リュカの日記

2004年11月30日(火)

うたた寝していたようで、午前0時50分頃に目が覚めた。
なんか、本当にもう嫌になってくる。
脱力する・・
少年がそういう事と関わっていく世の中が嫌だ。
タイプの子がそういうのを望んだりするのも。
解決法が存在しない。いっそ消えたい。
「人生ってのはそういうものだし、いくらタイプの子でもいつかはそういう事になるわけだから」という風に人生に対して妥協して考えていくのも嫌だ。
タイプの子っていうのは俺の中で凄く非現実的な存在でもあったから、そうやってただ社会と関わっていたりするのを思い浮かべるだけでも気分が沈む事が多い。

今日もまた現実逃避に走る事にする。
好きな曲を聴きながらコーヒーを飲んで、それで漫画を読んでるだけで色々な事に対する実感が消えていく。
現在午前2時26分。
今みたいな静かな時間が、その気になれば一番気分を和ませやすい。
明日の授業は午後からだ。朝までまったりくつろげる。何かいいな。

また嫌になってきた・・・・
1時間ちょっとしか持たなかった。
タイプの子はあんなに可愛いのに・・、みたいに、少年がそういう目に合わされたり関わっていったりする事に締め付けられるみたいな、悔しくてたまらないみたいな気分になる。
昨日、「心に穴があいた感覚というのは、そうやって中途半端になっていく事なんだ」と少し割り切れたと思った途端にこれだ。
精神的にというか感覚的にというか、俺はかなり天邪鬼なのかもしれない。
全く逆方向の悩みがあったとして、どちらかが軽くなったと思えば、もう一方の方の悩みに引っ張られていく感じで。
そういう目に合わされた少年でも、さらにそういう事と関わっていくようになるのが耐えられない。
俺自身がそういう事に対して免疫が無さ過ぎるだけなのだろうか。
俺は、人間が一番そういった性的なものに関わる機会が多そうな年頃の時期に、社会や対人関係といったものから身を引いた。
その時期を普通に社会や人間と関わりながら過ごしていった人間にとって、そういう性的なものと関わる事、というのは全く抵抗のない日常化したものという事になるのだろうか。いくらタイプの少年でも例外ではないのか。
妄想は抱いたりするけど、少なくとも俺にとってそういう性的な事というのは非日常だ。
俺はタイプの少年に対して凄い理想を持っている。
「純潔でも純粋でも綺麗な生き物でもない俺でさえそういう事と関わりがないのに、純潔そうな少年に限ってそういう事と関わってほしくない」という想いも人一倍強くなる。
そういうものが非日常、非現実化している俺とは感覚が違うのかな。
これはあるショタコンの受け売りだけど「世の中に性欲とか性行為とかそういったものが最初から存在しなければいいのにな」と、本当にそうだったらどれだけ救われるだろう。少年がそういう事と関わる事も絶対になくなる。
そういう事を愉しんでる少年からしたら、「何言ってんのこいつ」「変じゃん、キモイ」「妄想野郎」とかそういう風になるんだろうな。

色々考えながら絵を描いた。
描いている途中、ずっと嫌な現実が浮かんでいたけど、気を紛らわせながらだったので少し度合いは薄かった気がする。
現在午前6時59分。嫌な感覚が襲ってきて、少しだけ息切れがする。締め付けられる。
今日はMALICE MIZERのKlahaを描いた。


さっき、何となくショタ板を覗いてみた。
久しぶりに、以前絡んでいたメガビの子がレスをしているのを見かけた。
楽しそうな様子なのに、失礼な話、見ているだけでキツくなった。
欝だ・・・
どんどんキツくなっていく・・

今日は昼まで起きててそのまま眠った。
学校へは行かなかった。
Lが出てきて変な事件に挑む、みたいな夢を見た。
どこかの学校の体育館のような場所で、オーケストラ演奏みたいな楽団が来ていて、その曲を聴くと意識が飛んでしまうらしい。
Lが対抗して、変なリアクションで指揮していた。
一度午後6時頃に目が覚めた。
その後2度寝して、午後9時前に目が覚めた。
寝起きから気分が重い。



2004年11月29日(月)

