The Green Hills of Earth

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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2006年03月31日(金) 名前 / 「眺める」と「確認する」は同じか?

先日、ちょっと若めの人の名簿をパソコンに入力する機会がありました。
以前、母の日などで子供が描いた親の絵が店に貼り出されているのを見て、子供の名前の多様さにびっくりしたものでしたが、この名簿にも様々な名前がありました。白馬の王子にあこがれた親が付けたような名前、トニカクガイジンガイイノな名前、懲りに凝った名前…様々でした。入力するにあたって困ったのは、漢字の通りに読めない名前が本当に多かった事ですね。例えば「宇宙」と書いて「そら」と読ませるなんて「まだまだ甘い」って感じでした。もう、想像を働かせないと名前の見当もつかない、まるでパズルでもやっているかの如くという名前も結構多かったです。そしてその後で、今度はちょっとお年を召した方々の名簿をパソコンに入力する機会がありました。ある地域の1000人ほどの名簿だったのですけれど、「重複はない」筈なのに「あれ、これはだぶってない?」「あれ、この名前さっきも出てきたぞ」と何度も思う位似たような名前が一杯です。
自分の学生時代(性格には生徒時代と言えばいいのでしょうか…学生とは大学生を指す言葉らしいですからね)を振り返ってみると、まぁ学年に1人か2人は変わった名前の人がいたものですが、女性は大半が「○○子」で「子」がつかなければ「まゆみ」「ゆみ」「みどり」「さつき」あたりと言っても過言じゃない位、似通った名前が多かったような気がします。

まぁ、周りがみんなそんな「ちょー」個性派の名前ばかりならひとりだけ浮くと言う事もないのかもしれませんが、若い人の名簿を見ていて、自分の世代を基準に考えたら、この名前中学、高校ではとても恥ずかしい思いをするっていうか名前でずいぶんからかわれるんじゃないのかなとか、自分の名前を好きでいられるのかなとか余計な事を考えてしまいました。そして、名簿作りをする人たちはこれから大変になる(なっている)とも実感した次第です。学校の先生も私の時代は「樺沢」「楡沢」を「かば?」「にれ?」と悩むような程度だったのに、今は「これはなんと読むのですか?」とまるで外国語を見るような思いで名前に対峙しなければならない訳ですから大変だなぁと感じる次第です。


「眺める」と「確認する」は同じか?

耐震強度偽装事件で姉歯もと1級建築士が設計した204件の検証が終わったと国土交通省が発表しました。
それによると、姉歯氏が国会で証言した事との矛盾がいくつか出てきたそうです。特に偽装の方法は「単純で誰が見ても判る」と言っていたのですが、実際には最初期の偽装はかなり凝っていたとの事でした。

「凝っていた」というのは、初期の偽装は「印字の時点で不正な数値にすり替えていた」と言う事を指すそうで、だから「図面を見ただけでは判らなかった」のだそうです。でもね、そう言う事をチェックするからこその「検査機関」なんじゃないですかね。「図面を眺めるだけ」がチェックだったなんて改めて唖然としました。こう言うのを「お役所仕事」って言うんでしょうね。
「提出される資料に嘘はない『はず』」という性善説でチェックをするのであれば、その存在価値は「まったく」ありません。どんなに親しい間柄でも、どんなに信用のおける企業でも常に疑ってかかってチェックをするからこその「検査機関」です。また構造設計をするためには「1級建築士」という資格がいるとの事ですが、それを検査するだけの人にはそんな資格は不要でしょう。構造計算をするのはコンピュータを使わなくてもできるでしょうし、独自のソフトでもできると思います。しかし、基本は国が指定したソフトウェアがありますし、国が許容する数値の範囲があるはずです。だとしたら検査機関では一切の理屈は不要で、「設計の基礎となる条件を入力して出た答えが設計書に記載された数値と合致するか、許容範囲に収まっているか」だけをチェックすれば良いだけの話なんです。プログラムを作る人の間では常識的な話なんですが「そのプログラムの中で、おみくじを引いていようと、下駄を投げていようと、水ごりをしていようがどうでも良い。正しい答えが出ればそれで良い」という訳です。こういうのを「ブラックボックス」と表現する事があります。飛行機のフライトレコーダなども中が開けられないのでブラックボックスと呼ばれる事もありますね。中がどうなっていようと一定の時間の飛行データや通話が記録されていればいいと言うものです。構造計算もそんなブラックボックスソフトを使ってチェックすればいいだけの話なんですよ。建築士が「自分はこんな思いで、こういう計算をすれば構造は大丈夫なはず」と設計をした事でも、その基礎数値を入力して答えが許容範囲外なら不合格にするだけです。それが単純な計算ミスなのか、それとも思想の違いなのか、はたまた偽装をした結果なのかはどうでも良いのです。単に「その数値を使ってこの答えがでるのはおかしい」とはじくだけです。その数値が許容範囲に入っているなら、チェック結果は問題なかったと自信を持って言える筈ですし、今回のような偽装は全て引っかけられた筈なんです。それを性善説で、設計する側でさえ計算が面倒だからパソコンを使って計算をするものを、チェックする側は図面を眺めてチェックして合格と太鼓判を押していたなんて事がまかり通るから「おかしい」んですよね。

お役所には頭の良い人がたくさんいる筈なんですが、こんなプログラマなら初心者でも理解しているであろう事が出来ない…というか、未だ提出が紙ベースって言うのも、本当に呆れるばかりでした。本当に彼らに任せておいて大丈夫なのでしょうか。彼らに出来る事は自分の天下り先を確保する事だけなのではないでしょうか。どうかそうじゃないところを少しは見せて欲しいものです。


久し振りに

本当は今日辺り帰る予定でいたのですが、見事うっすらとではありますが雪が降りました。この辺りはすぐに溶けると思いますが、関越などは山間部でチェーン規制だそうです。父の車を借りて帰るのも、高速バスに乗って帰るのも、青春18切符で帰るのもお金がかかりますし、実家にいると仕事がはかどらない…ジレンマです。どうするか考え中

しかし、田舎で雪を見るのは久し振り。そして久し振りに日本海側の季節を堪能しています。でも…もう4月なのにねぇ…

2006年03月30日(木) (無責任だけど)家族のわだかまりかな? / スピーカ / 教科書

まだ実家にて親孝行中…今夜いったん帰ってまた直ぐ戻ってくる予定なのですが、兎に角、今の状態では通信環境が悪すぎる…戻ってくる時には何かしらの対策を考えないとなぁ…そんな訳でニュースも充分に見る事が出来ないのですが…

射水市民病院で7人の人工呼吸器を外したと言う事件、あれで、遺族の話が正反対になったのはなぜなんでしょう。
うちの経験で言えば、多分、呼吸器を外すかどうかと言う問いかけの場にいて同意した人とその場にいなかった人がいて、今回取材に応じた女性はその場にいなかった人なのではないかと思うのです。全員を集めて話すのが理想なのでしょうけれど、みんなが都合良く集まっていると言う事も少なかったり、その場に仕切る人がいたりする場合は、家族なのに蚊帳の外に置かれる人が出てくる事も充分考えられます。全く無責任な話だと断っておきますが、そうやって蚊帳の外に置かれた人は「自分のいない間に大事な事を決められてしまった」と結構傷ついているものです。そんな時に取材があったものですから、その先生を責めると言う気持ちより、自分を蚊帳の外に置いて勝手に決めてしまった自分の身内への思いとして「私の知らない間に勝手にやった」という話をしたのではないのかなと思います。たまたま、この先生は患者さんの信頼が厚かったために、みんなが「そんな先生だとは思えない」と言ってくれたり、他の呼吸器を外した患者さんの遺族も同意したと証言をしてくれたりしたためマスコミも、事件の方向が違うと感じた事でしょうし、その女性も自分の安易な言葉が思った方向とは全く違う方向で大きくなったため慌ててしまったのではないでしょうか。


竹スピーカ

パナソニックエレクトロニッスデバイスと同志社大学は共同で竹を原料にしたスピーカを開発したと発表しました。

既存のスピーカは針葉樹を原料に振動板(パルプ)を作りますが、竹は針葉樹より軽くて堅硬いためより再生帯域が広く良い音が出るそうです。更に竹は成長が早いため資源保護にも役立つと良い事ずくめのもののようです。まぁ能書きは良いから早く製品化して音を聞かせてよ。そんな気持ちで一杯です。期待しています。


教科書

ノートを持ち歩かない生徒のために書き込みスペースを設けた教科書、漫画で説明をする教科書などが来年から登場するそうです。

授業中にノートを取らない、化粧したりメールをしたり先生の話を聞かない。そんな人に授業に興味を持って貰おうとあの手この手で教科書を作っていると言っていますが、本末転倒も甚だしいですね。先日も書いた事ですが、いくら義務教育でも全く勉強をしていないのに年齢と共に学年が決まるというのはおかしい話です。勉強をしていなかったら落第をさせて幾つになっても義務教育が終わらないとしたらいいのではないでしょうか。二十歳で中学1年生なんてあっても良いと思うのです。当然義務教育が終わっていないから大人としても扱ってもらえず、成人に認められる権利は享受できないし、もし落第しているのが小学校だったら歳が幾つでも半ズボンに黄色い帽子を着用させてやればいいのです。まぁ、何もしなければ一生義務教育で楽ができると思われても困るので、一定期間で義務教育を卒業できなかった人にはその為の掃きだめを用意しておけばいいでしょう。
教科書を露力をしない人、しつけの出来ていない獣に合わせるのではなく、学校とは何を目的とした場なのかを明確にして、努力をしている人としていない人、するつもりのない人を平等に扱うという不公平をなくするべきだと思います。それが教育の第一歩ではないでしょうか。

2006年03月29日(水) 胎児は人か / 雪

胎児も自動車の傷害保険の支払い対象に含まれる事が裁判によって確定しました。

自動車の保険には、いわゆる「強制保険」と「任意保険」と言うものがあります。
「強制保険」は自動車を所有する為には入らなければならない保険ですが、「任意保険」は文字通り加入が任意です。強制保険はその対象が限られていますし、補償額も充分ではないので、いざ事故にあった場合、この強制保険だけで保障が賄える場合は稀と行って過言ではないでしょう。それなのに、自動車を所有しているにも関わらず任意保険に加入していない人も結構居るようですね。私の知り合いの中でも事故の相手が強制保険にしか入っていなくて、支払いが出来ないと居直られて泣き寝入りをした人が複数名います。そんな事が多かったからか、任意保険に入っていない「無保険車」と事故を起こした場合、本来無保険車の側から支払われるべき費用を自分が加入している任意保険から支払う「無保険車傷害条項」というものがあるそうです。その特約条項を付けた保険に加入していて無保険車と事故にあい、同乗していた妊娠中の奥さんから胎児は仮死状態で生まれ、低酸素症などにより重度の障害が残ってしまいました。これに対し任意保険の会社は「胎児は保険の対象に含まれない」と支払いを拒否してきたのですが、一審の富山地裁高岡支部、二審の名古屋高裁金沢支部、そして今回の最高裁全てが保険会社に対し「支払い条項に基づく支払い」を命じ、これでようやく保険会社も観念して1億4千万円の支払い手続きにはいる事にしたそうです。

(中絶の是非論はありますが)妊娠して数ヶ月の間は中絶しても記録には残りませんが、一定期間を過ぎて(6ヶ月だったでしょうか)の中絶は戸籍に載る事になります。つまりそこから戸籍上も「人として認められる」と言う事です。戸籍上も人として扱うとなっている胎児が保険の対象とならないと考える方が難しいのではないでしょうか。なぜ保険会社はここまで手間を掛けて支払いを渋ったのか疑問です。
しかし、中絶をしても戸籍に残らない時期の胎児が事故で流産をしたり、その事故による障害を持って生まれてきたような場合はどのように扱われるのか興味のあるところではあります。ここで、妊娠6ヶ月までの胎児は保険の対象とはならないなどとされれば、胎児は6ヶ月までは人ではないと言う事になる訳ですから波紋を呼びそうですね。



私は年末に駐車場の(低い)塀に乗り上げてスタッドレスタイヤを破損させてしまったので、今は夏タイヤを履いているのですが、今日は昨日に比べて-15度で雪が降るそうです…帰る予定は明日なのですが、果たして無事帰る事ができるのでしょうか…

2006年03月28日(火) 実家へ / 請求棄却 / スタニスワフ・レム

実は今、実家に向かっている途中です。

今日、父親はゲートボール大会だそうで、家に帰り着くのは夕方の5時。それなのに「今」実家に向かっているのは、決してそれだけの距離があるからではないのです。単純な話「ビンボ」だからです。高速道路のETC「深夜早朝割り引き」を利用して少しでも安く上げようと努力をした結果なのです。私の実家に帰るためには、大きく分けて三つの方法があり、一番贅沢なのは私の家の最寄りインターチェンジ(IC)から実家の最寄りICまで高速道路を使うと言う事です。これなら一般道を走る時間は20分位で、余り渋滞も考えなくて済むでしょう。一番お金を使わないのは最初から最後まで一般道で燃費重視の走り方をする事です。ただ、やはりそれなりの距離はありますので、これをやると疲れ果てるのが難点ではあります。そしてその中間が途中まで高速道路を使い時間を稼ぎ、途中からは一般道に降りてお金を節約すると言うものです。そして、今回はその折衷案を利用したのですが、ではどこまで高速道路を使うかと言う時、ETC利用者は専用の割引サービスがあります。1つは午前0時から午前4時までに高速道路へ乗れば30%割引になる「深夜割引」、1つは午後10時から午前6時までの間、特定(都市圏)のICを含む100kmを利用した場合50%割引になる「深夜早朝割引」です。前者は乗降するICや距離は関係なく、その時間帯に1秒でもかかっていれば割引が受けられます。そのサービスを狙って東名高速などでは高速道路上に違法駐車をして割り引き時間になるのを待つトラックの集団が現れ問題になっています。後者は関東の場合首都圏の一定の地域で乗るか降りるかをしなければならない事と、高速道路の利用距離が100kmと限られていますが割引が50%というのは魅力です。そして今回はその「深夜早朝割引」を利用するために早朝に高速道路を利用したのです。今のETCは降りる時に割引を適用した金額を表示してくれますので、しっかり50%割引になった事を確認してひとり寂しく歓声を上げ高速道路を降りました。そしてその後もできるだけアクセルを一定に保って燃費重視の走行を心がけ、今現在400kmほど走った時点で、2500ccのこの車で燃費が10km/lを表示しています。因みにこの車のカタログスペックより上の数値です6年目で10万キロを走っている車にしては立派な燃費と思っていますが、以前はこういう条件なら13km/hは走っていたのにと思うと、やはりこの車も少しずつガタが来ているんでしょうかねぇ…

先ほどJHのサイトを覗いてみたら、先の2つのサービスの他に「通勤割引」という、午前6時〜午前9時及び午後5時から午後8時までの間、特定の都市圏のICを含む100km以内の利用が50%割引になるサービスがあるのを発見しました。これは1日の内では午前に1回午後に1回しか使えないサービスですが、これを利用したらもっとゆっくり家を出発する事が出来たんですね…いやいや、そうしたら全体の移動が日中で道路が混雑して燃費がもっと悪くなっていたはずです。そう思いたい…


請求棄却

サリン事件などを起こしたオウム真理教の教祖について、控訴審の東京高裁は「裁判所の決めた期限までに控訴趣意書を出さず、被告の訴訟能力に問題もない」として弁護側の控訴を棄却し、裁判の手続きを打ち切る旨を決定しました。

これは、先日の山口県光市で妻を強姦し妻子を殺害した未成年犯人の裁判で、裁判を欠席した「死刑反対派」の急先鋒である弁護士が、この裁判でも弁護をしているのですが、本来なら昨年の8月に控訴趣意書を出さなければならないのに、それを「被告には訴訟の雨量はない」と勝手に決めつけ趣意書を出さずにここまで引っ張ってきました。そして最近我が身が不利と見るや「じゃあ控訴趣意書を出すから、改めてスタートしようよ」と一方的な我が儘を通そうとした訳です。が、裁判所側は「そんな我が儘が通るはず無いでしょ」と期限までに提出をしなかったのだから、控訴の意志無しとして打ち切りを決めたという訳ですね。それについて、弁護団は「まず、被告の訴訟能力があるかどうかをはっきりさせる事が重要なのに、それを勝手にありと決めつけているのはおかしい。公開で診察するべきだ」とわめき立てて裁判所が悪いんだと言っているのです。

先日の山口県の事件で欠席をしたという「事件」の時にも書きましたけれど、「死刑反対」という事は決して悪い事ではありません。私は死刑賛成ですが、反対の人もいるからかかるブレーキもあるし、限りなく黒に近いグレーと言うのも何%のグレーまで許されるかは、それらの人が議論をするから左右される訳で、それは有意義な事だと思います。しかし、今現在の規則をねじ曲げて、自分勝手なルールを作って周りをそれに巻き込もうとするのはちょっとやりすぎではないでしょうか。また、先の事件と同じ事を書いてしまいますが、司法の手で殺める事の是非を問う事、人ひとりの命という価値を考える事も大事ですが、その大事な命を弄んだ事への代償という考えも大切だと私は考えます。

誤解しないで欲しいのですが、私は「裁判は被害者の身内の感情を優先すべきだ」とは思っているのではなく、逆に、「犯人を殺してやりたい」と言う感情論は無視すべきだと思っています。
当事者の身内が加害者に復讐を果たすのではなく、第三者機関である裁判所なりの司法が犯人を裁くのは、その「怒りに燃えた感情論」ではないところで罪を裁こうとしているに他ならない訳です。だからこそ、私はマスコミが何かの事件となると身内の感情を逆撫でする事に疑問を覚えるのです。
私が言いたいのは、「殺してやりたい」「死刑は野蛮」などの感情論で犯人の刑を決めるのではなく、その罪を犯した背景がどうだったのかだけが重要だと言う事なのです。例えば家族に暴力を受け、抵抗している内に相手が死んでしまった場合と、対象が苦しんで死んでいくのを見るのが楽しくて、虫から犬猫そして人間にエスカレートしたなんてケースが同じレベルで議論されるべきではないのです。この弁護士が担当したこの松本被告の事件、そして山口県の強姦殺人事件、どちらも自分の快楽のために、他の人の苦しみなど全く考慮せずおこなった余りにも幼稚な思考レベルの許されざる犯罪ではないのでしょうか。「死刑反対」…それを考慮すべき人もいるでしょう。でも考慮する価値のない人も居るのだと私は思います。


スタニスワフ・レム

SF作家のスタニスワフ・レムさんが逝去されたそうです。

ひとりのSFファンとしてご冥福をお祈りします。合掌…

2006年03月27日(月) 尊厳死 / 意味不明

射水市民病院での延命治療中止に、また「尊厳死」と言う事が取り沙汰されていますが、これは、早く法制化すべき問題ではないかと思います。

尊厳死を認める事に反対を唱える人は、「医療とは人を救うものであって、それが人を殺す事はまかりならん」という意見や「本人が望んだとしても家族が悲しむ」という意見や「悪用されたら大変な事になる」という意見など様々なものが出ています。安楽死という中には「消極的安楽死」と「積極的安楽死」というものがあるそうで、前者は今回みたいに延命治療をやめると言うもので、後者は薬を投与するなどして積極的に死を迎えるものという事で、日本ではそれを分けて「前者は議論の余地があるが、後者は以ての外」と言う意見が大半を占めていて、尊厳死というのはその前者の事を指すようです。

