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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年05月31日(水) 我慢比べ? 最初のころ、グループに人が集まらなくて、ミーティングが開けるか、開けてもちゃんと分かち合いに入れるかどうか微妙な状態が続いていたときは、心細いので「誰でもいいからウェルカム」という気分でありました。
たまたまミーティングをやっていた部屋の隣で「日本語教室」をやっていました。先生役は地元のカトリック教会の神父さんだと聞いていました。生徒は東南アジアや中南米の人が多かったのですが、もちろん中国の人もアメリカの人も東欧の人もいました。
そういう人が時々AAの会場の部屋に迷い込んできました。コーカソイド(白人)の夫妻が自信満々(という雰囲気)で入ってきたりすると、「すわ、こりゃ本場からメンバーが来たか」と思うのですが、すべて勘違いでありました。
外人でもいいから来てくれよ、という感じであります。
ところがしばらくして、メンバーが増えてくると、心に微妙(?)な変化が訪れます。
つまり、メンバーの中には僕とそりが合わない人も現れるわけです。まあ、しらふでは人と一緒に仲良くやっていくことができないのがアル中であり、そんな人たちが無理やりにでも顔をつき合わせて、ごりごり自我を削るのが自助グループでありましょう。
話がそれました。
まあ、「そりが合わない」というのはお上品な表現で、心の奥底では「気にくわねーヤツ、AAから出て行ってくれねーかな。それとも飲まねーかな」と思っているのが本当であります。
そうは言ってもたたき出すわけには行きません。そんなことをすれば自分のほうがたたき出される羽目になるでしょうし、酒の海に浮かんでいる救命ボートを揉め事でひっくり返すのは狂気の沙汰であります。しかたないので我慢するしかありません。
そのうち気に入らない相手が来なくなってしまうと、内心「勝った」とか思ったりなんかしまして。AAは来なくなった人をしつこく追い回したりしてはいけない、と教えられているの幸いに、「来なくなるのは本人の選択だものね」で記憶の片隅に片付けてしまうわけです。
ところが、すごい気に入らないと思っていた相手への評価が3年もたつとすっかり変わっている自分に気がつくことがあります。「くそ生意気だったくせに、いつの間にか信頼して任せられるやつになりやがって」と思うのであります。
優等生的にAAに取り組んでいる人であっても、義務的にAAに顔を出しているだけの人でも、どっちにしろ3年続くという人は少ないのであります。僕が誰かを好ましいと思っても、逆に好ましくないと思っても、どちらでも去っていく人は去っていきます。生き残った相手は、「信じて委ねて」を行動で示したからこそ、残ったのでありましょう。
最近では「気に入らない」と思う人に会うことは少なくなった(ゼロになったわけではない)のですが、そういうときには
「よし、こいつより先にAAから去ってたまるか」
と思うようにしています。
それは、正しい動機ではないのかもしれませんが、自分が長くAAにかかわっていける方向ですし、もし相手も長く居残ってくれるならば、何年か後には信頼を寄せる仲間がまた増えるはずであります。
2006年05月30日(火) 映画の話 仕事に追われているので、まったりと書く暇もなしであります。
というわけで、アルコール中毒の映画の話でも。
酒とバラの日々 - ジャック・レモン リー・レミック
名前だけは知っているという人も多いのでは。最初見たときは、最後涙がでてしまいました。
失われた週末 - ビリー・ワイルダー
これも有名なんでしょうが、まだ見ていません。
マイ・ネーム・イズ・ジョー - ケン・ローチ
amazonに商品なし。VHSのみ?
スポンサーシップってやっぱり大変なんだよね、という話。うまくいかないのもまた人生でなのか。
リービング・ラスベガス - ニコラス・ケイジ
車を運転しながら酒をラッパ飲みしているシーンが目に焼き付いて離れません。
28DAYS - サンドラ・ブロック
中間施設で過ごす4週間という話(らしい)。
男が女を愛する時 - アンディ・ガルシア, メグ・ライアン
これって最後はハッピーエンドでしょ。違う?
日本語になっていないものをamazon.comから。
Clean and Sober - Michael Keaton
Drunks - Richard Lewis (II)
すごい勧めてくれた人がいたので。
Shattered Spirits
My Name Is Bill W (Std Sub) (1989)
むろんビルの話。テレビ映画だったものの復刻版。
以下は薬物中毒の話(らしい)。
Requiem for a Dream - Ellen Burstyn
Fargo DVD - Joel & Ethan Coen
Dead Man Walking DVD - Sarandon/Penn/Prosky/Barry/Erm
Drugstore Cowboy DVD - Matt Dillon
The Boost DVD - James Woods
ちなみにアメリからかDVDを輸入しても、リージョンコードという再生制限があって、日本のDVDプレーヤーでは原則見られません。パソコンなら設定次第です。
ほかにもあったら教えてください。
2006年05月29日(月) 女も辛いけど、男も辛いのよ DVDプレーヤーの中には、サンドラ・ブロック主演の「28DAYS」が入っているのですが、ゆっくり見ている暇がありません。うつで辛くて寝ていないときには、そのぶん遅れた仕事に追いまくられています。