メッセの子に相談して、少し気分が軽くなった。
その子も悪戯されてる事に変わりはないけど、知り合った頃はされてなかったというのと、その子自身が自分に悪戯した人間を許したり男を求めたりは絶対にしない子なので、その子がオンラインになった時少し心強く感じる事もできた。
日記ではいやらしい描写は必要がなかったので省いたけど、実際俺が読んだサイトではかなり生々しい事まで具体的に書かれていた。
あまりにショックすぎて、そういう事を「ありえない」と思い込もうとしている俺からしたら、心で対処しえる以上の内容で、ずっと頭の中がグルグルしていた。
興奮してしまうというのもあるので、そういう意味でも頭から離れなかったし自慰もした。
救いは、そこに書かれている少年が俺からしてタイプの子かどうかまでは書かれていないという事くらいか。
背が小さいとは書かれてなかった。
浜崎あゆみに似てるとの事で、俺が好きだった部活の後輩にかぶるところもあるけれど、タイプかどうかは顔よりも体質で判断する事が殆どだ。
メッセの子と話せて少し落ち着いてきた。しばらくして、その子は眠ると言って落ちた。
昨日はコーヒーを一杯も飲んでいなかった事に気づく。
もうすでに午前12時を過ぎていたけど、ドリップコーヒーを沸かす事にした。
飲みながらマリスミゼルを聴きながら漫画を読んだり好きなフラッシュを見たりしていて、さらに気分が落ち着いてきた。さっきまで考えていた事から離れたものを考える余裕が出来た。
デスノートを読んでいて、ライトって若いよなとか思ったりした。
高校3年、大学1年。自分がその年代である時、俺は自分を若いとか思った事がなかった。見た目はそうでもなくても、大学で1年生とかがいると変な意味じゃなく初々しく感じられる事もある。少し前まで高校生だった、1.2年前まで高校生だった、という意識もあるからだろうな。俺が高校生だった年代はもうすでに4年も経ってしまっているので、そういうのからはかけ離れすぎだ。
16歳とか17歳とか、今の俺から見て子供に感じる事が出来てしまうのが少し不思議だ。数年すれば、今現在の22歳も子供に思えたりするのだろうか。
相談相手と思い浮かべてみて、年下だと自分が言ってる事とか理解できてない部分もあるのかなと思えたり、年上だと理解はできてもいい加減に考えたりするんだろうなと思えたり。
俺がショタコンだからなのか、理解はされなくても相談するなら年下の方が安らぐな、と感じられる。当たり前か。相手が年上なら、いくら理解されても意味が感じられない。ここで、俺が以前求めていたのは年下の理解者だ、という事に気づいた。
恋愛できるかどうかまでは望んでなかった。
恋愛できないにしろ、理解者としての一番の理想はタイプの子だ。
相談相手になってくれそうな少年でも、絶対条件は悪戯されていない事。
あの子が現れて可能性を示された時、それは俺が望む以上の存在だった。
理解者になってくれそうで、さらに好きになってくれててそれが夢みたいに嬉しかった。
でも、やっぱり悪戯されているのでそういう訳にはいかなくなった。恋愛しない理解者にしてもだ。
大学1年か2年の頃、心理学関係の授業を受けていて、プリントを配られて自分の数値を計る授業があった。
ジェンダー(社会的性自認?)的な心の中の男数値と女数値を測定する。
男数値が平均値に達していれば男らしく人格形成がなされている、女数値が平均値に達していれば女性的な面を持った人格形成者だという事になる。
女性的な面が強い男なんて、現代じゃそんなに珍しいものでもないけど。
結果、俺の女数値は平均の半分、男数値はさらにその半分(平均値の4分の1)。
女性面の方が強いけど、どちら寄りにしても二十歳前後に関わらず人格形成がされてないらしい。
「〜らしく」とかそういった意識を全て「くだらない」の一言で片付けてしまう部分が多いので、それも関係あるのかな。
心だけが中学生のまま大人になっている、と言われた事もあった。
逆だったらカッコイイ。
その他の〜の意欲とか対人関係とか色々計ったりしたけど、どれも極点に平均値から外れていた。良い意味で、じゃなく不利な意味で。
俺は完全に社会不適応者。社会でやっていく自信もない。
不適応者でも「よし」とされる芸術関係にしても、別に俺は飛びぬけた才能を持っているわけでもないし。ハッキリ言って、謙遜なしで正直な感想、他の生徒達の方が俺よりも10倍は上手い。プロはそのまた10倍以上。
焦りはないけど、俺の将来どうなっていくのかな、とたまに考える。

