ゆうの日記

2002年12月26日(木) 毎日毎日

何か書こうと思うのだが、デスクに座りパソコンを前にするとすっかり忘れてしまう。
些細なことでも良い。
何か書こうとするのだが。
家に帰るといろいろなことが、頭を巡って。
会社に行ったらこれを書こうと思うのだが。
書く段になると何も頭に残っていない。
ふぅ。



2002年12月11日(水) 一枚のFAXから

会社に一枚のFXが届いていた。
一番偉い人からのFAXだった。
名前が二つと面接と書かれていた。

なにを指示したいのか、なにを言いたいのか、なにを求めているのか。
以前の僕ならわかっていた。
もしわからなくても、それなりの対応をした。

意味不明。
いまの僕はそう理解した。
住所も連絡先も、いつなにをすればよいのか書かれていないFAX。
意味不明のFAXとして処理した。

二日後。
関係部署からFAXが届いた。
名前の方から面接の連絡がこないと苦情が入ったと。
意味はわかったが、どこにどう連絡する。
そのFAXにも連絡先が記されていなかった。
罠かもしれないが、はまることにした。

午後、電話がなった。
普通に対応した。
面接の予定を入れた。

夕方、一番偉い人にいろいろ言われた。
そのほかのお偉方にも、彼が怒っているけどどうしたんだと責められた。
いろいろ脅された。
いまとなっては忘れることにした。
その後の出来事も忘れた方がいい。
ただ、僕はその職責において使命を果たした。



2002年12月10日(火)

雪は降った。
冬なのだ。
その日は一日休みだった。

自分もやりたい仕事ができる職場をさがすつもりだった。
自分を少しでも評価してくれそうな職場を。
いまの職場は息苦しく、環境を替える必要がある。
いまの僕には、いまの場所で切り開く力がない。

雪は止まなかった。
夕方、スコップを買いにでた。
久し振りに雪かきをした。
すぐに手がかじかんだ。
すごくすごく手が冷たくなった。



2002年12月06日(金) 大雪

雪など降るのだろうか。
昔は雪の降るところにすんでいた。
とっても寒かった。
でも寒いところに長くいると、
寒いなどと考えなくなる。

犬がいる。
迷い犬だ。
白くて、毛むくじゃら。
どこからか抜け出して来たのだろう。
何かの種や草や泥がいっぱい付いている。
吠えたりはしない。
よほど人間になれているのだろう。
利口な犬だ。
エサが欲しくてすり寄ってくる。
決して吠えたり、警戒したり、威嚇の態度をとらない。
ただエサが欲しくて、飼い主にねだるようにすり寄ってくる。

人間死にたくなる時もある。
時にはそのような時もある。
いつもは、多くの人はそうでないときがあるように。
時には、いつものようではなく。
多くのみんなのようでない時もある。

逃げ出したい。
放棄したい。
面倒くさい。
その延長にそのようなものがあるのかもしれない。

あの犬のように。
迷った時。
生きるすべをなくしたとき。
じたばたせず、吠えたりせず、憎んだり、やけになったりせず。
いつもそうであったかのように。
静かに。
誰かまわず。
助けを求めてみる。
そんなことができるだろうか。


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