帰ってくると、子供も妻も寝ています。今朝は僕が遅く起きたので、子供達はもう学校に行った後でした。というわけで、まったく会話をしていません。
これが、子供がまだ寝ているうちに仕事に行き、帰ってくるともう寝ているという日々が続くと、さすがに精神的に滅入って「俺は何をやっているんだろう」という気分になりますが、朝遅いぶんだけ多少楽であります。
マット・スカダーの『一ドル銀貨の遺言』もちっとも読み進みません。
映画の登場人物が酒を飲んでいても、小説の主人公が酒を飲んでも、さすがに自分が酒を飲みたいとは思わなくなりました。
でも、最初の頃は違いました。当時、池波正太郎の鬼兵犯禍町鬼平犯科帳を呼んでいたのですが、鬼平が実に良く酒を飲むのですな。なにか人と話があると元密偵のやっている鶏料理屋なんかに入って、昼だろうが夜だろうが飲んじゃっているわけであります。用がなくても一杯やって暇つぶししているのです。鬼平ってつくづく幸せなやつだなぁと、うらやましくなって、自分も飲みたくなるのでありました。おかげで20巻ちょっと先までしか読んでいません。
年月は酒を人から遠ざけるのでしょう。それはAAのプログラムうんぬんではなく、ともかく飲まないでいれば、酒とは縁遠くなるものだと思います。
しかしながら安全圏に逃げ込んだつもりでいても、また一杯飲んでしまえば、心がどうであろうと、体が次の酒を要求する圧倒的な飲酒欲求に捕まることも確かなのでしょう。
酒を求めなくなっても、酔いを求めなくなるわけではない、というのが病気の本質だと思っています。
2006年05月27日(土) 素晴らしき恵み ツタヤでCDレンタルが半額だったので、4枚借りて、返しに行った時に5枚借りてであります。
最初は、中島みゆきのデビュー盤、松任谷由実のバラードだけ集めた2枚組、それから子供のリクエストでテニスの王子様のDVDでありました。次に借りたのは、中島みゆきの「寒水魚」・・これはタイトルが鹹水魚のもじりであることを知るのであります。それから一青窈のデビュー盤。矢野顕子のベスト盤。それと本田美奈子の「アメージング・グレース」であります。
ここは「アメージング・グレース」について語らねばなりますまい。
断酒会には歌があるそうですが、AAには歌がなく、集まっても皆で斉唱することはありません。が、国際コンベンションでは決まって歌われる曲があって、それが Amazing Grace だそうです。賛美歌集に入っている曲(「おどろくばかりの」)でもあり、ゴスペルの名曲でもあります。まあ、宗教色が強い曲であるのは確かですが。
僕は最初「ガレイ船の船長が作った歌」だと聞いたのですが、実際にはアフリカからアメリカに黒人奴隷を運んだ奴隷運搬船の船長が作った歌であります。
輸送中の黒人奴隷は船倉にすし詰めにされ、鎖でつながれ、最低限の水と食料だけで大西洋を渡り、途中で弱ってくると病気が広まらないようにどんどん海に捨てるという「家畜以下」の扱いだったわけです。作詞者のジョン・ニュートンは成人して船乗りになり、さまざな船を渡り歩くうちに、奴隷貿易にたずさわるようになり、彼もまた当然のように奴隷を虐げていたのであります。。
が、ある時彼の船が嵐に遭って沈みそうになります。形ばかりのキリスト教徒だった彼は、この時初めて心の底から神に祈ったのです。その祈りが通じたのかどうか、奇跡的に船は嵐を脱します。
彼は「自分のような罪深きものにも神の恵みが届いた」と感謝し、後年船を下りて牧師になった時に作ったのが、この曲だそうであります。
どのような暗い過去を持ったものにも、必ず救いは与えられるというメッセージを共有するために、この曲がAAで歌われるのでしょうか。
福岡で行われた日本のAA30周年の大会で、この「アメージング・グレース」を歌おう、いやあれは宗教歌だからダメだという議論があったのですが、本質を見誤らないようにしようという結論で、結局歌を流すことになったと聞いています。僕は福岡には行っていないので知りませんが。
実際に聞いてみると、5番まであって結構長いですね。
2006年05月26日(金) ホモセクシャル 東京に住んでいた時には、ほとんど料理なんかしたことがなくて、外食がメインでした。
といっても始終酔っぱらっていたわけなので、酔いが覚めて気がつくと深夜だったりして、食べに行く場所を探すのに苦労していました。
よくお世話になったのは、近所にあったラーメン屋でした。
鶏ガラがダシのお店でした。豚骨も使っていたかも知れませんが・・・。
ラーメン以外にも、焼きそば、豚のしょうが焼定食、チャーハン、レバニラなどなど、いくつかメニューはあったものの、全部同じ味がしました。要するに同じだしを使って料理をしているわけです。さっきまでチャーハンを作っていた鍋で、そのまま焼きそばを作るという具合です。
きれいな店ではなく、テーブルがなんとなく脂っこい感じがするような、そんな店でテレビを見たり、「アクション」を読みながらラーメンをすすったことも多かったです。何を食っても同じ味がする店として、それなりに知られた店でした。
店をやっているのは、中年の男二人でした。たまに若いバイトとおぼしき青年がいることもありましたが、女気のない店でした。
そのうちに噂で、その二人がホモの夫婦であると聞きました。ホモの夫婦というのも変な話ですが、そのように聞いたわけであります。
そう言われてみて、しげしげと見てみても、別に異常な感じはしませんでした。確かに兄弟と言うには似ていなさすぎましたし、単なる商売仲間というには仲が良すぎる気がしました。長年連れ添った夫婦に雰囲気が似ていなくもありません。
ときどき酔っぱらいが「どっちが女役なんだ」などと下劣なからかいの言葉を投げつけることもありましたが、二人はだまって料理を作っていました。
