サーモンピンク・フラミンゴ
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2003年10月12日(日) あたりまえ化の野望

取引先の息子の3時間半にも及ぶ披露宴のあと、おっさんたちとの2次会に2時間つきあい、すっかりへろへろのじょりぃですこんばんは。

世の中から「お酌」がなくなればいいのに。

なんてことはさておきですね。


ワタシ、先日、掲示板で常連のpataさんとお会いいたしました。
けっこう住まいが近かったので、愛が芽生え、情熱的に逢瀬をいたしました。
という話ではないのですけど。残念ながら。

ワタシは生まれも育ちも今の土地なんですが、pataさんは人生の途中からこの地に乱入されたということで、地元の方言に敏感でございます。
ビューワーさんが皆「?」となってしまった「くれっこ」という言葉に敏感に反応し、ご指摘してくださった 厳しい 親切なpataさん。
そんななりゆきで、ワタシの「方言チェッカー」として目を光らせてくださっておりまして。
いつもありがとうございます。
そしてそんななりゆきで、「せっかく地元だから」というわけで、おしゃべりする機会をいただき、楽しいひとときをすごさせていただきました。

ワタシ、今まで生きてきて、リアルなレヅ友っていなかったのです。
なので、セクシュアリティの話をするのは、もっぱら本来ヘテロである「彼女」たちばかり。
みなさんよく話を聞いてくれていたのですが、やっぱりワタシとは感じ方などが違ったわけです。

というわけで、生まれて初めて、膝つきあわせて言葉にオブラートをかける必要もなく、話したいことをお話させていただき。

なんだかのびのびーーー。


ワタシはもともと「群れない」たちの人間らしく、「同じ趣味を共有する」といった類の友達も特に持ったことがなかったのですけど。
きょんとはたまたまアンテナが同じ方向ばかり向いていたので、日々同じ趣味を共有しながら生活できているわけですが、「友人」と共通のテーマを持って親しくしたことはなかったのです。
ようく思い出してみればあるのかもしれないですけど、今「ううむ」と思い返してみる限りでは、ナシ。

そんなわけで、これまではその手の集い・・・極端に言ってみれば例えば同人仲間とか、超愛犬仲間とか、そういったものの連帯感や結束感にピンとこないじょりぃであったのですが、このたびのプチオフで、「これかー。確かに楽しい」と実感。
まあ、趣味とセクシュアリティを同じくくりにしちゃっていいのか、という疑問はさておきですね。
いちいち「専門用語の解説」をしながら話を進めなくていい、というだけでも、ストレスフリーでございます。

もちろん、ワタシとpataさんで、まったく同じレヅ度ということもないでしょうし、100人いれば100通りなわけですけど、「同性を好きになる」ということが「あたりまえ」という前提でリアルで話ができるというのは、ワタシにとってはちょっとしたカルチャーショックでございました。

で、あらためて思ったのです。

早くこの「あたりまえ」が、世の中で「あたりまえ」になってほしいなあ、と。

今現在、ワタシは「あたりまえ」のように、自分のセクシュアリティを隠して生活をし、会話をし、仕事をしております。
「彼氏いるの?」と訊かれれば「いませんよ〜」と答え、「いい人がいるから紹介してあげるよ」と言われれば「ホントはいるんで結構です」と訳の分からない返事をしたりして過ごしているわけです。

「あたりまえ」になっていたので、まあ面倒だなと思いつつも今さら強いストレスを感じずにいたのですが、実はこれってけっこう無駄なエネルギーを費やしているのではないかなあ、なんて思ったりして。

そんなことを、このたびのプチオフで感じたじょりぃであります。
この「あたりまえ」が「あたりまえ」になってくれい、と。
なんかヘンな表現ですが。

今まではなんとなく、近親憎悪的感情も手伝って、リアルなレヅ友に出会うことを拒否していたフシもあったじょりぃなのですが、これからはご縁があれば少しずつ増やしていきたいな、なんて思っています。
いろいろな面で用心しなければならないことも多そうですが、信頼できる仲間とネットワークを広げていくことで、ワタシなりに「あたりまえ化の野望」に近づいていけるかもしれないなぁと。

