たりたの日記
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2011年10月29日(土) 秋のピクニック



京王フローラルガーデンへ 長男のファミリーと。

れおは従姉のここちゃんと、生まれたばかりの従弟そうくん、伯母さんともう一人のおばあちゃんとみんなで9人。光と花にあふれた公園での一日。












2011年10月28日(金) スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学でのスピーチを読んで

昨日の日記に続いて、テーマはスティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学でのスピーチ。

3つの話の中でとりわけ印象深かったところを抜き出し、わたしなりのコメントをつけてみよう。
繰り返し蘇らせることができるように。



The first story is about connecting the dots. (最初の話、点と点を繋ぐということ)


Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

そう、今という点がこれから先どのように繋がっていくのか、私たちは知らない。

けれど、自分の歩いてきた無数の点を振り返り見る時、ジョブズ氏が言うように、 確かにそれらの点が見事に繋がっているのだ。

ジョブズ氏は、それが、あなたに取って何であろうと、点が将来に繋がっていくということを信頼しなくてはならないという。運命とか、人生とか、カルマとか何であれ。

わたしが意図的に繋いでいったわけではない。わたしではない、しかし、わたしを知る遥かに高い存在・・・信仰そのもの、わたしにとってはだが。



彼自身の信仰は、わたしのそれとは違うとしても、信じて生きるというアプローチに共感する。


Sometimes life hits you in the head with a brick. Don't lose faith. I'm convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You've got to find what you love. And that is as true for your work as it is for your lovers. Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking. Don't settle. As with all matters of the heart, you'll know when you find it. And, like any great relationship, it just gets better and better as the years roll on. So keep looking until you find it. Don't settle.



人であろうが、仕事であろうが、自分が本当に愛するものが何なのか、諦めることなく、妥協することなく、求め続けろ、探し続けろとジョブズ氏はいう。 留まるなというメッセージに刺激される。
もうこの年齢なのだから、そろそろリタイアのことを考えてもいいんじゃないかと、そんな気持ちが去来する昨今だから。
今わたしがやっていることが、 本当にしたいことなのか、立ち止まって凝視する時を迎えているのかも知れないと思う。
わたしの魂の欲するものは?


My third story is about death. ( 三つ目の話、死について)

When I was 17, I read a quote that went something like: "If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right." It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.


Remembering that I'll be dead soon is the most important tool I've ever encountered to help me make the big choices in life. Because almost everything — all external expectations, all pride, all fear of embarrassment or failure - these things just fall away in the face of death, leaving only what is truly important. Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart.

・・・・・・・・・・・・

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
suti-zu


17歳の時に読んだ何かの名言「もし今日が人最後の日であるかのように生きるなら正しい生き方ができるだろう」という言葉にいつも向かいあってきたジョブズ氏が実際癌の診断を受け、死に直目する。それ故、この死についての部分はとりわけ、説得力がある。

この事は、ある意味、わたしが繰り返し、この10年間の日記の中で書いてきたことでもある。
「メメント・モリ」あなた自身の死を覚えよ。
ジョブズ氏の言うように、死こそがひとつの恵み。良く生きることは良く死ぬこと。
そこに向かってこの世での生を生きる。今日が自分の最後の日としても。
そのように生き、ジョブズ氏はこの世の生を全うされた。
彼が作り世に送ったiPhone を、また iPadをわたしは日々手にし、情報を得、こうして文章を綴る。そしてそれを多くの方々にシェアしている。
今は亡きスティーズ・ジョブズ氏のこのスピーチに感謝して。

R.I.P.Steve Jobs.



2011年10月27日(木) Stay Hungry. Stay Foolish.

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチを読み、胸に迫るものがあった。そして、なぜか、息子たちの顔が浮かんできた。

Stay Hungry. Stay Foolish.

わたしもまた、そうであるかも知れない。
飢え渇きは今だ消えず、無茶で馬鹿なことばかりしている…
時々自嘲気味にそんな我が身を呆れて眺めているのだが、
それでいいんじゃない、とジョブさんから言われたようで、涙。
このスピーチについてもっと書きたいけれど、もう寝る時間。またの機会に。

YouTubeでスピーチの動画を探したら、日本語訳のついているものが見つかったので、Facebook に貼り付けた。そう、Facebook のことも書かなくては。

Facebook・Yoshiko Higo




2011年10月26日(水) 王子までの電車の中で

今日から、これまでの通勤経路を新しい経路に変更した。
この2年半は、大宮から東武線で梅島まで行っていたのだが、新しい経路は、大宮から京浜東北線で王子まで。王子駅前からバスで区役所へ。どちらも始発なので、座れるのだ。
時間は多少かかるが、自分の空間と時間とが確保できる。
一番のネックが、渋滞によるバスの遅延と、歩かないために生じる運動不足だが、そして、そのことで、ぐずぐずと、変更の申請を出すのを躊躇っていたのだが、昨日思い切って書類を出した。

朝は確実に6時20分前までに出なければ遅刻になる。
それがクリアできれば、後は職場まで楽にゆく。
さて、次は赤羽。女性専用車のこの車両 は既に寸分の隙もないほど、
人が詰まっている。この座席からドアまで出るのが、一番大変なところ。
下車する準備にかかるとしよう。
その前に、日記、アップ。


2011年10月25日(火) カボス

毎年、この季節になると、母からカボスが届いていた。
そのカボスを待って、秋刀魚を焼き、鍋をした。
焼酎にも、サラダにも、ジュースにも、毎日の食卓に欠かせないのがこの時期のカボス。4キロ箱で届くので50個ほどになるだろうか。近所の方や友人におすそ分けし、冬の鍋に使う分はビニール袋に入れて冷蔵庫にしまい、残りのカボスを毎日の食事や飲み物に絞る。絞った後の皮はお風呂に浮かべる。

この季節にカボスがないなんて考えられないのだが、今年はもう母からのカボスは届かない。母はおそらく、親戚や友人にカボスを送っていただろうから、みな、今年はカボスが届かないことに淋しい思いをしているかも知れない。
ネットで調べると、毎年カボスが送られて来ていた川崎かぼす農園が見つかった。何と、Amazonで本を注文するように、ふるさとにカボスが注文できるのだ。自分のところと、母のことでお世話になった親戚の方々、そして友人にカボスを届けてもらった。

いつもの秋より少し遅く、けれども、同じようにカボスの箱が届いた。
青々とした、硬く丸いカボスの実を取り出し、包丁を入れ、ざっくり二つに割る。秋の香りが広がる。いっしょに立ち昇ってくる母のことを、心の底に押し込み、慌てて蓋をする。蓋を開けてしまえば、いろいろなカタチの悲しみや悔いのようなものが溢れ、収拾がつかなくなる。
親を失う誰もが等しく抱く感覚なのだろう。
これまでの秋には味わったことのない何か虚ろな哀しみを払いつつ、今年もカボスを絞っている。


たりたくみ |MAILHomePage

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