僕はラーメンが食べられれば何でも良かったですし、ビールの中瓶ではなく、大瓶を置いてくれていたのもありがたかったので、夜12時過ぎにはよく行っていました。
そのうち店をたたむ話になったので、理由を聞いてみたのですが、「小平の方に店を開く」としか教えてもらえませんでした。
食事が出来る店が一件減って、ぼくはずいぶんと困りましたが、そのうちコンビニが増えてきて、酒はともかく食事の苦労は減りました。
ホモだという人に会ったのは、それが唯一の経験であります。
2006年05月25日(木) 行方不明 深夜だったのですが、モルモットがケージをがたがた揺すって、外に出たそうにしていたので「散歩」に出すことにしました。
散歩といっても、モルモットを家の外に出すと、たぶん戻ってこないでしょう。帰巣本能が薄そうな動物であります。なので、主にキッチンの床の上が彼女の散歩場所です。
しばらくパソコンをいじった後で、さてケージに戻すかと思って捜すのですが、見あたりません。普段よくあるのが、食器棚の下に潜り込んでしまっているパターンです。ケージからは外に出たがるくせに、いざケージから出してやると、そこら辺の棚の下に潜り込んで出てこないのであります。
が、そこにはいませんでした。
洗濯機の下に潜り込まれるとやっかいであります。
前のモルモットは散歩が好きで、床の上をばたばたあっちへ行ったり、こっちへ行ったりする足音が聞こえたものですが、今度のヤツは臆病なのでしょうか。
洗濯機の下に潜り込まれてしまうと、手が届かないのであります。
が、洗濯機の前にはペットボトルや空き瓶が積み上げられていて、とてもモルモットの這い入る隙間はありません。
寝る前にはケージに戻しておかないと、どこかそこらへんでトイレをされると、これからの季節臭くてたまりません。とはいうものの、見つからないままに夜は更けていきます。面倒くさくなったので、そのまま寝てしまいました。
翌朝はもちろん家族から非難されるわけですが、非難されても行方不明のモルモットが見つかるわけではありません。まあ、腹が減ればケージに戻ってくるだろうと言うことで、仕事に出かけてしまいました。
が、帰宅してみると「相変わらず見つからない」と真顔で言われてしまいました。
20分ほどあっちこっちひっくり返しながら捜したところ、長女の部屋の押し入れの中に隠れていました。どうやらキッチンから、開いていたドアを通って長女の部屋に行ってしまったようです。押し入れの中にあった毛布は糞まみれになっており、「パパは反省しなきゃだめだ」とまたここでも責められてしまうのでありました。
関係ないけど、Windows Media Player 11はなかなか格好いいではないですか。
2006年05月24日(水) 瞬停 午後5時頃でしたか、職場の蛍光灯が一瞬ふっと消えました。
近くに雷が落ちて、瞬間停電したようです。
たぶんコンマ何秒かでしょう。
瞬停の時にパソコンが持ちこたえるかどうかは、運次第です。
今日の僕は運が悪く、ふと画面を見るとBIOSのブート画面でした。
さらに運が悪いことに、今日はコーディング中のプログラムを一度も保存していませんでした。
おかげで午後5時までの仕事を失いました。
復旧に追われて、ミーティングにも遅れていきました。
やれやれ。
VB6は嫌い。
2006年05月23日(火) 広告書き込み 掲示板への広告書き込みが止まりません。
最近では正常な書き込み(?)1に対して広告2ぐらいの割合で、S/N比が悪くなってきています。削除人の手を煩わせることも多くなっているのではないかと思います。
広告にはふたパターンあって、国内のものと、海外のものです。
国内のものは、怪しげな融資だとか、怪しげな男女交際だとか、そういったたぐいであります。こういった広告はアフェリエイトになっているらしく、リンクをたどった先で誰かが成約したりすると、広告書き込み主にいくらかの収入をもたらすことになっているそうです。
なので、ヒマがある主婦の小遣い稼ぎになっているという「噂」であります。
もちろんまっとうなプロバイダー経由で、迷惑な投稿を繰り返すと、プロバイダーに苦情が行って、最悪アカウント差し止めになってしまいます。そういうわけで、回線売り業者(nttpc.ne.jp)だとか、苦情を言っても取り合わないプロバイダー(yournet.ne.jpとか)経由がほとんどを占めます。
一部のプロバイダーからの投稿は拒否することにしているので、巻き込まれている人もいるかも知れません。申し訳ないです。
海外のものも、サイトの宣伝であることが多いのですが、男女交際のほかに目立って多いのは「怪しげな薬の通信販売サイト」であります。バイアグラだとか、ザナなんとかとか。向精神薬もたくさん。
アクセス元を見ると、ヨーロッパとか韓国とか台湾の、DNSで逆引きできないアドレスであります。おそらくプロキシー経由なのでしょう。
特定のキーワードで自動的に記事を削除するスクリプトを書くことも考えたのですが、ちょっと仕事に煮詰まっていることもあり、また「そんなものを書くのだったら、掲示板全体を自前で組み直せ」という声もあることなので、とりあえずほったらかしで、毎日地道に削除しています。
そのうち何とかしますので、しばらくご辛抱ください。
2006年05月22日(月) ロングテール 今日の雑記は何を書こうかと考えていると、目の前の本の背に「ロングテール」という単語があるのに気がつきました。これはその本の会社の社長さんが長尾さんであることから来ているのでしょう。石橋さんのブリッジストーンと同じですね。
ロングテールと言えば本のインターネット小売りのアマゾンの話になります。
80:20の法則というのがあります。
会社の売り上げの8割は、2割の顧客から上がっている。残りの8割の顧客で2割の売り上げ。
会社の売り上げの8割は、2割の製品が占めている。
会社の売り上げの8割は、2割の社員が上げている。