他のエンピツ利用者が自分の日記をお気に入り登録みたいにしているのを知る機能がある。
エンピツ内で「えろいろ日記」という日記を書いている人間が俺の日記を登録しているのに気づいた。
その日記に飛んでみると、俺の日記と同じように全くカスタマイズがされていない。
俺もたまに気まぐれで他のエンピツ利用者の日記を見たりする事もあるけど、俺の日記みたいに装飾したりせずにデフォルト状態のまま使っている奴を見たのは初めてだったので、少し新鮮な気がした。
内容は女関係のいやらしい事中心という感じだけど、ショタコンじゃなくて良かった。
俺の日記を読んでる奴らなんて、殆どがショタコンだったり少年が悪戯されたりする事を軽く見てるような不謹慎な奴だったりするんだろうな。
どんなに少年がそういう目に合うのが嫌だと吐き出しても、そいつらはそれを読んで萌えたり興味をかきたてられたりするだけだろう。
酷い目に合わされた少年が、男を求めたり許したりしてしまうのは、結局その少年は、その後になっても悪戯した奴に支配され続けてる事になってしまう。
俺がここで書いている少年の性質とかを「好都合だ」と反面的に受け取るような奴らは消えてくれ。
俺がどんなに考えても悩んでも、結局は煽り合いになった時の揚げ足取りの材料に利用されたり、俺が知ってる子がどんなに苦しんでるか書いても、ストーカー野郎からは対象である少年を知る唯一の場所みたいに思われたり。それを考えると馬鹿らしくなってくる。
この日記を読んでるらしい奴で俺が知っている限り、殆どが根本的なものを理解せず不謹慎に走るような奴らばかり。
何も学ばない、何も反映しない、何も改めない。クズだ。
どういうつもりで観覧されてるかなんて考えないようにしよう。
そいつらと関わらない限り、吐き出して悩みを誰かに伝えられているんだという自己満足(妄想)に浸っていられる。

現在午前6時半過ぎ。
今日も徹夜で学校に行きそうな勢いだ。
珍しく登校前にコンビニに行ってジャンプを買って来た。
デスノートが面白い展開になってきた。
今回は火口という奴が中心の話だった。
この漫画で一番嫌いなキャラだ。
その卑しさやいやらしさは、印象的にメガビの赤名無しとかいう30親父そっくりだ。大佐って親父にも似ている。ゲヘゲヘ言ってそうなところとか。
この卑しい奴がどうやって追い込まれていくのか、少し楽しみだ。
いちご100%を読んだ。前作のりりむキッスの脇役が好きで、ただ第一回目を読んだというだけで何となく読み続けているだけの漫画だ。
でも、今回は主人公の台詞が印象に残った。
『胸に穴があくってこんな感じなんだな
考えても考えても次々に流れ出て 体すら軽い感じで
それでも時間は過ぎ』
普段の中途半端な状態であり続ける自分に当てはまる状態だった。
ショックを受けたりしてる分にはそうでもないけど、普段の俺は心に穴があいた状態なんだな、と思った。
言葉じゃよく聞くんだけど、具体的にどういう感じなのかは聞いた事がなかったので、今まではハッキリそういう状態なんだとピンと来るものがなかっただけで。
心に穴があくというのは中途半端になる事なんだ、と少し自分に言い訳ができた感じで肩の力が抜けた気がする。たんに徹夜明けの眠気が原因かもしれないけど。
昨日から今にかけて、もうタバコも3箱目だ。
ひっきりなしに吸っている。せっかく弟に1カートンもらえたのに、それもすぐに無くなってしまいそうだ。大量に残ってるんだと思うと限度がなくなる。

今日は1限目から学校に行った。
昨日読んだ話が頭から離れなかった。
興奮も手伝って、学校に居る間はずっと頭に浮かび続けた。
授業で講師が軽薄そうにニヤけながら講義しているのを見て、少年がそんな目に合わされてるような世の中をニヤニヤして過ごしてる事が許せなかった。
そんな世の中なのに、もう絶望的だし何もしたくない。何もかもが嫌だと感じた。久しぶりに欝に近い感覚だった。
そういう事に興奮している自分も、ちゃんと少年から憎まれたいと感じた。
学校に居る時間の3分の2は眠ってすごした。
欝だった。

「信じられない」というのもあるけど、ずっと悶々としている。
頭から離れない。
今回、信じられない事に対する欲望の方が強い気がする。
実際関わってないからかもしれないけど。
それとも、ありえないというのがどこか崩れてきたからか。



2004年11月28日(日)

