Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

ASA-CHANG&巡礼 Live - 2002年09月01日(日)

ASA-CHANG&巡礼、久々のワンマンライブ!!
去年の8月24日以来、1年ぶりですよ!それまでにイベントに参加したりはしてたみたいですが。私としてはたっぷり観たいので、ワンマンを待ってました。
今日の9月1日を皮切りに、ASA巡は全国ツアーに出ます。そして10月11日には再び東京へ戻り、去年と同じclub asiaで締める訳ですね。
そして新しいアルバムが完成!ASA巡初のフルアルバム。その名も「つぎねぷ」。
ハモネプのパクりじゃありません(笑) この「つぎねぷ」をひっさげてのツアー。当然ライブでは新曲が披露されることでしょう。これは行かねば。
…とか思っていた私ですが、なぜか9月1日が初日ってことをうっかり忘れてて(最近物忘れがやけに激しい)、目前に迫ってしまい、あわててASA巡のHPでチケットを予約。

さて。今日は仕事があったので、がんばって仕事を片付けて、定時ダッシュで吉祥寺ナカムラワンダーランドへ向かった。そしたら1時間もかからず吉祥寺に到着。会場に着いてみるとまだ入場するために並んでる人がいた。ラッキー。開演時間に間に合わないかと思って焦ってたのですが。
会場は、もともとは洋服屋さんだそうです。中に入ってみると、ほとんど窓がなくて(ふさがれてただけ?)密閉されていてものすごい暑さ!エアコンもあったんですが、どうも強くすると電気の容量が足りなくなってしまうため、弱かったみたいですね。そんな中、小さい扇風機が回り、みんな床に座ってます。椅子はごくわずか。ASA巡はいつもそんな感じなので私は慣れてますが。一応、お尻に敷くタオルは持参しました。床に座るのは、演奏者が床に座って叩くからなのです。

やがて部屋が暗くなり、おなじみのブラックライトがつけられた。これだけで異様な雰囲気です。
そしてASA-CHANGとU-ZHAANが登場。
軽く紹介しておくと、ASA-CHANGとはパーカッショニスト朝倉弘一さん。あの東京スカパラダイスオーケストラのリーダーだった人。しかしリーダー自ら辞めてしまい大ヒンシュクだったらしい(笑)最近はCHARAやUAなどと一緒にやってるようです。
そしてU-ZHAANとはタブラ奏者湯沢啓紀さん。まだ23才くらいらしいのですが、本場インドで修業し、タブラの腕前は日本一とも言われています。
それとライブには登場しませんが、プログラマーとして浦山秀彦さんも参加しています。張紅葉さんとともにめいなCo.という名前で映画音楽などを多く手掛けています。ギタリストでもあります。
この3人でASA-CHANG&巡礼です。でもライブに出るのは2人。
最初それを知らず、浦山さんが観たくて埼玉までライブに行ったら出てこなくてガッカリしたのが懐かしいです(笑)

演奏は、まず「トレモロ」から。今回、新曲が多かったこともあり、曲順が定かじゃありません、ご了承下さい(^ ^;
でも最初が「トレモロ」なのは確かです。これはちょうど去年の最後のライブでも披露したと思うので知ってました。クラムボンの曲のカバーらしいのですが。元がどんな曲か興味あるなあ。かなり変わってるんじゃないかな。
鳥の声から始まり、森の中って感じです。

あ。大事なことを説明し忘れてた。巡礼のもう一人のメンバーとも言うべき存在。それは巡礼トロニクスという機械です。メンバー2人は、タブラ叩いたり笛吹いたりラッパ吹いたりするのですが、それ以外のバックトラックを、全てこの機械が出してるのです。
だからパーカッション2人だけでもこのライブが成り立ってるんですね。
そのため、ASA巡のライブ観た人の中には、これはライブじゃない、と言った人もいたらしい。機械が出す音が結構な割合占めてるので。
でもこれは…まぁ実際ライブを観て判断して下さい、としか言えません。
私は、刺激的で十分面白いライブだと思っています。だって、ただバックトラックに乗せて演奏するだけじゃないから。演奏者が機械を操りながら演奏したり、複雑なリズムでも機械の音と完璧にシンクロしたりしてて、相当技術いることをやってますからね。
この巡礼トロニクス、今回は2号くんが初お目見えだったそう。前と見た目で違うのは、音にシンクロして前面のライトがカラフルに光るところ。
ASA-CHANGはこの巡礼トロニクスにものすごくお金かけてるらしいです…

トレモロの後は、いつもやる、タイトル分からないのですが、巡礼トロニクスが流す音楽が、2人のトランペットとアルトホルンの合図で次々切り替わって行く曲。
説明しにくいけど(^ ^; いろんな音が入ってるんですよ。何か格闘技やってる「ウー!」とか「ハー!」っていう声だとか、テレビのアニメのセリフだとか。

その次が新しいアルバムから「海峡」だったかな?多分。
これも2人がそれぞれトランペットとアルトホルンを吹く曲。この2人は「世界最弱の巡礼ヘナチョコホーンズ」という異名を持ってるそうで(笑)
波の音も入ったりして、やけに渋い哀愁のある曲でした。