私は積極的であれ消極的であれ、「死ぬ自由」も個人の権利だと思います。
助かる見込みがないのに、余命何日とされているのに、例えばその治療さえしなければ明日にでも死んで楽になれるのに、無理矢理治療をされて、その治療で苦しみ、副作用で苦しみ、更に病気で苦しみ…それは拷問というのではないでしょうか。そう、拷問の中には動けなくしておいて、静脈や動脈を避けて肉を削ぎ取っていくと言うものがあるそうです。爪をはがれ、目をつぶされ、指をつぶされ、骨をハンマーで砕かれ、筋肉も削がれ…どんなに苦しくても相手は拷問のプロで死なせてくれない。患者はそんなに苦しんでいるのに、家族はその痛みを実感できず、「大事な家族ですから、少しでも長く」なんて悠長な事を言っている。それを耳にしながら患者は「おまえらも同じ痛みを感じればいいのに」と思っているのですが、苦しみと副作用でその思いを口にできず目で訴えるのですが、家族はそれを勝手に「本人も生きたいと言っています」などと解釈する訳です。果たしてそれは正しいのでしょうか。
禁治産者というものがあって、本人は一生懸命努力して富を得た。会社を作って一生懸命働いて大きくした。そして社長から会長になり、もう80を超えて引退し、さぁ自分がためたこの財産で楽しく遊び暮らそうと思ったら、その財産を狙う家族達から「この人はもう高齢で耄碌して正しい判断が出来ません。だからこの人がお金を無駄に使ってしまわないように禁治産者として認めてください」と訴えられ、裁判所がそれを認めてしまうと、本人は今まで脇目もふらず一生懸命働いてきた分、他の人から見たらくだらないかもしれないけれど、自分の趣味として宇宙旅行に申し込むかもしれないし、又はそれが早く実現するようにと研究施設に全財産を寄付したいかもしれません。ミニカーを何万台も買い集めたいのかもしれないし、ホストクラブのような所で豪遊をしたいのかもしれません。兎に角自分が稼いだ金で自分が遊んで何が悪いってなものなのに、ハイエナが「禁治産者」に仕立て上げてしまうと、当人は自分の財産を一切自由に使う事が出来なくなる訳です。果たして正しいでしょうか。
どちらも同じ事です。例え他の人からは理解されなくても、自分の命、自分の財産をどう使うかは完全に本人が決めるべきものなのです。

確かに、残された家族が悲しむと言う意見も判らないではありませんが、その家族に自分の痛み、つらさはどうやっても伝わりません。自分の事を判るのは自分だけですし、自分に責任を持てるのも常に自分だけなのです。家族が悲しむという事と自分の状態を見極めた上で個人が死を選ぶなら、それを例え身内であれ別の人が止めるという行為は「異常」だと私は思います。また、財産がらみ、怨恨がらみなどで本人の意志と偽って安楽死をさせるというケースが懸念されると言う話もあるようですが、それは全く別の刑事問題で、それを言うなら、自動車だって、それを運転して事故を起こして人を殺す可能性があるのだから製造販売されるべきではないと言う意見になってしまうのではないでしょうか。つまりこの手の意見はまったく議論する余地のない戯言でしかないのです。

日本という国はどんどん幼児化傾向が強まっているように感じます。誰もが責任を取らない。誰もが難しい事を考えない。誰もが人に物事を決めて貰いたがります。しかし、苦痛に苦しむ事から逃れたいと言う思いこそ、そう言う自主性のない人たちでもしっかり自己主張せざるを得ない数少ない場なのではないでしょうか。「命を救う医者が、命を奪う事」は確かに1つの見方からすれば「許されざる事」かもしれません。しかし、周囲の人に関係なく、本人が全てを理解した上で強く望む場合、それを認めるべきだと思いますし、それを助けてやれるのも医者しかいないのではないでしょうか。


意味不明

四半世紀以上に渡り朝日新聞を継続してきましたが、ここに引っ越してきてからの対応の悪さや契約時の悪質な嘘が原因で、来月から毎日新聞に乗り換える事にしました。
兎に角プロ野球にジャイアンツがある限り、その親会社が読売新聞である限り、私が読売新聞を取る事はありません。また赤旗や聖教新聞なども地球が砕け散っても触るつもりはありません。日経新聞は家で定期購読するものではなく、あれは列車の中で読むものだと認識しています。またスポーツ新聞はジャンルが別物です。そう考えると選択肢はとても狭いものになりますね。その中で今回はたまたま契約を買える事を考えていた時にタイミング良く飛び込んできた毎日新聞と契約をしたのですけれど、そして、実際の新聞とインターネット上の毎日新聞サイトは別物と思っても良いと思いますけれども…
 「時をかける少女」は、過去にさかのぼれる力「タイムリープ」が女子高校生・芳山和子の青春を描いたSFで、65年の発表以来、原田知世主演で映画化されたのをはじめ何度も映像化されているが、アニメ化は初。
(2006年3月27日「時をかける少女:新ストーリーで初の劇場版アニメに 人気モデルが主演」より引用)

「過去にさかのぼれる力「タイムリープ」が女子高校生・芳山和子の青春を描いたSFで」とはどういう意味なのでしょう。こんな意味のわからない文章がでかでか掲載されるような新聞を果たして信頼して良い物かどうか甚だしく疑問を感じてしまいます。
私のページも誤字脱字は毎度の事ですが、私の所のミスは私の知性が疑われるだけで他に迷惑を掛けません。しかし、このようなサイトはそこに企業の看板を掲げている訳ですから、チェックはもっと厳密であって欲しいものです。←自分の事は棚に上げ、自分に甘く他人に厳しい典型ですね。まぁ久し振りに全く意味のわからない記事を見かけたので嬉しくて書きましたって言う事です。

2006年03月26日(日) 和解したのか? / 発言自粛は正しいか / 卒業証書

29日、薬害エイズ訴訟の和解から10年を迎えたそうです。

大阪HIV薬害訴訟原告団の代表は

「この10年の月日は平坦(へいたん)ではなかった。これで一区切りとは到底思えない。今後も命の尊さを訴えていきたい」(asahi.comより引用)
と挨拶をしたそうですが、私はとても疑問に思うのは、そう言う風に言うならなぜ和解などしたのでしょう。不満があるなら和解などせず戦っていれば良かったのではないでしょうか。このように和解をしたのに不満を漏らして自分たちが正義だと言うのはどうも正しい事のようには思えません。そして「和解は金目的か?」と思えてしまい余り気分の良い物でもありません。どうか「潔い」という言葉を考えて欲しいと思います。


発言自粛は正しいか

長崎市の外郭団体である長崎平和推進協会が、証言活動をする被爆者に「政治的発言の自粛」を求めた事が波紋を呼んでいます。

自粛を求めた文書の中では具体的に次の8項目が上げられています。
  1. 天皇の戦争責任
  2. 憲法(9条等)の改正
  3. イラクへの自衛隊派遣
  4. 有事法制
  5. 原子力発電
  6. 歴史教育・靖国神社
  7. 環境・人権など他領域の問題
  8. 一般に不確定な内容の発言(劣化ウラン弾問題など)
協会の意図としては「政治的発言」については協会自身に統一の見解はない。証言をする人たちの個人的意見を協会の見解と誤解されないようにして欲しい」と言う事のようですが、「被爆体験の継承を考える市民の会」の代表は「原爆は戦争という時代の中で落とされた。いま日本は戦争への準備を始め、核戦争の脅威も迫る。『政治』を抜きに語れない」(asahi.comより引用)と意見の撤回を求めました。

被爆体験から戦争の悲惨さを、そして戦争反対を訴えると言う事について私は反対はしません。ただ、「被爆をした人にしか判らないこと」があるのも事実ですが、それが「被爆をした人は全てを知っている」にはならない事も事実です。私の祖母は戦争体験者ですが、その昔コカ・コーラを飲む私を見て「そんなの飲むのやめなさい。それ、中に炭が入っているんだよ」と真顔で言っていました。ええ、炭酸と炭と間違っているんですね。そんな卑近な例を取り上げるまでもなく、全ての人がグローバルな目で世界を見ている訳ではなく、残念な事にミクロな目で非理論的にただ「世界に平和を」と考えているだけという場合も多い訳です。これらの人がそのどちらに入るのかは私には判りませんが、協会としては統一見解はないから、それらの事を言うなら自分個人の意見だとはっきり明示してくれと言っているのですから、それに不都合があるとは私には思えません。
そして、自粛を要請した内容についても、「被爆体験」になぜ上で列記されたような話が混ざる必要があるのかも私には理解できません。撤回を求めた会が「被爆体験の継承を考える市民の会」であるなら、今の政治には関係なく、その被爆を体験した人の恐怖を語れば良いのではないでしょうか。言葉を悪く言えば、それを逸脱して現代の政治に対して批判をするって言うのは、単に「被爆体験の名前を借りた右翼の演説」でしかないのではないだろうかと私は思います。いつも書く事ですが、このような会を作る人たちは何かを誤解していないでしょうか。自分たちのやっている事は正義なんだと自惚れていないでしょうか。それを後世に伝えていく事が重要かどうかは個人の考え方ですし、私は否定しませんが、それを正義の錦として、全ての行動が許されると思ったらそれは大きな間違いです。

…まぁ朝日新聞の喜びそうなネタって事ですかね。


卒業証書

2003年7月に長崎で起きた園児誘拐殺人事件の加害者である中学生少年に、事件まで在籍していた中学校が少年に対して卒業証書を授与しました。
少年は事件を起こすまでの4ヶ月間この学校に在籍し、事件後はさいたま市の児童自立支援施設「国立武蔵野学院」に入所しており、入所後は中学に学籍のない「修学猶予」という状態になっていたのだそうですが、今回義務教育を終える年になったと言う事で、いったん学籍を戻して卒業判定をした上で卒業を認めたのだそうです。

この「国立武蔵野学院」というところのサイトを眺めてみても、厚生施設であるらしいと言う事以外具体的には伝わってきません。ここに収容されていて、果たして中学卒業と同等の学力がつくのでしょうか。義務教育終了の年になったから、修学してもいない学校から修学してもいない内容で卒業を認めるというのは如何にも変な話ですね。
学力もついていないのに年齢が上がったから学年も上がるとか、大人としての準備も出来ていないのに成人と認めるとか、まぁ年相応のしつけをする方が先かと言う事と卵と鶏の話になってしまうでしょうけれど、果たして本当にこれで良いのかとても疑問の残る話でした。

2006年03月25日(土) 昨日の不審車は… / 松本竜介さん入院 / 花粉症? / パ・リーグ開幕 / アップルの30周年記念は…

昨日書いた「不審車に発砲」ですが、当該の車は盗難車だったそうです。そうじゃないかなぁとは思っていました。毎日新聞によると、発砲したのは車をパトカーにぶつけた後、路上にいた警察官3人に向けて車を発進させたからだそうです。そしてどうしてそんなに警察官がいたのかというと、近くのガソリンスタンドで偽造クレジットカードを使われたという通報があったためで、その犯行が発覚するのを恐れての逃走だったのだろうということです。

本当ドラマみたいな事が起きるものですね。しかし、これで犯人は捕まるのでしょうか…


松本竜介さん入院

その昔「紳助・竜介」のコンビで一世を風靡した松本竜介さんが、脳出血で意識不明の重体になって入院したそうです。

島田紳助は知らぬ人は居ないと言っても過言ではない位テレビで引っ張りだこ状態なんですが、その相方松本竜介さんは借金にまみれて自己破産で、多分に大阪の方では出番はあったのかもしれませんが、関東方面に住んでいる私には殆ど目にする機会はありませんでした。

漫才に限らず、グループで活動する人たちは多くいますが、活動している内に才能の差が出てくる事が多々見受けられます。うまくバランスして良い味を醸し出し続ける人たちもいますけれど、バランスが崩れているグループは結局長くは続かないように思えます。そして残念ながら「紳助・竜介」もバランスが悪いと感じていたのですが、それは2人の明暗をはっきり分けたように思います。
まぁどんな生き方をしていたかは兎も角、無事退院される事を願っております。


花粉症?

先日、熱が39度ちょっとまで上がったので風邪を引いたのは間違いないのですが、それから暫く経つのに鼻が詰まったままです。もともと慢性鼻炎みたいな物も持っていますが、それでもちょっと鼻の詰まり方が凄いんです。もしかして花粉症になってしまったのでしょうか…ちょっとドキドキしてそんな事を考えています。


パ・リーグ開幕

WBCの話題がまだテレビを賑わしていますが、今日からパ・リーグが開幕するそうです。日本チームを率いた王監督のソフトバンクと、去年の日本一、そしてWBCでも多くの選手が活躍した(らしい←どの選手がどこのチームの選手なのか良く分からないので…中尾彬さんのミニチュアみたいな首飾りをしていた人はロッテの選手ですよね?)ロッテが今日から戦うようです。
そんな訳で多くの所で「WBCの興奮をプロ野球でも」という論調が目立ちますが、果たしてそんな風にうまくいくのでしょうか。ダラダラ試合をつづけて結局またファンにそっぽを向かれるのではないでしょうか。私は潜在的には野球ファンですよ。だからこそ、今のだらけたプロ野球が嫌いなのです。ファンの目を意識してこれぞプロ野球、これぞWBCでチャンピオンになった日本の野球という物を見せつけてくれるなら嬉しいのですが…機体をするのが怖いので、悲観的な気持ちで様子を見ていたいと思います。


アップルの30周年記念は…

アップルコンピュータ社が来年の4月に30周年を迎えます。その記念として何をするかと言う事が話題になっているようです。

10年前の20周年の時は、私もバリバリのMacユーザで、Quadra700を筆頭にLC475とBlackBird(PB550c)、ClassicIIを使っていました。そんな中で「20周年記念」として出たのが「twentieth anniversary Macintosh」でした。定価が888,000円で、家まで担当者が設置に来るサービスがあったと言う事を覚えています。しかし、その性能は値段に見合うとは言い切れない気がしたのも事実で、12,000台限定発売という触れ込みでしたが、果たして完売したのかどうかは怪しいところです。

果たして、来年の30周年記念はどんな物が発表されるのでしょうね。楽しみにしています。


PSEが骨抜きに

先日「PSE…」と言う雑記を書いたのですが、経済産業省は24日付で環境が整っていない事を理由に、安全検査体制が整うまでの間、検査対象外の「レンタル」と見なして販売を認めると発表しました。

「安全検査体制が整うまでの間」とはどれ位の期間を指すのかも「数ヶ月」と曖昧ですし、「レンタル」としていた間に無印で販売した商品に関して、検査態勢が整った後どのように回収し検査を行うのかも曖昧ですし、何よりお役所が「やると言ったらやる」と豪語していて、その為減益が見込まれ泣く泣く従業員を解雇したり、マークのついていない製品を投げ売りしたお店はこの対応をどのように感じるでしょうか。役所の気ままな思いつきで振り回された人たちに対する補償は多分に全く考えていないでしょうし、自分たちがどれだけ迷惑を掛けたかを感じる程面の皮は薄くないでしょう。しかし、そろそろ風呂にでも入ってその垢を落として欲しいものだと思います。

2006年03月24日(金) メイド献血… / 小学校で小火 / 不審車に発砲 / リコール / 野球 / 民主党 / 最低な男

秋葉原の献血センタにメイドさんが登場した模様です。

若者の献血離れ対策として考え出されたサービスですが、月水木の先着10名に限り、「ご主人さま、おかえりなさいませ」と献血した後の手を10分もみほぐしてくれるのだそうです。メイドの格好をしているのは献血センタの職員ではなく、地元フットケアサロンの従業員との事ですが、「ボクは献血しにきたんだかんね」と言う格好でメイドさんを間近に見られるチャ〜ンスですよ、お客さん。

私も昔は献血をしていました。取り敢えずタイピンなども貰った事があります。でも、盲腸で入院した後で、その時に輸血を受けたかどうか判りませんと答えたら「そう言う人の献血はお断りしています」と言われたので、断られるなら仕方ないねと献血はやめてしまいました。私みたいなのは結構多いのではないでしょうか。献血とエイズ検査は別物でしょうけれど、客が欲しいならそう言う人には検査をするなど客を引き留めて、後につなげるサービス位して欲しいものです。
それにしても、若い人の献血離れが加速しているようです。「自分」だけが大事で他の人を思いやる心がどんどん無くなっているという事でしょうか。そうではなく、献血センタの集客方法が悪いのだと思いたいですね。そして、こういうイベントでも注目され、人の集まる場所になって欲しいと願います。


小学校で小火

川崎市多摩区の市立小学校の校長室で小火(ぼや)騒ぎがありました。
小学校では敷地内での喫煙が禁止されているのですが、この校長は校長室で一服した後、火が消えた事を確認しないまま吸い殻をゴミ箱に捨てていたのだそうです。

先日も教師は聖職であるべきだ(そうなって体罰を許すべきだ)という話を書いたのですけれど、校長からしてこんなだらしないのであれば、その道はとても険しいと言わざるを得ないでしょうね。しかし、こちらも何度も書いていますけれど、喫煙は法律で認められた嗜好です。いくらタバコを嫌いな人がいるとしても、体に害を与える「らしい」としても、それを吸う事は合法的に認められた権利なのです。それを就業時間中という長時間にわたって禁止するというのは非常にまずいのではないかと思われます。確かに生徒の健康を考えたら教室で吸うなんて問題外ですし、職員室でも遠慮してという人が多いのかもしれません。でも、だからといって敷地内は全面禁煙というのはやりすぎで、どこかに喫煙所を設けるのが常識人として当たり前に考える事ではないでしょうか。「タバコなんて害があるんだから、吸う方が悪い」なんて子供じみたヒステリーを起こして得意がっているのは阿呆の極みでしょう。タバコを吸っている人も出来るだけ、吸わない人に配慮する。吸わない人も吸う人に配慮する。そう言う配慮をしあう事で世の中は丸く回るものでしょう。


不審車に発砲

東京都江東区でパトカーで不審車を追跡していたのですが、その車はドラマみたいに、一度停車して、後ろに停まったパトカーにバックでぶつけ再度逃走を開始しました。この車に対し二人の警官が計5発拳銃を発砲したのですが、結局逃げられてしまいました。逃げた車は発砲現場から2キロ先でタクシーと衝突して犯人は車を乗り捨てて逃げました。

詳細は調査中でコメントできないという事ですが、車は盗難車なんでしょうかね。結局全てが明らかではないのですが、拳銃を使うならきちんととどめを刺して欲しいと思うのです。あ、犯人を殺せと言っているのではなく、逃がすなという事ですよ。ここで発砲したにもかかわらず、結局逃がしてタクシーまで被害に遭っているのです。多分ここに至るまでも多くの人が怖い思いをしたのではないでしょうか。折角拳銃を持っているのですから、ただ威嚇のために持っているだけではなく、必要とあら場使うのはもちろんですが、使うからにはきちんと狙ったところを打ち抜く技術を身につけて欲しいものですね。


リコール

いすゞ自動車は中型トラック「フォワード」で前輪が脱落したり煙が出るおそれがあるとして2002年から2004年に製造された約1万9千台についてリコールを届け出ました。
折角三菱が自滅している状況なのに、一緒にお付き合いしているからこの会社は大きくなれないんですよねぇ…

ホンダの「エリシオン」は2004年から2006年製造の約5万7千台について後席ドアが閉じなくなるおそれがあるとリコールを届けました。
製造台数はこんな物って事はないですよね。全体の一部車両で不良が発生していたと言う事なのでしょうか。それともエリシオンってこんな程度しか売れていないのでしょうか…そんな事はないと思うけど…

三菱自動車の「シャリオ」は1997年から2003年製造の約16万4千台を対象にエンジン室内に雨水が浸入しないようカバーの形状を変更する対策を届け出たそうです。
流石三菱です。1997年からって10年も前の車の対策を今頃ですか…呆れてしまいますね。
それにしても、雨水がエンジンルームに入ってなんの影響があるのでしょう。バイクは雨ざらしでも動いています。自動車だってエンジンルームは密閉されている訳でもありません。電子制御部品の多い車でも、その辺りは防水しているものでしょう。やはり何か三菱の車は怖いです。


野球

WBCで日本が優勝した事で、テレビは視聴率が46%だったとか、空港に1000人が出迎えたとか、号外に人が殺到しけが人が出たとかうかれていますが、果たしてそんなうまく行く物なのでしょうか。

まぁオリンピックでカーリングに注目が集まったら、青森で開催された大会に長蛇の列が出来たと言う例もありますけれど、それはカーリングというスポーツが珍しいからと言う部分もあるでしょう。
私も遊びに行った先の北海道で号外を貰った事があります。たしか「フセイン拘束」の号外だったと思います。号外を配っていれば物珍しさで受け取ろうとする人も居るでしょうし、そこにテレビカメラがあれば、号外の中身に興味など無くても群がる人も多いのではないでしょうか。また、今回お祭り騒ぎになった人の中でどれだけの人がプロ野球ファンだったのでしょう。お祭り騒ぎファンの人も多いのではないでしょうかね。
カーリングのように目新しいスポーツと違って、毎年行われているマンネリ化したダラダラスポーツの代表であるプロ野球の人気が回復するにまで至るためには選手の意識改革もかなりのレベルでされなければダメなんじゃないか、そしてそれは多分無理でしょう。加工率を多少ゆるめた程度でしかないと私は冷めた目で見ています。

テレビ朝日では今、WBCで活躍した「イケメン内野手」の特集をしています。
野球選手は顔が命ですか? 如何に華麗なプレイをするかが問題なのではないでしょうか。スポーツを顔の善し悪しで捉えようとするテレビというメディアがある限り、スポーツは正しく浸透しないと私は思い憤りを感じる次第です。


