこと、みんなが夢を持てること、そんな本当の勉強を教えてくれた先生だった。
 でも、そんな先生だから辞めさせられた。
 爆発実験なんてことを教室でやっちゃったからだ。

 大好きな先生が学校を辞める。
 その前に、先生から教えてもらった知識で、ロケットを飛ばそう。
 先生がいなくなる、この夏の間に、きっと。
 子供たちはそう考え、実行する。
 それも、ただのロケットじゃない。
 空気圧で飛ぶようなオモチャなんかじゃない。
 ぼくたちが作るのは、ホンモノのロケットだ。
 そう、ぼくたちが目指すのは……。

 宇宙。

 僕らはみんな泣くだろう。子供たちの勇気と知恵に。
 彼らは、かつての僕らだからだ。
 でも、1970年以降に生まれた人にも泣いてほしいのだ。
 この本は、僕らの世代の子供たちが、今の、そして未来の子供たちに永遠に送り続けるタイムカプセルの中の手紙なのだから。

 あさりさんは、今年のSF大会で、酔っ払って暴れたという。
 私生活で苦しいことがあったと、いろいろな人が書いている。
 けれどオタクが酔うほどにツライことといったら、それは一つしかないはずだ。
 オタクとしての「夢」を傷つけられたこと、壊されたこと。
 「動機はともかく罪は罪」なんて道学者みたいなことは言いたくない。あさりさんは我々と同じオタクなのだ。
 あさりさんが夢を取り戻すことを願う。心から。

 なんだかねえ、しゃぶしゃぶ食いながら泣いてちゃどうにもみっともないんで、グッと涙をこらえたら、気分がだんだん悪くなってきてさ、いや、ホント、吐き気がしてきちゃったのよ。
 単にしゃぶしゃぶの肉が充分煮えてなかっただけかもしれないけれど(^_^;)。


 ベスト電器、LIMBでDVD『ウルトラQ』vol.4ほかを購入。
 『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の第1巻も出てるはずだったが、店員さんに聞いてみたら売り切れ。『エンジェリックレイヤー』とか『アルジュナ』はまだ売れ残ってるってのに、さすが福岡のオタクどもは見る目が違うか。まあ、生産の絶対数が少なかっただけかもしれないけどね。
 多分、再入荷があるだろうから、それを待とうかね。
 『OH! スーパーミルクちゃん』の4巻以降も探してみたがない。こちらのほうは発売後かなり時間が経っているので、入荷をただ待つってわけにもいくまい。こうなると注文するしかないが、来月以降も買いたいDVDは目白押しなので、ちょっと待つことに。

 帰宅して、しげに唐揚げを作ってやる。
 昨日、料理店で食べたものより美味いと言ってくれるが、お世辞でなくホントの話。自分で食べてもちゃんと美味しかったのだ。
 唐揚げ粉を水でなく、牛乳で溶くのがコツ。もともと唐揚げ粉には胡椒が混じっているのだが、こうすると粉っぽさが無くなって、味がまろやかになる。卵を混ぜるという手もあるが、生憎しげが卵を買い置きしてなかったので牛乳のみ。
 私は2、3個つまんだだけでやめたが、しげは仕事から帰っても食べる、と言って、半分以上残して冷蔵庫に片付ける。
 ああ、でもしげがマトモに仕事ができるんだったら、私、仕事辞めて専業主夫になって毎日料理作ってても構わないんだがなあ。ヒモって呼ばれる偏見なんか、私ゃ全然平気だし。

 DVD『ウルトラQ』vol.4、今回収録の4話、『ガラダマ』『東京氷河期』『カネゴンの繭』『ガラモンの逆襲』。
 『ガラダマ』、唐沢なをきさんが以前、「隕石のことを『ガラダマ』って呼ぶ地域ってホントにあるのか」って書いてたことがあるけど、やっぱりこれ創作じゃないかなあ。隕石が落ちた「弓ヶ谷」、GOOGLEで検索してみたけど『ウルトラQ』関連でしかヒットしなかった。やっぱり「ガラガラ音を立てて落ちてくる玉」ってのがネーミングの由来だと思う。で、「ガラモン」は「ガラダマモンスター」の略なんだろう。これは大伴昌司編集の『ウルトラ怪獣図解入門』か何かに書いてあったと思う。制作ナンバーが27となっているが、実際に撮影されたのは17番目。多分、一の谷博士役の江川宇礼雄の最後の出演作だ。
 実際の放映は、制作された作品をバラバラにして順不同で流したために気づかれにくいが、2クール以降、一の谷博士はレギュラーから外れているのである。
 やっぱり博士としては「怪し過ぎる」からだろうな。
 で、『ガラモンの逆襲』の方では、代わりに平田昭彦が博士役にあたる花沢主任を演じることになったわけだ。平田ファンの私としては最初っからこのシリーズはずっと平田さんでいってほしかったなあなんて思ったりもするのである。
 『東京氷河期』、江戸川由利子が一番可愛い一編。『地底超特急西へ』もそうだけど、子供と絡むと桜井浩子はとっても可愛くなるのだ。って、どこを見てるんだ、ちゃんとペギラを見ろよって。
 『カネゴンの繭』、オタクアミーゴス会議室でもロトさんこと氷川竜介氏が「加根田金男の声をアテてるの誰だっけ?」と疑問を呈されていたが、子役の名が辻沢敏ってのは判るんだけど、声はどこかで聞いたことがあるようでいて、誰なのか思いつかない。ロトさん、松金よね子じゃないかと言われてるが、違うと思うなあ。
 最後のカネゴンの声をアテてるのは、やっぱり変身前の浜田寅彦と野村昭子なんだろうか。この辺もちょっとハッキリしない。
 しかし、子供のころは「巨大怪獣が出て来ない」ってことであまり好きじゃなかったこの作品、今見返すと全編ナンセンスギャグの塊で面白い。やっぱりオトナになると見方が変わるものなんだなあ。
 『ガラモンの逆襲』、今や「貞子」のじいちゃん、沼田曜一がゲスト。チンピラヤクザとかでよく出てたよなあ、この人。
 パンフに宇宙人の名前がちゃんと「セミ人間」って書かれてるのが嬉しい。最近の怪獣図鑑だと、カッコつけて「チルソニア遊星人」なんて書かれちゃったりしてるものもあるのだ。『ウルトラQ』、一編のホラーだってことも忘れちゃいけない。ここはやっぱり「セミ人間」じゃなくちゃね。


 日記を書きながら、CSファミリー劇場で、『タッチ 背番号のないエース』『劇場版 アキハバラ電脳組 2011年の夏休み』『劇場版 機動戦艦ナデシコ THE PRINCE OF DARKNESS』と立て続けに見る。
 どれも既に見ているものだが、二度三度と見返して退屈するかしないかで、自分自身の趣味の傾向が見えてくるのである。で、この中で一番ハマって見ちゃったのが『タッチ』。
 ……いや、原作ファンの批判は多かろうが、やっぱりあのラスト、死んだ克也の代わりに達也がマウンドに立つって改変、映画としての完成度は高まったと思うぞ。ラストのセリフなんて原田の「悲しいぜ」の一言だけだし、抑制が効いてるよ。
 ああ、やっぱり私ゃ青春野郎なのか?

2000年08月25日(金) 唐沢本の感想書けなかったけど面白いぞ/『垂里冴子のお見合いと推理』(山口雅也)ほか



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藤原敬之(ふじわら・けいし)