1部の最後は、「花」。これを1部に持ってきちゃうなんて!自信の表れだな〜なんて思ってしまった。しかし、それだけじゃなかったのです。2部になって分かりましたが。
「花」は何度聴いても、イイですね。聴く方にも独特な緊張感があります。

これで1部終了。座って観てて、2人の手元はほとんど見えなかったのです。
座ってるのも疲れてきたんで、2部は立って観ることにした。
そして会場の隅に作られた物販コーナーで、新作とビデオを買いました。
他にも、タバコのケースや、かご、手ぬぐいに巡礼ベアー(手ぬぐいの生地で作られたテディベア)など、ずいぶんグッズも増えたなぁ。

1部終わった時に、楽屋から浦山さんが出てきた。そのまま受付でぶらぶらしてたけど、2部が始まったら中に入って、立ったままライブを観てました。
ASA巡のCDでも顔が見られますが、浦山さんは実物のがずっとカッコイイ!
私は浦山さん見付けてドキドキしてました。1曲だけ聴いて外に出ちゃったけど、同じライブを観られて嬉しかったな。

さて2部の1曲目は「タブラ・ボル」。1枚目のアルバムからです。
これはU-ZHAANの素晴らしいソロが聴ける曲です。今日もスゴかった!!
あの手の速さはなんでしょうねぇ。あ、立って観てたのでやっと手元が見えました。それを観なきゃね、やっぱり。

その後の曲順があやふやなのだが(^ ^; まず新曲「ザイロフォン」、だったと思う。これはなんと朝倉さんの歌が聴けました!なかなか味がある。マイクが、太鼓の音を拾うためにいつもとても低いのですが、その低さのまま、朝倉さんは頭をひくーくして、歌ってました。ま、マイクを手に持って朗々と歌われても、カラオケやってるオジサンみたいで困るけどね(^ ^;
U-ZHAANはギター弾いてました。浦山さんに指導されたかな?

お次がこれも新曲「あたらしい花」。そう、これやるために1部に「花」をやったんじゃないかな。これは、「花」をレイ・ハラカミさんがリミックスしたものでした。声やタブラの部分は同じで、「花」のストリングスの部分が違うという感じでした。こちらも素敵ですが、私はオリジナルの「花」の方がやっぱり好き。

次、「JIPPUN」。この曲は、アナログ12インチの「花」のカップリングだったらしい。私は、逆輸入盤に入っていたのを聴きました。なかなかハイテンションな曲。
これはU-ZHAANが、手に持つタブラみたいな、カンジーラっていう楽器を使います。タンバリンみたいな形ですが音はタブラに良く似てます。
これがまた見事で!よく疲れないなぁ、若いなぁ〜とヘンなとこに感心。
ASA-CHANGはその間笛をピーヒャラ吹いてます。楽しそう(笑)

そしていよいよラストは、「つぎねぷと言ってみた」。
これは、藤井貞和さんという方の詞を曲にしたもの。
詞をクラムボンの原田郁子ちゃんが朗読してるんですが、まぁただの朗読じゃありません。その声を細かくつぎはぎしてる訳ですよ。そこにタブラがシンクロするという、「花」の進化型といったような曲。ライブでは本物の郁子ちゃんが来るのではなく、巡礼トロニクスから声が出ます。それも「花」と同じ。
「花」には、あっち側の世界みたいな雰囲気があったけど、「つぎねぷと言ってみた」の方は、もっとこの世的。とても神聖な空気が漂いました。ここはお寺の中?という錯覚にとらわれるような。明るくて広〜い感じ。
この曲は「花」よりさらにリズムが複雑で、タブラもきっと難しいんだろうなぁ…
初めて聴く曲、みんな食い入るように観て聴いていましたね。

これで2部が終了。拍手がやまず、アンコール、2枚目のアルバムから「プリーチ」。朝倉さんが、「散々太鼓を叩いたので、最後は太鼓を叩かない曲で…」と言って始めました。世界最弱巡礼ホーンズ…ほんとに、ヘタなのですが(笑)しかし味があります。

これでライブは全て終了。終わってもなかなかライトがつかず、お客さん動けず困ってしまった。でもまあこういう部分も、手作りっぽくていいかも(^ ^;
そう、ほんとに全てが手作りな感じなんですよ。グッズにしても。

久し振りのASA巡ライブ。メンバーも気合入ってるな、というのが見えた。
お客さんも、新曲多かったせいかこころなしか緊張気味で。
まだCD聴かない状態で初めて聴くわけですからね。
10月のライブの頃には、CD聴いて挑む人も多いだろうから、違った反応になるのかも知れません。メンバーの演奏もこなれてるだろうしね。もちろん10月も行きます!ハイ。

家に帰ってCDをじっくり聴きました。
また別に感想書くつもりですが。やっぱり凄いですよ。面白いです。
一聴の価値ありです。これで曲が成り立つの?!っていう曲があったりして(笑)
ま、それはまた今度ゆっくり。
ああ疲れた。すいません、短く書けないもんで(^ ^;
って読む人いないか… もしいたら、ご清読?ありがとうございました(^-^)


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