たりたの日記
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2016年最後の日の事を書いてから眠りに就くことにしよう。 昨日から長男一家が来ている。 昨日は遅くまでみんなであそんで起きていたので、今朝はみんな遅くまで寝ていることだろうと、私だけ家を抜け出し、今年最後のウオーキング。朝8時から9時まで、YouTubeでラテン語のロザリオの祈りに合わせて、祈りの言葉を呟きながら60分歩く。 家に戻ると 夫と孫娘の芽美がバナナケーキとお餅と苺の朝食を食べているところだった。 「パパママ、昨日、パパと代わったでしょう。今日は変わらないでね。」とめいみ。 私と寝たいというので、私のベッド絵本「あまがさ」を読んであげて寝かしつけ、眠ったところで、長男一家に貸し出ししている主寝室を私は抜け出し、代わりにパパがめいみの隣に寝たので、それに対するめいみのクレームだった。祖母と一緒に寝たいと言ってくれるなんて、ほんとに有難いことだ。 おせち料理を一品作り(シャトルシェフで、豚の角煮)、芽美のパパが起きて来るのを待って、みんなで、お気に入りの中華料理のお店にランチ。パパは仕事絡みの格闘技のイベントへ出かける。家に戻り、ママと妹達がお昼寝をしている間、玲央とパパママは英語のレッスン、4月からベトナム赴任となれば、玲央はインターナショナルスクールへ通うことになる。それまでに何とかフォニックスの基礎だけでもと教育ババは思うわけなのだ。 「ぼくはパパママの生徒じゃないから英語なんかしないよ」という1年坊主をあの手この手を使い、何とか2時間のレッスン。あー疲れたぁ〜。大晦日に仕事とは。玲央にとっても大晦日に勉強させられる羽目に。それでも、後でママに書けるようになった言葉を得意げに披露していたり、その後も英語の歌やだアニメを観ていたから、まずは成功だったのだろう。 その後、我が家の定番おせち、無水鍋で作る筑前煮をママに伝授し、夕方、三歳児の芽美の立ってのお願いで、みんなで温泉へ。 ひとり温泉のゆったりさは望めないが、今度はあのお風呂、今度はこっちと三歳児に連れまわされながら、また、どこにでも行こうとする冒険好きの一歳児のお尻を追いかけながらの温泉もまた記念すべき、意味深い時間だった。 温泉で年越し蕎麦を食べ、夜遅くパパが戻ってくるまで、お菓子を食べながら映画の時間。紅白歌合戦をちらりと見ることもなく今年の大晦日の夜は過ぎていった。 11過ぎ戻ってきたパパと一緒にまたひと遊び。なんと宵っ張りな子ども達だ。そして最後は、パパママから「自転車にのるひとまねこざる」を読んでもらって、眠りに。 賑やかな今年最後の一日が終了。 玲央は明日、私にくっついて日の出ウオーキングをすると言っているが、まずは無理なことだろう。私だけ起きて、歩くことになるだろうな。そしてみんなが起きてくるまでに、重箱におせち料理を詰め、お雑煮の支度をする。
さて、もう2017年になってしまった。 下で話しをしていた夫とパパもそろそろ寝室に引き上げたようだ。 さて、静かに今年初めの眠りの時間が訪れる。 おやすみなさい。
2016年12月26日(月) |
「イギリスのナイチンゲール」を演奏したクリスマス |
久しぶりに、ほんとうに久しぶりにここを開く。今日はそれが必要な気がした. 今日は12月26日。日本に於いてはクリスマスが終わった翌日。キリスト教国に於いてはこの日から12日間続くクリスマスの第2日目。 そして、私自身にとっては、私だけのクリスマス、そんな気がしている。心なしか、昨日までのクリスマスツリーやクリスマスの飾りが新鮮に映る。去年のミニシクラメンに沢山花が開いている事にも気づき、テーブルの真ん中に持ってくる。大きなマグカップにコーヒーを淹れ、アドベントの1日目からクリスマスツリーの下に置いておいた、とっておきの可愛らしいクッキーの缶を開く。何と平和で心穏やかなクリスマスの朝だろう。