などなど。
お得意様・売れ筋商品・トップセールスマンなどなど。
じゃあ残りの2割は不要かというと、そういうわけにはいきません。
本屋の例を取ります。一番売れている本は何でしょう。よくわからないから、ハリー・ポッターということにしましょう。ハリー・ポッターは人気作品なので、仕入れるだけ売れるのであります。一店舗で年間千冊売るかも知れません。これを(なぜか)積み上げるとすごい高さになります。
二番人気は何でしょう。ダ・ヴィンチ・コードにしましょうか。500冊。これも積み上げます。
こうやって売れ行き順に並べて積み上げていきます。
すると、この本屋が千種類の本を扱っていたとすると、200冊いかないうちに、年に一冊売れるか売れないかという高さになってしまいます。
先頭こそ1000冊の高さを持った頭だったものが、すぐに1冊にの高さになってしまい、その低いしっぽが長く長く続くのであります。これが怪物「ロングテール」です。
たまにしか売れない本は、売り上げも上がらないので、置いておくだけ邪魔だとして、代わりに売れる本を置くというのが「選択と集中」であります。が、売れるものばかり扱うわけにいかないのも商売であります。本屋にハリー・ポッターとダ・ヴィンチ・コードしか置いていなかったら、誰が本屋に行くでしょう。
いろいろ扱っているからこそ、わざわざ本屋に出向くわけで、ここに2割の意味があります。
が、従来はこの2割は売り上げに貢献しないと考えられてきました。
ところがアマゾンというのはインターネット書店なので、店頭に本を並べる必要はありません。現実の本屋では千冊しか揃えられなくても、ネット書店なら年に1冊しか売れない本も何十万種類と倉庫に積んでおけます。ひたすら長くしっぽを伸ばして商売することによって、ロングテールからベストセラーに匹敵する売り上げを得ている・・・という話であります。
iTMSには「一回も売れなかった曲はない」と言われています。たとえ1回しか売れなくて、1ドルしか売り上げがなくても、不良在庫にはならないのでしょう。
もちろんネット販売に向くものと向かないものがあるのでしょうけれど。
2006年05月21日(日) 低カロリー なんだか大事なことを忘れているような気がしたのですが、雑記を更新するのを忘れていました。雑記が大切な事かどうかはともかく、更新をサボっているとこんなものです。
出先で携帯電話に自宅から電話がかかってきたので、どんな大事な用かと思えば「カルピス買ってきて」でありました。
スーパーでカルピスを買おうとしたら、普通のカルピスの他に「カロリー60%オフ」というのがありました。試しにそれを買ってみることにしました。
子供が飲んだぶんには、味は普通のカルピスと変わらないそうであります。
しかし、選べる時にはカロリーオフの食品を選ぶようになってしまいました。
たとえば炭酸ジュースも結構カロリーがあるので、アクエリアスの炭酸入りのやつにするとか。カップラーメンも結構カロリーがあるので、春雨ヌードルだとか、米の麺のやつにするとか。
カロリーオフの食品を選ぶぐらいなら、そもそも飲んだり食べたりするのを我慢すればいいのに・・・と思うのですが、そもそもそういう欲求が我慢できません。
そうやってちまちまと節約(?)したカロリーも、ある時ダムが決壊したように「かっぱえびせん一袋喰いまくり」とかで、努力を無に帰してしまうのでした。
2006年05月18日(木) ギャンブル AAスポンサーから言われたことの一つに「ギャンブルは厳禁だ」というのがあります。
最初の頃はきちんと守っていました。
パチンコは一回だけやったことがあります。清里で。
清里まで行ったのですが、季節が5月でした。なので、たいていのお店はまだ休みであります。つまらないのでパチンコ屋に入ってみました。台の前に座って500円玉を放り込んで、玉が出てくるままに10分ほど遊んでいました。玉がなくなったので、それきり止めたのですが、何が面白いのかよく分かりませんでした。
麻雀は若い頃から良くやりました。
でも仲間内だけです。
リーチ麻雀と呼ばれるフリー雀荘に行って、一人で腕試し・・ってのはやったことがありません。ハマりそうで、すごく怖いからです。
最近では同僚とやっています。雀荘に4人セットで入って、ヒラ(賭けなし)で遊んでいます。周囲からは完全に浮いていますが。
AAのイベントなどでメンバー相手に打っていることもあります。AAメンバーで麻雀をやる人は、結構強い人が多くてなかなか勝てません。
競馬は最近少しやっています。
JRAのPAT(電話投票)の口座は持っています。でも年に1回は投票しないと、PATの権利がなくなっちゃうので、それで時々賭けているだけですが。
良くやっているのは宝くじ。
最高で3千円しか当たったことががないのに、性懲りもなく買っています。
ま、そんなところです。
2006年05月16日(火) 携帯電話 僕が最後に精神病院に入院していた4月。僕の住む街でPHSのサービスが始まりました。
当時は個人で携帯電話を持つなんて完全に贅沢でした。
同僚で営業をやっていた人が(趣味で)ドコモの携帯を持っていたぐらいでした。201とかいう時代です。
そのうちに、技術職の同僚も携帯を買ったのですが、基本料金節約のために「ドニーチョ」という料金プランを選びました。土日は24時間使えるけれど、平日は夜7時〜朝8時までしか使えないプランです。土日と夜だけだからドニーチョ。
いざ彼に連絡を取ろうと思っても、夕方7時になるまで待たないといけません。使えねー。
秋になると僕の通っていたふたつのAAミーティング会場はPHSのサービスエリアになりました。そこでPHSを買わせてもらいました。月々2,700円だったら払えるからです。
