監督 宮崎駿
ビデオで
私の悪いクセなんだけど ハリウッド大作とかディズニーとか宮崎アニメとか とっても人気のある作品を敬遠しがちです。 単純だから観れば割りとどんな作品でも「面白い」と思うんだけど。
なんでかってさ 普段ろくすっぽ映画なんて観ない輩が たまに観た作品を偉そうに語るのが嫌なのよ。
自分もそうなんだけどもね。
宮崎作品は「魔女の宅急便」からもうずっと観てないです。 多分主題歌にユーミンとかあざとく使ってるのが気に食わなかったのですな。 「ナウシカ」と「ラピュタ」と「トトロ」は普通に好きですけどね。 でも「カリオストロ」は何故に皆それほどまで名作と位置付けるのかわかんないな。普通には面白かったけど。
で、別に「千と千尋」も全然観る気もなかったです。 あの変なおばさんの主題歌とか気持ち悪いなーって思ってました。 (あーそうか主題歌がいつも気に食わないのかもよ) たまたま会社の同僚との会話の流れでビデオを借りることになったのでした。
で、観ました。ヤル気なく観始めました。
観終わりました。
お、おもしろかった・・・(惨敗)
物語として単純に面白い。子供が見てもすごく楽しめる。 キャラクターもそれぞれたってるし 絵もきれい。 映画の表層的な部分として完璧。
・・・千尋という少女が異世界で冒険し 愛と友情を通して成長する・・・
という表テーマの裏側から漂う気持ちの悪さがいい! 全てのキャラクターの存在が釈然としない。 あの世界自体が何なのか明らかにされない。 伏線をはりまくりなのにはったまんまで終わってるという。 別に思わせぶりとか放棄とかじゃなくて わざとそうしてるよね。 スゲーなぁ。 で、作り手側としては多分全部その辺設定して作ってるはずだ。 いやらしいわぁー
ということで 宮崎は絶対変態だと確信しました。 ロリコンだけでなくスカトロなのもわかりました。
・・・・・・冗談です
監督 アグスティン・ディアス・ヤネス 出演 ペネロペ・クルス ビクトリア・アブリル、ファニー・アルダン
シネセゾン渋谷
天国の公用語はフランス語 地獄は英語 現実の世界はスペイン 悪魔は地獄のウェイトレス 天使は歌手
いろーんな設定とかが面白い。 物語の展開も面白い。
ペネロペの「カンフー・ファイティング」ダンスも ダッサイはずのスーパーの制服の格好良い着こなしも おっとこ前な所作も素敵だし
ビクトリアのステージ上での歌とダンスも 現実世界での熟女な色気もすんごく素敵
でも
聖書を引用してのセリフのやりとりやら 「リチャード三世」や「ライ麦畑でつかまえて」だとか 細かい色んなところで目に付く小道具やセリフなんかは 普通の日本人にとっては全てをすんなり理解するには難しいかなと。 天使に悪魔だからねぇ。 キリスト教の知識があればきっともっと面白いと思える作品だったんだろうと 悔しい。
あたりまえだけど 洋画を観てる上ではそういう問題にはよくぶつかる。 特にヨーロッパ圏の作品は。
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