そう、このクッキーは11月27日、杉並にある養護施設で小さなコンサートをした時、その会を企画したKBさんからお礼にといただいたもの。文学ゼミの仲間のKさん、KBさん、そして彼らのピアノの先生の演奏にリコーダーで参加させていただいた。みんなで集まって練習したり、選曲のことでメールのやり取りをしたり、そしていつもの事だけど、演奏会が終わるまでは他の事に手がつけられず、練習してもしても不安や緊張が続く、そして終わってみれば、あぁ、良い機会をいただいたな、楽しかったなという気持ちが残る、そんなコンサート。
昨日もそうだった。東久留米の「聖グレゴリオの家」での子ども達によるオペレッタ「青い鳥」の中で青い鳥となってリコーダーを吹くという役目。 リハーサルの午後3時に1時間ほど早く、まだ暗い礼拝堂に入り、クリスマスツリーの脇に譜面台とライトを用意し、音出しをする。この礼拝堂は音がとても良く響く。それだけに息のコントロールが難しい。予定していたルネッサンスモデルのリコーダーは素朴で澄んだ音がするけれど、響きすぎる気がし、リハーサルはグラナディアのリコーダーで吹くことにする。こちらの方がノイズがなく、安心な響きだが、小鳥の素朴な感じはルネッサンスモデルの方が良さそう。客席が埋まると音が丁度良い具合に吸収されていることが分かったので、本番はルネッサンスモデルで演奏することにした。
オペレッタの中で子ども達の歌に合わせて吹く分にはとても楽しく軽やかに吹けるのだが、問題はリコーダーのソロの部分。「青い鳥、見つけた!」と子ども達が少し高い位置にある礼拝堂の入り口に立つ私を指さし、そこから、私がファン・エイクの「イギリスのナイチンゲール」を吹きながら、子ども達のところまで歩いてきて、そのまま続きを終わりまで演奏するという場面。この時会場は少し暗くなり明かりが私に向けられる。ここでコケたら子ども達のオペレッタが台無し。私だけのミスでは済まない。何とか間違えずに最後まで演奏を終えなくては.... その気持ちが強かったからか、あと1小節で終わりというところに来てミスってしまった。普段ならけっしてミスしない場所なのにと心はしょげる。けれど聴いていた方にとってはそんな大きなことではなかったようだと胸をなでおろした。まずは無事お役目は果たすことができたようで、ほっとしたような、ミスや緊張が残念で、これが自分の実力、もう人前でソロなどしない、といった複雑な思いでの帰り道だった。
予測不能なミスを免れられない。これが今の私の実力ではあるけれど、録音したものを聞きかえすと、あの礼拝堂に自由に飛び回る小鳥の感じは出ていると思った。気分でテンポも速くしたり、ゆっくりしてみたが、小鳥が子ども達に話しかけている感じも出ている。私の緊張とはよそに、笛の音は、またこのファン・エイクの曲は自由に音楽を奏で、このオペレッタの中でちゃんと鳥の役を演じてくれたような気がしてきた。うん、そういうことにしよう。
何よりも、この聖堂でリコーダーを吹けた、その事こそが神さまからの大きなプレゼントだとしみじみ思う。2年前、この礼拝堂を初めて訪れた時、ここでリコーダーを吹くとどんな音がするんだろう。ここでファン・エイクのクリスマスの曲や讃美歌をモチーフにした曲を吹くことができたらどんなに良いだろうと夢見た。けれど2年前はとてもここで演奏できるようなレベルではなかったのだ。そして神さまは少しずつ、導いてくださった。去年の自由が丘のカフェでのライブ、折々のカフェ寧の中庭でのライブ。昔から尊敬し憧れていた吉澤実先生のリコーダーレッスンを受けることができるようになったこと、これも念願の都留音楽祭の参加。こういうひとつひとつの事すべてがお導きだったと、この4年間を振り返る。