同じ絵を違う描き方で描いた。
アニメーション保存したのに、バグか何かでちゃんと再生できなくて残念だ。



タイプの子が危ない時、今の俺はそこまで助けたいと感じるだろうか。
もう、以前のように助けられなかった場合の少年が想像できない、という事はなくなった。
想像し得ない事っていうのは、良し悪しは別にしても俺にとっては凄く大きな意味を持っていたわけで、想像できてしまう事に対してはどこか冷めた気分になってしまう。
酷い目に合わされる少年、というのは俺の中では想像できない事だった。
少年が酷い目に合わされるというのは俺にとっては凄く大きな事だった。
凄く大きいから、何に代えてもそれを避けたいと感じていた。
今の俺にとって、それは想像し得るものだ。
想像し得ないものを守りきった時に感じられるであろう未知のもの、という感覚は、少年に対してはもう感じる事はできない。
今、目の届く範囲に助けを必要とする少年が居たとしても、何だかスルーしてしまいそうで・・
俺にとっての想像し得ない事っていうのは、出来事じゃなく、それが降りかかる対象だ。
タイプの少年以外だったら、どんな事でも「想像し得ない事」というのは存在しない。存在しないから、それ以外の人間がどんな目に合わされても、大した関心も、受ける衝撃も極端に薄い。
俺が以前MXで何となく相手のファイルにキューを入れていたもので、落ちているとは知らなかったのだが、昨日弟がそれを見たらしく「勝手にこんなもの落として、もう二度と見たくない。トラウマなりそう・・」と言って怒っていた。
その日本人の人質がイラク人か何かに首を切り落とされる動画ファイルを俺も見てみる事にした。
タイプでも何でもない大人がされているせいか、あまり何も感じなかった。
欝になる事もなかった。
以前の俺なら、もしそれも切られているのがタイプの少年だったら、俺は凄い衝撃を受けたと思う。
「酷すぎる・・」とか「ありえない・・・」とかそういう感じで欝になったりもするだろう。
どこか萌えてしまったりもあるかもしれないけど・・、それ以前に自分が衝撃を受ける事が分かっているから見ようともしないだろう。
それがタイプの少年だから、落とす事自体凄く不謹慎な事に感じたり。
でも、少年に対する「ありえない」という感覚が無くなってきた。
これは、大きいままじゃないといけなかったのだと思う。倫理的にも。
絶対的だと感じていた対象から感じる事ができる、善い意味での衝撃を強く望んでいたところがある。
少年の綺麗さ自体は、俺の感覚がどう変わっていったところで変わりようのないものだけど、その綺麗なものを見て何かを感じ取る俺の感覚の方が変わってしまったので、以前のようにその綺麗さや凄いものを感じ取る事はできなかくなった。それが嫌だ。
結局は、ただの刺激の問題なのかな。
タイプの少年に関する事なら、どんなささいな事でも人一倍敏感だったと思う。他の誰がどの人間に対してどう感じるか、よりずっと強い自信もあった。
その刺激がどういうものなのかを自分で判断して、少年を傷つけない方向に、自分はそう感じているんだと思い込む。正しいと思えた。
その刺激が薄れてる。

タイプの子にそういう可能性がある事は暗い事だ。
俺自身に少年との可能性が出る事も暗い事だ。
拒否されないのも暗い事だ。
悪戯された少年が不道徳に甘んじているのはさらにその何倍も暗い事だ。
悪戯された少年に甘く思われたくない。認められるのも求められるのも暗い事に思えるからだ。
タイプの子が、俺から見たそういう暗さに居るのが嫌だ。

