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熱血青春日記(癒し系)
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2005年01月29日(土)
空を見ていた

海ばかり見ているとどこか遠くに行きたくなる。
空ばかり見ていると海が見たくなる。そう言うものだ。

自分でもなんだか良くわからないのですが、一人になりたい気分。
自分の良くないところは、自分の考えや感情といったものを人に伝えるのがひどく苦手だというところ。
「会話」ばかりで「対話」というものをほとんどしてこなかったからなのかな。
ある程度説明しようとするのですが、ここから先は言ってもムダだろうと思って隠してしまう。
そのうち結局のところ自分でもよくわからなくなっていく。


とどのつまり、
僕は
逃げたい。




テストから。



2005年01月25日(火)
医学生へ

明日から試験が始まるんですが、無理。もう無理。
おれのBBBが全てシャットアウトしてるよ。
BBBっていうのは Blood Brain Barrier の略称、日本語で言うと「血液脳関門」で、よーするに血液内の物質が勝手にどんどん脳みそに入っていかないように監視するシステムなんだって。だから薬とかバコバコ飲んでもBBBを通過しないものが多いんで、脳に副作用出たりしないんだって。詳しいシステム書いてあるけどそんなんどーでもいい。ようするにすばらしい。人体の不思議。万歳。あと、ステロイドって胃腸にも副作用来るのね。ばしばし使ってるよ。どうりで胃が弱いわけだ。あとアスピリンも良くないよ。プロスタグランジンの生合成を抑制するからね。プロスタグランジンっていうのは、要するに胃のバリアだ。こいつのおかげで自分の胃液で胃が消化されないんだね。だから、空腹時にバファリンを飲むのはやめましょう。用法用量を守って正しくお使いください。胃穿孔になったらすぐに開腹手術だ。大変だ。痴呆とてんかんの診断にはSPECTを使うんだ。Single photon emission tomography は投与した放射性薬品から出るガンマ線を検出、脳の血流を画像化するシロモノだ。てんかん epilepsyって何って? そいつは色んな原因によって起こる慢性脳疾患のひとつとして、大脳神経細胞のやつが過剰発射することによって起こる発作のことさ。髄液検査は腰椎穿刺、つまり腰の下の方に長い針ぶっ刺して検査するのさ。やばいね。頭蓋内圧亢進時は脳ヘルニアになる危険性があるから禁止だ。初圧が200以上なら圧の亢進だね。救命救急でよく聞く意識レベルってのは、Japan Come Scale、意識を数値化したものだ。最大はJCS300、痛み刺激に全く反応なし。脳死判定は全脳髄の不可逆的な機能喪失状態で、深昏睡、自発呼吸の消失、平坦脳波、瞳孔固定、脳幹反射の消失、この5つの基準全て満たしたと診断された6時間後に、再検査を受けても変化のない場合を言うのだ。文字想起困難は脳の左側頭葉後下部が損傷されることにより出現する。特に漢字の書きが出来なくなるから気をつけろ。純粋失読の定義は「自分で書いた文字が読めない」だ。書きはできるんだね。だから"純粋な"失読だ。血液型にはよく聞くABO式、Rh式のほかにも認知度の低いMN式やP式など多数の型が存在する。だから単純に血液型が合うだけではダメな場合もあるんだ。普通医療機関では供血側赤血球と受血側血清、供血側血清と受血側赤血球とを実際に混ぜて凝集するかどうかを見るんだ。交叉適合試験と言う。ああ、血清っていうのは、血液の中にある血漿っていう淡黄色の液体成分から血液が凝固するときに中心的な役割を果たすフェブリノゲンを除いたもののこと。フェブリノゲンは水に溶けないフィブリンになって血液細胞を巻き込んで析出するんだ。これには反応過程が2つあって、ひとつは内因性、もう一つが外因性。どっちも風が吹けば桶屋が儲かるみたいな感じでなんかしらんけど、どんどんどんどん化学反応が連鎖していって最終的には第一因子のフィブリノゲンが重合する。簡単に血が固まっちゃ困るってんでこんな複雑な反応過程になっているんだね。右の気管支は左の気管支より短く太く、より垂直に近くに走っている。そのため、気管に落ち込んだ異物はほとんど全て、右の気管支に入る。へぇー。気管支喘息は気管支の枝の平滑筋が痙攣を起こす。アドレナリン系薬品が痙攣を緩めるぞ。それとこの文章は曖昧な記憶を頼りに適当に書いているのであんまり信じないで下さい。医学生なら自分の目で調べるんだ。さあ、その一冊三万円くらいする分厚い医学事典を開け、若人。

