たりたの日記
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2012年04月18日(水) |
今年のチューリップの色は赤 |
4月2日の日記の写真にはまだ葉だけだったが、今朝ようやく、このチューリップが開いた。
花が開くまで、秋に植えた球根がいったい何色の花を咲かせるものなのか、またどういう品種なのかまったく覚えていなかった。
昨年の11月の末、余裕のない日々の中で、それでも生協で球根の注文はしていて、いつまでも玄関先に置いてあった。このままでは植えずに終わってしまうと、何とか時間を見つけてビオラやパンジー、ノースポールの苗を買ってきて、夕方、暗くなっていく中、やっつけ仕事でコンテナに埋め込んだのだった。
そして、その後は花を眺めることも水をこまめにやることもなく、花を植えたことすら忘れて春を迎えたのだった。
こんないい加減な世話にもかかわらず、花々はみごとに花開いた。今年植えたチューリップ30球のうち、10球がピンクで20球が赤だった。これまでは黄色やオレンジ、パステルカラーのものを好んで植えてきた。真っ赤なチューリップというのはあまり記憶がない。
昨年の秋、いったいどういうわけで赤いチューリップを選んだのだったか。 身体が疲れていて、単純に赤のエネルギーを欲していたのかも知れない。
今日は何度も窓から赤いチューリップを眺めながら、その赤さに驚き、その赤さを呼吸した。色はエネルギーだというけれど、その赤が実際わたしの内にエネルギーを注ぎ込むのが実感できるのだった。 鑑賞するというよりは、色を食物のように、あるいは薬のようにいただく、そんな気持ちだった。
明日の朝も、早く起きて庭に出るのだろう。
2012年04月03日(火) |
上野の桜とロベール展 |
誕生日の今日、午後から雨と強風という天気予報だったが、 ユベール・ロベール−「時間の庭」展(国立西洋美術館)へ
ロベールの名前には馴染みがなかったが、絵を見ているとどこか懐かしい感覚があり、子どもの頃、家にあった名画を集めた画集の中に、ロベールの作品が一枚だけあったことを思い出した。その絵の印象が、深く焼き付いていたのだろう。
2時間半あまりの時間、ロベールの世界を堪能し、外に出てみれば、すでに雲ゆきが怪しくなっている。咲き始めた桜の並木を通り、駅へ。 こんなお天気なので花見客もあまりおらず、美しい桜を眺めることができ幸いだった。
ロベールについての覚え書き
18世紀のフランスの風景画家ユベール・ロベール(Hubert Robert 1733-1808)は「廃墟のロベール」と言われ、ロベールの絵には、古代の建築や彫像が立ち現われる一方、木々や水辺、日々の生活を営む人々が描かれ、奇想の風景を形造っている。また、数々の名高い風景式庭園のデザインも手がけ、「国王の庭園デザイナー」の称号も持つ。ロベールの庭は現実の風景のなかに古代風建築や人工の滝・洞窟などを配置されており、自分のデザインした庭をまた描いてもいる。
11月に植えこみをしたパンジーやヴィオラはこの冬の寒さを乗り越え、株を大きく育て、チューリップの球根は深い眠りから目覚め、春の陽射を感じてぐんぐん葉を伸ばし始めている。
ようやく、春がきたんだなぁ。 待ち長い春だったなぁ。
2012年04月01日(日) |
たりたの日記 12年目のはじまり |
<写真の花は ムスチコーレ >
2001年の3月の終わりから始めた、この日記は11年を終え、12年目が始まった。
4月というのは、気持ちを新しくて何かを始める季節。
今朝はまだ目覚める前から花々の呼びかけがあり、いつもはもう少し寝るところを、いそいそと起き出し、朝の光を浴びて美しく咲いている花々に見とれていた。
「ああ、この感覚、忘れていた」
花との豊かな時間を今年は取り戻せるのだと思う。
つい先日友人から送られてきた、「10年メモ」を開く。 1ページめ、4月1日の2012年の部分に今日の出来事を書きいれた。 1ページには2021年までの年号が記されてあるのだ。 これから始まる10年に想いを向ける。
1年ごとのテーマをもうける、10年を見通してこの10年でやりたいことをリストアップする、さらにもっと小さく、その月の目標を立てる・・・ 30日間、あることに徹底的に集中するというやり方も面白いかもしれない。
さて、4月の目標は
生活面では不要物を捨て環境整備。
仕事の面では 自宅での英語教室を素敵にスタート。
学びとしてはフランス語入門、平家物語の朗読、新渡戸稲造「武士道」。
健康面では、ヨガに加えて、フラダンス、ラテンエアロを。
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