でもやっぱり、ちょっと怖かったりするんですけどね。
ワタシのカムアウトは、そのままワタシのまわりの人間も巻き込むことになりますから。
じっくりと考えつつ、視野を広げていきたいな、と。

そしてそのうち
「あたし、好きな人できたんだー」
「へえ。で、どっち? 男?女?」
なあんて会話が世の中であたりまえになってきたら、なんだか人類の楽しみも増えそうでございます。
戦争も減っちゃったりして。
でもこだわりがなくなれば争いも減りそうですから、なきにしもあらずですよね。


と、ちょっとプチオフしたくらいで大きな口を叩いてみたじょりぃでありました。
小さな口で、いつも大きいことばかり言うのよワタシ。
そして、言うだけ。言い逃げ。
ぴゅ〜〜〜〜。


2003年10月11日(土) 兄妹姉妹の話が、主に3人姉妹の末っ子について

セクシュアリティの話じゃないんですが。
ちょっと前に、掲示板でも話題になっていた「兄弟姉妹構成」について。

ワタシのまわり、という限定で、兄弟姉妹のお話をしてみたーいと思います。


ええと、ワタシは長女です。
ふたつ下の妹がひとり。
ケンカしつつ仲の良い姉妹や、本気でケンカして仲の悪い姉妹やらいらっしゃると思いますが、ワタシたちはケンカってまったくしません。
ワタシが中学生になった頃から皆無ではないでしょうか。
買い物なんかも一緒に行ったことありません。
タイプはまったく違います。
でも、仲良しです。
ワタシはとにかく、昔から妹がかわいくてかわいくて。
今ではワタシよりも人間ができているような妹ですが、幼い頃はわがままが服着て歩いているようなムスメでした。
ワタシと違って、親に対してもいいこぶっていなくてですね。
そんなところが羨ましくもあり、かわいくもありで。
最近は距離を置きつつ、お互い尊敬しあっているような関係でございます。
もしかしたら、妹はもっとべったりした姉妹関係に憧れていたのかな、という気もいたしますが。

さて、そんなワタシでございますが。
よそ様がワタシの兄妹構成を当てようと試みるときに必ず言われるのが

「お兄ちゃんがいるでしょ?」というもの。

「いません」
「じゃ、一人っ子だ」
「違います」
「じゃ、おねえちゃんがいるの?」
「いいえ」
「じゃ、なに?」
「妹がいます。長女です」
「え!?」

てな感じがよくある流れでしょうか。

とにかくまず「おにいちゃんがいる」と言われ、そのあと「じゃあ一人っ子だね」と言われるのがパターン。
そのあとはいろいろですが。

これって「甘えん坊に見える」ということでしょうか。
違うのかな。
とにかく「長女(正真正銘の第一子)」と言われることは皆無。
こんなにしっかりしているのに。 ぷっ。

ということで、「長女」って、なんだかしっかりしている、というイメージがあるわけですけど。
ワタシの知っている「長女」は、大きく分けて2つのパターンに分かれると思います。

1. しっかりしていて面倒見がよく、仕切る
2. のんき ぼーっとしている。 自ら何かする気がない

ワタシはといえば、「2つのパターンに分かれる」と言っておきながら、折衷タイプです。
のんきで、面倒見がいい、という感じですかね。
ですかね、って、訊かれても誰も答えられなそうですが。


さて、ここで、ワタシの周りの人を眺めてみましょう。
「登場人物紹介」に出てくる人で見てみると

きょん・・・・3人姉妹の末っ子
ナナ・・・・・3人姉妹の末っ子
なっちゃん・・お兄ちゃんのいる末っ子(長女)
まりあ・・・・弟のいる長女
K姫・・・・・2人姉妹の末っ子 ※後記:3人姉妹の末っ子でした
iプチ姫・・・お兄ちゃんのいる末っ子(長女)
不思議ちゃんEさん・・知らない(たぶん末っ子か一人っ子) ※後記:2人姉妹の末っ子でした
タマリン・・・3人姉妹の末っ子