民主党

郵政民営化で大騒ぎをしていた時、自民党の一部が割れました。それまで「民主的に「多数決」で決めているんだから問題はない」と自民党の一部として叫んでいた人たちが、自分がその主流から外れた途端「多数決は数の暴力だ」と叫び始めました。
私も多数決は数の暴力であると思っています。少なくとも「過半数」で好きなようにできると言う事は問題であって、3/4以上の賛成を得られない法案は可決されるべきではないと思いますし、そうするためには党派という形が問題だと思っているのです。一人一人が国民を代表しているのに、群れて自分の意見が言えないというのはとてもおかしいですよね。

そんな自分の考えはさておいて、今は自民党とその金魚の糞、そして民主党と殆ど存在の意味がない少数政党に大別できる訳ですが、世間様では「2大政党が望ましい」という事みたいで、その一極に民主党がなるべきだと思われているのです。しかし、本当にその価値があるのでしょうか。政党が出来た経緯などは端折りますが、今現在を見ても永田議員の暴走をチェックも出来ず、単に自民党の言う事に反対を唱えるだけで、言う事に現実味もなく、「民主党」としてのポリシーを全く感じられません。最近注目されているワタナベコーゾーさんにしても、この年でようやく責任のあるポストに就けたという喜びで一杯という感じで、精神論で「ガンバロー」と言うだけで、まともな対策を何か考えているようには全然思えませんね。

永田議員って、もしかして実はとても熱心な自民党員なんじゃないですかね。
星新一さんのショートショートの中で、ライバル社に潜入してスパイになれと命令されてライバル社に出向く社員の話があります。もっと重要な役職につけばもっと大きな秘密に触れられると一生懸命頑張ってスパイを続けると言う話です。永田議員も実は熱心な自民党員で、民主党の足を引っ張る命令を受けて潜入したのではないでしょうか…そんな考えが浮かぶ位この議員は自民党の手助けをしていますよね。
民主党がまじめに政治をするつもりがあるなら、モリミツコさんから届いた電報とかそんな物を自慢しているより、もう少し政(まつりごと)を真剣に考えて欲しいものです。


最低な男

懲罰委員会で情報の出所を「信頼関係が無くなった」とべらべら喋る阿呆がひとり…

まぁ今更喋らなくても誰でもが判っている事ではありますが、自己保身のために情報ソースを守る事を放棄して命乞いをするって見苦しいし、もう誰もこの情けない男を信用しないでしょうね。正義がそこにあるなら、ここまで隠すことなくさっさと話すべきだし、隠すなら我が身を楯にしてでも守るべきです。この期に及んでまだ自分を「被害者」と言う辺り、この阿呆は全く救いようがないですね。そう感じます。

長野では県知事が刑事告発されたそうです。
好きか嫌いかはさておいて、この知事が国民(県民)に向けてやろうとしている事は、お役所の人以外にはとても真っ当な、して当たり前の事です。しかし、それがカーテンの影に隠れてこそこそ裏金をひねり出す事に執着する県議員には気にくわなかったのでしょう。こいつさえいなければ自分たちも先輩と同じくうまい汁を吸えたのに、なぜ、自分の時代におまえが知事になりやがるんだ。そう言う気持ちなんでしょうね。これで何年か過ぎて知事が替わればまた同じうまい汁が吸えるのは判っているけれど、その時に自分が甘い汁を吸えるか判らない。そう言う事から焦っているのでしょう。「うまい汁を吸う事が当たり前」「県民なんてバカだから、こっちが好きかってやったって判らない」そんな伝統が悪い物と全く思っていない環境で純粋培養された非常識集団のやる事は、一般常識を兼ね備えた国民(県民)からは信じられない行動を取るという事なんでしょうね。正義を貫いているように陶酔していても、その日誰からも支持を得られないというのは、前回の知事リコール騒ぎで知事が支持を得た事でも判ろうものですが…全くお役所で甘い汁を吸う事に慣れた人というのは、どうしようもないものです。どうやったら彼らに常識という言葉をわからせる事ができるのでしょう。アニー・サリバン先生はどこかにいないものでしょうかねぇ…

2006年03月23日(木) 周波数割り当て / 拳銃写真 / 危ない航空会社 / 詐欺の結末 / 東西線がストップ / PSE…

携帯電話業界参入にあたり、新規参入業者向け周波数の割り当てを受けた後でvodafoneを買収したソフトバンクですが、周囲の「新規参入向け周波数の返上」という意見に対して、「話し合いの意志はあるが、既存業者に対する周波数割り当てが公平かどうかも話し合う余地がある」と答えたそうです。

要はDoCoMoやauには800MHz帯と1.5GHz帯の周波数が割り当てられているけれど、Vodafoneや新規参入業者には1.5〜1,7GHz帯しか割り当てられていないのは不公平だと言う事みたいですね。
専門ではないので間違っているのかもしれませんが、電波の直進性(到達距離)や他機器との混信等を総合的に考えると、携帯電話として一番魅力的なのは800MHz帯と言う事で、ソフトバンクは以前から800MHz帯の割り当てを望んでいるのですが却下されました。そして今回新規参入業者として1.7GHz帯の周波数を、vodafoneの資産として1.5GHzの周波数を手に入れたのですが、周囲から「買収したなら新規参入分を返せ」と言われるのももっともだけれど、それより先行業者だけが優先して周波数を割り当てられる不公平を是正しようよと言う話をしたいと言う事ですね。他新規参入業者から見たら2周波数帯を使うのはずるいと言うように見えますが、全体としてみたら、ソフトバンクより先行業者だけがうまい汁を吸うのは不公平でおかしいと言う訳で、どちらの言い分ももっともだと思えます。しかし「先行者利益」と言う言葉があるように、その発展に力を注いできた企業が恩恵を享受する環境があっても良いというのはまともな考え方だと思う部分もありますし、既にその割り当てに合わせて事業計画を作っている企業に今更変更が利くのかと言う疑問もあります。
果たして、ソフトバンクの投げる一石がどれ位の波紋を呼ぶのか判りませんが、この話は今後ちょっと注目してみたいものです。個人的にはDoCoMoの独走が停まるような公平な割り当てを新規参入業者も含めてやって欲しいものだと思います。


拳銃写真

岩手県警の県警本部情報管理課の男性職員が拳銃格納庫を勝手に開け、拳銃を取り出して写真を撮影して、自分のHPに掲載していた事が判り、この男性を銃刀法違反の容疑で書類送検し6ヶ月の減給処分にしたそうです。

これが起きたのは2002年の9月22日頃で、発覚したのが2005年12月中旬だそうです。それから内部捜査が始まったのですが、この男性は今月9日に退職届を出しており、減給処分を決めた22日付で辞表を受理したと言う事ですけれど、結局は、この男は銃刀法違反で書類送検はされたけれど、それ以外にはお咎め無しで退職金を受け取って辞めていくんですかね。何か割り切れない感が残りますね。
拳銃が必要とされる事件というのがどれだけあるか判りません。あまり厳重に鍵をかけるといざ必要とする時取り出せなかったりするのも本末転倒の話ですし、余り簡単でも良くないでしょう。今回の場合は、署内には一般的常識を持っている人がいると言う最低限の性善説が破られたと言う事で、警察の管理体制がどうというものではなく、個人の資質及び上司の管理責任の問題と思われます。それはそれで問われるべきですが、何より、公務員が悪さをして退職金だけ持ち逃げするという事を防止する何かしらの法整備が整って欲しいものだと願わずにはいられません。


危ない航空会社

欧州連合(EU)は整備不良や機体が古すぎるなど、安全な運行が保障されないと判断しEU域内への乗り入れを禁止する92の航空会社を掲載したブラックリストを発表しました。
その多くはアフリカの航空会社だそうですが、アジアからは高麗航空(北朝鮮)やプーケット航空(タイ)がリストアップされました。

以前、友人が旅行社に勤めていた時、その友人と飯を食べていた時電話があり、友人は「だから辞めろと言ったのに」と良いながら泣きそうな顔をしてそれからあちこちに電話をかけ対応していました。一段落してから話を聞いてみると、友人が担当した新婚さんが「やめておきなさい」という忠告を無視して、「格安だから」という理由でアフリカの航空会社を使って新婚旅行に行く事を選んだそうです。その出発日が「今日」だったのですが、案の定定刻を4時間過ぎても「整備中」で飛ぶ気配が無く「助けて」コールが入ったとの事。そうなんですよ、日本や先進国の飛行機ばかり見ていると「飛ぶのが当たり前」のように見えても、世界を見回せば「飛ぶのが奇跡的」という飛行機も数多く存在します。まぁ、鉄道の世界でも定刻通りに運行されるのはごく一部で、中には数日遅れても誰も驚かないなんて所もあると言う事ですからねぇ…日本もこれ位毅然とした態度を取る事が必要なんじゃないかなぁ…


詐欺の結末

3つのグループで159人から4億3700万円の振り込め詐欺を働いたグループの主犯格に対する裁判が横浜地裁であり、求刑通り懲役15年の判決が言い渡されました。この手下として働いていた7人も分離公判で懲役8〜12年の判決を受けていますが、いずれも控訴中とのことです。

この判決で裁判長は「詐欺会社を組織した常習的犯行であり、家族や相手を思う気持ちを逆手に取った手口は巧妙、卑劣で酌量の余地はない」という旨の話をして判決を下しましたが、全くその通りだと思います。人を騙してあぶく銭を手に入れ、その金で遊び呆けていたのでしょうから、許される事ではないですが、そう言う事をして楽しい時間を過ごしたのですから、捕まったのなら余計な悪あがきは辞めて罪を認め帳尻を合わせて欲しいものです。こう言う時に黄門様の印籠があって、さっと取り出したらみんなが「へへーぇ!」と土下座をして「お見それ致しました」となれば良いのですがねぇ。


東西線がストップ

今日の午前8時頃、東京メトロ東西線の飯田橋-神楽坂間で信号が赤のまま変わらなくなり、復旧作業のため1時間半に渡り運転を見合わせました。

私も昔の路線を使った事がありますが、高田馬場から飯田橋の間は最後尾車両のラッシュの仕方は尋常じゃありませんでした。もう一両前に乗ればそんなに混んでいる訳でもないのに、みんな寄って集って乗り換えに一番便利な最後尾車両の一番後ろの出入り口に殺到するのです。その時代は南北線も大江戸線も無い時代でしたので、今は多少分布が変わっているのかもしれません。しかし、あの混雑が続いているとしたら、その混雑のピークの時間帯に1時間半も閉じこめられていたなんて事があったとしたら、気分の悪くなる人や体を痛めた人も出てきたのではないでしょうか。つくづく自分がその列車に乗り合わせていなくて良かったと思います。そして運悪く乗り合わせた人にはご愁傷様でした。


PSE…

電気用品安全法の施行が間近に迫ってきました(と書くと語弊があるかもしれませんが)。

最初の頃は「一定期間を過ぎた中古品は販売できない」と誤解されていた部分もありましたが、実際には電圧検査などを実施すれば販売は可能と言う事なのですが、その検査をするための機械が初期は無料でレンタルすると言いつつ全国で80台しか在庫が無いとか、兎に角お役所仕事らしい後手後手の対応で民間企業を困らせているそうです。

テレビでは坂本龍一さんが「ヴィンテージに限らず、楽器にいちいち規制を掛けるのは反対」と言う立場で矢面に立っています。みゅーじしゃんの人ですから楽器に特化するのは仕方のない事だと思いますが、中古の楽器も中古のオーディオ製品も危険度は一緒なんですよね。役所も声の大きいところにだけ緩和措置をとって「ヴィンテージ物は対象外」なんて話を付けてみたりしていますけれど、結局この法律はなんのためにあるのかと言うと、中古の販売を断ち切れば新品を買う人が増えるだろうと言う、古い物の価値の判らないお役人の安易な考えに、何とか検査機器を売りたいと言う企業の陳情などが寄せ集まっただけの話という気がします。実際にこれが施行されたとしても、その場でちょっと検査をして合格にしたから安心して使えるのかと言うとそんな事はないと思われるのです。そしていざその機器が原因で火事が起きたとしても、例えば今松下さんが大騒ぎしているように、20年前のストーブでも問題が起きれば、その根元は松下なのですけれど、この法が施行された後は、製品は松下だけど、その検査をしたのはどこの会社なのかが判らなくなってしまうのではないでしょうか。そう言う意味では、この法は悪法でしかないように思えるのです。役人のマスターベーション又は役人の懐を潤すために国民が苦しむと言う構図は一体いつまで続くのでしょうねぇ…

2006年03月22日(水) WBCって… / 一澤帆布 / 「お」

今更なんですけど…

WBC(わーるど・べーすぼーる・くらしっく)って、サッカーで言うところのワールドカップなんですか?今まで全然そんな風に思いもしませんでした。テレビでワールドカップの歴史と比較をしているのを見て「え?そう言うつもりなの?」と思った次第。まぁ高校野球だって、ワールドカップだって最初は出場数も少なく、歴史がそれらを作ってきたと言うものなんでしょうけれどねぇ…野球って「ワールド」なんて名前が付くほど普及しているのでしょうかねぇ。まぁ、それこそ歴史が証明するものでしょうね。

多くの人はこの試合に熱狂していたようですが、私はこの試合でも集中してみる事は出来ませんでした。そこここにダラダラ感を感じてしまって、途中で料理をしたり、ネットでニュースを拾ったりそんな事をしながら見ている感じでした。これがサッカーだったなら脇目もふらず、例え電話が鳴っても何があっても振り捨ててテレビに集中するんですけれどね。この試合でさえダラダラ感を感じるのですから日本のプロ野球なんて到底見る事は出来ないなぁと改めて思いました。
それにしてもここに出ていた選手、なぜこの程度のテンポで仕事が出来るのに、普段はあんなだらけた試合をするのでしょう。プロなら常に最高のショーを見せて欲しいものですが、残念ながら「手の抜き方」だけがプロになっているように思えました。そう、野球の人気が低下した事は、プロ野球の選手がオチアイというバカモノを先頭に「プロとはいくら金を取れるかで価値が決まる」と内向きになり、ファンサービスを怠り、金に見合うだけのプレイをする事も怠った当然の結果だと思います。しかし、私はそれに加えて試合を中継するアナウンサの質の低下も要因の1つだと思っています。試合をおもしろくするかどうかはアナウンサの話術にかかっている部分も多々ある訳ですが、ただ喋ればいいと言うものではないと言う事は、それを職業としているのですから理解しているべきです。
例えば「キューバでは子供の頃から野球に親しむが、整備されていない空き地で野球をするので球はイレギュラーをする。だからワンバウンド送球は殆どしないので慣れていない」なんて話を得意気に何度も話していました。しかし、その環境って日本だって一緒じゃないですかね。だれもがリトルリーグに入ってユニフォームを着て、整備された球場で専用のコーチなどに指導されるなんて環境が日本に整っている筈もなく、広場や空き地のない都会ではどうか判りませんが、ちょっと田舎に行けばそんなのはどこにでもある原風景だと思うのですがこのアナウンサにはそんな経験はなかったのでしょうかねぇ。そして、人工芝の球場で練習をするような子供はどうか判りませんが、そんなところで練習をする環境にない殆どの子供は、わざわざワンバウンド送球なんて意識したりしない事は間違いないでしょう。つまり、その話は何もキューバに限った事ではなく、論理的に破綻していて、全然おもしろくない話で、余りしつこく繰り返す事から、「キューバは貧乏だから」とでも言っているように聞こえてどうにも気分の良い物ではありませんでした。こんな与太話に加え、精神論などをのべつ喋り続けるのは本当に勘弁して欲しいものです。放送事故にならないようにと言う事なのでしょうけれど、意味のない訳のわからないくだらない話を聞かされる方の身にもなって欲しいものです。まぁ古舘伊知郎が出張ってくるよりナンボかマシではありますが…


一澤帆布

私の世代には登山用品や牛乳の配達用バッグで有名でしたが、最近は若い人にも人気のあった一澤帆布が先代が亡くなった事で遺産相続のごたごたがあり、ごちゃごちゃになって居るみたいですね。

先代が書いた遺言状には「会社は社長である三男に、財産は長男と四男に」と言うものでしたが、4ヶ月後に長男が「自分も遺言状を預かっている」と言い、それは「会社の株の4/5を長男に、1/5を四男に」というものになっており、三男は無効を求めて裁判になったのですが、結局三男が敗訴となり、代表取締役となった長男は三男を追い出しました。が、三男の元で仕事に励んできた職人は全員が三男と共に会社を辞めてしまいました。
長男は有名になった「一澤帆布(いちざわはんぷ)」のブランド名を手に入れましたが、そのブランドを支えた職人は一人もいません。三男は一澤帆布を支えた職人の全てを持っていますが、ブランド名は使えません。そして先日工場も追い出され、更に新ブランドを立ち上げると発表したのですけれど、長男が「権利を侵害するなら訴える」と脅しているそうです。

家族の間の抗争は、外部の人間には判らないものです。ですから誰が正しいのか、なぜこんなケンカをするのかは外部の人間には判らないのですけれど、一澤帆布というのは、文字通り世界中に知られた名ブランドです。だからこそ銀行屋だった長男もその実権が欲しかったのかもしれませんが、自分が株を持って代表取締役になれば、みんなが自分を社長と崇めてくれると思ったのは銀行屋の高慢な思い違いだったのでしょうね。結局取締役会を開いてそれまで一澤帆布をまとめてきた三男を追い出してみたら「銀行屋に何が出来るか」と全職人が反旗を翻し退職してしまいました。それでも「このブランドの元で働きたい人はいるはず」と言う姿勢を崩さない長男ですが、元の職場に戻りたいという職人も居ませんし、新たにそこで働きたいと言う人も今のところ現れていないようです。巨人が下位に低迷しているからロッテの監督やコーチ、選手を丸ごと買い取って巨人のユニフォームを着せる…そうしたら確かに強い巨人になるかもしれませんが、果たして巨人ファンはそれで納得するでしょうか…いや、納得しそうで怖いなぁ…兎に角、それを伝える職人が居らず、全く別の職人が鞄を作っても、それは全く新しいもので「伝統」は全く伝わっていないものになるのでしょう。
長男は結局マネーゲームをしたいと言うか、有名ブランドの社長に納まりたいだけなのではないでしょうか。私が以前所属した事のある、小さな小さな会社もそうでしたが、弟が会社を興して社長になってそこそこやっている。そこに大成しなかった兄が「俺も入れてくれ」と言い、兄弟だからと入社させる。そうすると「俺が兄だから、俺が社長をやるのが当然だ」とケンカになる。後は泥沼…そんな感じです。なぜ、長男が跡を継がずに銀行屋になったのか、その辺りが問題の根元なのでしょうけれど、定年も間近な年になって、俺は長男だから社長になるべきだなんて思ったとしても、それは兄弟間の話であって、会社の話ではないのです。野次馬として、こんなくだらない事で日本が誇る1つのブランドが消えてしまうのはとても残念な話だと思いました。

父親が顧問弁護士に預けた遺言書があるのに、兄が預かっていたと言う疑わしい遺言書を有効と認めた裁判…どうも最近の裁判には腑に落ちないものが多すぎる気がします。


「お」

料理番組を見る事は嫌いではありません。そこでヒントを貰う事もあります。でも、我慢ならないのは、そこに出てくる料理人の発する言葉。なんでも「お」を付ければ良いと思っているのは、料理はできるけど、日本語を考える頭がないのだろうなぁと嫌味を言いたくなる位汚い言葉に思えます。

「お箸」「お茶碗」「お醤油」等というのはまだ我慢できます。でも「お海苔」「お粉」なんて言葉を聞くと「アホか」と思えます。そこまで言うなら何で「お人参」「お椎茸」「お三つ葉」「お丼」「おまな板」等と徹底して言わないのですかね。使い慣れない言葉を言う事に無理もあるでしょうし、なんでも「お」を付ければいいって訳でもないでしょう。せめてテレビに出る前のリハーサルなどでその辺りの言葉も教えてから放送して欲しいものだと思うのです。

2006年03月21日(火) 踏切の故障表示 / 食品衛生法改正 / USJを貸し切りに…

愛知県蒲郡市の踏切で、19日の夕方一人の女性が「故障」表示のされている踏切に進入し、列車にはねられ死亡する事故がありました。
「故障」表示は

  • 遮断機が降りるべき時に降りない
  • 電圧降下
  • 一定時間以上開かない
と言う場合などに点滅表示されるとの事で、今回の場合は「事故のあった踏切の近くの駅に、強風でダイヤが乱れて時間調整をする列車が停車していた事で、15分以上踏切が閉まりっぱなしだった」ため「故障」表示が点滅をしていました。そして、跳ねられた69才の女性は故障表示がされているので、「遮断機が故障しており列車は来ない」と判断し遮断機をくぐって渡り始めたところで事故に遭ったのだそうです。