で、結局何が言いたいかっていうと、医学なんて嫌いだ。



2005年01月24日(月)
恋愛ドラマ

文章を書くという作業は、その時の精神状態に大きく左右される。
たとえ大文豪であっても、いつも名文を書くとは限らないのである。

今日はやたらに文章が書けない日でした。
学習心理学の授業で、ハトの実験を見せられたのですが、あれがすごい。
ハトがモネとピカソの絵の弁別ができるのです。
何かの手がかりがあったり、絵を丸暗記しているわけでもなくて、人間と同じ様に総合的に見て判断しているらしいのです。
人間のような高次精神活動があるのだ、という結論でした。

あとは、会話するオウムの実験。
本当に人と会話することが出来るのです。
研究者が結構若くて美人な人で、研究に使われたのはジョンというオウム。
研究者の女性が指を三本出して「何本?」と訊くと「3本だ」と答えました。
そのほかにも、紙を何枚か見せて緑は何枚だとか、これは四角か丸かとかいう課題も難無くこなす。
すげえと思って見ていたらジョンもそろそろ飽きてきたみたいで、次第に反応しなくなりました。
すると
「そう……ジョンは私のこと嫌いになったのね」
と言いながら女性は走り去ってしまうと、あろうことかジョンが

「行かないでくれ。愛してる」

愛してる!!( ̄∇ ̄;)
目の前で繰り広げられる人間と鳥の恋愛ドラマ。
研究者の彼女は帰ってきて
「私のこと好き?」
と訊くと
「好きだよ」
と鳥が答える。ありえねぇ、超ありえねぇ。つーか何仕込んでるんだ先生(笑)



これらの実験を見せられた後でレポートを書け、と紙を渡されたのですが、先にも書いたとおり文章が書けない日。
めっちゃ考えた末に

タイトル:ハト
本文:トリすげぇ

とだけ書いて諦めました(駄)
提出する前に周りからバカアホ言われて泣きながら書き直しました。



2005年01月21日(金)
アビバ

パソコンを使って本を書いているので、キーボードを打つ速度だけはめちゃくちゃに早いのです。
でも、パソコンの操作自体はよくわかっておらず、パソコンの授業でも何がなにやらわけわかめ。
数値の入力のときだけ異様に早い。

キーボードを早く打てると周りから「ゆうはパソコンができる人だ」と思われるらしく、様々な人から質問されまくります。
そんなわけで、研究法の時間はまるで先生のように色んな人に教えているのですが、自分でもどうして出来たのかわからない為、

「ゆう君、これってどうやるの?」
「ノリと気合」
「ゆう君、先生言ってるやつってどれ?」
「とりあえずクリック連打。そのうち出てくる」

という教え方(駄)
研究法の試験は実際にパソコンを使って検定を行うらしい。
自分の席だけ異様にクリック音が響いていることでしょう。



やっと今日はバイトがお休みの日なので、久々に部活に顔を出しました。
Yと共に新歓用のパンフを作れと言われたので、二人で考えていたのですが何しろ劇団一の適当コンビのため、超適当な案しか出ない。
過去のパンフを参考にしようと思ったのですが、研究棟の学生自治会室に保管してあるので、鍵がかかっていると取りにいけないのです。
行くだけ行くか、と思っていると誰もいないのに鍵が開いている。
なんて無用心な、よし潜入だ、とか訳のわからない事を言いつつ自治会室をあさり始めたのですが、この部屋はカオス状態になっており、何がどこにあるのかがさっぱりわからない。
Yは
「おれ自治会室にくると興奮するんだよ」
と意味不明なことを言いつつそこらへんを飛び回っていると、何にぶつけたやら指から血をだらだらと流して、全ての資料を血に染めてウケてました。落ち着け少年(;´Д`)
やっと見つけた物は何故か97年と95年のもの。
見てみると、無難な感じでまとまっていました。
これじゃあダメだ、芸術は爆発だ、などと喚きながら研究棟を去り、部活へ戻ってきて二人で製作をしたのですが、出来上がったシロモノが
「麻薬のような魅力」
という怪しげなもの。
二人ともテンションがおかしかったので、完璧だべ、とレターボックスにそのままぶち込んでおきました。新歓委員に殺されるな(^^;