ナゾのEさんはさておき。

まりあ以外、みんな末っ子。
ていうか、「3人姉妹の末っ子」という、けっこうレアものが3つも。※後記:4つでしたね

ついでに、今までつきあった女性を思い返してみたところ、圧倒的に末っ子多し。

末っ子の何がワタシを魅了するのか。


わかりません。
誰か教えてください。

ワタシの「好きになり方」って、つくづく偏っているんだなあ、と思います。
ルックスなんかも、みんな似通っているんですよ。今までつきあった人。
差し替えても周りの人には気付かれないかもしれないですマジで。
別に「末っ子じゃなきゃイヤ」とか「こういう顔でないと不可」とか思っているわけではないんですけどね。
あくまでもなりゆきでございます。

で、意外なことに、3人姉妹の末っ子って、けっこうしっかりしてたりします。
そりゃもちろん、きょんやナナを見ていると「(末っ子ならではの)甘えただなあ」と思うことは多々ありますけど。
けっこう他力本願だったり。
そのくせ、案外ねえちゃんをバカにしたりしてるんですよ。
これはきょん・ナナ・タマリン、みんな共通してますね。
あと3人とも共通しているのが、口に出してはっきり言うことはないんですがひしひしと感じる「姉妹の中で、あたしがいちばんかわいい」と思っていること。
ずうずうしいです。
長女がいちばんかわいいのに。<さらにずうずうしい。

しっかりしている、ということで言えば。
きょんの家なんかは、きょんが姉妹の柱的存在になっております。
ずっとその役目は真ん中のお姉さんだったようですが、今では親もすっかりきょんを頼りにしているようで。
タマリンは姉妹の実働部隊。
「部隊」と言ってもひとりしかいないんですけど。
「(実家の)家族」のためにいちばん動いているのが、タマリン。
姉妹の中ではいちばん家から離れたがっていたらしいんですけどね。不思議なもんです。
ナナはひたすら「ちゃっかり」な位置をキープですけど。

でも、3人以上の兄妹の末っ子って、やっぱひときわかわいがられてる気がします。
ナナの子供が3人姉妹、ワタシの妹の子供が3人兄妹ですが、どちらも3番目には上の二人ほどはあまり厳しくしてません。
別の友達でやはり3人兄妹の子供持ちの人がいるんですが、彼女も「3番目がいちばん性格的に厄介なんだけど、なんだかかわいくて叱る気になれない」なんて言ってましたし。
やっぱ一番上の子が、いちばん厳しくされてたみたいです。
親も勝手がわからなくて、ついつい力が入り過ぎちゃったりするんでしょうね。

で、それらの子供たちを見ていると、3番目ってたくましくなるよなー、という感じがします。
上に二人いるのに、彼らと対等に渡り合っている(つもりでいる)んですから。
すごく奸智に長けている気もするし。悪い言い方ですけど。
いちばん上の神経の細さに比べて、なんだか余裕を感じます。

ということで。
答が見えてきました。

長女であるワタシが相手に求めているのは、どうやら「たくましさ」かもしれません。
確かに、きょんのどこがいちばんワタシにとって魅力を感じるかと言えば、「彼女はワタシがいなくてもたくましく生きていってくれるだろう」というところでありますし。

でもナナにいちばん惹かれるのは「もしかして、ワタシがついてないとダメなんじゃないか」と思わせる危なっかしさだったりもするんですが。
でもそれはもしかして、末っ子ならではの奸智のなせるワザかもしれませんしねえ。
彼女はズル賢いですからねえ。

だから何が言いたいんだって話なんですが。

現在のワタシは「3人姉妹の末っ子に夢中です」ということでしょうか。
ヒジョーにつまらない話のまとめかたでしたね。
読んだ人が「けっ」としか言いようがないような。
もう、言って言って。「けっ」て。

ここに書いたモノは、あくまでもワタシの身の回りのデータで、個人的感想を書いたまででございますので。
みなさまの兄弟姉妹観やら、もし「は。気付けば私も偏っている」なんてことがありましたら、ぜひぜひお話をお聞かせくださいませ。


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