昨年同様の事故が管内で発生したJR東日本は、「故障」表示機能は「列車が来ない」と誤解を招くと現場付近の住民から指摘を受け、表示機能の全廃を決めて撤去を始めており、JR西日本やJR九州も追随しています。しかし、JR東海は「警報機や遮断機が故障表示していても、強制的に動かす仕組みがあるので、遮断機が下りて遮断した方が安全という考えで「故障表示が出ている時は中に入らないで」と言う注意書きを設置する方向で動いていると言う事です。
確かに「何か異常が起きている可能性があるなら、遮断機を下ろして立ち入りさせない」と言う事は的を射ているような気がします。が、15分以上も遮断機が下りっぱなしで、その間に列車が一本も来ず、一切のアナウンスが無く待たされている人たちに「何が起こっているか、何が故障しているのか」が正しく伝わるのでしょうか。中には「開かずの踏切」などと言う場所もありますが、そう言う場所ではない踏切で長時間閉まっているだけの踏切に遭遇したら遮断機が故障していると判断してしまうのも異常な行動ではないと私は思います。ですから、私はJR東海の判断には疑問を感じます。

何より15分もの間「遮断機を下ろしたままで道路の通行をも遮断させておく」という事が運用として間違えているのではないでしょうか。
今回のように強風で列車が走行できない等、列車が動けず待機をしている状態であるならば、列車が動けないと言う判断の間は、道路の交通を妨げないよう遮断機を上げれば良いだけではないでしょうか。運行再開の指示が来た時点で、改めて遮断機を下ろして安全を確認してから列車の運行を再開すれば良いだけの話ですからね。もし鉄道法などでそのような運用が規制されているのだとしたら、それは規則が間違っています。規則の前提が古くて現状にあって居ない訳ですから早急に改善されるべきです。平常時の列車優先は、危険回避という意味である程度は仕方ない事と理解できますが、列車ダイヤに異常があった時、列車の遅延を道路交通の遅延にまで連携して欲しくは無いものです。


食品衛生法改正

食品衛生法の改正で5月29日から農産物に残留する農薬の規制が一気に強まります。

現在の規制では、例えばトマトを生産している場合、トマト用の農薬は検査対象ですが、その他の生産物用の農薬は検査対象外でした。しかし、規制後はポジティブリストと呼ばれるリストに掲載される全ての農薬が規制対象となると言う事で、消費者としてはより一層安心できる制度なのですが、生産者側としては、他所で他者により散布された農薬が風に乗って自分の畑の生産物に付着したためにチェックに引っかかると言う事も充分考えられる訳です。
私も農村部の出ですから、時期が来るとあちこちで農薬を散布する姿を見て育ちました。農薬を散布する人はタオルやマスクで口鼻を覆って散布するのですが、その田畑の直ぐ横を通る自転車に乗ったり歩いている人たちはその農薬を諸に浴びて吸い込みながら通行するなんて事はごく普通の出来事ですし、今は専業農家も少ないですから土日に風向きに関係なく「やっちゃえ」という事も多いのではないでしょうか。
秋口にはこの件を巡る損害賠償などの裁判が起きるのではないかと興味を持って見守っております。


USJを貸し切りに…

USJは新アトラクション「ピーターパンのネバーランド」のPRとして、4月1日から5月31日に渡って「ピーターパン ネバーランドアドベンチャー(スペシャルWEB GAME)」を開催します。
2日に1回、全部で30公開されるステージを全てクリアした人(抽選で1名)に送られる賞品は、「パーク貸し切り権」(7月10日(月)の営業終了後4時間(19:00〜23:00)に最大30名まで同伴して貸し切りで遊べる権利)だそうです。同伴する人も含め、この7月10日の通常営業時間での優待券もつくそうですが、招待時間は物販店舗、飲食店舗は営業してくれないのだそうです。4時間飲まず食わずで遊ぶ事になるのでしょうか(自動販売機ってありましたかね?)。

「もし当選したら、誰と誰を招待しよう」なんて悩む人もいるでしょうね。「あいつを招待して、こいつを招待しなかったら後が怖いなぁ」とか…もし私が当選したとしたら、30名も選ぶのは相当大変な事です。まぁ30名も選ばなければならない訳でもないでしょうから、もし私が当選したら、「1人で独占」なんて事も良いかも←侘びしいと思う
まぁ、根気のない私ですから、2ヶ月にも及ぶゲームを根気よく続けるなんて不可能に近いですし、それをクリアしたとしてもくじ運もありませんから「もしも」と言う話を考える事も虚しく感じてしまいますが、我こそはと思われる方、挑戦してみては如何でしょう。

2006年03月20日(月) ジェットフォイル / これで公平性が保てるのか、人は納得するのか… / 化膿しまい(妹)のヘアヌード…

JR九州高速船の博多-釜山を結ぶ定期連絡船「ビートル」が19日、鯨と見られる物体にぶつかり水中翼を損傷し博多に引き返しました。乗客に怪我はなかったそうです。5日もビートル3世が鯨と思われる物体と衝突し、この時は90人の乗客の内11人が打撲などの軽傷を負っています。

私がジェットフォイルという船を知ったのは今から30年近くも前になるでしょうか。知り合いに佐渡出身の人が居て、「今回帰郷する時、今年就航したジェットフォイルに乗ってきた」と自慢をしていたのです。記憶は定かではありませんが、多分それが日本で最初に就航したジェットフォイルだったのではないでしょうか(wikipediaによると、やはり新潟-両津間に1977年に就航したジェットフォイルが日本初だそうです)。
JR九州高速船の「ビートルとは」や佐渡汽船の「就航船案内」を見ても、ガスタービンによって47ノット(時速約87キロ)を出せる事、逆噴射をする事で180m程度で停止できる事、衝撃緩衝装置で多少の衝突でも安全な事が書かれています。それでも鯨とぶつかってしまうというのは、鯨は船と違って海上だけを泳いでいる訳じゃないと言う事なんでしょうね。以前愛媛の練習船が潜水艦に水中から追突されたように、鯨も深海から急浮上してきたりする事もあるでしょうし、鯨からしてみたら今まで自分の進路を邪魔するものなど無かったのに「何じゃこれは」ってなものなんでしょうね。
まぁ前回の衝突では軽傷者のみで、今回はけが人は居ないという事ですが、それは衝撃緩衝装置って言うのが効いて居るんですかね。

JR九州高速船では、就航している船には鯨などがいやがる音を出す装置を取り付けているそうですが、鯨が反応できる速度を超えて走っているのではないでしょうか。「瞳がつぶらでかわいいしぃ、頭が良いんだからぁ、鯨にぶつかるなんて許せなぁい」なんて自己陶酔団体が難癖を付けてくる前に何か対策ができるといいのですが…


これで公平性が保てるのか、人は納得するのか…

関西電力美浜原発3号機で蒸気噴出事故を起こした事をきっかけに、再発防止策の実施状況を監視するため関西電力が設けた「原子力保全改革検証委員会」の(女性)委員が代表を務める民間団体「福井県女性エネの会」の事務所経費(年間約240万円)を関西電力などが負担する事が判りました。
これまで、この委員が館長を務めていた「県生活学習館」に事務所を置いていたが、官庁を退く事になったため、委員から関西電力に支援の要請があり、それを受ける事になったと言う事です。

果たしてこれは正しい事なのでしょうか。
関西電力は「「エネの会」の趣旨が事業内容と一致するので協賛金を出している」という認識だという事で、委員の方は「電力だけではなく、他にも協賛を募っている」「会はボランティア、検証委員会とは別」と話しています。

自分自身は「全く別物」と切り分けているつもりでも、果たして他の人はそう言う風に思ってくれるでしょうか。今までどれだけ多くの不正がこういう手口で行われてきた事でしょう。自分が検証委員となったのであれば「他の企業から「も」協賛を募る」ではなく、「他の企業から協賛を募る。関係のある企業と縁は作らない」とするのがもっとも透明でフェアなやり方でしょう。
今まで「自分が館長を務めていた「県生活学習館」に事務所を置いていた」というのも、職権乱用とか、公金の不正使用をしていたのではないかと言う疑問が生じます。今までの事務所のあり方、今回の協賛のさせ方に問題がないのか甚だ疑問を感じますが如何なものでしょう。

表現が難しいですが、原子力というのは反対派も多くデリケートな問題です。そして「女性」と言うキーワードも同じです。男女の差別格差とか様々な問題を抱え、「女性」というキーワードがつくだけで、そして女性がその問題を持ってくるだけで、正直な話、もしそれが男性発案の物だったら、女性というキーワードのない会の持ち込みだったら、直ちに却下されるような物でも、そのキーワードがついているだけで却下出来なくなると言う魔法があります。確かに女性への差別もある事は事実ですし、男性で女性をあからさまに差別している人も居ますし、無意識に差別発言をしている人も居ます。それはそれで問題ですが、女性である事を逆手にとって利用している人もいます。私にはこの委員(会の代表)はどちらかと言えばその「逆手にとって利用している」人に思えます。「自分は正しい事をしている」と言うのであれば、相手を利用する様な事はするべきではないでしょう。


化膿しまい(妹)のヘアヌード…

化膿しまい…すみません、うちのATOKでは正しく変換できないのでこのままで(大汗)…が「発見されてから10周年」を記念して姉が妹を撮影したヘアヌード写真集を発売するそうです。

私は、この姉妹とやらがテレビに出ているのを見るのは苦手です。その「ごーじゃす」さが演出なのか本物なのかも私には判りませんが、その辺りを語るこの人達のキャラクタは別に嫌いではないのですが、何が苦手ってあの見事にアンバランスなプロポーションを恥ずかしげもなくさらけ出している事が苦手なんです。あれだけアンバランスなプロポーションですから、もっと露出を少なくしてシルエットをきれいに見せる努力をされた方が良いと思うのです。この人がそのままヌードになれば、乳房は垂れ下がりとても醜いヌード写真にしかならないと思います。果たしてそれをどう修正してくるのか楽しみではありますが、私がその写真集を見る事はあるのかなぁ…あぁ、漫画喫茶にでも置いてあったら眺めてみるのかもしれません。でもそれは「怖い物見たさ」だなぁ…

私はおっぱい星人です。世間ではおっぱい星人=巨乳好きという公式がまかり通っている感じですが、私はそれに激しく抗議するものであります。巨乳好きというのは、本物のおっぱいを触った事もない、どちらかと言えば本物の女性には相手にされずAVや漫画に理想を追い求めるオタク星人の守備範囲であって、正当なおっぱい星人とはAカップからCカップ…せいぜいEカップ位までのバランスの取れたおっぱいを愛する星人を指すのだと言いたい。

2006年03月19日(日) 授業中の野球観戦

大阪の市立小学校で5年生の担任教諭が授業中に教室のテレビを使って野球中継を見ていた事が判りました。

私はここで何度も書いていますが、今の教育制度は間違っていると思います。
乱暴な言葉で言ってしまえば、生まれたばかりの子供はその辺の動物と一緒で「常識」も「道徳」も持っていません。それを植え付けて動物と人間とを区別出来るように「しつける」のはひとえに親の権利であり、義務であり、そして責任です。そして学校は(少なくとも)最低限躾られた「人間の卵」に、親だけでは躾られない集団の中で和することや純粋な学問の知識を植え付けるところであって、決して動物を人間にすべき所ではありませんし、ましてや動物園やサーカスでもありません。無責任な親によって人間になりきれなかった動物と紙一重の子供に対して寛容で居るより、体罰を持ってそのような半動物は調教すべきだと思う次第です。

子供に対してただ言葉で話しただけで全てを理解させるという事には限界があります。それで判る子供もいるでしょうし、それで判る場合もある。でも、いくら言葉で諭しても判ろうとしない子供、理解できない状況というものがあります。そう言う時、先生が大人としての判断で、子供に体罰を与える事で、これはやってはいけない事なんだと理解させるという事はとても重要なことです。自分が我が儘を言っても誰も止められないと思わせる教育は明らかに間違っています。
しかし、その「教師に体罰を実施する力」を与えるには、教師は「聖職」である必要があるのです。自分の私生活でおもしろくない事があったから子供に当たり散らす等という事があってもいけませんし、自分の感情で子供に好き嫌いを作ってもいけません。あくまでも平等な目で見て、先生という立場で子供を見回した結果必要と思われるところで必要と思われる場所に体罰を下す事が出来なければ、それはただの暴力と区別がつかなくなってしまいます。

このような自分の欲望に負けて、授業中にテレビを付けて野球を観戦していたなんて先生は言語道断ですよね。果たして、こういう先生が多くなったから、体罰を安心して任せられなくなった(聖職という意識が薄れた)のか、体罰を与える事が出来なくなった(聖職じゃなくなった)ので、こういう先生が多くなったのかどちらなのでしょう。

2006年03月18日(土) 誤認逮捕 / 出廷在廷命令 / 困った時の… / 村田吉弘さん / 花

神奈川県警がまたまた不祥事…そんな書き出しにしたくなる事が起こりました。
路上で「殺すぞ」と因縁を付けてきた2人組に危険を感じた被害者が110番通報をしたのですが、駆けつけてきた署員は本来相手の身元確認を行うべきなのに、1人については凄まれたため確認をしなかったのだそうです。後日被害者から被害届が提出され、身元を確認していた少年と二人が乗っていた車の持ち主を逮捕したのですが、実はこの車の持ち主は全く関係のない人で誤認逮捕と判明したそうです。

身に覚えのない事で逮捕された人のショックは如何ほどのものだった事でしょう。凄まれて身元確認も出来ず、それを報告書として申し送りも出来ないって、仕事が出来ないダメ公務員の典型ですよね。セーラさんなら「この軟弱もの。それでも警官ですか」と頬を張り飛ばしている事でしょう。こういう阿呆は「事情を説明して謝罪した」で済ませるだけではなく、実名を公表して厳重なペナルティを与えるべきでしょう。


出廷在廷命令

7年前山口県光市で起きた強姦殺人事件の弁護人が、引き延ばし目的で裁判を欠席した「事件」で、裁判所は4月18日の弁論期日には必ず出席し、最後まで在廷するよう「出廷在廷命令」を出しました。

命令を出したのは良いのですが、結局弁護士の思惑通り1ヶ月弁論は延長されてしまいました。くだらない理由で欠席を強行したのであれば、弁護人不在のまま裁判を進めると言う手を取るなど強行すべきだったのではないかと思います。まぁ、これは結果論で、こんな事をするとは誰も思わなかったのでしょうね。
永田某という思いこみの激しい議員が先走りして、ミンシュトーを除名するか、自分でやめるか、それともこのままなのかと騒がせていますが、この件も同じで、このような「不祥事」を平然とできる厚顔無恥の弁護士について日弁連は「除名」をするなどの処置を検討すべきだと私は思います。


困った時の…

実はここ数日風邪を引いてしまって寝込んでいます。
まぁここを更新できる位ですから重症と言うほどではないのですが、ちょっと頭は回っていないようです←まぁいつもの事ですが…

昨夜はリビングで横になりながら、ぼけーっとテレビを見ていたのですが、ゴールデンタイムと言うべき19時になったら、どの局にしても「見たくない」番組だらけなんですよ。ファンの人には申し訳ないけど、うるさいだけのアナウンサーががなり立てるマジックショーとか、どこの誰かも判らない家族のどうでも良い日常とか占い師が適当な事をがなり立てる番組とか…で、昔からこう言う時は、昔からある「いざというときの東京12チャンネル」と言う格言に従ってチャンネルを12チャンネルに合わせてみました。
そう、大きな事件が起きて、キー局が全て同じニュース報道をしている時でも、東京12チャンネル(私の中ではまだこの名前なんです。ごめんなさい)は全く関係無しに独自の番組を流していたりして、本当最後の最後にたどり着く心のオアシスなんですよね。番組自体は地方局の予算ですからそれなりですが、それでも番組よりマシです。今回はそんな事件があった訳でもないのに、どのキー局の番組も見る気にはなれずここにたどり着いたのです。最近の番組は本当み見て楽しめるモノが少なくなってきたなぁと改めて実感した次第です。


村田吉弘さん

村田吉弘さん」と書かれても「あぁ、あの人ね」という人はそんなに多くないのではないかなと思います。私もつい先日までは知りませんでした。まぁリンクでも明らかなようにNHK「今日の料理」にレギュラー出演している有名料亭の方という紹介でよいのでしょうか。

先日、家で何気なくテレビを見ていたら、NHKの「今日の料理」が始まりました。そしてその日の献立がこの方の「卯の花」「きんぴら」「ひじきの煮付け」だったのです。料理番組を見て腹の立つ事は、何にでも「お」を付けるあのしゃべり口調なんですよ。「お箸」「お塩」「お砂糖」「お醤油」くらいは我慢しますけれど「おなす」だの「お大根」だののあたりでイエローゾーンに入って「ここでおなすにお塩をお振りにおなりまして、お鍋に落としぶたをしてお中火でお20分お煮込みにおなります」と聞こえ始める頃にはチャンネルを変えるという自己崩壊を起こしてしまうのです。しかし、この方のしゃべり方にはそこまでひどくない安心感がありましたし、何よりおもしろいなぁと思って見入ってしまったのは、「灰汁取り…しなくて良いです。灰汁って言い換えればうまみなんですよ」とかある意味料理の中では、「なぜ?」は知らなくても常識として通用していそうな事を覆す発言がいくつか飛び出したからなんです。「家庭料理なんですから、そんなに神経質にならなくても」という台詞は名台詞だと思いました。

その放送は3月の初旬だったのですが、先日「今日の料理」の本を買ってきました。
今度、卯の花とかひじきに挑戦してみるつもりですが、本を見てもあの時の映像がよみがえる訳でもないし、どうせならもっと速い内に挑戦してみるべきだったと猛反省しています。
この方も番組の中で言っていましたが、ここで取り上げた献立って、日本の代表的な家庭料理ですよね。それぞれの家庭の味があって然るべきものなのですが、最近は作り方すら知らないと言う家庭も多いのでしょう(私もきんぴら以外は自信がなかった)。
「彼氏に食べさせたい料理は?」なんて設問に、当たり障り無く「肉じゃが」なんて答えるのが定番のようになって居るみたいですけれど、「ひじき」「卯の花」なんて方が渋くて良いと私は思うんですけれどね。せめてこういう料理くらいは自分のものにしておきたいと改めて考えさせられる番組でした。



今朝撮った庭先の花です。
ギスギスした事ばかり描いているので、ちょっとでも目の保養になれば…
庭の花

2006年03月17日(金) 危険運転 / 火炎瓶 / 負けたのに楽しんだとは…

信号待ちの車列に一度は並びながら、信号が赤にもかかわらず右折しようと対向車線にはみ出して進行し左折してきた車と衝突して人身生涯事故を起こした結果危険運転致傷罪などに問われた事件で、最高裁第2小法廷は「時速20キロでも危険運転は成立する」という判断を示し、懲役1年6ヶ月が確定しました。

北海道に限らず、どこでもそれなりにそう言う阿呆は居るのですが、信号が青になる前に右折をしようと急発進をしたり、たった数台の列に並ぶのをいやがって対向車線や右折車線を通って列の一番前に割り込んだりする車はよく見かけます。一度東京の目白(知っている人には千歳橋下の明治通りとの交差点)で、池袋方面からその交差点でUターンしようとした車が信号が赤になった途端に勢いよく飛び出したら、実はそこは時差式信号で、対向側はまだ青。それで見事衝突したと言う事故を目の当たりにした事があります。また、信号の変わり際に直進車が走り出すより先にと右折車が信号無視気味に急発進をした結果、横断歩道を渡し始めた人を轢いた現場も見た事があります。
信号に捕まったら貴重な数分を無駄にするという事かもしれません。何をそんなに急ぐのか判りませんが、「あの車より速くでなければ」等という緊張をすると、それ以外の本来一番優先しなければならない安全確認が疎かになってしまいます。何のために道交法があって、何のために信号があるのかもう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。