今日は午後4時半頃に目が覚めた。
魔が差したのもあり、薄れてきた事で甘く見てた部分もありで、googleでショタを検索した。
少年にまつわる体験談を投稿するサイトに行き着いた。
ショタコンじゃない23歳の男が、電車の中で痴漢されてる中学生くらいの美少年を見て、その少年に関わっていくという話を読んだ。
俺からして、興奮する話でもあった。
その男は、少年が痴漢されているのを助けずに見ている。
男には興味がなかったけど、その少年に対しては興奮したからだと言う。
痴漢があまりに酷くするので少年は悲鳴を上げて気絶する。
痴漢は逃げ出した。
23歳の男が少年を抱きかかえて駅員のところに連れて行く。
そこで駅員から少年に着せるシャツをもらい、目を覚ました少年と喫茶店に行く。
少年は「自分はゲイで、痴漢されるのを待っていた。恋人を探している」みたいな事を男に言う。
男が「そんな危ないことは止めろ」と言うと「もっと酷い目に合わされた事があるから」と言う。
どんな目に合わされた事があるのかを男がしつこく聞く。
この時点で、男はその少年に興奮するようになっている。
少年が携帯でサイトを見せる。自分の体験談を書いたらしい。
23歳の男が投稿したのと同じサイトで、海外留学した時に外人の男にレイプされ続けた話が載っていた。それが原因でゲイになったらしい。
さらに、その外人は自分が少年をレイプしている様子を何枚も写真に撮り、それを日本の少年の実家に送る。
男は「そんなのは犬に噛まれたようなもので、それでも君は綺麗だ。汚れてない」という。さらに「そういう目に合わされた事で変わってしまった自分を受け入れている君は強い」とも言う。「君が探している恋人って、俺なんかでもいいの?」みたいな事も言う。
少年は喜ぶ。
男が「実は、さっき助けようと思えば助けられたのだけど、俺は助けたかったんじゃなくて君がされているのを見ていたかった」と言う。
少年は一瞬悲しそうな顔をしながらも、今日は暇だから男の家に遊びに行きたいと言う。
男が「家族にちゃんと言ってからにしろよ」と言う。少年が家に電話して、家族が男を家に招待したがっているという事になった。
少年の妹が「兄貴は小さい頃から綺麗で、昔からよく男にからかわれてた」と言う。
男が「こんな事があって、辛かったね」と妹に言うと、「ううん、おもろいよ。兄貴がこんなハズイ目に合わされたなんてさ」と言う。妹は面白がって、友達に少年がレイプされてる写真を見せたりもしているそうだ。
男は「これは家族の問題だから、自分が怒る事じゃない」と考えて黙っている。
父親が「息子をどうかよろしくお願いします」と言う。
少年の家族は、少年がどういうつもりでその男を家に連れてきたのか、全て理解した上でそんな事を言う。
少年の家を出て、男と少年が男の車に乗り込む。
男の家に向かう途中で「俺は君を犯す事になるけど、決して君の心を踏み荒らすような事はしない」と言う。
少年が「・・・うん」と返事をする。「○○さんだったら嫌じゃないから」とも言った。
そして男の家に着き、男は少年に触ったりする。少年もまんざらでもないようで、それを受け入れて楽しんでいる。
文章の終わりで、そのサイトに投稿した男が「皆さんにも素敵な出会いがある事を願ってます」みたいに書いていた。
全部ノンフィクションだ。
まるで「良い話」であるかのようだ。
それを良い話であると捉える全てが嫌に感じた。
気分が重い・・・
そんな目に合わされたのに、男の性欲を受け入れようとする少年が嫌だ。
どんな過去があっても、合意ならそういう事をするのも正しいんだと思わせるような雰囲気が嫌だ。
家族も、少年がそういう意思を持った男に連れられていくのを「息子が望んでる事だから」みたいに認めているのが嫌だ。
自分を助けず、興奮したいためにずっとその光景を眺めていたという男の気持ちを少年が認めているのも嫌だった。
少年が自分が悪戯されてきた事を受け入れている事も、「そんなの関係ない」みたいに言って、自分も同じ事を少年にしようとする男も、それを喜ぶ少年も全部が嫌に感じた。
じゃあ、少年がそれが原因で望むようになってるのに、俺ならどうすればいいんだろう。だからって、少年が女を求めるようになるのも嫌だし。原因が原因なのに男を求めるようになった少年はもっと嫌だし。
どうすればいいんだろう、と考えていて何か自然に泣けてきた。
俺はそういうのは絶対に受け入れたくない。受け入れるのが正しいとされるのも絶対に嫌だ。
これを読んでいて、もう少年と恋愛したいという気持ちはなくなった。
この話に、俺が納得できるような事は一つもなかった。
少年に対する後ろめたさも、少年がそれを認める事で余計に強くなる。
俺が最低に思ったり後ろめたく感じたりするような感情を、少年が受け入れたりするのは見たくない。悪戯されたような子ならなおさらだ。
何か、やり場のない気持ちに取り憑かれる・・・・・・
自分が何を望むのか分からない。
少年に対して納得できるような事も、望めるような事もなくなって、もう嫌な事しか感じられなくなってしまったのかもしれない。
求める気持ちと保護欲が、以前みたいに自分の中に同居させる事が出来なくなった。
それらを嫌に感じる事も、あの子に言わせれば「好きな相手にだったら誰でも感じる普通の気持ち」

グダーっとなって色々考えているうちにあの子が頭に浮かんできた。白昼夢みたいな感じで。
「好きな人が出来たので、その人と付き合う事にしました」と言ってきた。
悪戯された少年だとしても、その子が男を求めるんなら俺に止める権利はないんだろうな、と思った。
俺が権利を持っているのは、悪戯された上での少年を、喜んだり受け入れたりする奴の1人にならない事だけだろう。
それから、俺はあの子に「もう2度と姿を見せないでくれ」みたいな事を言った。
そこで覚めた。
何だか寂しい感じもしたけど、あの子の事を考えると「どうにもならない」という気持ちが募るだけでプラスになる事なんて1つもない。



2004年11月27日(土)

