sasakiの日記
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海を見るように 風を見るように 夕焼けの空を見るように 川面に光る陽の光を見るように
明日香の残した日記を読むのがいい。
ネギチャーハン三つ、カルボナーラひとつ。 西岡君のところで安西のピアノの録りが終わる。 これから富井君のスタジオに移動する前にFIXEの前にあるダイニング、HOPSで飯を食う。 このネギチャーハンがむやみに美味しい。 チャーハンは変な食べ物で、その時々で同じ店なのに味が変わる。 HOPSでチャーハン食べるのは初めてなんだけど、いつも行ってる店、中華屋なんだけど、一度、奇跡のチャーハンに当たったことがある。 ある日突然味が変わって、てっきり調理人が変わったんだと喜んで、別の日に行ったらまた、普段の振幅の大きいチャーハンに戻っていた。 記憶だけがその味を覚えている。 HOPsの久保さんは「a door」と「a fridge」のジャケットの絵を書いてもらった。 食べ物の美味しい店で、今もう一軒の店の前面改築をやっている。 何年かに一回必ず改装する。それも自分の手で。 プー横丁の川端さんも平岡に新しい店をコツコツと建て、自分で内装、家具作り、諸々をやっている。どこかしこかに関わった人のあとを残したいというので、手伝いにいかなければと思いつつも、まだ一度も現場で川端さんに遭遇していない。 のんびり作っている。 みんなのんびり作っている。
昼は安斉のピアノの録りと思い始めたのだが、エレピからアコースティックピアノに変わり、分量的に多く入っていたのだが、最後のBメロ19小節だけに切り落とし、そこだけを一気にエモーショナルにするという意見の一致で、贅沢なパート並びに録音になった。歌のプレッシャーがますます重くなるなあ。 僕が抜けたあとの百章のピアノとして入ってきた男で、知り合って35年になる。 みんなよくぞここまでというくらい長いこと音楽をやってる。FIXEの西岡君はその頃、パンジーやミルクでフォークソング歌ってた。 気絶しそうなくらい遠い日だ。
7時から富井君のジョーダウンスタジオに移動。 富井君はまだ高校生で放送部にいて、デビューしたての僕に校内放送用のインタビューしていた。富井君は僕の高校の後輩。面白すぎるな。 安斎のピアノの上にアコギを乗せる。 これからベース入ったり、サックス入ったり、チェロ、バイオリン入ったりの作業なんだけど、いい加減なガイドボーカルとクリック、ピアノだけだと結構やりズラいだろうな。
途中にトール来て、深川くん来て、第一次アレンジ隊集合になった。 普通はあり得ないんだけど、みんな勝手な感想を述べる。 古館君も大変だった、と思う。 それでも一本道なので迷わない。 おそらく素晴らしい方向に向かっている。 それとチャレンジ。 まだ、先がある。 まだ、アクセルペダルに足は乗ってない。 今までなかったプレッシャーが生まれた。 いよいよレコーディングに入ってきた。
昨日、田野崎文ちゃんを月寒の地下鉄の駅に待たせたままにしてしまった。 リハーサル日程の変更の連絡不備で、文ちゃんからのメールで土壇場でわかる。 僕がピックアップする手筈になっていたので、大迷惑をかけてしまった。 ごめんなさい。
言ってもせんないけど、もう、10月も22日だ。 はあっ。 楽しいけど。
おわり
トールから田野崎文ちゃんの曲のデータがメールで送られてくる。 この、楽曲やデモや音源などがメールで送信されるというのに相変わらず慣れない。 仕組みのわからないものがパソコンや携帯にスルスル入ってくる、時には写真や動画や進行表、とにかくもうなんでも入ってくる。 とって置いたらいいのか、それとも消した方がいいのか、判断も先延ばしになってなんでも入って行く。一種のゴミ箱に近い。 去年の末に新しいパソコン買ったけど、ほとんど放置で一向に進展しないのは横着だから。しまいには開くのも億劫になり静かなもんだ。