特にこの事件の場合、他の車を出し抜くために対向車線にはみ出して他者にぶつけて迷惑をかけているのに「自分は時速20キロ以下だったから危険運転じゃない」と主張していた訳で「こんなのは喝だぁ〜」と言ってやりたいですね。徐行運転というのが「何キロ」と定められていないのは、「状況に応じて安全に停まる事ができる速度」であるからで、安全に停まれなかったら例え時速1キロでも徐行運転をしていた事にはならないのです。それと同様に、危険運転も「何キロだったから危険じゃない」と言う事はないと思います。結局は何度も繰り返してしまいますが、自分の欲望を満たすため、他の危険を過小に評価して自分勝手な行動を取った結果、人様に迷惑をかけたと言う事で、危険がある事を考えなかった運転は充分に危険運転と判断できるでしょう。

昨冬、私は雪道で焦る余りスリップしてガードレール及び雪の壁に自分の車をぶつける自損事故を起こしました。普段なら「あと○時間で到着できる」と判断できるのですが、その日は吹雪いていたため全体の走行速度が低下していましたし、トラックは更に速度を落として運転していたため、「このトラックの後ろについていたら、何時間かかるか判らない」という判断が危険を過小評価させ、追い越し車線に移って走行した結果、途中から轍が無くなり新設の上を走った結果のスリップです。落ち着いて考えれば、例えトラックの後ろをのんびり走ったところで、余裕を持って到着できるだけの時間はありました。事故の後、警察などを待つ間じっくり反省する時間がありましたのでそんな事を思っていました。そんな経験をしたからこそ、どうかたった数分、数台を出し抜くために危険を顧みない「危険運転」はやめて欲しいと思う次第です。


火炎瓶

昨年10月、兵庫県姫路市のある橋の下で生活をしていたホームレスの集団に火炎瓶が投げ込まれ、足の悪い1人が焼死する事件がありました。その事件の犯人として18才の高校生と15才の中学生が逮捕されました。そして、すでに恐喝容疑などで逮捕され少年鑑別所に収容されている2人の16才少年も再逮捕される見込みと言う事です。

人を人と思えなず、人の痛みがわからないまま育ってしまったこの獣たちは、果たして真っ当な道に戻る事ができるのでしょうか。私の時代、私の周囲では「農家の長男」が「どうせ家を継がなければならない」という事で、遊びの延長として高校に通い、家を継ぐ代償としてバイクなどを買い与えられ暴走行為をしたりすると言う事はありました。中には多少飛び出す人も居ましたけれど、基本的には高校を卒業するまでは「子供だから出来る事」と割り切って、それ以降は真っ当な道を進む人が多かったと思います。また「自分も昔はやんちゃだったから」と言えるのは、きちんとその切り分けが出来ていたから言える事でしょう。しかし、これらの獣は高校を卒業した(する年になった)からと言ってまともな道に戻るのでしょうか。昔は高校を卒業したら勉強をするつもりのない者は働けという風潮があったのですが、今は社会の土壌が無理に働かなくても生きていけると言う風潮を作っているので、こういう獣が真っ当に戻る道も閉ざされてしまったように思います。
どうか、成人するまでを鑑別所で過ごした後は、そのまま刑務所週刊となって一生をそこで過ごして欲しいものだと思います。子供は守られるべきだとか、子供の罪は許されるべきだというのは、それが子供らしい罪を犯した時の話でしょう。このような大人顔負けの残忍な犯行を用意周到に計画的に行った事に対しては許されるべきではないと考えます。


負けたのに楽しんだとは…

福田富昭選手強化本部長が、選手強化本部会の席上でトリノオリンピックの不振について各強化担当者に「負けたのに楽しみましたとは何事か」と怒りをぶちまけたそうです。

確かにそう言う意見もあるでしょう。でも、「何事か」と言うならしっかり予算を取って精神論じゃなくて物理的な支援をしてくれよっていうのが本音でしょう。そして「負けたのに〜」というなら、ボブスレーなどの橇競技、バイアスロンやノルディックなど入賞の実績すらない競技は軒並み参加する事に意味がない競技となってしまいます。そう言う目で見たら、今回のトリノオリンピックでメダルが希代でいる選手というのは何人いたのでしょう。大目に見てフィギュアの選手とスピードスケートの一部選手くらいですか?あとスキーの滑降やモーグルとかを集めても今回派遣した選手の半分以上は「派遣したのが無駄な選手」だったと言う事になるのではないでしょうか。
上から威圧的に「国のため」と言う圧力をかけて実力を発揮できる選手は少ないでしょう。何よりも余計な圧力を排除して実力を出し切る環境を作る事も大切です。そして、ここで良い成績を出せなくても、その経験が次回以降の成績を作っていくという事もあります。短絡的に「負けたのに〜」と言ってしまったら、その多くの競技は参加する事すら出来なくなってしまうのですから、もっと気を遣った発言をして欲しいものですね。

ただ、確かに一部常識のない選手がいたというのも事実だと思います。受験勉強と同じでそればかりを集中してやったため、一般常識にすら事欠くようになってしまったとしたら、果たしてそう言う人に選手としての資格はあるのでしょうか。ただ試合に勝てばよいのではなく、人格も大事な要素と言う事を考えていかなければならないと私は思っています。

2006年03月16日(木) 国民はウィニー自粛を…

個人情報など重要情報の流出が相次いでいますが、日本政府は「国民一人一人が危険を意識しなければ漏洩は防げない。確実なのはウィニーを入れない事」と、国民にウィニーの使用自粛を呼びかけました。

私はウィニーを入れるという事に興味がありません。まぁパソコンの中に「共有して無償で手に入れられるデータ」の恩恵と「流出して困るデータ」を秤にかけた時、私はそれを入れる事を拒否する選択をしたと言う事です。

個人が自分のパソコンにどれだけの機密情報を入れているか判りません。中には奥さんや恋人のあられもない写真を隠し持っているかもしれませんし、浮気のメールや家の収支など人には見られたくないデータを持っているかもしれません。それを「絶対に他の人には見られたくない」と思うか、「どうせ、私の個人情報が漏れたって、それを興味を持って見る人は居ないだろう」と高を括って、ファイル共有ソフトをインストールするかは、その人次第でしょう。そして、個人の情報は、その個人に帰属するものですから、そのデータを個人がどう扱うかは個人の自由にしたらいい事だと思います。まぁ自分のあられもない姿が旦那や恋人のせいでネットに流出なんて事になったら、奥さんや恋人は憤慨するかもしれませんが、それはそんな写真を撮らせた事が問題ですから、お互いの間で解決する問題ですよね。

今、ニュースを賑わせている情報流出で、個人が「自分の情報が漏れた」と言ってニュースになったものがあるでしょうか。そんなのは「自分の責任で勝手にやった事」と切り捨てられてお終いですよね。ここで話題になっているのは、個人の情報を扱う役所や企業の阿呆が、その情報の重大さを軽視して、ウィニーの入っているパソコンにコピーして流出させたから問題になっている訳です。個人がどんなに自分のパソコンのセキュリティを強化しても、何かの必要があって他所に登録した個人情報を、いい加減な取り扱いをした結果、勝手に流出されるから問題になるのです。これが厳重な管理の元に置かれていたのに、それを突破されて盗み出されたものだとしたら、これほど問題にはならないでしょう。
現状として、仕事に個人のパソコンを持ち込む事が「仕方ない」事だとしても、個人の情報、機密情報を扱うパソコンにウィニーが入っているのはまずいというのはあるでしょうね。
先日も書いたと思いますが、テレビなどでは理想論として「職場で個人のパソコンを使わせているのが悪い」という人が居ます。しかし、企業はセキュリティの問題もありますが、新しいものを入れてトラブルに巻き込まれる事を避けるため、敢えて一世代古いOSを採用しているところもあります。そうではなくても、パソコン自体が少し古い機種で、自分が持っているパソコンより性能が悪いとか、自分のパソコンの方が使いやすいなんて理由でパソコンを勝手に持ち込み、情報を安易にコピーしてしまうケースが多いのです。例え1人に1台…いや2台パソコンを与えたところで、自分のパソコンを持ち込む人は、余程徹底的に検査をして排除しない限りなくなりはしないでしょう。

問題は個人が個人のために使うパソコンにあるのではなく、重要情報を扱う場所にいながら、重要情報を扱うと言う意識を持てない阿呆な個人の資質にある訳で、その個人が企業(なり役所)に属している以上、その阿呆を管理できない企業に責任があると言う事で、そう言う事に関係のない「個人」にまで自粛を呼びかけるのは全く持って余計なお世話で、勘違いも甚だしいと思わざるを得ないでしょう。

個人のパソコンを職場に持ち込む事はない方が良いでしょう。しかし、そうせざるを得ない場合、そこに個人情報流出の危険があるかどうかを判断し、それを未然に防止する事はその職場の問題であると言う事です。

2006年03月15日(水) 殺される事殺させない事

大阪教育大付属池田小学校で卒業式が行われ、2001年に男が乱入し無差別殺戮をした事件で犠牲になった7人も、この日卒業証書を授与されました。

この話について、何が正しいのかとか、どうあるべきだと言う意見がある訳ではありません。遺族としてみれば、阿呆のせいで突然亡くなってしまった愛する子供のせめてもの思い出として、こういう行事で取り上げてもらえるのは嬉しい事なのかもしれません。しかし、この卒業式に出席した遺族は7人の内の4人だったそうです。
また、この事件当時もPTSD(外傷後ストレス障害)が騒がれました。そのような出来事は速く忘れてしまえば良いのにと言う考えもあります。しかし、この卒業式で卒業生代表は「7人の事はこの先もずっと忘れません」と言う答辞を述べたようで、これは自発的に入れたものなのか、先生の指導によるものなのかは判りませんが、PTSDに苦しむ生徒が居るとしたら、それは残酷な話なのではないかと思う事もあります。
こんな事件が多発するような世の中になって欲しくはありません。幸いな事にまだそんな世の中でもないと思います。従って、この卒業生達は運悪くそのような事件に当たってしまった人たちである訳です。これがめでたい事であれば生涯忘れず、人に自慢できる事なのでしょうけれど、その逆であったなら、一刻も早く忘れてしまった方が良いのではないのでしょうか。そんな風に思っても見ますが、こればかりは体験してみないとどっちが良いのか判らないでですね。

山口県光市で起きた未成年による強姦殺人事件の公判で、死刑反対論を唱える弁護士が口頭弁論に出席せず、裁判を引っかき回して楽しんでいるようです。今裁判を担当している裁判長が今年の5月で定年を迎えるため、それまで時間を稼げば新しい裁判長の下でまた時間を引き延ばせるという計算という事なのでしょうか。
人の命を尊ぶ事は大切だと思います。しかし、人の命を弄んだ代償と言う事もきちんと考えて欲しいものです。そして、今、その弁護士は人の人生を弄んでいると言う事に気付いて欲しいものです。いつから弁護士はそんなに傲慢な事ができる偉いものになってしまったのでしょうね

アメリカで「強姦などの状況も含めた中絶反対」法案が提出されニュースになりました。強姦などで出来た子供も堕胎してはならないのかと日本では女性を中心にかなり否定的な意見が多かったようですが、アメリカでは肯定的な意見が多いように見受けられます。まぁ宗教的な意味もありますし、セックスについての倫理観がもっと大らかという事もあるでしょう。どの命を助け、どの命を切り捨てるべきか。誰の命が尊重され、誰の命は諦めるべきか…理想は全ての命が救われる事なのでしょうけれど、光市の事件の犯人はまるで反省の色もなく、ゲームでもしているかのような態度のようですね。果たしてそのような獣を税金で生かしておく事に何の意味があるのでしょう。野良犬と同様保健所で薬殺するのが良いのではないでしょうか。そうそう、アメリカではクリスマスに大統領が選んだ数羽の七面鳥に恩赦が与えられ、余生を動物園で過ごすそうです。日本ではこのような獣並みの犯人を、保健所で薬殺を待つ動物と入れ替えるというのはどうでしょう。保健所で薬殺をまつ動物に、獣と判断された犯人の文だけ御社を施しその一生を税金で面倒を見ましょう。その代わりに獣と判断された犯人を保健所で薬殺するのです。
動物なら人間より短命ですから餌代もかからないでしょうし、誰からも憎まれる獣を税金で養うより、かわいい動物を救う方が余程世の中のためになるのではないでしょうかね。

2006年03月14日(火) 身贔屓 / eneloop / 勘違いだと思う

BSE…あれ? あ、WBCでしたっけ?ま、何でも良いんですけれどね、その国別対向野球の日本対アメリカ戦で、アメリカのマイナーリーグでも問題を起こした事があるマイナーな審判の身贔屓で負けてしまったようです。まぁビデオ映像(嫌という程見せられました)をみれば、幼稚園児が見ても間違いようのない誤審で、それも三塁でタッチアップのタイミングを見ていた線審は「セーフ」の判断をしているのにも関わらず、アメリカからの抗議で主審が覆したものですから話が大きくなっています。

どこから見ても明らかに誤審という事で、アメリカの新聞などでもそのように取り上げられているようですが、選手達は結構冷めています。内心は煮えくりかえるものがあるとしても「審判は絶対」という前提でスポーツは成り立つものですから、本来なら判定が覆ったと言うのもあり得ない話ですが、主審が一度決めた判定は覆らないと判っているのでしょうね。

選手はそれで引き下がって気持ちを切り替えるしかないとしても、私が不思議なのは、選手の代わりに抗議をする上位組織って言うものはないのでしょうか。オリンピックでのレスリングや柔道などでも不透明な判定にその場で抗議をするような素振りはするものの、そこから先は「納得できないけど、審判の決定は絶対」と言う様なきれい事を並べて引き下がるのはおかしいんじゃないでしょうか。スポーツマンシップという観点から選手にはそれが求められます。が、選手に替わって抗議をしてくれる団体が、選手と同じ気持ちで引き下がっていたら何にもならないのではないかと思うのですよ。引くべき所は引く、押すべき所は押す。と言う基本的な部分がどうして普通に出来ないのか私は不思議でなりません。選手と同じ気持ちで居るだけなら、そんな組織はいらないと思いますよ。

それにしても、この報道を見ていて「アメリカはフェアな国と思っていたのに」という意見が多いのには正直驚きました。自分の国の(と言うより自分の一族の)都合でイラクに難癖を付けて戦争を仕掛けるような人物が大統領の国の、自分の国は輸入を規制しているのに、他国には輸入を強制し、受け入れられなければ仕返しをするような国の、そして子供の頃は如何にも黒人だったのに、病気になって色と心がうすら汚れて、小さな子供にまで手を出したと言う変態疑惑のスターが、彼の大ファンという陪審員に「無罪」と判決されたり、白人が加害者で黒人が被害者なら南部で、その逆なら北部で裁判を受ければ(被告の権利)無罪になる可能性が高いと言う国のどこに「フェア」なんてものがあるのでしょう。それこそ絵に描いた何とやらですよね。「僕は人種差別なんかしません」と大きな声で言う人程心の中で人種差別をしているものです。同様に「フェアであるべきだ」なんて大きすぎる声で言う人(国)だからこそ、そこには「アンフェア」が蔓延しているって言うもんだと私は思います。
「フェア」といちいち大きく口うるさく論じる国ではあるけれど、そこに本当の「フェア」が存在した事はない幻想だけの国っていうのが本当のところなのではないでしょうか。


eneloop

昨日、三洋電機に対し産業活力再生特別措置法(産業再生法)を適用することになったと言う話を書きました。

それは三洋が破産したと言うような切羽詰まった話ではないのですが、他社が競って採用しOEM供給を受ける優秀な技術や特許を数多く持ちながら、良いブランドイメージもなく、せっかくの良質の技術を投げ捨てるかのような中国企業との提携をするなど迷走を続けていると言うイメージがあるので、本当に計画通り再生(?)できるのかな?と言う疑問が残ります。ただ、その中で充電池は圧倒的なシェアを持っているのが強みと言えば強みなのかもしれません。

今売り出し中のニッケル水素電池「eneloop(えねるーぷ)」があります。
写真撮影が趣味で、ストロボを使う事も多かったのですが、ストロボはかなり電池を浪費します。また、長期出張にでたり、趣味で野外生活をする時もあり、その経験からデジカメも(どこでも入手できる)単三電池で駆動できるという事が機種を選ぶ時の結構重要な要素になっている(幸いな事に今回手に入ったPENTAXの*istDSも単三電池で駆動が出来ます)こともあり、かなり以前から充電式電池と乾電池のストックを欠かした事がありませんでした。
私の所には約30本の充電式電池と4つの充電器があります。「明日使う」と判れば、それを駆使して3時間程で16本の電池を充電する事が出来ますし、それを使っている間に残りの電池も充電する事が出来ます。それで足りなかったら、その時は諦めて乾電池を使うという手段もとれるでしょうし、運が良ければ使い切った充電池を再充電することもできるでしょう。車で移動する時も車にはAC-DCコンバータを積んでいますので車内で充電も出来ます。そう言う条件の時には充電池はとても便利です。
「それなら乾電池はいらないだろう」と思われるかもしれません。が、全ての予定が事前に判る訳ではありません。シャッターチャンスはいつ来るか判りません。そんな時、充電池は弱点を晒します。先に充電して置いた充電池も、実際の話1週間も経過してしまえば、殆ど放電したと同じ状態になります。「いざ!」と言う時に使い物にならなければ使えないですよね。そう、家の玄関には赤外線を関知して自動的に点灯するライトを置いています。このライトも充電池を使っていて、経験則から大体2週間位で電池が切れると判っています。新しい充電池の用意が出来た後で切れてくれるなら良いのですが、用意が出来る前に切れてしまうとため息が出てくる訳です。そんな訳で、折角30本もの充電池を持ちながら、結局乾電池を手放せないでいたのです。しかし、今回発売された「eneloop」は充電後半年で10%、1年後でも15%しか放電しないそうで、それなら安心して充電して置いておく事が出来ます。充電器も今までのものが使えるという事ですしね。常に充電されている電池があれば、それが稼働している間に他の電池を準備するという事も出来るはずです。まぁ多少間に合わない事があるとしても、今までの状況より格段に乾電池を使い捨てると言う事は少なくなるでしょう。

三洋が宣伝するように、充電して待機させておく事ができるなら「使い捨てない電池」として充分活躍が出来るはずです。松下の「オキシライド」も素晴らしい電池ですが、私にとってはこちらの方が画期的で賞賛されるべき技術だと思うのです。そう言うものを作る事ができる会社だからこそ頑張って欲しいと願う次第です。昨日書き忘れたので、取って付けたようになってしまいましたが書かせていただきます。


勘違いだと思う

野生動物を住民登録する低脳な自治体、動物の自然の行動をいちいち商標登録する阿呆など世の中には本当に常識では考えられない幼稚な思考しかできない大人もどきがたくさん居るようですが、今度は高知県の動物園でカワウソがイナバウアーを披露しているんだそうです。「はぁ、またか」と思いましたが、その映像を見ると、カワウソがさっと立ち上がって後ろに反り返っていました。
あの〜…「イナバウアー」って足を180度開いて滑る技で、体を後ろに反らせるのは荒川さんが勝手に付け足した部分で、それはイナバウアーとは何の関係もないと思うのですけれど…結局、話題になれば何でも良いのかな。

2006年03月13日(月) 花の事 / 公正である事 / 三洋が… / 勘違い / 衝動描き / JRや親に責任はあるのか?

2年程前にオープンした温泉銭湯に行った時、キャンペーン価格という事でかなり安かったので回数券を買いました。しかし、その銭湯は人気があっていつ行っても超満員。そんな訳で2年経っても11枚の内7枚が残っていた(その内3枚は最初の日に使ったもの)のですが、その回数券の有効期限が今月末に迫ってきたので、友人を誘って行ってきました。

幸いな事に今まで何度か見た「駐車場に入りきれない車が外の道路に列を成して待っている」と言う現象はなく、むしろ駐車場に空きが目立っている状態でゆったりはいる事が出来ました。まぁ風呂はどうでも良いんです。問題はその帰り道、そこここで梅の花を見かけた事です。もうそんな時期なんですね。「そろそろかな」とは思っていたのですが、出不精で外に出ずボーっとしていたので、外では一生懸命花が育っているのにも気付かなかったという事でしょうか。近いうちに写真でも撮りに外に出なければね。

そうそう、うちの庭でもクロッカスが1つ花をつけました。水仙も1つ教にでも咲くのではないでしょうか。やったー!