その後2年半ぐらいの間に、3回ぐらい番号を変えました。機種変更するよりも、当時投げ売りだったPHSを新規契約した方が安かったからです。そのたびに、番号を書いた名刺カードを配りました。すると「また女(のトラブル)か」と仲間にからかわれたのでありました。当時女性トラブルから電話番号を変えた仲間が複数いたので、なかなかシャレにならない冗談でありました。
最初はPHSでメールなんて女子高生みたいなことやってられるかよ、やっぱメールはインターネットだぜ、と気取っていたのですが、そのうちPHSでメールにはまりました。いや、メールにはまったのではなく、メールでつながっている相手にはまったわけですが、それは別の話。
当時のPHSのメールは一通10円でカタカナ20文字でした。一通じゃ足りないから何通も送るので、一ヶ月のメール代金だけで4桁になりました。
(これはやっていられない)と思って、節約の方法を考えました。やっと携帯電話の通話料も我慢できるぐらいに値下がりしてきてました。IDO(現au)のメールは一通5円で100文字。さっそく契約してPHSとはお別れしました。が、今度はメールを送る相手がいなくなってしまいました。得てしてそういうものかも知れません。
1年後、新しい携帯電話を買って、古いのを解約しました。cdmaOneを使ってみたかったのです。その後は機種変更だけで、番号は変えていません。まあ、プリペイド携帯を買ったり、PHSをまた契約したりといろいろしていますが、メインの携帯は変わらずです。
ソフトバンクに買収されたvodafoneのあたしいブランド名が決まったそうです。その名も「Softbank」。
秋にはナンバーポータビリティ(携帯電話会社を移っても番号が変わらない)が始まります。
2006年05月15日(月) 時事呆談 気象庁、測候所を原則廃止へ、100年超す歴史に幕
測候所がなくなってしまうのは、なんだか淋しいですね。
夏休みの自由研究で、梅雨入りと梅雨明けの日付をずっとさかのぼって調べたことがあります。昭和20年だけ以上に梅雨明けが遅い、というかほとんど無意味な日付です。これは戦争の情報統制の影響だと測候所の人に教えてもらいました。
計算機科学なんてものに興味を持つ前は、大人になったら天文台で働くことを夢見ていました。でも、今みたいに望遠鏡を収めたドームが全国津々浦々にある時代ではなく、天文台で働きたかったら研究者になるしかなくて、そのためには東大か京大の理学部に行って、なおかつその中での競争に勝ち残らないといけない現実に打ちのめされたのでありました。
天文がダメなら、同じ地学で気象に進路変更です。気象予報士という資格ができる前ですから、気象を商売にするには運輸省気象庁を目指すわけです。でもそれは中央官僚になることでもあり、いまいち気が乗らないままに、今度は獣医を目指してみたのであります。
でもイキモノを扱う技量はなさそうだったので、さらに進路を変えて計算機の分野にはまりこみ、しかもサイエンティストになるはずが、エンジニアになっていたという不思議であります。せめて象牙の塔の中にいれば良かったかと思うこともありますが、それも楽ではないようです。
特急の車内検札やめる動き拡大 JR東日本
列車が始発駅を出てからも、始発駅以外から乗車の指定席券の販売は続いています。
が、始発駅から列車に乗り込んでしまった車掌には、どの席が売れたのか(売れていないのか)知る方法がありません。そこで指定席券現品を確認する作業が必要だったわけですが、通信技術の進歩で、どこの席が売れ残っているのか把握できるようになったのだそうです。
そこで売れ残っている席に座っているヤツだけチェックするわけですな。
何にせよ、気持ちよく寝ているのを起こされなくなって幸いです。
といっても3時間近くかかる中央線より、1時間あまりで着く新幹線のほうが快適でしょうけれど。
「007」の英対外情報部、スパイを新聞雑誌で公募
佐々木倫子のマンガに「ペパミント・スパイ」というナンセンス・ギャグがあり、そこに「スパイになりたくても新聞で募集はしていない」というくだりがあります。が、時代は変わったということでしょうか。
2006年05月14日(日) インクジェットプリンター インクジェットプリンターを新調しました(買い増しですが)。
機種はキャノンのiP4200です。
なぜエプソンのプリンターにしないのかというツッコミが早速入りそうなので、理由を書いておきます。それは「CD/DVDへの直接印刷」と、「紙の両面印刷」の機能を、両方持った機種がエプソンには普及価格帯にないのであります。iP4200の倍以上出せば、エプソンにも同じ機能を持った機種がありますが、まちょっと手が出ません。
それにしても我が家にはHPのカラープリンターもありますし、エプソンのも旧機種が2台、ブラザーの複合機もあります。その上にプリンターを買うには、やはり「自分への言い訳」が必要です。
言い訳始まり。
・失ったと思っていた携帯電話が出てきて、機種変更にかかるお金が浮いた(もともと不要?)。
・レーベル印刷ができるので、iTMSでCDを買っても満足できるしお金の節約になる(効果は疑問)。
言い訳終わり。
地元の大型電器店では、iP4200の売価は18,800円というのが多かったです。新宿に行ったときに西口の大型カメラ店で見たらやはり同じ値段でした(ポイントがつきますが)。
これを秋葉原の通販で買うと14,900円と4千円ぐらい安いのです。これだけ価格差のある商品は久しぶりです。
それが届いたのが土曜日で、土日はこの「新しいオモチャ」で遊びまくっておりました。
感想をいくつか(比較対象はHP cp1160)。
・普通紙への印刷品質は変わらない。
・専用紙への写真印刷は少し綺麗になっている。
・せっかくLEDとフォトセンサーがついてるんだから、紙の種類の自動判別をして欲しいぞ!
