徒然ハトニッキ
(映画編)

はとの不定期映画鑑賞日記。

2003年07月13日(日) 長くつ下のピッピ

1973年スウェーデン・西ドイツ合作
原作 アストリッド・リンドグレーン
監督 オルレ・ヘルボン
出演 ピッピ…インゲル・ニルセン(日本語吹替…岸田今日子)

ビデオ


♪ちょ〜らほっぷ、ちょ〜らへっぷ

ということでピッピです。
お友達のピッピちゃん(彼女のHNの由来でもある)から
『絶対観て!』ということでお借りしたビデオをようやく観ました。

まさに理想!
私もピッピになりたい!
いっつも笑顔で、強くて、そんで優しい。
なりたい自分がそこにいましたよ。

ほんっと馬鹿みたいなんだけどさ
『大人になんかなりたくないな』ってセリフ
真面目に言ってたよ…わたしゃー
周りの人間に笑われてたけどね…
や、実は今もそう思ってたりしてたりなんかしちゃって

お話はもう童話です。
なんかもうタハハって感じ。
すげぇポンコツバイク!とか
何故赤い毛糸のパンツ!?とか
何故そんなに泣く!?とか
何故船出にそんなに悲しい歌を!?とか
つっこみどころ満載でゆるゆるでいいわぁ。

日本もさ
なんか子供向け実写ものって今ヒーロー物だけなのかなぁ?
女の子向けのかわいいの無いねぇ。
昔からあんまり無い気もするけど。
『とうめいドリちゃん』好きだったなぁ。
ピッピみたいの作ればいいのにね。

久々に児童文学読みたくなったなぁ。



2003年07月06日(日) マトリックス・リローデッド

監督・脚本 ウォシャウスキー兄弟
出演 キアヌ・リーヴス、キャリー・アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン

CINEMAX千葉にて

まぁ三部作ともなるとどうしてもラストへ向けの橋渡しになるので
どうしても物語の完成度という点で劣ってしまうわけだよ。

例の"ブレットタイム"に代表されるこのシリーズの要の
特撮技術は前作より更に凄いことになってますが。
やはりあの独特の間合いは見ていてゾクゾクする。
ただそれ以外のシーンが禅問答の応酬でたいへん眠気を誘う。

小津的心情の機微を表現するものや
フランス映画的ウィットのマシンガン的な禅問答というのは
観ていて案外わかりやすく面白いもので案外退屈しないものなんだが
このマトリックスにおける"禅問答"は物語と哲学的、思想的暗喩とを
嫌味たっぷりに盛り込んでいるので字幕を追いかけて
更に理解をしようとするのは至難の技なんだよ。
や、私が馬鹿なだけっつー話もあるけどね。

でもさ、なにをそんなに小難しく語ろうというのだよ… 

前作は「不思議の国のアリス」を裏モチーフにしてたようだけど
今回はリンクがやたら『おうちが一番』を連発していたので
「オズの魔法使い」だったのかなぁーって思ってみたり。
ザイオンはオズの都で予言者が良い魔女グリンダ、司令官がオズの魔法使い。
ほいでエージェントが西の魔女だ!
ネオがドロシーでトトがトリニティーだ!
設定としてはピタンコじゃーん。

あ、これから観に行く人は一応エンドロール最後まで我慢して観たほうがいいよ。
レボリューションズの予告あるんで。

ちなみに一番格好いいなぁって思ったのは
RAGE AGAINST THE MACHINだったり。

劇中サントラ曲にジュノ・リアクターが参加してるんで
ちとサントラ盤欲しいでございますですよ。


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