公正である事

文部科学省所管の財団法人である「日本スケート連盟」の元会長が、連盟が開催する国際イベントなどで使う記念品を、自分が経営する会社で仕入れ、転売することで転売利益を得ていたそうです。

我々が普通に考える時、決定権を持つ立場にいる人物が身内の便宜を図ったら、そこに「不正」が働いたと見られると言う事は容易に想像が出来ます。だからこそ、企業が主催するイベント、キャンペーンなどは「社員等関係者は対象外」と明記している訳です。しかし、これがお役所となると、その辺りの倫理が欠け落ちている事も多くなり、順番を待っている列があるのに、知り合いを優先して処理をしたり、警察にいたっては違反をもみ消したり、取り締まりの情報を横流ししたりと言う事が当然のように行われている訳です(風聞ではなく、目の当たりにした事実です)。まぁ(多くの)公務員にモラルを求める事は、幼稚園児に高等数学を教える事と同じ位難しいのでこの話はこれ以上追求しませんが、このような「協会」「連盟」という胡散臭い、何の役に立つか判らない集団も、結局はその辺の土建屋政治家と同じで「金を儲けるためには、使われる側ではなく使う側にいる事だ」という事を実施するためだけに存在するのかもしれません。その集団自体意義のある内容を含んでいたとしても、そこを牛耳ろうとする人が、このようなモラルは猿より低い阿呆では、本当に存在する意義があるのかが判らなくなってしまいます。

決定権を持つ人物及びその親族などが関与する如何なる企業も、その人物が権力を持っている間は取引をする事は出来ない。って言う事は、少なくともその資金が税金である以上最低限守らなければならないモラルだと思うのです。そして、その権力を持つ人物の資格として「それ位のことが言われなくても判る頭を持っている事」である事は当然の事だと思います。しかし、それを管轄する省庁自身がモラルというカタカナ言葉を理解できるとは思えないので期待は出来ないのでしょうねぇ…


三洋が…

3月10日、経済産業省は三洋電機株式会社に対し、産業活力再生特別措置法(産業再生法)を適用する事を発表しました。三洋電機が提出した再建計画は2006年3月から2008年3月までに3事業に経営資源を集中、新商品の開発、キャッシュフローの見直し、中途採用を抑える事での人員削減などだそうです。

一昔前は「白物といえば三洋」という評判だったのですが、最近はそう言う話を余り聞きませんね。私も「白物と言えば〜」を信じていた1人で、私の家の洗濯機は三洋ですが、この洗濯機でその神話が崩れ去りました。それまで10年使っていた他社洗濯機よりうるさく、振動も多かったのです。普通10年あれば性能はかなり上がるものだとおもうのですが、これに限っては10年以上前に遡ったとしか思えないものだったのです。

デジタルカメラはキャノンが独走状態だそうですが、実は三洋のカメラって言うのは隠れた名機が多いんですよ。遙か昔から動画も撮れれば連写もできるし、カメラの基本性能をおさえてしっかりしたものを作っていました。それが今「Xacti」という形に昇華しているんですね。
静止画も動画も撮れるって凄い事だと思うのですけれど、でも、残念ながらユーザはそれより、静止画を撮れておしゃれなカメラを求めていると言う事で、これは残念ながら「性能は凄いけど、ユーザには指示されない」ものと言うキワモノになっている感じがします。

結局、私の勝手な感想ですが、三洋は「ブランドイメージ」が平凡で、ユーザのニーズをつかみ損ねている企業という感じです。果たして、この企業に今現在存在価値があるかどうか私には判りません。が、昔はとても良い物を持っていた企業です。どうか企業イメージを刷新して躍進できる事を祈っています。


勘違い

昨日、広告を見ていたら「婦人専用体温計」というものが目に入りました。あ、よい子のみんなは読んじゃダメだよぉ…

婦人専用? それって男性は使えないものって事ですよね? って事は、男性には(使え)ないところではかる温度計?…などと想像してしまいました。結局、基礎体温を測るためのメモリがあったり、より細かい体温を測れる体温計の事を言うんですね。判った後で顔面真っ赤になってしまいましたわ。だってー、お尻ではかる体温計もあるじゃないのぉ…


衝動描き

絵を描く事は嫌いじゃありません。でも、自分が表現したい事がうまく表現できないもどかしさから、余り描く事はしません。描かなきゃうまくならないのに悪循環ですよね。でも、時々無性に「描きたい」と言う気持ちが高まる時があるのです。昨日もそんな衝動が襲ってきたので欲望に任せて描いてみました。
Canon EOS-1Ds MarkII…のつもり

なぜかCanonのEOS-1Ds MarkIIです。これはキャノンの「製品紹介ページ」の「製品アングル」って所を参考に描いてみたものです。そのまま描くのは憚られましたので、取り敢えず「Camon」にしてありますが…意味ないですね。
あちこちデッサンは狂っているのですけれど、折角描いたものですから晒しておきます。

それにしてもなぜCanonだったんでしょう…


JRや親に責任はあるのか?

1999年9月に下関駅で発生した無差別殺傷事件で、遺族や被害者計9人が被告及びその両親、そしてJR西日本に対して損害賠償を求めた裁判で、広島高裁は被告の賠償責任のみを認め、両親及びJR西日本の責任を求めた原告の控訴は棄却されました。

犯人が未成年なら、その両親に責任を取れと言う事は正しい事だと思います。例え「家に寄りつかず、手に負えなかった」としても、そう言う育て方をしたのは学校や社会の問題ではなく、ひとえに親の責任でしょう。そして、社会的に独り立ちできないと認められた人以外は成人を迎えたらどんなに精神的に未熟で大人として扱われる資格など無くても独り立ちをしなければなりません。今回のような事件を起こす阿呆に責任を取る能力がなかったとしても、その責任はその本人にのみある訳で、親の善意として一緒に返済をしていくと言う事になる事はあったとしても、被害者の側から「その責任を親に取らせろ」と言うのは、腹立たしさはわかりもしますが、悪質なサラ金の取り立てと一緒で認められるべきではありません。

また、その事件が起こったところがJR西日本の構内だったからJR西日本にも責任があるというのも明らかな間違いです。では、どこかの異常者があなたの家にどこかの誰かを連れ込んできて、そこでそのどこかの誰かを殺したとしたら「あなたの家で殺されたのだから、あなたにも責任がある」と言われて素直に「そうですね」と認めるでしょうか。冗談じゃないですね。JRは鉄道の運行に対してのみ責任を持つべきものです。そこに予想し得ない異常者が出てきて予想もしない犯行に及んだ時にまで責任を取ると考える方がおかしいでしょう。

被害にあったから少しでも金を搾り取ろうと言う浅はかな思いなのでしょうか。そうは思いたくありませんが、余りにも幼稚な考え方にそんな勘ぐりまで出てきてしまいます。責任の所在はどこにあるのかをじっくり考えたら、こんな恥ずかしい訴えをしようなんて考えられないと思うのですが、最近はそう言う事を恥と思える品性すらない人が増えてしまったという事なのでしょうか。嘆かわしい事です。

2006年03月12日(日) アイドルはいらない

芸能界には疎いですが、いわゆるアイドル歌手という分野はもう絶滅種になってしまったのでしょうかね。千秋さんとかゆうこりんとかのぶりっこ(死語)を売りにした人も少数ながら居ますし、最近はメイド服をきたりネコミミをつけたりなんて幼児化がある面ではより進んでいるようには思いますが、それが一般的とは思えません。
20年程前まではアイドルなんて言うものが幅を利かせていたのですけれど、そう言う作り物は結局世間様がそっぽを向いたと言う事なのかなと思っています。
翻ってスポーツの世界を見ると、柔道では全然似ていないのに「ヤワラちゃん」、卓球やゴルフでは「アイちゃん」などとアイドルをつくっています。確かにそのまつりあげられた人は実力はあるでしょう。ですから、わざわざ持ち上げてくれなくても注目はされる存在である訳です。ところが、マスコミという自分たちの持つ力を「視聴率競争の道具」としか見ていないバカで愚かな存在は、そのスポーツ報道や中継をどう扱うべきかと言う所にアイドルという偶像を作り上げて世間の注目を集めようとします。柔道なら柔道の楽しさを伝えるべきだし、ゴルフならゴルフの楽しさを伝える努力をすべきでしょう。それを安易にアイドル偶像を作り上げて注目を集めようとする事に、今のテレビ局の問題点があるのではないかと思えます。こういう底の浅いくだらない事しかできないところが、いざライブドア等に買収し掛けられると「マスメディアとして…」などと偉そうに言うところがおかしくて仕方ないと思うのです。

さて、オリンピック以来、カーリングが注目されています。それだけ注目するならテレビで放送するなりすればいいのに、多分1試合が2時間半掛かるという事で、中継枠も取れなければ、取れたとしても視聴率が計算できない。だから安易に注目されている「チーム青森」の良いところだけを掻い摘んで紹介しちゃえとしているようです。まぁテレビだけが悪いのではなくて、そう言うマスメディアをうまく利用できない協会というのにも問題があるのでしょうけれど、折角注目されたカーリングというスポーツを定着させるためにはマスメディアの仕事というのはとても重要だと思うのです。視聴率という事ばかりではなく、もっとグローバルな視点で自分たちがスポーツの底上げをして、定着させるためにはどういう報道をしたらよいか、もっと考えて欲しいものだと思います。

アイドルさえ作っておけば安心という四半世紀も前の考えをいつまでも引きずっていては駄目だと言う事に速く気付いて欲しいものです。

2006年03月11日(土) 思いこみはいけない / NHK / D70 vs istDS / 津川雅彦さん

ワールドカップ予選での中国戦や、中国国内での日本バッシングの暴動などの報道に加え、先日滋賀県で起こった中国人女性の幼児殺害事件に、今度は千葉県でインスリン投与で夫を殺害しようとする中国人女性…

中国のイメージはどんどん悪くなるばかりです。しかし、感情が爆発しやすく、起こった時は冷徹で人の命を軽く考えるというのは、中国や韓国ではそんなに珍しい事ではないと思われます。それを日本で発揮されるのは困りますが、いわゆる、先進国という基準での文明レベルはまだまだ発展途上国の国ですから期待をする方が間違えていると言えるでしょう。とは言っても、1人の行動で国全部を「こういう国だ」と決めつけるのは危険な考え方であり、中国にだって韓国にだって立派な考えを持つ人はたくさん居ます。あくまでも事件を起こしたのは個人であって、日本人でも同じような事件を起こす人は居ますし、特別な偏見を持つべきではないのでしょう。そう思わなければならないですね。


NHK

「NHKの事件報道は不適切」と言う事を理由に受信料不払いを訴えた裁判で「内容によって支払い義務や学が変更される事はない」という判決が昨年末に出ました。NHKの不祥事から受信料不払いが流行しましたが、そのピークは昨年末の128万件から減少に転じているそうです。その一端として、「断固払わない。法廷で争う」と屁理屈を捏ねる人にこの判例を知らせると軟化すると言う事もあるのだそうです。また、不払いを通している契約者に対して督促状を送るかどうかでも物議を醸し出しているようですが、出さなければ調子に乗って払わない人もいるでしょうし、出せば意固地になって払わない人もいるでしょう。どちらが本当によい事なのか難しい事ですね。また、不払い契約者は389万世帯にものぼるそうですが、その倍が「未契約」世帯なのだそうです。つまり1000万世帯がお金を払っていないと言う事なんですね。

私はここで「NHKは民営化されるべきではない」と書いてきました。
NHKはNHKでしかできないこと、スポンサーの意志によらない番組を作る事の重大さと言う事から、今の状態を維持しなければならないと書いてきました。それは今も変わりません。黙って居たら支払わなければならないけれど、ちょっと駄々を捏ねたら払わなくて済む。そんな金額なら支払いたくないというのは正直な気持ちだと思います。今不払いをしている人の多くは「不公平だ」という理由で不払いをしているのではないでしょうか。ですから、以前にも書きましたように、この受信料は集金や振り込みなど使う側が支払うのではなく、給料天引きなど強制徴収にすればいいのです。
できるだけ穏和に話して判って貰う。というのは、ある意味正しいやり方だと思いますが、必要なところでは強行手段を執るというのも大切と思います。


D70 vs istDS

lunatic's photo」で第二弾を掲載しています。興味のある方はご笑覧頂ければ幸いです。


津川雅彦さん

テレビを付けていて…津川雅彦さんって、長門裕之さんと兄弟なんですね。
似て居るなぁ、区別つかないなぁと思っていたのですが、ある意味納得。
…でも、区別がつかない事は解決していませんが…

まぁ、芸能音痴なので、こういう事でも楽しめるんですわ。羨ましいでしょ

2006年03月10日(金) *ist DS / 鍋

ここに何度も書いていますが、私は

  • 一眼レフデジカメ:Nikon D70
  • コンパクトデジカメ:Ricoh GX / Nikon COOLPIX800
を今は愛用しています。

コンパクトカメラに関しては、ここ数年間で何台カメラを買えたことでしょう。思い出しただけでも、CASIO EX-S1/CASIO EX-S2/Nikon E-5000/Panasonic FZ-10/Konica-minolta G400/Nikon E3200/Ricoh RX/CASIO EX-S100/PENTAX Optio Xと続いています。これが(抜けがあるかもしれませんが)ここ4〜5年位の間に買い換えたデジカメです。兎に角、満足できるものがありませんので、今ももっと良い物はないかと食指は動かしています。が、ビンボなので買う予定は今のところありません。いや、「買える」予定は今のところありません。
一眼レフデジカメについては、元々銀塩カメラでずっとNikonを愛用してきたため、レンズという資産が既にあったと言うこともありますし、メーカーへの信頼感という事もあり、迷わず購入したのですけれど、先日のリコール対応でちょっと心がキャノンに揺れ動いたのも事実ですが、交換レンズもそれなりにありますし、それを売り払って同じものを他メーカーで揃えるとなると、かなりの出費を強いられる事もありますし、使い慣れたものですし、機種を買えたから劇的に絵が変わると言うものでもありません。また、今回の修理でしばらくは問題なく動くでしょうから、わざわざ買い換えることもないでしょうと言う結論に達する訳です。

ところが…
*ist DS
昨日、こんなカメラがうちにやってきたのです。そう、PENTAXの一眼レフデジカメ「*ist DS」です。
既に後継機の「*ist DS2」が発表された今、型遅れのこれ…それも、箱には…
キャンペーン…
「新発売キャンペーン」なんて書いてあります。*ist DSの発売は2004年11月19日だそうですから、その当時のものなんでしょうね。兎に角今現在このカメラにお支払いした金額は\0。いろいろな事情が絡まって、何となく我が家にやってきてしまったという感じです。まぁ、その辺りはここに書くことが憚られますので割愛しますが、兎に角、しばらくの間、一眼レフデジカメ2台体制ということでいくことになると思います。

せっかく*ist DSが手元に来たのですから「パンケーキ((DA40mmF2.8 Limited)」は是非手に入れたいものです。また、このカメラが手元に来ることを許したのは、NikonやCanonのレンズと同様、古いレンズを含め交換レンズは豊富にあるのですが、Nikon、Canonと違ってその市場価格がとても安いということがあるからなのです。そしてPENTAXのレンズは安いのに描写力には定評があります。そんな訳で、これからまぁゆっくりと交換レンズを集めていこうと思っている次第です。

ちなみに今朝D70と*ist DSで同じものを撮ってみました。
D70で撮影したチューリップ
こちらはD70+MicroNikkor 55mm/f:2.8 で撮影したもの。(1/13sec f:2.8)

*ist DSで撮影したチューリップ
こちらは*ist DS+DA ZOOM 18-55mm/f:3.5-5.5ALで撮影したもの(1/8sec f:5.6 18mm)

撮影した時間も30分ほど違っていますし、(言い訳ですが)まだ*ist DSに慣れていなくて、結構条件が違ってしまいました。また、*ist DSの方だけ画像をトリミングしてありますが、そのほかのパラメタは一切いじっていない状態です。
まだ、ほんの数時間しかいじっていませんが、兎に角D70と比べて「軽い!」ですね。カスタムメニューで選択する項目もそれなりに多く、まだ全部を把握していないのでもっと使いやすくなるのかなとは思いますが、今ついているレンズで18mmから85mm、そしてマクロ領域をカバーしてくれるのは便利です。また、Nikonで使っているマクロレンズはマニュアルフォーカスのレンズですので、老眼の私にはピント合わせが結構大変なのですが、この*ist DSはマクロもオートフォーカスが効きます。本当便利です。実感しました。あと、びっくりしたのは、自動モードにしておいて、ストロボが必要なくらいところでシャッターボタンを半押しすると、D70の場合はボディからAFの補助光が発せられるのですが、*ist DSはそのようなライトがなく、ストロボ自体が発光して補助光の代わりをするんですね。突然ストロボが短い間隔で連続発光してびっくりしてしまいました。撮影はどちらもRAWで行っています。その閲覧にはどちらもメーカーの用意したソフトを利用しています。Nikonは「Nikon View」、PENTAXは「PENTAX PHOTO Browser」です。Nikonの場合はそこから市販の「Nikon Capture4.0」に連携してRAWデータの加工を行っているのですが、PENTTAXはやはり付属していた「PENTAX PHOTO Laboratory」をインストールしてみました。でも、このソフト、それなりにパラメタを変えることはできるのですが、トリミングなどには対応していないようで(まだ詳しく見ていないので、「今現在の知識では」ということです)、その辺りが不便ですね。



テレビ通販でT-FALの鍋が1万円。なんて盛んに宣伝しています。

我が家にもT-FALの鍋はあります。そのままオーブンや冷蔵庫に入れられるというのは便利と思って鍋が大中小3つ、パンが大中2つありました。うちで使いながら朽ち果てるのを待っている状態とでも言うのでしょうか、良い鍋だとは思うのですが、私の使い方に合わないのですが、捨てるのは勿体ないので使えるだけ使って、駄目になったら他の鍋に買えていこうと言う気持ちで居るのです。多分私が主夫でなく主婦だったなら、この鍋はとても良い鍋で手放せないと思っていたかもしれません。収納場所も取りませんし、先にも書きましたように調理したそのままを食卓に出して、冷蔵庫へ保存できるのですからね。最近のパンは油を入れるタイミングを示すマークまでついてより便利になった感じがします。しかし、私の力で洗うと直ぐにコーティングがはがれてしまうのが難点なんです。まぁ直ぐにと言っても数年は持つので、この手のパンの寿命と言えば寿命なのかもしれませんが…
私が料理を覚えた時は、この手の加工をしたパンはありませんでしたし、私自身が選んだ鍋は1つで何でもこなせる鉄の中華鍋でしたので、鉄のお玉とがっちんがっちん力一杯たたきつけながら料理を混ぜたりしていた訳ですよ。そんな料理になれているものですから、どうもおしとやかにかき混ぜる料理って言うのが未だに苦手なんです。ですからコーティングが直ぐ傷んじゃうんでしょうね。つまりT-FALが悪いのではなくて、私の使い方が悪いという事。まぁ私にとってはどちらが悪いかは関係ありません。私が安心手使えるかどうかと言うことが大事で、そのT-FALより遙か昔に買った中華鍋も、卵専用として使っているFe-Panという鉄パンもパスタ専用の銅パンも全て快調に使えているのに、コーティングを施されている鍋だけが次々に壊れていくと言うことだけが大事な事実として残ると言うことです。
鍋はここ数年ル・クルーゼの鍋を何個か買いそろえました。琺瑯なのでいつか壊してしまうのではないかと心配しているのですけれど、今のところその気配はありません。重すぎるので降り増そうと考えられないので助かっているのかもしれません。

鉄のパンは直ぐにこびりつくと思われる方や、コーティングされていないパンなんて使ったことがないと言う人が多いのかもしれません。でも、きちんと手入れをした鉄パンはこびりつきなんかしません。手入れも単に使ったら直ぐに洗って薄く油を引いておくと言うだけです。卵を料理する時などは、油を熱した後、たっぷり濡らした布巾でパンの底の温度を下げてやればこびりつかなくなります。そう言うちょっとした知恵があればコーティングなんて不要なんですよ…いや、コーティングされた鍋・パンを便利に使えている人は使ったら良いんです。私が使えないから僻んでいるだけですね。いいんだ。鉄のパンだって甘いやい。コーティングされた鍋なんて、その内コーティング剤が溶け出して体に有害だって言われるに決まって居るんだ…