2005年01月20日(木)
のろけ

コミュニケーション学の教授が主催している演劇サークルの芝居をビデオで見せてもらいました。
このサークルは余暇開発のために行っている中高年層の素人さんが集まっているものなのですが、いやあおもしろかった。
何がおもしろいって、主役である御歳85歳のおじいちゃん、本番の舞台上でセリフが飛んでしまったらしく
「あれ、忘れた」と言って笑い始めるんです。
確かに、ありえないミスなのですが、あんなふうに幸せそうに芝居ができるなんていいなあと思いました。
改めて演劇観が揺さぶられる気がする。
今度教授に頼んで見学をさせてもらおう。


そんなことを思いながら教室に入ると、Fが
「ねえ、Kちゃんがスカートなの」
と言ってくる。
三年間スカートだったんだから、今更彼女がスカートはこうが珍しくもなんともないのですが、私服はジーンズが多いから確かに大学の友人は珍しいのかもしれない。
たまたま席が彼女の隣になり、Fが
「獲物が二匹」
と言うので
「こっちのほうが美味しいよ」
と言うと、なにやらわめいていましたが彼女が餌食になりました。合掌。

彼女は解放されると
「ねえ、琴似パトスの場所知らない?」
と訊いてくる。
いや、知らんと答えると
「ちっ。使えない男」
と、Fに毒されたのか女王様口調になってました。注射でも打たれたか。



今日、久々に部活に顔を出し、なにやらノリと流れてH志とS、A先輩と食事に行くことに。
H志とSは目の前でいいだけいちゃこいてくれたので、A先輩に
「姉さん。僕もうため息しか出ないよ」
と言うと
「私は殺意を押さえるので精一杯だわ」
と同意してくれる。まじでいつかコロス。
お前にも彼女いるだろ、Kちゃん、とH志が言うので、今朝、使えない男って言われて足蹴にされた、まるで悪魔のようだったと多少尾びれを付けて話すと
「君には甘いものが必要だよ」
とデザート・メニューをA先輩が渡してくれました。


食事が終わると、H志が隣のスーパーで食料品を買いたい、というのでみんなでついていくことに。
H志が野菜を見ている間、目の前に業務用エビフライセットという、バカみたいにエビが入ったものがあったので
「プット・イン!!」
と叫びながらカゴに入れると
「やめろや!」
と即突っ込みが入りました。
何かおもしろかったので
「このイクラ幾ら?」
とか
「ハマチハウマッチ?」
とか
「からし箱買い」
とか言いながら無意味に商品を放り込んでいき、H志は若手芸人のごとく
「かんべんしてくださいよぉ」
と言ってました。
文章じゃわかりづらいけど、腹がよじれるんじゃないかってくらい笑った。


帰り、A姉さんを送り届けた後、笑い疲れたのか後ろの席でH志とSが寝言をたて始める。
バック・ミラーで確認すると抱き締めあって寝てました。
このまま事故ろうかと。



2005年01月19日(水)
追試結果

「ねえ、掲示板見た?」
と、大学に来るなり彼女が訊く。
何があるのかと尋ねれば、追試の合否結果が出ているとのこと。
「今日でゆうともお別れなのね」と彼女は言い、
「後輩になっても友達だからね」と隣にいたFは言う。
バカにして、追試くらい受かってらぁ、と学部別の掲示板に行きました。
自分の番号を見つけて、必修単位から見ていくと・・・

解剖学・・・合格
生物学・・・合格
物質科学・・・合格


うっしゃあああああきたーーーー( ゚Д゚)!

教室に飛んで帰り
「受かってたー」
と報告すると
「そうなのー、偉いねー。よしよし」
とやはりバカにされる。
ところで選択科目の基礎統計学は? と訊かれてそういえば観てなかったのでもう一度観に行く(バカ)

基礎統計学・・・不合格


……ん?