文ちゃんの曲はとてもいい曲だった。 ピアノ一本で充分な気もするけど、ギター入れて、アコーディオン入れて、みんなで盛り上げようということになってる。25日の盤渓、夜。 この秋にしっくりとくるメンバーかもしれない。 山の中で歌うということだけでも何かメルヘンで楽しみだ。 その合間に遠軽に移り住んだ白旗に電話する。 円山夜想でペータのライブ見に行った時に久しぶりに顔を見た。 なかなか頻繁に顔をみるということもそれぞれなくなり、会うとしみじみ嬉しい。 音源データをこっちから送らなければいけないのかなあ?と思っていたら初期の頃のアルバムと百章の限定百枚のアルバムを持ってるというので話をつける。 電話が終わったあとに久しぶりに百章のアルバムを聴く。 2003年に作ったもので、もう10年。 笑うくらい月日は早い。 時間が経って聴いてみると、更に30年フィードバックする。 時間の巻き戻しがもっとかんたんになっていた。 23歳の男の子と女子が会いたいというので裏山に連れて行く。 台風が去ったあとの札幌は幾分寒いけど、文句なしの10月中旬の天気だった。 23歳と言うときっちり40歳の年の差。 自分の周りの環境にイラついている、40年前の自分も多分同じことでイラついていたかもしれないけど、あまり遠くのことでぼんやりとしか覚えていない。 それでも、40も年が違う人間とあって話をしたいなんては思わなかった。 偉いといえば偉いか?呼ぶ方も呼ばれる方も。 彼らだってどこにたどり着くか分かっていない。 23も63もそれ程大きな違いはないかも。 どのみち、生きていくことだけは目標なんだね?と優しい気持ちにはなる。
古館君からレコーディングの次の工程のデータが送られて来る。 一曲はギター一本途中までバッサリと切り落として欲しいというのと、突っついてくる音が気になるので、コードわあまり動かさず、もしかしたらコードを変えてみて欲しいと、この期に及んで無茶をいう。 もう一曲は、パーカッションのパターンがしっくり来ないのと、歌中のオブリを考えて欲しい、そしてギターの間奏にたどり着くまでのインストルメンタルのストーリーが見えると嬉しいなどの無茶を承知の注文を出す。 何回もデータのやり取りのすえ、漸く腑に落ちるところに辿り着いた。 ここまで来たら粘ることにする。 音楽で死にはしないけど、しつこい奴にはなれるかもしれない。 期待に答えるかはわからないけど、自分が何をやってるかはわかる奴にはなれるかもなあ。
2013・10・15 詩が一つできた。 少女漫画みたいな詩。 頭の中にはまだ、何か入ってるみたいだ。 で、最近気がついたこと。 人は色んなところが年老いて行くんだけど、一番最後まで元気なのが脳なんじゃないかということ。
松は今朝4時頃、松のトイレのところで不平不満を言っていた。 ウンコが出ない、うんこが出ないといっている。 昨日は一日中寝ていた。それは僕のせいじゃない。 かまえー、かまえーというわけでもなく、こういうことがあると自分のトイレの前で、不平不満を表明する。 6歳用のサイエンスダイエットから、7歳用に変えたのが影響しているか? ますます不味そうな色、形。僕が猫だったらここから文句を言う。 スポ太郎の美食、甘やかし、好きなものを与えるから180度転換したので、こっちもこれについては譲らない。
おわり
2013年10月08日(火) |
音楽はそれぞれ自分の畑を耕す。コツコツとね。 |
電車通りにある「かやの茶屋」は何度も何度も通ったところにあった。 自分が如何に無頓着に街を走り回り、注意力、関心を放り上げて徘徊しているかがよくわかったよ。 路面電車は相変わらず傾きながら走っていて、大きく曲がるところにすすきのの尻尾があり、反対側のずっと向こうに、右に曲がるともう無いけど教育大学、突き当たって藻岩山、右に曲がって西線。一日中ぐるぐる回っている。 電車通りは思いの外変わっていない。 ノスタルジーとセンチメンタルの吹き溜まりだね。 今でも充分期待に応えてくれる。 風景に街の不動産屋さんみたいにベタベタと昔の記憶が貼り付けてある。 電車が走っている所に引越しをしようと決意が今でも良くわかる。
ギター担いで店のドアを押す。 思いの外広く、店の人と思しき人が応対に出て来て、宜しくといった通常の挨拶を済ませ、普段は店の一部として使っている部屋を楽屋として用意してもらう。 時間より30分早い。 いい加減早い「入り時間」の癖をやめないとますます拍車がかかって、一時間前から入っているということもありそうだ。 長生が15分前に入ってきて「やっぱり、先に来てましたか?お願いしますよぉ、先に来ないで下さい。」、ね?こういうことがあるから、あんまり先に来ちゃいけないのだ。年取ると時々周りに迷惑をかけるのです。 境長生はメロディメーカーだというのがよくわかる。メロディを広げて行こうという意思を強く感じさせる作り方で、広げた羽はどこまでも飛んで行くのだとの気持ちが伝わってくる。 