2006年03月09日(木) 社会(人)と言うこと / 所在把握 / SED発売延期

かすみさんの「キリンも考える」の「子連れは邪魔?」を拝見しました。

子供連れに限らず、お年寄りなどがもたもたしていると、それを手伝ってあげるか、待てば良いだけなのに、舌打ちをして「邪魔だどけ」と言って押しのけて悪びれない若者も見かけます。
以前にも書いたことですが、通勤ラッシュの駅で自分が行きたいと思う方向と周りの人が行きたいと思う方向が合わないことがあります。自分はAの出口へ行きたいのに、その人はBと言う出口へ行きたい。そこで進路が交差する訳です。それはどちらが悪いと言うことではなく、単に目的地が違うだけです。しかし、その結果としてぶつかってしまった時、お互いに謝るのが一番トラブルのない処方でしょう。しかし、私がその場面に出くわした時は、相手が如何にも「おまえは何をして居るんだ」という憮然とした顔をした若僧だったので、ぶつかったのはお互い様と言うことで黙っていました(相手も何も発しませんでしたしね)。そうしたらこの若者はわざわざ追いかけてきて「おまえはぶつかっておいて謝らないのか?」という訳です。先にも書きましたようにお互いが自分の責任で動いた結果としてぶつかったのですから一方だけが悪いはずがありません。またその時の全体の流れから言えば、全体の99%は私と同じ方向に流れていて、その場でBの出口へ向かおうとするこの若僧こそが「素人め!」と文句を言われる行動をしていたのです。それを理解もせず、自分「が」ぶつかったとは夢にも思わず、自分「に」ぶつかってきたと決めつけて文句を言うその姿が哀れで、私は階段を下りながら右手を頭の上にやってくるくる回し「アホちゃうか?」と表現をしたのです。それを見たその若僧は「それで謝っているつもりか!」と言っていたので周りの人も笑っていましたが…まぁそんなことはどうでも良いのですが、世の中、そうやって自分のことだけしか考えられない人が多数存在していると思います。なにも「今の若い者は」と言うつもりはなく、その手の困ったちゃんはあらゆる年齢層に普遍的に居ます。

若い人にはぴんと来ないかもしれませんが、今から25年程前、テニス界ではクリス・エバート・ロイドという選手が活躍をしていました。その華麗で美しいテニスは見る人を魅了したものです。それは外見の美しさだけではなく、例え自分に不利な判定でも間違っていると思った時にはきちんと申告をすると言うスポーツマンとしての鏡のような清らかな心が見せる魅力だったと思います。そして男子テニスの世界にはマッケンローという額の広いお兄さんが活躍をしていました。自分に不利な判定には悪態を飛ばし、抗議をし、不愉快だからと勝手にベンチに戻って休んだり好き勝手し放題でした。しかし逆に自分に有利な判断が成された時は、すました顔で「速く試合を進めてくれ」と言うその態度は見ていて気持ちの良いものではありませんでしたし、その姿は子供がそのまま大人になって駄々を捏ねる姿に見えて哀れと思えました。

先の子連れやお年寄りを押しのける人の姿は私にはこのマッケンローのテニスを思い出させます。お年寄りが機械の使い方を知らないことは、その人を押しのけて良い理由にはなりません。同様に子連れの人が人の流れに乗れなかったとしてもそれを邪険にして良い理由にはなりません。「自分が」だけしか考えられない心に余裕のない人は哀れです。
自分が不愉快に思うことでも、その相手には相手の事情なり理由なりがあるはずです。自分に経験がないことであっても想像をして、なぜそんな不愉快に思う自体になるのか、それを考えて相手を思いやる位の心の余裕を持って欲しいものだと思う次第です。が、残念ながら、そう言う心の余裕というのは、生まれ育った環境で培われる財産です。そう言う財産を持つことを知らずに育った人には、それを持つ価値を知らしめることは不可能に近いのかもしれません。まぁその手の人に骨折でもしていただいて松葉杖なり車いすの生活をさせてみたら判るのかもしれませんがねぇ。
兎にも角にも、そうやって困っている人を助けて共存をすると言うことが「社会」のあり方であり、そこに適合できる人を「社会人」というのではないでしょうか。


所在把握

欠陥温風器問題で松下電器産業が昨年から日本の全世帯に葉書を出したり、テレビなどのメディアでお知らせをしてきていますが、対象の152,132台の内97,628台の所在を確認できたと中間発表をしました。現在も10〜20台/日の割合で所在が明らかになっているとのことです。

所在がつかめていないのが約54,000台ある訳ですから、全ての所在を突き止めるためには20台/日として2,700日…約7年半掛かると言う事でしょうか。多分そう言うことではなく、最後の何千、何万台は所在が判らないまま保留となってしまうのでしょうね。ただでさえ10年以上も前の製品です。今でも使っているなら調べようもありますが、すでに廃棄してしまっていたなら、何年も前に買ったヒーターの型番が何だったか覚えている方が珍しいと思います。「松下」と言う大きな看板を背負っているためにここまで大がかりな対策を取っている訳ですけれど、果たして松下はいつまで、どこまでこの対応をするつもりでしょう。
ヘタに打ち切って又死者が出たとなれば、その影響ははかりしれません。そう言う事でのイメージダウンより、例え巨額の費用がかかっても「責任を持って対応する企業」というイメージを植え付ける事での宣伝効果を考えた場合、そして実際にまた事故が起こった時の心証というものを考えた場合も、この対応は続けていく方が松下としては得策でしょう。当然、企業ですからそう言う考えが先にあったと思います。「もう充分やったじゃないの」と私は思うのですが、現場の判断は「まだまだ油断してはいけない」と言うことなんでしょうね。しかし、これが基礎体力のある大企業手本問うに良かったのでしょうね。所在を突き止めた9万台の内、5万円で松下が買い取ったのが5万5千件、無償修理をしたのが1万8千件だそうです。10年も恩恵に預かっていて、5万円ももらって引き取って貰うなんてなんと運の良い事でしょうね。まぁ「死と隣り合わせだった」と言う部分もあった訳ですから手放しでは喜べないでしょうけれど、ファンヒータ界のGT-2000※1と言う所でしょうかね…

松下さんがどこまで対応をされるのか、密かに注目をしています。

※1YAMAHAのGT-2000と言う根強い人気を持つレコードプレイヤがあり、10年以上経過した今でも買った値段より高値で売れているのです。


SED発売延期

キャノンと東芝は、共同開発しているSED(表面電解ディスプレイ)搭載テレビの発売時期を今春から来年の秋以降に延期すると発表しました。
プラズマや液晶テレビの低価格化が予想以上に速く進行し、量産コストの削減が間に合わないと言う判断からの決断だそうです。

消費電力が大きかったり、パネルの寿命が短かったり、動きの速い画像の追従性が悪かったりと言うプラズマや液晶の欠点を全てカバーして「次世代薄型テレビの大本命」と期待されていたSEDの延期はちょっとショックです。更に、この延期でもう1年半プラズマと液晶が薄型テレビのシェアを奪い合う形となり、遅れて登場するSEDが奪えるだけのシェアが残っているか疑問で、もしかしてこのまま発売されずに終わってしまう可能性もあると心配されているのが怖いです。

先日床屋に行った帰りにSONYのお店に立ち寄ってブラビアというSONYの液晶テレビをじっくり見てきました。シャープの独壇場だった液晶テレビの牙城を崩したテレビと言うだけあって確かにとてもきれいな画像を映していました。しかし、46型のサイズで50万円と言う値段はちょっと簡単に手が出ません…と言いつつ、うちにあるハイビジョンテレビは定価90万くらいしたと思いますが(当然定価では買っていませんけれどね)…今までの推移から考えてアナログ地上波が停止すると言われている2011年まで待てば同じ大きさのテレビが半額とは言わないまでももっともっと安くなるだろう事は予想できます(私の買ったテレビ、2年後には1/3の値段になっていました)し、私は以前もぶち上げましたが
「薄型テレビの本命は60インチ」
だと思っています。もしかしてそれ以上かもしれませんけれどね。つまり、見た目6畳間の短辺一杯に広がる大きな画面が主流になると睨んでいるのです。今までのブラウン管方式では奥行きも取るため、大画面テレビでは1〜1.5畳を占有されていたものが、この薄型テレビなら厚さ30cmもあれば設置できてしまうのです。そしてハイビジョンという高詳細画面は画面の近くで画像を見ても目が疲れないと言う利点がありますので、大画面で迫力のある画像を楽しむと言うのが受け入れられるはずなのです。カーナビの7インチくらいの画面と20インチ以上のテレビで見る画像では迫力が違うでしょう。それと同じで32インチと60インチではかなり大きな違いがあるはずです。茶の間に座って覆い被さってくるような迫力の大画面でスポーツ中継を見るなんて楽しいんじゃないでしょうかね。
それを実現するにはSEDテレビが最適と思っていただけに、発売延期という競争の土俵からこぼれ落ちる発表はとても残念です。しかし、逆にプラズマや液晶が予想を上回る早さで低価格化が加速しており、更に韓国のLGフィリップスLCD社では100インチの液晶パネル開発という発表がありました。先日は松下が103インチのプラズマを開発したばかりです。大型競争もどんどん拍車を掛けて、大画面薄型テレビが低価格で提供される日が早く来てくれるといいなぁと思う次第です。

2006年03月08日(水) ウィニー対策(自衛隊編) / ウィニー対策(警察編) / 強度偽装も… / 強度計算の方法

私物のパソコンを持ち込んで、本来やってはならないデータのコピーをして、その結果としてウィルスに感染してデータを流出させるという悪循環が続いた自衛隊で、その原因は「パソコンを必要とする人全てにパソコンが行き渡っていなかったのが原因」と、数十億円の緊急予算をたてて、パソコンを購入し官給支給をすることに決めたそうです。

果たしてこれで、今回のような事件が無くなるでしょうか?
残念ながら答えは「нет」「nein」「non」「nr」「아니다」「não」…どこの言葉を使っても「いいえ」でしょう。(因みに露独仏蘭韓伊です)
今回対象となる「私物パソコンを持ち込んでいる人」は、陸海空あわせて67000台だそうです。それを全て官給支給すれば、もう私物は持ち込まないだろうと普通は考えます。でも、実際にはそうではありません。「自分の使い慣れたパソコンの方が良いから」「自分のパソコンの方が高性能だから」「自分の好きなようにカスタマイズできないから」「自分の使っているソフトが入っていないから」そんな理由で私物パソコンにこだわる人が少なからず出てくるからです。自衛隊の施設にはいる時、私物パソコンを厳重に取り締まると言う措置まですればその持ち込みを遮断して官給品のみで業務を行わせることはできると思います。しかし、単に官給支給をして「任務完了」と言う認識ではこの手の事件は無くならないでしょう。単に「官給支給までしたのに、私物を使っていたとはまかりならん」と厳罰に処す良い訳が出来るという事だけでしょうね。その辺りの危機管理が出来ない人が、果たして日本の国土を守るなんてたいそうなことが本当にできるのか甚だ疑問なんですけれど、大丈夫なんでしょうか?


ウィニー対策(警察編)

警察でもファイル交換ソフトによる情報流出があったことで、警視庁は全国の警察に連絡し、公私のパソコンを点検し、セキュリティ対策の徹底を指示したそうです。

承認のない機器は情報を削除した上で撤去。ファイル交換ソフトと無断でのインターネット接続の禁止などを盛り込んだそうですが、これも机上の空論で、単に次に事故が起きた時は「警察としてはきちんと禁止にしたのに、その個人が勝手に違反したんだかんね」という言い訳をするためだけの通達に過ぎないと思われます。警察は個人情報などをどれだけいい加減に考えているのでしょう。責任を取らないための言い訳を考えるより、実際にどうしたら防止できるかをよく考えて欲しいものですが、多分彼らの頭では無理でしょうね…


強度偽装も…

昨日は「名義貸し」について「そんなことは全国で普遍的に行われていることだから」と、心当たりのある人は戦々恐々としているだろうという話を書きました。
そして最近は「強度偽装が北海道でも発覚した」が話題になっているようです。

この話でも同じ事が言えるのですけれど、(以前にも書きましたが)建設業者が利ざやを稼ぐためには、言葉は悪いですが「手抜き工事」が一番手っ取り早いのです。マンションなどの鉄筋、コンクリートを大量に使う現場では、その鉄筋数を減らしたり、セメントの濃度を薄くして使用量を減らすことで簡単に費用の圧縮が出来てしまいます。一度建ててしまえば中が見える訳でもないのでばれにくいのも「手抜き工事」が発覚しにくい原因になって居るんですよね。これがダム建設など大規模工事になると、その辺りのチェックも一応は存在しているので、多少はごまかしにくくなっていることもありますが、民間企業ではその辺りはどうなんでしょう。手抜きに関して今回はっきりしたのは、販売会社の手抜き(設計段階で強度を偽装し、建設費用を節約して、販売価格との差を大きくする)と、建設会社の手抜き(建設資材を節約し、請求金額と支出金額の差を広げる)の二種類があり、ひどいところではその両方がぎりぎりまで実施されたものもあったと言うことです。

建設業界では「強度偽装」というのは「経費圧縮」という言葉で普遍的にあることなのではないでしょうか。今回の一連の事件のように極端なものとは言わなくても、10%程度手を抜いている設計なんて事はかなり普通にどこにでもあるのではないかと思えます。
強度不足が露呈したマンションなどが、建て替えなどのために取り壊され始めていると聞きました。どうせ壊すものですから、役所はそれを徹底的に調査してみれば良かったのではないかと思います。偽装設計図の通りに建設された建物がどんな物か、また、運が良ければそこから更に建設業者が利益を上げるために手を抜いた建設物が見られたかもしれません。そう言うものが明るみに出ることで、一気に業界の粛正が出来たのではないでしょうか。

名義貸し同様、多少手を抜いて利益を優先した設計図を起こしたことのある人は、今度は自分の名前が出てしまうのではないか…今まではチェックさえ通ってしまえば、二度と人の目に触れることの無かった責任問題が、こんな所でいつ降りかかってくるかわからなくなってしまって、ドキドキして過ごしているのでしょう。そんな人は結構多いのではないでしょうかね。まぁきれい事ですが、曲がったことをしていなければ恐れることはないのですから、もしドキドキしているとしたらそれは今まで手を抜いた代償って事で、そのスリルを楽しんでいただきたいと思います。


強度計算の方法

強度偽装のマンションについて私たち野次馬は「怖くて住めない」「強度が足りなくて、ちょっと大きな自信が来たら倒壊するおそれのある建物は取り壊して建て直すなりすればいい」と簡単に考えますが、実際にそこを購入してしまった人たちには、住むのも怖いけど、建て直しなどにかかる費用負担も頭の痛いことなのです。そして、既存の強度計算をすると強度が0.5を割るような建物でも、最近認められている新しい計算方法で計算をすると強度が1を超える建物もあると言うことで、その計算方法を導入して計算をしたら取り壊さなくても済むと言うことで、金の負担を重荷に思う人たちは都合の良い計算式を選んで、混乱を招くという話みたいです。

確かにどんな建材を使ったのかでも違ってくる場合がありますし、建て替えさせられるかどうかは大きな違いを生みますが、机上で式をこねくり回して強度が一定以上になったとかならなかったとか言うのは、それこそ机上で数値をごまかして強度偽装をしたのと何ら変わりない訳で「何か変」としか言い表しようがないですね。本当にそんなことで満足できるのでしょうか…

2006年03月07日(火) 名義貸しの末路

ビジネスホテルチェーン「東横イン」の不正改造事件で、不正改造の設計を請け負った建設会社の1級建築士が免許取消処分となりました。更に、強度偽装事件で設計の元請けに関与した1級建築士も1人が免許取り消し、5人が最長12ヶ月の業務停止処分を受けることになりました。

強度偽装事件が元で、全国各地のマンション住民が「自分の住処は大丈夫か?」と確認を求めているようですし、施工会社・管理会社も率先して「安全です」と宣伝している向きもあります。そんな中で「もしかして自分にも飛び火が?」と戦々恐々としている建築士はかなり多いのではないかと想像しています。私の知っている1級建築士の人たちの中でも「名義貸しは、ちょうど良い小遣い稼ぎ」と公言していた人も何人か居ました。1級建築士というのはかなりハードルの高い資格で、1級建築士の需要に対して実際の免許所有者の数が少なすぎると言うのが「名義貸し」に繋がっているようです。つまり、その手の会社を作るためには最低1人1級建築士が居なければならないのに、会社の数だけ資格を持っている人が居ないと言う事もありますし、設計した図面の承認にはその資格を持つ人のチェックが必要なのに、それだけの数の人が居ないと言う事。名義を貸すというのは、単なる小遣い稼ぎという話ではなく、そう言う供給不足の中で生まれた必然という部分もあるようです。
実際、これは建築関係だけの問題ではないでしょう。例えば弁当屋などに行けば、壁に大きく「調理師免状」や「営業許可証」のようなものが飾られていますが(保健所の指導ですよね)、実際にいつも免許を持った調理師が居るかというとそんなことはなく、バイトの若い子がおしゃべりに夢中になりながら適当に作っているなんて場面に出くわすことはいくらでもあります。免許・資格を持った人が居なければならないというのは、その免許・資格を持つ人が「責任を取って管理をしなければならない」「何かあったらあんたの責任」と言う事ですね。ですから私は「名前を貸しただけで、不正が行われているとは思わなかった」というのは言い訳にならないと思っているのです。

相手は名前の通った会社と安心をしていたのかもしれませんし、ただ名義貸しは恒常化していて機械的に貸しただけかもしれません。「兎に角、名前は貸してやるから謝礼は振り込め。そしたら、俺が承認したって事にして良いから、ヘタ撃つんじゃねーぞ」と言う筈だったのでしょうが、東横インは好き勝手にやって迷惑を掛けてしまったと言うことです。
先にも書きましたように需要に対して供給が少ないと言うことが問題だとしても、今の建設業界は見直されるべき分岐にあるのかもしれません。

2006年03月06日(月) 新しい花… / 自然損耗修繕費は家主負担のはず…

ビンボなのに…ついついD.I.Yショップへ洗剤を買いに行ったついでに花を見てしまったのが運の尽き。新しい花を買ってしまいました。

パンジーとネモフィラ


写真はパンジーとネモフィラ2種類ずつの寄せ植えです。これの他にキンセンカ(冬知らず)を2苗買ってきて、花壇と鉢に植えてみました。苗を6苗と寄せ植えに使った鉢を1つ。締めて1600円近くを使ってしまいました。私の食事を1食100円の豪華コースにしたとしても16食分5日とちょっとの食事代が消えたことになります。そう考えると勿体ないよなぁ。それも買った時点で既に咲いていて、5月位までで咲き終わってしまうもの。つまりたった2ヶ月のために買ってしまった訳ですよ。うーん…でも、花の写真を撮っている時はホットすることが出来ますし、目の食事(保養)になりますから、食事代を削ってでも後悔はしないと言うことにしましょうかね。

近々「lunatic's photo」でも新しい花の写真をアップしますので、ご笑覧いただければ幸いです。いつアップするかは決めていませんが…


自然損耗修繕費は家主負担のはず…

賃貸住宅に普通に住んで生じた汚れや傷(自然損耗)の修繕費は、昨年12月に最高裁によって「修繕費は家賃に含まれている」と家主負担である事が確認されました。
それ以前からも、それは家主側の負担すべき問題だと度々話題になっていることですが、朝日新聞が全国の住宅供給公社に調査をしたところ、半数以上がまだ入居者負担となっていることが判明しました。

実は私も15年位前に住んでいた東京の大泉学園でのアパートでそのぼったくりをされてしまったことがあります。2年住んで出たのですが、壁の貼り替えをすると言うことで敷金では足りないから14万円を払えと言われたのです。当時からそれは理不尽とは思いながら、結局丸め込まれて支払ってしまったことが今でも悔やまれます。「もし、タイムマシンがあって過去に遡ることが出来たらどこに戻るか」と聞かれたら、その内の1つはこの時点に戻って、この支払いを止めさせるでしょう。

引っ越し自体結構な費用がかかるのに、こんな、本来なら負担しなくても良いはずの修繕費まで負担させられてはたまりません。どうか、これから引っ越しをする時、「自然についた汚れや傷」で修繕費を請求された場合は、それは「家主負担が減速の筈だから払いません」と突っぱねてやってくださいね…しかし、壁にスプレーで色を塗ったり、釘を打ち付けたりしているのに「そんなの払う必要がない」と突っぱねる阿呆がいる反面、別に「子供不可」ではないアパートで「子供が暴れて傷んだ」と言われて修繕費を負担してしまう人も居ます。結局は図々しくできた人は得をして、おとなしい人は損をするみたいなことになってしまうのかもしれないのが歯がゆいです。

住宅供給公社というお役所に期待する方が間違っていると言えるかもしれませんが、どうか「率先して」あるべき姿を実現して欲しいものだと思う次第です。

2006年03月05日(日) 果たして本物なの?