基礎統計学・・・不合格



あいたたたた(;´Д`)



教室に帰って
「死んだ」
と言うと
「ふっ」
と苦笑されました。ごめんなさい。



2005年01月14日(金)
文字盤

今日、大学の製作作業で透明文字盤というのをつくり、実際に使ってみました。
例えばALS等、最重度のコミュニケーション障害をもっている方でも話ができるというツールがこれで、目さえ動けば人と会話できるというものです。

YESならば瞬きを二回、NOならば目を閉じるというサインを予め決めておきます。
透明文字盤は文字通り、透明な塩ビ板に50音や数字等を書いたもので、介護者はこの板を使用者の顔の前に出し、使用者は伝えたい文字をじっと見つめます。介護者は使用者の目を見て文字を追い、向こうとこっちで目があった場所が、伝えたい文字であるという仕組み。

細かい設計図を書いたのはいいけれど、実際に作ってみるとやたらに線が曲がっていたり字がガタガタだったり(^^;

他の人の作ったものを見てみると、それぞれ木枠を作っていたり、文字の縁取りをしていたり、独自のキーを作っていたりと工夫していました。
自分の工夫ポイントはファンクションキーで、Fをポイントした後に数字を見ると、その数字はよく使う言葉へのショートカットへ対応しています。
実習では使いませんでしたが、実践では役に立つかと。



今日の講義は、透明文字盤を使ってのロールプレイ。
自分は教授に指名されてALSの患者さんの役をやりました。
目以外何一つ動かしてはいけないというなかなか辛い役です。
こちらも劇団員の意地があり、全身脱力をして、てこでも動かないようにする。
他の人はうっかり教授の問い掛けに頷いたりしてしまうのですが、めっちゃ我慢しました。
「彼はロールプレイヤーとしては合格ですね」
と説明した後で
「えらいね」
と褒められました。俺は小学生か。



ロールプレイが終わったら脱力しきっていたせいでフラフラしてました(^^;
しかし、実際文字盤を使ってみるとなかなかに大変なことがわかる。
今回作ったものも改善点が多くあったので、実習までに二号を作ろう。



2005年01月12日(水)
過労死寸前

いやあ、どうしてこうもやることが山積みだろう。
何だか知らないが忙しすぎると逆に諦めがつくのである。
半ば現実逃避して日記なんか書いてます。
書き終えたら、とりあえず明日までの宿題にとりかかります(駄)

今日は会議ラッシュの日でした。
久々に大学の友達軍団と会い、お土産といってお菓子を大量に貰い、F氏のいじめに逃げ惑い、やっと放課後。
とりあえず17時からバイトなので、それまで宿題やるかと思っていたら劇団がピンチらしく、すぐ来てくれと言われる。
四月公演の状況がかなり厳しく、頭を悩ませているところです。
台本出すって言っておいて書くヒマなんてないしなあ……。
日曜日が唯一全休なので、ちょっとラッシュかけてみますが。

緊急会議が終わり、今日はバイトの日。
塾とは別に個人契約の家庭教師をしているのですが、生徒さんがなかなか強敵でして、中学三年生になって「疑問文ってなんですか」状態。
なので普段は文型の日と理系の日で週二回なのですが、英語強化大作戦と称して今日は特別講義。もちろん無料です。気前がいいな、おれ。

家庭教師が終わったら、晩ご飯を済ませた後、次は塾に顔を出して会議に参加してきました。
議題は今週末から来週にかけて行われる集中講座のシフト。
塾に行ったら社員のJ先生しかいなく、塾長は本部に行っていて不在でした。
顔を出すなりJ先生が
「疲れたよーめんどくさいよーやりたくないよー」
と死んだ目になっている(^^;
それで、シフトどうしましょうかと訊いたら
「ああ、これ」
と先生は時間割りを渡しました。
僕は目を疑いました。

土曜日、八時間連続授業入ってるよ?
まじで休憩なんぞ一秒もないよ。
殺す気かて。
社員の先生より働いてるじゃん。


鬼だ。この塾鬼だ。
と言うわけで、生きていたら週明けに生存報告をします。



2005年01月08日(土)
北の国から

大学でいじめてくるF氏のメールアドレスに「女王」て書いてあった。今気付いた。
やっぱり自覚あるんだ、あの人。独り言。



さて、年末からあまりに音信不通なので、ついにどっかで発作起こしてのたれ死んだんじゃねえかっていう噂が流れていたらしいゆうです。
家に帰ってくるなり親に
「あんた生きてたの!」
と言われました。何事。

というのも、富良野へ旅立っていたのです。
大学の授業でスキー実習をしていたのですな。
富良野は楽しかったですよー。
雄大な自然を堪能しました。
雄大すぎてケータイの電波が届きませんでした。
なのでメールばしばし跳ね返すわ電話繋がらないわ、今までずーっと塾に篭もっていたため親も息子の顔見てないわで死んだんじゃねえかということになっていたんですが、僕の周りの人たちのすごいところは
「いずれニュースでやるべ」
とどっしり構えて誰も心配なぞしないところです。