数分前、26日の午後23時57分頃。弟がバイトから帰ってきた。
「これ誕生日プレゼント、お返しは期待してへんけど」と言って、俺にマルボロミディアムのタバコ1カートン、ア・ラ・ポテトのうすしお味1袋、ショコラロールというコンビニのケーキをまとめて袋に入れたものをくれた。
誕生日当日じゃなかったけど、結構感動した。いつもは俺が漫画を貸したりしてあげるだけで、向こうからは何も与えてくれない弟なだけに、それがまた嬉しかった。
そういえば、去年はタバコを3箱もらったな。
現在午前0時10分。
誕生日が終わってから24時間経たない午前2時48分までに、ケーキだけは食べておこうかな。

誕生日が終わってから24時間目にあたる2時48分を迎えてから、昨日描こうとして断念した絵を描き始めた。
昨日、失敗する以前よりも上手く描く事ができなかった。
全然別物。俺が漫画のキャラを模写すると、いつもバランスが滅茶苦茶になってしまう。時間をかけて丁寧に描くのと上手く描けるのでは意味が違う。
前者は下手なりに細かいので、見る人間によっては上手く見える場合もある。俺は前者。
どうせただの暇つぶしでしかないけど。悩みのうちにも入らないな。
現在午前5時41分。



今日は午後5時過ぎに目が覚めた。
絶対にあってほしくないような出来事もあったのに、今自分は全然違うところにいるんだな、と感じて嫌になった。
以前の自分なら、こうやって軽い気持ちでいる事さえも心底憎んでいたというのに。
今、自分が何をどう誤魔化しているのかもハッキリさせない。
どうでもよく思おうとしたり、俺は不謹慎になりすぎた、と思う。

息が詰まる。
何するのもめんどくさい。
人生を送っていく事のくだらなさみたいなものが意識されて、何もせずに横になってるだけでも苦痛に感じる。



2004年11月26日(金)

全部がどうでもよく感じられて、そのどうでもよさに耐えられない感じだ。
好きな対象が居ると、それによって人生が方向づけられる気がする。
その方向づけが何だか息苦しくて、自分でも避けてる部分もあるのだろうか。
前はすでにそういう方向が自然だったから何の抵抗もなかっただけで。
全部興味ないから終わらせてくれ、という気分だ。
人生終わりたい。
現在午前2時1分。
2時48分で正式に誕生日が終わるわけだが、その時間を慈しみたいと思いながらも、何だか面倒な気分になって、一方で早く時間が着てくれとも感じてしまう。誕生日に対してあまりに冒涜してるような気分になってしまって、それがまた少しだけ後ろめたかったりする。

1分前。

午前2時48分ジャスト。

49分。終了。

ただのこだわりなのに毎年毎年、この年になってまで神経質になって、何だか馬鹿みたいに感じる。

絵を描こうと思って漫画に出てくる少年をずっと見ていた。
見ながらそれを描き写していくのだが、機能のヘルプを見ようとした時にGoogleのバーにロックされてしまった。ロックを解除しようとしたら画面が更新されてしまって、それまで描いていたものが全て消えてしまった。
もう一度描こうとしても上手くいかない。さらにもう一度描こうとしても上手くいかない。バランスが悪くなる。
同じものを同じ日に描こうというのは無理があるのだろうか。
でも、そうやって試行錯誤している間ずっとそのキャラクターを眺めていたので、何とも言えない強い感覚がこみ上げてきた。欲求とはまた違っていた。
ハッキリしているのは俺がその対象に強く関心を惹かれたという事だけで、自分が少年をどうしたいのかがハッキリしない。
自分のものにしたいのか、支配してみたいのか、なりたいのか、とり込みたいのか。どれも合ってるようで違っている。
ただ、誰にも触れさせたくないんだ、というのは分かる。
恋愛感情って、相手をどうしたいと感じるものなのかハッキリしない。
無理に「こういう風な関係になりたいんだ」と納得させる事で、その曖昧な感覚を強制的に一つの方向に持っていき、その通りになる事で満足してみせる、とかそういう事なのだろうか。
本当はあやふやな癖、「こうなんだ」と思い込む事でまるで本当に自分が最初からそれを望んでいたかのような感覚になったり。
自分が強く惹きつけられる対象に対して何を望むのか全然ハッキリしなくて気持ちが悪い。落ちつかない。
「誰にも手出しさせたくない」という感覚だけは人一倍強かったのは覚えている。それだけだろうか?
誰も手出しできない風にできれば、そこで俺の満足は終わっていたのだろうか。
俺の目的は、その対象に対して絶対的な安心感を得る事で「これでいいのだ」と満足する事。そういう可能性が全くないのだ、という事を信じ込む事ができればそれで安心。
それ以外の少年に対するあやふやな感覚も、全ておざなりにしても「善いんだ」と自分自身を納得させるためのものだったのかもしれない。
得体の知れない感覚に決着をつけされる事。そんな感覚にわずらわされたくない。そういう意識が出発点だったような気もする。
そうやって安心して見せる事で訳の分からない感情を封じ込める事ができる、とかそれが望みだったのかな。
洗面所に行くと親父と遭遇した。
「22歳なったん?」と言われた。「知らんかったん?昨日誕生日やで」と答えた。
「知らんかったわ」と言われた。
今年は家族にさえも「おめでとう」を言われなかった。
メッセの子だけは何度も言ってくれたけど。
現在午前4時41分。落ち着かなくて眠れない。