そういえば、昨日演奏した「イギリスのナイチンゲール」この曲との出会いは、吉澤実氏の「クリスマス パストラーレ」という1枚のCDを通してだった。このCDは1993年にルーテルアワーから出たもので、リコーダーが奏でる澄み切っていて、静かな曲はパストラーレというタイトルに相応しく、大のお気に入りのCDとなった。24年も前のこと。そして毎年アドベントに入るとこのCDを一日中かけ、また何人もの方にクリスマスプレゼントとして差し上げてきた。少しもの悲しい「いまこそきませ」に始まるこのCDの中に、ソプラノリコーダーのソロで演奏されている「イギリスのナイチンゲール」があったのだ。 4年前のクリスマスに夫から木製のリコーダーをプレゼントしてもらい、まず頭に浮かんだのはこのクリスマス・パストラーレの曲だった。検索して、「イギリスのナイチンゲール」の楽譜が見つかった時には飛び上がりたいほどの喜びだった。そして、17世紀の盲目の音楽家、ヤコブ・ファン・エイクの事も知り、楽譜を見つけては夢中で吹き、CDを聞いた。ユーチューブを開けば、世界中のファン・エイクのファンがプロ、アマ問わず、様々に演奏をアップしていることにも驚いた。そうしてわたしも駆け出しの分際で、この曲をチャーチコンサートや子ども達のイベント、カフェでのライブで吹くようになった。公園ではこの曲を一番たくさん吹く。というのも、周囲を飛び回っている小鳥たちが反応して囀りを大きくしてくれるからだ。まるで小鳥たちとのコラボ。そう、この曲のお陰で、私はいろんな公園の小鳥たちとコミュニケーションができるようになってもいたのだった。
曲との出会い、人との出会い、場所との出会い、そんな出会いの積み重ねの中での、昨日の演奏ではあったのだ。
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2016年12月20日(火) |
英語教室のクリスマスクラス |
今年のクリスマスクラスは20日、21日、22日、全部で7クラス。 恒例のバナナケーキとココア。これも恒例の1年の感謝のお祈りとクリスマスのお話や絵本。 クリスマスにちなんだゲームをして、最後はひとりひとりにプレゼントを手渡す。 子ども達の心の片隅に、商店街のクリスマスとは違うクリスマスの情景が残せたら嬉しいのだけれど。
2016年12月10日(土) |
サンタさんへのクッキー作り |
「おかあさん、めいちゃんがサンタさんのクッキーを作りたいと言っているので、クッキー作りに来てくれませんか。クッキーの型はおかあさんが去年持ってきてくれてます。」と智ちゃんからのリクエスト。
去年の1月、愛美が生まれた時に、調布に手伝に出向いた際、芽美とクッキー作りをしようと、クッキーの型を調布の家に持って行ってそのままになったいたのだ。あの時は、途中で具合が悪くなり、家に戻り、検査し、その日の内に胆管がんと診断され、翌日から入院することになったから、クッキー作りはできないままだったのだ。
来年のクリスマスはめいちゃん達はベトナム、いっしょにクリスマスのクッキーを焼いたりもできないかもしれない。忙しい時期ではあったが、一泊で調布へ行くことに。ちょうど熊本の甥っこが遊びに来ていることもあって。
めいちゃんとのクッキー作りは楽しかった。娘を育てたことのない私にとっては、夢が叶ったような気持ちでもあった。母の葬儀以来、5年振りに会う甥の航太は慎重190センチの子ども達に人気のイケメン男子に成長していた。
今年のアドベントは11月27日。 この日は杉並の養護施設での小さなコンサート、このことは12月26日の日記に。
英語教室の子ども達とクリスマスツリーの飾り付けを始めたのは12月1日のクラスから、どの子にも少しづつ飾ってもらう。クリスマスの準備の意味で。 11月から何にしようと悩んできたクリスマスプレゼントは来週までのはそろえてツリーの下に置いておかなくては。今年は全員絵本の予定。 カードを作る。今年最後のクリスマスクラスにはバナナケーキを作る。暮れの準備やお正月の準備、25日のオペレッタのリコーダーの練習と、いつもながら忙しい12月のスタート。せめて深い呼吸でと言い聞かせつつ。
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