cp1160は5年前の機種なのに、期待したほど進化していないというのはちょっと残念でありました。まあ5年かけて値段が1/3になったということかもしれません。少なくともcp1160はレーベル印刷ができません。
レーベル印刷は初めての体験なので、けっこう新鮮な感動でした。
まあ、すぐに飽きるでしょうが。
2006年05月12日(金) おたふく 次女がおたふく風邪になりました。
僕は子供の時におたふく風邪はやっていません(はしかはやりました)。
大人になってからおたふく風邪にかかると、大変に重症になり、入院する人もいるのであります。経験者によれば、キ○玉が「ソフトボール大に腫れ」てすごく痛く、治った後もオカモトだとか相模ゴム工業とかいう会社の製品はまったく不要になったそうであります。もうすでに子供が二人いるから構わないと言う表情がなんとなく淋しげでありました。
僕もそんな風にはなりたくないので、離れております。面倒なだけかも。
ともかくミーティングへ。
定期的に必ず出席するミーティングというものを止めてから、自分はずいぶんダレてしまったように思います。毎週この曜日にはミーティング場に現れなければならない、という縛りは、生活にリズムをもたらすのであります。
その曜日の夕方に時間が空くように、それにあわせて仕事の段取りをしなければいけません。その日に仕事が遅れていて残業しなければいけなくなると、大変に苦しい立場に立たされるので、少なくとも一日分は前倒しておく必要があります。
突発的なトラブル解決を同僚に押しつけて帰るためには、別の日には仕事を肩代わりして恩を売っておく作戦も必要です。世の中は「ギブ・アンド・テイク」であって、一方的な好意を他人に期待してはいけないことを学ぶのも、AAのプログラムだと聞いたことがあります。
基本的に怠け者である自分が、仕事に取り組むには、時間が移動できない「ミーティング」というスケジュールは結構役に立っていてくれたのであります。
どうしても仕事の日程が調整できない時で、自分のグループに他に誰もミーティング会場を開けられそうなメンバーがいない時には、いつも別のグループの恩人に頼っていました。「借り」がたっぷりとあるので、今日のように日付を指定して頼まれれば嫌とは言えません。ともかく、自分自身がミーティングに行けたわけでもありますし。
すんません、ハンドブックも、飲み物も持って行きませんでした。仲間が機転を利かせてくれたから助かりましたが。
2006年05月11日(木) 重い一日 布団の中で寝ていたかったのですが、客先で打ち合わせがあるので、仕方なく仕事に出ました。打ち合わせをすませて、ラーメン屋で昼食をとり、和田峠を越えて会社に着くと、もう2時でした。
4月は忙しかったし、疲れていたけれど、なんだか調子が良かったのです。特に下旬なんかは、仕事の合間に昔の話をさらっと雑記に書き、ブログツールをインストールしてデザインを変え、ちょこまか更新もしていました。
自分でも「飛ばしすぎだな」と思ってもいました。そういう時は、いずれ反動が来るのであります。
案の定、ゴールデンウィーク明けから低調な立ち上がりを見せております。午後も遅くなってやっと仕事に取りかかれている程度でしょうか。もはや僕の周囲にいる人間には、僕が「こつこつ毎日仕事をこなしていく勤勉家」ではなく、「気分にむらがあって、やる気が出ない限りさぼり続けるタイプ」であることは、ばれているのであります。
母親にはときどき「お前は人生を遊んで暮らしている」と言われます。
母に言わせれば、僕のAAも「遊んでいる」うちに入るのであります。そりゃ、酒を飲まずに生きていくにはAAが必要だってのは分かるけれど、面白くなかったらやらないだろう、と言うのであります。ばれたか。
「仕事がない」と嘆くのは、実は自分の好きな仕事しかやりたがらないせいであって、たとえば工場で生産ラインについたり、炎天下でコンクリートをこねる商売があったとしても、お前は絶対やりたがらないのだ、と断ざれるのであります。
「仕事が辛い」というのは、単に興味を引く仕事が回ってこない不満ではないかと。
さすが母親、よく分かってらっしゃる。
遊んでいるという言葉は語弊があるけれど、やりがいのある人生でないとツマラナイという、我が儘が僕の本質であります。
うつが酷い時、しかも無理に仕事をしないといけない時、「俺、酒をやめて本当に楽になっているのかな。あのまま飲んでいても大して違いはなかったのかも」と思う時があります。
しかしまあ、飲んでいた頃どんなに素晴らしいことが起ったとしても、それはいずれ崩れ去っていく頂きでした。
今はしんどくても、いずれ楽になる時が来ると、経験が教えてくれています。
AAという自助グループのすみっこで、自分が主役にならずに、understudy を役割としてこそこそやっていきたいと思います(が、きっと自我が邪魔をすることでしょう)。
いつもありがとうございます。
2006年05月10日(水) 分かっていない電子書籍 裏ブログの方で、川原由美子という単語がでてきて、最近の作品を読んでみたいという気になりました。
まあ、amazon.co.jpで注文すればすぐなのですが・・・本棚で場所を食うし、いっちょ「電子書籍でも買ってみるか」という気になりました。最近はパソコンのハードディスクも容量過多で、空き領域が無駄に余っています。
というわけでebook japanを覗いてみました。
専用のリーダーはActiveXベースでインストールされ、使い勝手もなかなか悪くありません。「お試し用」のデータをダウンロードして見てみると、解像度などもなかなか良好です。一部スキャン時の裏写りが起きているデータがありましたが、まあそれはご愛敬でしょうか。
で、一冊400円の本(のデータ)をまとめ買いしようとして、ふと「もしこのパソコンのWindowsを再インストールしたらどうなるのだろうか」とか、「データはデスクトップPCに置いておいて、布団の中でノートPCでマンガを読むことは出来ないのだろうか」とか考えてしまったわけです。
結論から言うと、事実上データを購入したパソコンでないと、そのデータを読む(再生する)ことはできません。ハードコピー(印刷)も出来ないし、データを他のパソコンに移行する(ムーブする)のも妙に面倒くさい手順を踏まないといけません。
まあ不正コピーが出回らないように、いろいろと制約を付けるのは仕方ないのかも知れません。が、どうしてソニーがアップル(iPod/iTMS)に負けたのか、そして相変わらず勝てないのか、そこらへんのことが全然分かっていない訳であります。