大学の園芸部に入っていて、部活の後輩に対して自分の事を「先生は」という変な男がいた。その大学というのが俺の通っている大学なのだ。
そいつは、自分よりも園芸暦の長い、俺から見て思いっきりタイプの実年齢が中学生の少年を「師匠」と崇めている。その師匠は体が弱く、その男と居る時もとても苦しそうだ。
少年も何故か学校の帰り道を男と一緒に歩いている。
男が少年に何かの約束を嬉しそうに取り付ける。それが原因なのか、少年はその約束の日の前に他界してしまう。
同じ場所だけど、別の時間。
デスノートに出てくるライトとレムが、俺の大学の帰り道を歩いてくる。
ライトがレムに「ミサが捕まったのは自分のせいだ。どうか僕を殴ってくれ」と言うと、レムが「そんな事より助け出す事を考えろ。もっと堂々と歩け」と答える。
ライトが「ふっ、僕もそう思っていたところだ」と言う。
その時ライトに呪いが降りかかり、レムが「今こいつを死なせたらミサを助けられなくなる」とかで身代わりになり、灰に変わる。
学校へ向かう方向にさっきの園芸男が慌てながら走ってきて、その灰をつかんで走り去っていく。
「これで立派な墓を作ってやれる」と、とても嬉しそうだ。
少年が死んだ事にも悲しまず、自分が立派な墓を立ててやるんだという自己満足に喜んでいる。何だこいつは、と思った。
俺の視点は、常にその場所が見える位置に固定されていた。
そんな夢を見た。
午前11時前に目が覚めた。

授業には3限目の彫刻から参加した。
もう、合意でも少年と恋愛するのも善しとは思えないだろうなと考えた。
悪戯された子がした奴をかばったりするのを見ると、いくらそういう子の意思だろうが正しいとは思えない。
例外が生まれたから、そういう子でも正しいとは限らないのだ、となった。
悪戯された子の場合だからだろう、と考えて除外しようとしても、やっぱりそういう子だからと正しく感じる事はできなくなった。
以前なら、少年の意志で近づいてくるのならそれは「善し」なんだ、と思っていたけどもう違う。例え少年の方から近づいてきたとしても、例えその少年が悪戯されてなかったとしても、もう俺は「善し」と思って受け入れられるとは思えない。
自分で少年に考えを改めるように奨めて拒否するんだ、というのが目に見える。
あの子と知り合う数ヶ月前に一度はふっきれた事なのに、また同じ事で絶望感を味わう事になってしまった。
欲求過多の時、少年に対する最大の孝行は求めない事だ、と感じた。
満たさない事、欲望を押さえ込む事が最大の事だ、と。
だからそれは「善い事」なのに、少年は汚い奴らに悪戯される。許せない。
そういう子だからと絶対的に正しく感じる事が出来なくなった今、俺が少年に対して望んでいいことは悪戯されてない事だけだ。それ以外を望む事は「善し」じゃない。
俺以外の奴らも少年に手を出さなければ、俺も苦痛に感じないのに・・
俺がそうやって判断して押さえ込んでいる事を、俺よりも年を食った汚い奴らが実行しているのが許せない・・・
俺よりも年を食ったオジンが、俺から見ても年下の子に悪戯するなんてありえないだろ・・・
何なんだあいつらは・・・・未成年の小さい子に手を出して・・・・
反省どころか言い訳までするだろ?マジで死ねよ・・・
しかもそんな奴らをかばったりして、、もう滅茶苦茶だ・・
人生って長いんだよな。何で早く終わってくれないんだろう。
もう嫌だ・・・・・・・
今日もゴリゴリ数時間木を彫り続けた。
授業が終わる1時間前になって「今日は早く片付けて、前期課題の学評会をする」となった。
俺は前期課題を仕上げてないので、そのまま一人だけ帰ってきた。
帰りにラブコンの8巻を買った。
主人公の女が少年と両思いになれたと喜んでいた。喜んで善いことじゃないのに、と感じた。