シンガーソングライターが好きなのはそこかなあ。 みんな自分の畑をせっせと耕し、よその人とは違う花を咲かせ、大きさや形の違う作物を収穫してる。 それを通行して行く人達が耳で買う。 アレンジとギターの古舘君からレコーディングのデータが2曲送られて来た。 アコギの2ndとリードパート、パーカッションの出し入れの確認。 すごいガットギターが入っていた。 あんまりかっこいいから曲中のオブリガードも入れてくれないだろうか?と、パーカッションスピード感が欲しいので、何かをバッサリでもいいかもねの返事を打ち返す。もう一曲は2ndギターをAの繰り返しまで殺しておいて、他の楽器と一緒に盛り上がって欲しいと相談。 今のところ統一感がまだ見えないけれど、各楽器パートが入ってくると解決するだろうの放し飼い状態で、もう少し作業が進むと見えてくるだろうね。
洋一二人から電話があった。 今気がついたんだけど、二人とも洋一だった。 近々会うことにした。 かたや中学、方や大学からの付き合い、呆れ果てるほど長い。まだ、生きてるんだみんな、今日はノスタルジーだぜ。
これからのライブは25日、ロケット🚀姉妹、田野崎文ちゃんとbankで7:00からライブ、トールと連絡とって何やるか決めないと。ゆきちゃん、あやちゃん、女性二人がかりは辛いな〜。トールも入れると三人がかりか? で、月開けて11月、4日の遠軽のサンシャインホテル。いくらなんでも雪は降ってないだろうけど、オホーツクの冬の近所。「いい感じで人が集まってます。」と静さん。 本当はCD出来ててお披露目のはずだったんだけど。 ここまで来たらワシの意地じゃ。粘る。
おわり
さて、家に帰ろう。 札幌は今日は曇天。暖かさが気持ち悪い、この季節にしては。
2013年10月03日(木) |
順調に進んでおります |
レコーディングも30パーセント位は進んでおります。 今回はリズムセクションの大元のドラムスがないので、変則的に録音が進んでいく。 アコースティックギター、古館君のアレンジの4曲と、ピアノアレンジ安斉君の4曲の夫々アコースティックギターと生ピアノのベーストラック分の録音が終わる。 先週、パーカッションの取り込みとトールの笛が入った。 今週の火曜日は円山のhouse of jazzでグランドピアノ。 アレンジされていた段階ではこのピアノの上にベース、アコギ、パーカッション、その他上物も考えられていたけれど、一曲だけ、全部やめてピアノと歌一本でいくと決める。スタジオに覗きにきてたトールいわく「ピアノがリリカルです。」。 本歌入れる時に相当気合を入れなければいけないなあと思いつつも、今のこの雰囲気を出来るだけ忠実に伝えたい。 今回のテーマは「僕はこの先 どこに行く。」 道が見える、感じられる物が出来上がればOK。 去年から扇柳トールと深川忠義と3人でベーシックなアレンジを始め、一年経ってようやくスタジオにまで辿り着いた。 西岡くんには残り2曲のアレンジ、諸々の面倒な交通整理をしてもらい、ハッシーにはジャケットとアートデザイン、カメラマン須田さんのFIXEグループ総がかりでバックアップしてもらっている。 で、今のところでレコーディング工程3割。 まだ、始まったばかり。 本当に雪が降る日と出来上がる日が近所にいる感じがする。 まだ全貌が見えないので詳しくは語れないけど、見えてきたことからここに書きます。
明後日は境長生とかやの茶屋でライブやります。 18:00open 18:30start 中央区南10条西6丁目 011-533-0808 \3,000 要ワンオーダー 食事は予約が必要だということです。
今日はそんなわけで長生と事務所で2回目の練習。 3階で練習してたら、下から美勇児がシリアスな顔で上がってきて「長生さん!長生さんの車が僕の自転車思いっきり轢いてるんですけど、、、。」 最初言ってる意味がよくわからなかった。 で、事務所の前の駐車場を見に行ったら、バックした長生の車が本当に美勇児の自転車を轢いていた。横になって車の下に入っていた。 止めてあった自転車にコツンと当たって静かに倒れ、気づかず長生そのままバック。 引っ張り出して見たら、相当年季の入ったチャリでどこがひかれたところかよく分からないくらい立派にボコボコだった。 今日は天気も良く穏やかな一日だった。
おわり
sasaki
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