いくらリーダーソフトの使い勝手を良くしたところで、不意のハードディスク事故で買ったものをすべて失うかも知れないのに、「再ダウンロードは一週間以内」とか言われたら買う気をなくすのではないでしょうか。
これが一冊100円とか、200円とかで、古本屋で買うのとさして違わない値段なら、もし失っても泣いて諦めることができるかもしれませんが。
というわけで、購買意欲を失って、ただ無料のデータだけをダウンロードしているのでありました。
2006年05月09日(火) トピックス (順不同)
・歯医者終了。
最後の一回の「歯磨き指導」はサボってしまいました。
とりあえず2ヶ月以上続いた歯医者通いも終了です。
・うつッポイです。
精神的なコンディションというより、ゴールデンウィーク中の過酷なスケジュールによる肉体の疲れが原因だと思われます。
・携帯電話戻りました。
着払い送料640円なり。おまけでキティちゃんのハンカチーフを付けてくれました。親切。
・「Skypeキャスト」で100人の電話会議
いままでのSkype会議だと5人しか参加できないし、それもCPUパワー依存だったのですが、これだと実質的に制限なしです。話し手(仮想マイクの持ち手)が一人に限られるのも、オンラインでAAミーティングをするにはかえって好都合かも知れません。
あああ、帰って寝たい。
2006年05月07日(日) 麻薬 4月11日の雑記 で「適度な間隔で続けることの難しさ」を書き、そしてFast&Firstというサイトへのリンクを張らせていただきました。
そうしたらブログでこちらの雑記を取上げていただきました。その「毎日更新することが麻薬なのではなく、更新をやめてしまうことが麻薬」はとても印象に残ったのであります。
アルコールという麻薬にとりつかれたのが僕の人生であります。麻薬という表現は適切でないかも知れませんが、まあ結果は似たようなものです。ほとんどの人にとってアルコールは単なる嗜好品であり、「ほどほどにたしなめばいいもの」でありましょう。が、自分の場合には、アルコールは麻薬に等しい体質であったのです。
ほとんどの人にとって、麻薬を「ほどほどにたしなむ」ことが出来ないのと、基本的には同じであります。
ところがセルフ・ヘルプ・グループというものによって、人生が助かったわけです。
酒がグループに置き換わったわけです。
なんだ今度は依存の対象が、アルコールからグループに変わっただけじゃないかと言われるかも知れません。
グループに通うことだって「ほどほどにすればいいのだ」というわけですね。
常識的に考えればそうかもしれません。
が、実際には反対で「ほどほどにやめることが出来ない」のであります。
通わなくなるということは麻薬に似ているのでしょう。
「通わない」という麻薬は実に強力な麻薬であり、一度それに手を出すと、人は簡単にそれにハマってしまいます。それが証拠に、一度通わなくなった人は、相当強力な痛みがその人の人生に起るまでは、帰ってくることが滅多にありません。みんな「通わない」という麻薬に溺れてしまい、ほどほどに「やめる」をすることができないであります。
自分も例外ではないのでしょう。試してみようとは思いません。
毎週決まったミーティングに通うまじめなメンバーではなくなってしまいましたが、最低限週一回というペースは守るようにしています。たぶんこれ以上減らすのは(今は)無理です。
決してまじめなわけではありません。「通うのをやめる」という麻薬に手を出すのが怖いだけの話なのであります。
2006年05月04日(木) 特許 僕がコンピュータープログラムに興味を持ち始めた頃、他の人が組んだプログラムを入手する手段は、もっぱら雑誌からでした。雑誌に掲載のプログラムを自分のコンピューターに入力したのであります。
それも、フロッピーディスクとかCD-ROMとかが付属してくるのは、もっとずっと後のことで、プログラムのソースコードが延々と雑誌に何ページも掲載されているのを、自分でキーボード入力するのであります。もちろんそれは果てしない時間がかかる、一種の修行でありました。
人間ですから、間違いもあります。プログラムが正常に動かない時は、大抵タイプミスですから、間違っているところを直さないといけません。といっても、どこが間違っているか分からないので、最初から全部見直すのであります。これには入力するのと同じぐらい手間がかかりました。
プログラムの中身になんか興味はなくても、ひたすら(たとばBASICの)コードを打っていると、そこに何かの法則性を見いだすことがあります。そうやって少しずつプログラミングの勉強をしていきました。(ああ、こういう時は、こういうコードを書くんだ)とか、(この謎のコードは何を処理しているんだろう)とか。
さすがにパソコンを使うためだけに、何時間も何十時間もかけてプログラムを入力するのは馬鹿げていてると考えたのか、ある雑誌社が掲載したプログラムの別途販売を始めました。当時の媒体はカセットテープであります。
プログラムが入ったテープが、千数百円とか数千円で販売されるようになりました。
雑誌に掲載されているものを、自分で入力すれば無料であります。テープを買うというのは、ソフトを買うというより、入力する手間を買うようなものだと思っていました。
当時はコンピューターを使うことは、自分でプログラムを組むというのと同義ですから、出来たプログラムは人に無料であげても損だとは思いませんでしたし、それが当たり前だと思っていました。
それが、ソフトの入ったテープを売って金儲けをするなんて、なんて不埒な商売だと思った記憶があります。
そのうちに、コンピュータープログラムも著作権法で保護することが決まって、ソフトがパソコンショップの片隅で売られるようになりました。
そうして自分もいつの間にかプログラムを組むことを生業としているのであります。お前の組んだプログラムを無料でよこせと言われたら、商売あがったりな最近です。
先日某社のプリンタードライバーを書いている人物と話をしたのですが、彼の書いたコードが他社の特許に引っかかってお蔵入りしてしまったと嘆いていました。そのコードを世に出すためには、特許料を支払わなければならず、それだけの価値はないという結論になってしまったわけです。最近では、著作権以外に、特許についても気にしながらプログラムを書かないといけません。
もちろん、素晴らしいアイデアを特許で保護することに異論はないのですが、実際の世の中は素晴らしいアイデアを特許で保護するようにはなっていません。
くだらない特許も、素晴らしい特許も、同じ特許であります。
そうして、素晴らしい特許1件と、くだらない特許40件が、バーターで取引されていたりするのであります。
2006年05月03日(水) お休みチャボ当番 吐きましたとも。おかげさまで元気ですが。