スキー実習はS君と行く予定だったのですが、奴はバイトの都合で来れなくなり、でも自分と違ってきっちり全ての講義に出ていたので単位は取得済みというドタキャンのされ方でした。
自分は体育実技の授業をめんどくせ、サークル行く、と言ってサボりまくり、その欠席を今回のスキーで一気に取り戻すつもりでいたので今更キャンセルなどできるはずもなく、行って参りました。

ところがホテルについてまずは部屋に入ると、同じ学部のT君が来ている。
お互いに知り合いがいてよかったと話しました(^^;
T君情報によるとうちの学部からはオトコが4人しか来ていないとのこと。
学科じゃなくて学部でね。もともと男子が少ない学校だがここまでとは。


部屋に荷物をぶち込んだ後は早速スキー担いでゲレンデへ。
自己申告でスキーレベルを申請するのですが、自分はあまり得意ではないため、下から三番目のランクであるEランクで申請しました。

Eランクには10人いました。
指導する先生は薬学部の毒薬関係の研究室にいるM教授と、我々心理科の統計学教室にいるH先生。
H教授には補習だの追試だのでたっぷりお世話になっているので既にお互い顔見知りです。
点呼を取るときなんか、自分だけ名前の確認ありませんでした。
さて、点呼が終わったらスキーを履いてさっそくリフトに乗ろうと教授が言いました。

パチンパチンと金具を嵌めてすいっとM教授の隣へ行くと
「おっ、ゆう君だね」
と何故か毒薬先生(勝手に命名)にも名前を知られている。
なんだ、本校にも暴れっぷりが届いているのか?
さすがIT化を推進する大学。要注意人物の管理にも抜かりはない。
あと、健康科学教室のT教授にもチェックされてました。
この人の講義も取ってたけど別にあの授業は何もしてないんだけどなあ(^^;

そんなことを思いながらしばらくM教授と談笑していたのですが、なかなか他のメンバが来ない。
何してるのかなと思って見てみると、スキーの履き方がわからない様子。
父さん。このクラスは下から三番目なわけで……。
一番下のGクラスが、今日始めてスキーをする人の為の講座であって……。

なんだか長いこと四苦八苦している歯学部三人組を見て
「前途多難だなァ」
とM教授が苦笑する。

結局先生が履き方を教えて、いよいよ山に登りました。
さっそく一人ずつ滑ってみて、と言い、一番手は自分。
プルーク・ボーゲンですいすいと降りて来て、まあまあだね、という評価。
次々と学生が降りてきたのですが、結果は5人がプルークボーゲンがやっと滑れる、残り5人は暴走機関車でした。
そのため、Eクラスは二手に分かれて授業することに。
自分の1クラスはH先生の担当になりました。


自分のクラスはまあ、ものの見事に女子ばっかり。
薬学部の女子三人組みに心理の女子一人、そして自分の5人チームでした。
なので自然な流れとして男二人の結束が異様に強くなっていき、なんだか三日間でH先生と妙に仲良しになりました(笑)

まあ、今まで仕事仕事でゆっくりするヒマもなかったのですが、今回のスキー実習はさすが大学生というか、かなりゆったりとしたタイムスケジュールでした。
なんていったって昼休みが二時間ありますからね(笑)
一旦ホテルの部屋帰って寝れるよ。
授業も16時には終わり、そこからもう22時まで自由時間なわけで、かなりゆっくりと楽しめました。
夕飯は17時30分から。
心理の男四人で固まって、バイキング会場の隅っこに陣取り黙々と食べた後は、各自ナイターにいくなりホテルの部屋でくつろぐなりしてました。
自分は部屋でまったりしていたのですが、だんだんヒマになってきて、でもナイターに行くほどの時間はないし、と思い、仕方がないのでホテル内のコンビニで小説買ってきてずっと読んでました。いやあ、まったり。

