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■ 社員哀史
子供の頃、百科事典かなにかで見た「女工哀史」の本のことを時々、思い出します。本自体は読んだことないのでいつか読んでみたいな、と思っている作品です。その中で小銭のような給金を貰い、せんべえ布団で集団で身を寄せながら眠り、劣悪な環境で重労働を強いられる云々のあらすじを見て興味をそそりました。
さて、現在、私もサラリーマンとして働いているわけですが「女工哀史」の時代と同じように厳しい世界だと思います。けっこう真面目に思うのですが社会というのは弱肉強食で食うか、食われるか、騙しあい奪い合い殺し合いの世界なんだと思います。
自分もこの年になって色々と政治的なことも考えるようになり年取ったのかなあ、と思いました。義理や人情というものは元々持ち合わせていない人間ですが利のために身の振りを考えるようになったのはやはり家族が出来たからなのでしょうか?
一般的に子供が出来た瞬間、男というものはいつ死んでもいいような感覚にとらわれます。これは生物学的にも種の保存を果たしたときの終末感のようなものなのでしょう。私も娘さんが生まれて現在、自分に生命保険をかけているのでいつ死んでも、という気持ちがあります。けれども、そういうものではなく娘さんが結婚して新しい家族を持つまで心配で死ねないな、というものなんだと思います。
また、それに似た感覚で美味いものを自分で食べるときの美味しさより、娘さんが「おいちい」と言って食べるときの満面の笑顔を見ることほど嬉しいというか感動するものはありません。自分の食事や物欲などどうでも良くなってくる感覚です。
帰りに同僚とメシを食いました。
2006年11月30日(木)
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