2005年04月16日(土) |
COFFEE AND CIGARETTES |
監督・脚本 ジム・ジャームッシュ
渋谷シネ・セゾン
数年前からこの"コーヒー&シガレッツ"という作品は話題になっていて公開を心待ちにしていた。実は齢31にして煙草を始めたのもこの作品を観るためだったりしたり。 冒頭の曲"ルイ・ルイ"から「ワー!ジャームッシュキター!!!」って感じですよ。 ジャームッシュお得意のスタイリッシュなモノクロームな画面はそのまま"コーヒー&シガレッツ"の色で俯瞰から捉えるテーブルの様子がカッコいい。 で、カッコいいだけじゃなくてジャームッシュが冴えてる所はその俯瞰テーブルのカットインのタイミングだと思う。そしてあれはどうやって撮影したんだろうか?俯瞰のシーンは別撮りなのか?それとも同時にカメラをセットしているのだろうか? 興味深いところである。
短編とはいえ各挿話がさりげなくリンクしているのはお約束。 これはあとでDVDなんかで順番を違えて観るとまた面白そうだ。
出演者たちも自分たちのパブリックイメージを踏まえつつ(または引き出されつつ)さりげないながらも達者な演技を見せてくれる。
カップとソーサーが触れ合うカチンという音がとっても心地良かった。
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