Toots Thielemans - 2006年03月07日(火) 昨日、テレビでAERAの表紙が、ほんの一瞬映った。白人のおじいちゃんが満面の笑みを投げている。Tootsだった。ちょっと嬉しくなって本屋で買ってきた。そんなに大した記事は載ってなかったけど。ハリーベラフォンテが徹子の部屋に出てた時に似たうれしさ。 Toots Thielemans ハーモニカ奏者。あの名曲bluesetteの作曲者でもある。 ジャコ・パストリアスのビッグバンドで、オテロとトゥーツは幾度もステージを共にしたようだ。今でも友人だと言っていた。 live in JapanというDVDを先日お客さんからいただいて、(今まで持ってなかったのだ!)ジャコとトゥーツが二人だけで語るシーンがあるんだけど、(あ、音でね)、二人の笑顔を見てるだけでとても幸せな気分になってしまった。音はもちろん良い。ジャコをキチガイ扱いする人もいるけど、こんないい笑顔をしてる人がそんなんなっちゃったのは、絶対本人のせいだとは思えない。 オテロのアルバム It's about time でも、bluesette が取り上げられている。フュージョン色が前面に出たこのアルバムの中で、この曲はしっかりといわゆるモダンジャズな雰囲気、アコースティックなサウンドで最後まで演奏されている。三拍子からフォービートに行ったり帰ったりで、楽しい。オリジナルキーでは演奏されておらず、オテロはC。ちなみにティト・プエンテはBbだったな。クロマティックハーモニカの木谷さんとやった時はオリジナルキーだったので、苦労したのを思い出す。 AERAの短い記事の中で、「ハーモニカは、泣きながら笑うことができるんだ」ってセリフがかわいい。 音で怒るのは比較的簡単だ。悲しいのもそこそこ。ほんわか気持ちいいのは得意です。でも私が一番したいのは音で笑う事。これがむつかしい。時々音が笑ってるって言ってくださる方がいて、そういう時はとても嬉しい。 それを泣きながら笑うとは。さすがトゥーツ。トゥーツほどの大物になりたいなんて贅沢は言わないけど、音で泣きながら笑えるようになりたいわー。 竹中直人ばりだわ。あ、あれは笑いながら怒る人。 (わかんない人は30代後半の人に聞いてね) Othello Molineauxについて It's about timeについて thanks to AERA -
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