バブル全盛の頃だったと思うのですが、催眠術というのが注目されたことがあったように記憶しています。
名前すら記憶にないのですが、催眠術師っていうのが「これを見て」とか話してその通りにしている集められた女性達が集団催眠に掛かってしまうなんて事をやっていました。しかし、その当時のはやりであるミニスカートでくずおれるように倒れたその女性達は下着が見えそうな格好でくずおれると、催眠術に掛かっているはずなのに、しっかり手でスカートの位置を直していたり、苦笑いしていたり…結局はただのやらせだよねと言うものでしかなかったと思います。この手の番組はそれからも時々思い出したようにやりますが、先日もそんな番組があったように思います。ただ、今までと違うのは、「催眠術はかけられた本人がしたくない事はしない」と言う説を作ったことが新しい程度でしょうか。まぁそれでも胡散臭い事は変わりないですね。

間違っていたら大変申し訳ないのですが、城咲仁という元年収1億円のホストと名乗る人が最近テレビに出ています。でも、この人って本当にホストだったのでしょうか。それとも先の催眠術師と同じように、レイザーラモンHGと同様テレビの上でだけの「自称」ホストなのでしょうか。
まず私が判らないのは、ホストを生業にしてる人って、その収入をきちんと申告しているのかと言うことです。売れっ子ホストの生活って言うのがテレビで騒いでいるようなものであったとしたら、税務署に申告できないお金であふれている訳ですから、まずまともには申告していないように思います。そんな中で「もと年収1億ありました」とテレビに出て堂々と言えるって胡散臭いと思いますよね。また、年収がそんなにあったなら、なぜ今わざわざテレビに出てそんなに稼げもしないことをやっているのでしょう。先日のテレビ番組で、その人は個人的な贈り物を断って、そのお金は店に落としてと言っていたので、客からの贈り物は貰ったことがないと言っていたのですが、その言葉をきいて「この人ってホストなんてしたことない人なのかな」と思うようになったのです。
「何をバカなことを」とか「そんなの常識じゃん」と言われるかもしれませんが、私は芸能界に大変疎いので、兎に角全くその人の情報を持っていません。ですから頓珍漢な事を今更言っているとしたらごめんなさいね。

でもね、前から思っていたのですけれど、失礼ながらそんなに稼げる程魅力があるようには思えないのです。まぁ、私より何千倍も持てるだろうと言うことは間違いないでしょうけれど…

テレビの娯楽番組は何を信じて良いのか判らないのが怖いです。

2006年03月04日(土) vodafone / また三菱のバス…

ソフトバンクがvodafoneを買収する方向で最終調整段階に入っているのだそうです。
ソフトバンクは独自に携帯業界への展開をする予定でしたが、インフラストラクチャの整備が大変と独自路線からvodafone買収へ方向を転換と言うことみたいですね。

私が主に使っている携帯電話はvodafoneです。
仕事柄保証金が必要な時代から携帯電話を持って、私的にはTu-KaもIDOも使ってみましたが、何となく今の所で落ち着いています。これは機種や性能、料金体系が良いからではなく、ひとえに私の担当をしていただいているVodafoneの人の人柄によるものです。何度も書いていますが、最近のvodafoneの凋落ぶりは使っている私にも良く分かります。良かれと思って変えた3G端末の902Tのタコぶりに「きさまらはTOSBAC(トスバック:東芝の作った大成しなかったコンピュータ←大いなる偏見のある意見)でも作ってりゃいいんだ」と一部の人にしか判らないであろう文句を並べている訳です。それまでの3G端末の不評ぶりを受けて「『操作面を改善した』と大々的にふれこんでこの程度のアホ端末しか作れないvodafoneに将来はあるのか?」とまじめに心配しているのですが、直ぐに903Tが投入され、更に904Tとなったと言うことは迷走が続いているのでしょう。そして、今度はソフトバンクがvodafoneを買収する方向で最終調整に入っているのだというニュースを聞いて、これはそろそろ潮時かなと思う訳です。しかし、今のvodafoneの低迷は英国企業であるvodafoneの傘下に入ったところから始まったように思います。そのvodafoneが外れるのですから多少は期待が出来るのかもしれません。果たしてどうなることでしょうね。私も悩んでしまいます。



また三菱のバス…

大分県で高速道路を走行していた高速バスの運転手が、後ろから煙が出ているのに気付いてパーキングエリアに緊急停止し乗客を避難させたところエンジンルーム付近から火が出て炎上しました。

この車、三菱ふそうトラックの1998年製で、2004年にリコールが出たので修理に出して使っていたのだそうです。会社側は当日もきちんと点検をしたが異常は見つけられなかったと言っているとのことです。

車から火が出るってどんな状況なんでしょう。オイルが漏れて潤滑油が無くなった状態で走っていたとしても、エンジンが焼き付くだけで火災になったりはしないでしょう。オイルがもれて引火するって言うのあんまり現実味がないように思うのです。エンジンから燃料が漏れたと言うのも考えられない(ディーゼルなら、そんな隙間があれば圧縮できずに発火できませんから)です。燃料噴射装置から漏れるとかならありそうですが、果たしてそんな物なんですかね。どちらかと言えば火災の原因って私はブレーキ関係が多いように思います。つまりサイドブレーキが中途半端に掛かった状態でブレーキを引きずって、埃やブレーキシューの滓に引火して燃え広がるなんてやつですね。特にトラックの場合、サイドブレーキはリアタイヤではなくてセンターブレーキ(シャフトドライブに就いたドラムブレーキを締める)タイプが多いのではないでしょうか。その方式であれば、タイヤとセットのブレーキをいくら調べたところで異常は発見できません。このブレーキはワイヤーで開閉する方式が多いと思いますから季節によってワイヤーが伸び縮みすることも考えられますし、整備の状況が悪ければ使っているうちに緩んでしまうことも考えられます。逆に実は解除されていないのにランプだけは消える状態というのも重々考えられる訳です。

この車のリコールはブレーキ関係の不備だったそうです。果たして本当にまともな整備をしたのでしょうか。そして、本当にこの企業は信頼できるのでしょうか。私は今でも三菱の車が近くにいると怖くてたまりません。←結構しつこい性格でしょうか…

2006年03月03日(金) いざ鎌倉 / 帰宅中

今日は久し振りに外に出ています。
久し振りに列車に乗ったのですが、ラッシュが過ぎた時間でしたのでそんなに混んではいませんでしたが。それでも周囲に立つ人と軽くふれる程度の混雑ぶり。そんな中で、隣のお姉さんとは言いがたくなりつつある妙齢の女性が(身長差で)私の腕が頭に当たるのが嫌なのか、こちらを睨んでいました。でも、私は痴漢に間違われたくないからこそ腕は上に上げているのです。まぁ折角セットした髪の毛が乱れるとか文句があるのかもしれませんが、嫌みったらしく言えば、ここ(先頭車両)とは逆の最後尾車両になりますが女性専用列車では、立っている人もまばらですし、触られたくもない男性も居ないようですから、そちらにお乗りになれば宜しいんじゃございませんかね。髪の毛がふれた程度で睨まれてはたまったものじゃございません。

最近、家から出ることがめっきり少なくなってしまったので、家からでない日は髭すら剃らない日が続いています。もともと体格に似合わず肌がおデリケートざますので、ひげそりをすると直ぐに真っ赤になってしまうので、髭剃りなんてしなければしない方が良いんですよ。もともと髭が濃い体質でもありませんしね。そんな訳で出かけるという日の前には伸びた髭を剃るという儀式が待っているのですが、もう大変です。今も3カ所位が腫れ上がってしまって痛くてたまりません。髭がもっと濃ければ髭面でも格好が付くのでしょうけれど、残念ながら髭が薄いので伸ばしてもまばらで格好悪いんですよ。うまく行かないものです。

兎に角今日は元気な老夫婦たちとケーキを作って、丘に登って「君は私より体力がないね」といじめられること必至。もう覚悟は出来ていますがね。まぁまったりしてきます。


帰宅中

列車の中でパソを広げ、ゆっくりニュースを読んだりしています。昔はなかった遠距離の別路線をつなぐ直通快速列車が出来てから、結構便利に利用しています。そして、この手の列車に乗る時、通勤の時はあれだけ時間の掛かる山手線のなんと小さい事よ。と驚いてしまいます。元々地方の鉄路は駅と駅の間が何キロも離れているのが普通ですが、東京など都会の場合は隣の駅が見えている程近い場所もかなりあって、何駅もあるとは言っても実際の距離はそんなに離れていなかったりします。それは判っているのですが、それでも実際殆どノンストップで通過していく様を見るとその距離の短さを実感してしまう次第です。

結局天気の次第もありましたが、今日は山の散歩はなくシフォンケーキを作って、あれこれ話をして終わってしまいました。まぁ人それぞれ好みはあるでしょうけれど、私はお年寄りと話をするのは大好きです。自分も年寄りの部類に入ってきた感もありますが、何十年もの人生の先輩の話は重みがあって参考になります。そんな訳で自分の父親程の方からお誘いがあればありがたくお話を聞かせてもらいに参上奉るのです。山に行ったなら写真の一枚でも撮ってきて公開しようかと思ったのですが、そんな小旅行でしたので写真は無しと言うことにします。おみやげに別途焼いてあったシフォンケーキをいただいてしまいました。家でありがたくいただく予定です。しかし、旦那さんが料理係、奥さんが片付け係って言うのは良い感じですね。私がお付き合いしていただいている老年夫婦はどの夫婦も皆仲が良くていつも一緒に行動をしているというのが羨ましいです。

2006年03月02日(木) 業務上過失致死は正しいのか? / 惣菜の誘惑

1994年12月、福島県の県立病院で帝王切開をした結果、胎盤癒着から大量出血を起こし患者が亡くなった件で、警察は18日にこの執刀医を業務上過失致死及び、医師法違反の疑いで逮捕しました。

私が昨年の9月9日にかいた「こうもりじゃなければ良いのですが…」と同じ件なのか?と調べていたのですが、どうも違うもののようです。

昨年のその件は「子供が逆子で、家族は帝王切開でと望んだけど医師はそれを聞き入れず、結局子供を死なせてしまったとして、8000万円の慰謝料を求める裁判を起こしたけど…」という話でした。似て非なるものですが、私がその自称「被害者」に言いたいことと今回の逮捕について言いたいことは変わりません。(リンク先も読んでいただければ嬉しいですが)その時のことを要約してここに書けば次の通りです。

「医師はその場の判断で最善と思うことをしている。そこに任せると言うことは家族も医者を信頼すると言うことで、結果論を元に「ああすれば良かった。こうすれば良かった」と言って責めたり訴えたりすることは間違えています。」
今までにも何度も書いていますが、医者はその場で突発的な出来事に対処していかなければなりません。結果論では「他の病院に事前に移せば良かった」「輸血の準備が足りなかった」などと言えても、現場判断ではそんな状況ではなかったのかもしれません。また、本当にそう思って「いた」なら、病院には引き留める権利などないのですから、家族が率先して他の病院に転院させれば良かったのです。それもせず、医師、病院に任せておきながら、結果が出てから「その結果は気にくわない」というのは卑怯者のやることでしょう。家族として身内を失う悲しみも判らないではないですが、それはあまりにも自分勝手な我が儘だと思います。
また、いつどこで書いたか忘れてしまったのですが、「このまま、このような結果論で医者を責めると言う愚行が続けば、医者は安心して治療が出来なくなるのではないか」と言う心配を書いていたのですが、今回の逮捕によってその心配が加速されるのではないかとまた心配になります。家族からみたらただ1人の人であっても、医者、病院としては何人もいる患者のうちの1人です。全員から目を離さないのが理想ではありますが、現実はそうもいかないでしょう。その中でもできるだけ命を救おうと思って一生懸命やっていると「信じる」からこそそこへ入院させたのではないでしょうか。信じるなら、その結果がどういう事になったとしても、感謝こそしても訴えるというのが如何に愚かなことかを考えるべきです。

こんな事を考えていたら、どくちるさんの「ある内科医の独り言」というサイトで「無と化す努力」という記事を見つけ拝読させていただきました。同じ医師という立場からの声がとても切実に響く文章でしたので、ここでも紹介させていただきます。


惣菜の誘惑

ビンボなので食事は自炊が基本です。材料は買っても直ぐに使い切れるものではないので、一週間分などの計画を立てて計画的に食材を買い込む訳ですが、そうすると私の場合は一食あたりの平均は70円前後でまぁまぁそれなりに贅沢な食事ができる計算になります。100円もあったら「豪勢」それ以上だと「超贅沢」になってしまいます。ですから、テレビ朝日系で放送されている節約バトルなんかを見ても「そんな贅沢な食材をそんなに無駄に使って「節約」とはおこがましい」とテレビに向かって憤慨している訳で、私から見たらあんな贅沢ができるなんて羨ましい話だなぁと思う訳ですよ。そんな食生活ですから、コンビニでおにぎりを買うなんてどれだけ贅沢か想像がつくでしょうか。たかだかあんなおにぎり1つを買う金があれば、例えばうちで作った場合は、「白いできたての暖かいご飯、もつ煮込み、白菜の浅漬け、豆腐のみそ汁、卵焼き、海苔」位の食品が並べられる訳ですよ。そんなごちそうをたかがおにぎり一個と交換する気になりますか? いいや、私はなりません。
そんな感じで節約生活というより自炊生活を楽しんでいる訳ですけれど、26日にも書いたのですが近所に出来たスーパーは見切りが早くて閉店間際に行くと結構な食材が半額とか投げ売りで売られているのでついつい誘惑に負けてしまっています。
昨日はチューブ入りわさびを買いに行ったのですが、結構大きめのパックに入ったサラダ300円が90円、総菜コーナーのエビ天弁当が半額、そして鮮魚コーナーの手巻き寿司のネタ(甘エビ、いくら、サーモン、マグロ、穴子、蟹、エビ)798円が200円、そして甘エビ398円が100円…ついつい誘惑に負けて買ってしまいました。
弁当と甘エビは夜食にして、今朝は炊いたご飯で酢飯を作り、五目寿司を作って堪能させて貰いました。超ウルトラ豪華な食事が出来ました。でも、ちょっと虚しいですねぇ。折角節約してきたのに、ここで誘惑に負けてしまうなんて…ま、修業層になったつもりはありませんから、たまにはこういう無駄遣いもあって良いと割り切るのが良いのでしょう。充分おいしかったですしね。特に甘エビは良かった。でも、今考えるとサラダは無駄だったなぁ…

2006年03月01日(水) サッカーを見て情けないと思った / リビングで平泳ぎ

昨日のサッカー、徹夜明けで眠らず夜まで引っ張ってしまったので、うつらうつら半分以上記憶にない状態で眺めていました。今朝ニュースもどきワイドショーなどでも映像を見ましたけれど、私の目では「ワールドカップで1勝でもできるか甚だ疑問」という気持ちは変わりませんでした。(まぁ元々ワールドカップには「世界の一流どころの技をみたい」という希望しかなく、日本の試合、出場すること辞退にも何の感情も持っていませんので、どうでも良いことなんですけれどね。相手にして欲しければもっと魅力的な試合をしろってなものです)

今までに何度も何度も何度も「日本でサッカーと言っている物は、実は『球蹴り』でサッカーとは呼べる代物じゃない」と言ってきました。プロとして金をお客から取って興行するリーグの頂点である「J1」でさえ、中・下位レベルは「見せ物」の部分だけが一人前で、球蹴りでじゃれ合っているだけのお粗末さを恥じることもない情けなさという話をしてきました。

自分の所へ来た球をトラップして自分の足下に落とす。思った通りに球を制御する。そんな基本的なことが出来ないから、常に球を追いかけることだけに終始して「試合を組み立てる」なんて夢の夢、絵空事になってしまう訳ですよ。以前テレビ番組で「●×できたら賞金獲得」というもので、「サッカーボールを使って向かい合った2人が様々な状況でパスを交換しながら運べたら」とか「ゴールポストに作った9個の穴をシュートで球を通過させたら」なんて競技がありましたが、J1の選手でそれをクリアできた人がどれだけ居たことでしょう。基礎が全く出来ていない素人に毛の生えた程度で、金を貰っていることに安心をして進歩を辞めてしまったらお先真っ暗なんですけれど、彼らに進歩しようという気概はあるのでしょうか。

今…というか就任直後から「ジーコは監督に向かない」と批判をするセクトがあります。しかし、私はその人達の視野の狭さに呆れかえるばかりです。
Jリーグだけではなく、鹿島アントラーズがその前身、2部リーグ所属だった住友メタルズの時代から選手として活躍してきたジーコさんは、日本の駄目駄目球蹴りを(ため息付きながら、涙を流しながら)目の当たりにしてきた訳で、「日本のサッカー」と「世界のサッカー」にはアルプスより高く、マリアナ海溝より深い溝を感じている1人でしょう。だからこそ、日本代表の監督に就任した時、日本の「さっかー」エリートであるはずの彼ら代表選手にリフティングやドリブルなどの基礎的な練習をしっかりやれと口酸っぱく練習させているのです。本来はそんなことは選手個人が自主的にやるべきことなのですが、日本の選手は「プロだから」と高を括っているのか、実力もないくせに基本を疎かにしすぎているように感じています。ジーコさんもそう思うからこそ、そう言うことをさせている訳ですよね。
基本がなっていないから、実践で敵のプレッシャーが掛かった時に直ぐにぼろが出てまともな試合をさせてもらえないのです。たまたま数名の個人技に優れている人、統率力のある人が居て、全体でまとまってある程度の所まで来ることが出来ました。ランキング18位でしたっけ?しかし、オリンピックの競技で「18位」と言われて「おー凄い」と言われるでしょうか。確かに頑張った結果だから罵声を浴びせられるものではありません。しかし18位というのは「参加することに意義があったね。次回頑張ろうね」という地位であって、胸を張って自慢できる地位ではないでしょう。
オリンピックでカーリングに見入っていた人なら、その一投が試合を左右することを目の当たりにしたことでしょう。ベストショットがたった一つのストーンが2つまたは3つものストーンを陣地から追い出し、ミスショットが試合を決定づける…そんなシーンがたくさんありました。如何にその一投でミスを無くするかは練習するしかないのです。ボブスレーやリュージュ、スケルトンなどでもその微妙なコントロールをきちんと出来た人はタイムをのばせますが、ただ漫然と乗っている人、コントロールに失敗した人はタイムが伸びず、ヘタをしたら転倒してしまいます。それはどんな競技でも一緒です。

「基本が出来ていない人に勝利はあり得ない」
と言うことです。ジーコさんはそれが判っているからこそ、基礎練習をやらせているのです。それを疎かにして高度な戦術などおこがましいと言うことですね。しかし、壮図ばかりも言っていられない(本番は直ぐそこですから)ので、仕方なくあれこれやらざるを得ないと言うのが実情でしょう。そして今後監督がどれだけ替わったとしても、日本の選手の基礎技術が小学生並みに低いのであれば、その成果は全く期待できないでしょう。果たして日本の球蹴りに将来はあるのでしょうか…球蹴りの質は兎も角、Jリーグが日本に根付き始めているのは事実です。サッカー少年に「将来はプロ」という選択肢もできました。そこで裾野が広がれば、競争率も上がり基礎もしっかりしてくるのでしょうか。お役所のように手抜きをする手法が歴代の引き継ぎ事項となってしまうと将来性はありませんが、兎に角今の世代ではなく、数世代選手が若返った頃には多少期待できるのかもしれません。いや、期待したいものです。


リビングで平泳ぎ

最近は家での仕事をリビングの床に座って、ちゃぶ台にノートパソコンをおいてやることが多くなりました。そうすると、まぁスチャラカですがテレビを見ながら仕事が出来たりする訳です。冬場は床暖房もありますので足に羽毛布団を掛けてヌクヌク気持ちよく仕事をしていたのですが、今も床暖房は付けていませんが、布団をかぶって気持ちよくやっている訳ですよ。

座布団に座ることが余り好きではないので、床に直接座っているのですけれど、こんな格好で長い時間座り続けていると腰が痛くなってきます。そこで時々後ろに寝ころんだり、ソファにもたれかかったりして腰を伸ばすのですけれど、その状態から起きる時、手を平泳ぎのように一生懸命掻(か)くと、何もしない時より起きあがりやすいように感じます。また勢いが足りなくて起きあがりきれない時も、手で一生懸命空気を掻くと何もしない時より粘ることが出来るように思います。これは背泳ぎの手でも、クロールの手でも駄目なんですよ。平泳ぎの手が一番なんです。なぜなんでしょうね。兎に角、最近はこの平泳ぎ、私の隠れた流行になっています。

皆様にはそんな経験はありませんか?


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