たりたの日記
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もう1月が後6日しか残っていないことにふと気づき、ここを開く気持ちになった。人間の記憶などあてにならない。とりわけ物忘れのひどいわたしが日々のできごとなど記憶できるはずもなく、ここに書いておかなければ、2010年の年明けがどのようなものであったか、思い出すすべがなくなる・・・
・・・いや、それはこの日記の上でのことだった。 わたしの今年の手帳は遡って10月からほぼブランクなく予定というものが書き込まれてあった。 月曜日から金曜日までの訪問校はコバルトブルーのインクで。週末の朗読講座、教会の担当や文学ゼミの予定は茶色のインクで。
それにほら、孫を持つ身となれば、孫に会う日というのも新たに加わる。それは赤のインク。その他、その時時のさまざまなこと、黒いインク。
山吹色の今年の手帳を開き、それら色分けされ、様々な記号が書き込まれたカレンダーを開きさえすれば、去年までの1月とはまるで異なる2010年の年明けの日々がありありと蘇ってくるに違いないのだ。
まだ暗い朝6時の駅までの道も、自転車で走る荒川沿いの道も、区役所のただっぴろいフロアーとその片隅にあるわたしの机も。 教科書やファイルでふくれた重いバック、小学校の靴箱、給食の匂い。そんなたくさんのこれまでになかったことがら。
さて、寝なくては。
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