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■ 容疑者xの献身
娘さんと奥さんはお出かけみたいです。私も仕事を切り上げて家に向かう途中、本屋に立ち寄り、東野圭吾さんの「容疑者xの献身」を立ち読みで読破しました(買わなくて申し訳ありません)私はとりあえず立ち読みで全て読んで金額的な価値と対比して気に入ったら購入しています。ハードカバーは高すぎます。けど、「ラスト・オブ・カンプグルッペ」の全二巻(計八千円)を買うまでの辛抱と我慢です。本書は直木賞受賞作で「探偵ガリレオ」シリーズで名を連ねている湯川学が登場する短編シリーズものの長編です。すごく面白かったです。特に天才数学者、石神がこの事件に関わる理由の描写の挿入箇所は絶妙過ぎて良かった。それに至る理由も良かった。冒頭や題名で分かるとおり献身する理由が私には経験があるだけにほろっと涙腺が緩んだ。終わり方も良い。この人は文の組み立て方がすごく上手いなあ、と思います。頭の良い人なんだなあ、と思います。至る理由が私も死ぬ事を考えていた頃に酷似して読んでいて辛かった。こういうことを文章化できる人っていうのは素晴らしい技術の持ち主だと思います。
娘さんはご機嫌でしたが眠くなってからは愚図りっぱなしで大変でした。けど、逆に大人しくしていると具合が悪いのかな?と心配してしまうので微妙です。額をこっつんする遊びを何度もすると微笑んでくれました。嬉しいです。この笑顔をいつまでも見ていたかったです。
2006年04月20日(木)
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