二日目の授業になると、最初覚束なかった女子四人のすべりもだんだん様になっていきました。
授業ではシュテム・ターンを練習していたのですが、先に修得してしまっている自分はどうしてもパラレルターンを修得したくてずっと研究していました。だいぶコツをつかめたぞ。
そんなわけで一人だけターンの仕方が違うので自分だけいつも異様に早く集合場所に到着して女子を待っている状況だったので、昼からは教授が
「じゃあ、今からゆう君が先導して。おまかせするよ」
と、なんだか指揮権を放棄しました(笑)
なので、昼からはゆう先生の特別授業の時間になるというありえなさ。
この大学は学部一年生を研究生のごとく助手にするのが好きらしい。

しばらく自分が勝手にコースを決めて滑っていたのですが、今まで初心者コースしか滑っていなかったのが、黙って中級コースに行ってもみんなついて来れたので、教授と話してもう少しレベルの高い山に移動することにしました。

この富良野スキー場は、富良野ゾーンと北の峰ゾーンの二つに分かれています。
我々が泊まっているホテルは富良野ゾーン。
北の峰には連絡通路を通っていきます。

連絡コースはなんだか登ったり歩いたりと結構大変なコース。
しかも帰りには専用リフトに乗らなければなりませんでした。

連絡コースを超えて北の峰コースに入ったらもう皆へとへとでした。
麓まで降りたら休憩しようという話になり、すいすいと降りていったのですが北の峰がめっちゃ楽しい。
もう一回一人で登っていって滑りたかったのですが、山麓の休憩所にて教授とコースの睨めっこしつつ時計を見てみたら、なんと連絡リフトが止まるまでに間に合うか微妙な時間でした。
ココアを飲んでほっこりしている女子軍団に危機を伝え、即ロープウェイに乗車。
上についたら即リフトに乗り換えて、山頂からしばらく滑ったところに連絡リフトがありました。

山頂につくと教授は
「僕がリフトをどうにかする。君は女の子たちを誘導するんだ」
とまるで映画のワンシーンみたいな台詞を残して教授は猛スピードで去っていきました。
全員が来たのを確認してから自分も、今から怖いかも知れないけど猛スピードで行くから、と言い先頭で誘導しました。

結局ものすごギリギリになって到着し、なんとかリフトに乗車できてほっと一息。
教授と
「駄目だったらタクシー拾うしかなかったね」
と話していました。
んなことしたらまた僕有名人になります。


そんなアクシデントもありつつ、三日間の授業も無事終了。
さすが医大だなあと思うのは、ちょっと教授の前でくしゃみしただけでその場で即問診開始だし、スキーしててこけただけで先生軍団が飛んできてその場で診察開始だしという医療体制の充実度だったところです(笑)
多分北海道一安心できるスキー授業だな。
今回の授業で印象に残ったのは、毎晩部屋に帰ってくるT君が酒くさかったところです。
確かに二歳上だから飲んでもいい年だけどさ。
授業期間中は飲酒禁止ってバリバリ書いてあったのにそんなのおかまいなしでした(笑)
あとは、学部の男子では自分が最年少なのに一番老けて見えたところも印象的だったのですが、やっぱり兄さんたちの行動を見てると俺まだ19歳っていう自信がもてました(笑)



2005年01月01日(土)
ターミナル

あけましておめでとうございます。
お正月ですね。個人的にまだ2004年の中にいる僕の今日の朝食は、ハーブを練りこんだクラッカーにオレンジ・クリームチーズやサワークリームを塗ったものでした。昨日、チーズの専門店で買ったのですが、オレンジ・クリームチーズは、クリームチーズにオレンジの果汁が入っているという代物で、なかなかに美味でした。
他にも色んなチーズを売ってたから、ちょっと高いワインでも買って色々試してみよう。


自宅生にもかかわらず、ものすごく久しぶりに親と顔をあわせました。
親父が犬を連れて部屋に入ってくるなり
「女の匂いがするぞ!」
と騒いでいました。昨日、初詣に行くまでの間彼女が家に来ていたのを目ざとく発見したのです。
生徒も同じようなことを言ってたよ(;´Д`)


ところで久々に、一緒に映画でも観に行くかという話になりました。
と行っても市内の劇場は込んでいるだろうから、江別の劇場へ。
トム・ハンクス主演のターミナルという映画を観に行きました。
宣伝を見る限り感動大作なんだと思っていたら、別にそうでもなかったな。
どちらかと言うと笑いのほうが多かったです。
「フフッ」って感じで軽く笑えるのがよかったけど、もう少し感動が欲しかったかな。
ラストが流れていた気もするし。

劇団に入ってから素直に映画が楽しめなくなってきた(笑)