本日は賞味期限が10日過ぎた納豆を食しておりますが、まあ発酵食品だから大丈夫だろうという見込みであります。
長女が学校に忘れ物をしたというので、取りに行きました。
職員室に先生が誰もいず、途方に暮れていると、学校で飼っているチャボの世話をしに来た先生がいました。おかげで何とかなりましたが。
ゴールデンウィーク中は子供のチャボ当番がありません。
なので、先生が出てきてしてるのでしょう。
夏休みなどの長い休みには、チャボなどの動物の世話をする当番が回ってきます。
当番割りの表をもらうのですが、月曜から金曜までであって、土日は当番がありません。
「チャボは、土日休みなの?」
「うん、土日はチャボは休み」
イキモノが土日休みだったら、楽でいいよね。
まあ、土日もありにすると、週末に当たった子供(やその親)から苦情が来るのでしょうか。金曜日の当番の子は、餌を多めに与えて帰るのだそうです。
チャボに餌を3日に分けて食べる知恵があるとも思えませんが・・・。
週末は先生がチャボの世話をしに出てきてるのでしょうか。
さて、話は変わってアルコールで入院していた頃の話です。
入院して最初の2〜3週間は、肝臓のための点滴をするのであります。肝臓を癒すには、高タンパク・高ビタミン・低脂肪の食事を摂って、体を休めているのが一番であります。が、ビタミンはいくら摂っても不足はないよということで、黄色い色をした点滴を毎日するのであります。いまでも、「ファイト!一発」などのドリンク剤の黄色い色を見ると、あの点滴の色を思い出します。
病気で入院といっても、依存症の人間がしおらしくているのは入院最初の数日ぐらいのものです。あとは、退屈してイライラするものです。それをさらに30分〜1時間、点滴などという不自由なものを取り付けられて、おとなしくベッドに横になっている苦行を強いられるわけです。
「土日くらい点滴を休ませてくれよ」
と看護婦さんに毒づくと、相手も慣れたもので
「そうね、病気も土日休みになるといいわね」
と返されてのでありました。
土日どころか一生治らない病気にかかったという見通しに、すっかり腐っていた頃の話であります。
2006年05月02日(火) ゲロゲロ 夕飯が出来たと呼ばれていって、食卓に着きました。
今日のおかずはアサリの酒蒸しと、冷凍食品であるところの海老カツ(海老の肉入りのコロッケみたいなもの)でありました。
が、この海老カツがなんとなく酸っぱいのです。
いや「なんとなく」ではなく「確かに」酸っぱい。
子供も酸っぱいよと言っています。
妻は、「そんなことないわよ、私も一個食べたんだから」と反論してきます。
が、一個の半分ぐらい食べたところで、どうもこれはアヤシイと思い、ゴミ箱に捨てられていた冷凍食品の包装を見ると、賞味期限が一年前でした。
お前なぁ、冷凍食品てのは、凍らせておけば何年でも大丈夫なのとは違うぞ!
おかずは作り直しになりました。
再度、出てきたのは餃子であります。冷蔵食品であるところの餃子パックに火を通したものであります。
が、この餃子がなんとなく酸っぱいのです。
いや「なんとなく」ではなく「確かに」酸っぱい。
子供も酸っぱいよと言っています。
妻は、「そんなことないわよ、タレに酢が入っているから酸っぱいのよ」と反論してきます。
(確かにタレは酸っぱいからな)と思って餃子2個食べ、3個目を口にしたときに、疑念が高まりました。これはタレを付けなくても酸っぱいぞ!
ゴミ箱に捨てられていた餃子の包装を見ると、賞味期限は3週間前でした。
お前なぁ、冷蔵庫ってのは賞味期限を延ばす魔法の箱じゃないんだぞ!
思わず気持ち悪くなってトイレで吐きました(食事中の方すみません)。・・・が、出てきません。酒を飲んでいた頃は、吐き癖がついていたせいでしょうか、どんどん吐けたものですが、今となっては吐くことも容易ではありません。
えーい、仕方ない胃薬だ。
3回目出てきたのは、味付け肉(ジンギスカン)を焼いたものでした。今回は家族全員で賞味期限が「明日」であることを確認して、ようやく夕食になりました。
「賞味期限が過ぎたからって、すぐに食べられなくなるわけじゃないのよ」と妻は言うのですが、それは「これ酸っぱいんじゃないの」と言われた時に、やっぱり危ないかしらという安全弁があって初めてその理屈は成り立つのだ。モラル崩壊してんじゃないぞ。
子供と相談して、危険防止のために、期限切れ(もしくは期限切れ間近)の冷凍食品は、冷凍庫から全部捨てることにしました。今夜は大量にゴミが出そうであります。
ゲロゲロ。
2006年05月01日(月) 0502 東京行き(2回目)
面接を受けに再び東京まで行って参りました。
同行した人間の車に乗せてもらってだったので、楽でありました。
ふだん二人乗車で東京まで行くときには、たいてい途中で運転を交代しながらでありますが、彼は「自分の車であれば自分で運転する」という主義なので、今回はずっと彼の運転であるはずでした。だいたい、僕と違ってスピードは控えめなので、あまり疲れない運転なのであります。運転の疲労は速度の自乗に比例するような気がしますね。
とはいうものの、帰りが夕方以降になり、途中のサービスエリアで食事をして、また長野目指して走らなければならないという状況になって、さすがに「運転替わってもらえませんか」と言い出しました。と言うわけで、100キロほど高速道路を乗らせてもらいました。
車はランサーセディアワゴン。
こいつは「ワンボックス」だとばっかり思っていたのですが、ステーションワゴンの分類であります。ボディが1ボックスならミニバン、2ボックスならワゴンということなのでしょうか。でも、セディアと(たとえば)ホンダストリームの間に、形状的な差異は少ないように思いますね(乗れる人数の違い?)。
サスは堅め。といっても国産車での堅さです。「リアタイヤがつるつるなので、カーブは110キロぐらいに抑えてください」と言われ、「だって高速のカーブだろう?」と抗弁してみたのですが、まあ予告なしにリアが滑り出されても対処できないし、背が高い車(全高<全幅だけど)ですから横転なんかして死ぬのも嫌だったので、おとなしく乗ってきました。
ハイオク指定のところにレギュラーガソリンを入れている割には、妙にパワー不足の感じもなかったのはガソリン直噴のおかげでしょうか。
座面が高い車は運転していて不安であります。無茶な運転をするからですよと諭されますが。サスは堅めの方が安心感があります。
待ち合わせ地点まで戻って、自分の車に乗り換えると、サスがふわふわで気持ち悪く感じるのでした。
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