2chのデスノートスレを見てみると、どこかの馬鹿がネタバレを貼っていた。
誰が第3のキラなのか次週を楽しみにしていたのに、もう誰がキラなのか分かってしまった。ガッカリだ。
PCをリカバリした。
昨日晩飯に鶏肉のコーラ煮が出たのだが、普段でも出そうなオカズだったので「早く食べ終わろう」という感じで食べてしまった。
さっき親に「昨日の肉って誕生日だから?」と聞いてみると「そうやで」と答えられた。
それを知って、何も考えずに早く食べ終わろうと焦って食べてしまった事に後悔した。
せっかく誕生日用だったのに、もっと味わって大事に食べればよかった・・
そういえば、いつもより多くて5本もあったんだよな・・

今日の晩飯は昨日と同じ鶏肉だった。
今日は、昨日のために用意されたものなんだと実感しながら食べたので、これでチャラにできそうだ。
昨日のサラダがなかっただけで、鶏肉とグラタンでメニューは全く同じだった。サラダの代わりがふりかけか。
金八を見た。来週の予告で少し嫌な気分になった。



2004年11月25日(木)

21が終わるってのをハッキリ意識できないまま終わってしまった。
残念だ。とりあえず22歳。
昔から時間の区切りには特に神経質になる事が多かった。
子供の頃なんかは「誕生日になって今で何時間何分、終わってから何時間何分」と、一週間くらい数え続ける事も珍しくなかったくらいだ。
こういう意味での神経質さは今になっても変わらない。

2時48分になるまでは、本当の意味で俺は22歳になっていない。
まだ21歳だ。
でも、頭が寝ぼけ過ぎててふらふらだ。何も実感できない。
そしたらメッセの子が眠気覚ましに怖い話をし始めた。
俺も自分が知っている呪い系の話をした。
「けんすけさん」と言って、ジャンプで昔連載されていたぬ〜べ〜に出てきたブキミちゃんの類の話だ。
話してて自分で鳥肌が立つ思いだ。
話し終わったところで、いきなりメールが来た。
メッセの子からで、おどろおどろしい着メロが添えつけられていた。
「俺、そんなの送ってませんよ?」とずっとシラを切りとおされた。
眠気が完全に覚めてくれた。

ちょうど生まれた時間の2時48分。
46分から去年あの子からもらったメッセージを読み始め、それを読みながら誕生日を迎える事にした。
あの子に祝ってもらった21歳も終わったのだ、とただの自己満足の儀式みたいなもので、そうする事自体にあまり内容は感じられなかったけど。
現在2時54分。
とりあえず、自分自身に対して「何も考えずに無駄に誕生日を迎えたわけじゃないんだ」という言い訳のための儀式も終わったし、そろそろ眠る事にしよう。

今日は午前10時頃に目が覚めた。
そのまま二度寝してしまって、次に目が覚めたのは午後4時前だった。
今日はくらいはちゃんと学校に行きたかった、と後悔する。
誕生日だし、普段とは違う心持で授業を受ける事もできたかもしれない。
それに、今日は彫刻の授業もあったわけだし。
昨日パソコンを付けたまま眠っていたので、夢の中にまでタイタニックのMIDIが聞こえてきていた。

パソコンのセットアップで、使用者欄に本名を入れてしまった。
初心者スレで質問しようにも、ホスト規制で2chに書き込む事ができない。
代理で質問スレに投稿してもらったけど、言われた通りのやり方を試してみても解決しない。色々面倒だな。
またリカバリしてセットアップし直さないといけないのだろうか。
母親が誕生日用のケーキを作ってくれた。
ケーキの生地がなかったとの事で、カステラを使った。とても甘い。
一応ケーキの写真も撮っておいた。
現在午前23時17分。
あまり誕生日気分を実感する事が出来なかったのが残念だ。
あと43分で終わってしまう。



2004年11月24日(水)

昨日眠る前にメッセの子から、俺がメッセの子の夢を見た同じ日に、俺の部屋に遊びに行った夢を見たと言われた。俺が見たのはのど飴の夢だ。しかも場所は俺の部屋。
見た日も場所も同じなんて珍しいな。
メッセの子が出てくる夢を見るのなんてめったにないのに、前回その子の夢を見た時も同じように俺が出てきたと言われた。
夢の中の俺は、自分の部屋の窓から飛び降りようとしていて、その子が必死に止めたのだと言う。
それから殺し屋1という漫画を読んだ。22歳は1ともタメだ。
今日は午前9時前に目が覚めた。
寝起きから顔がヒリヒリする。鏡を見ると赤くかぶれていた。
昨日眠る前に食べた古いお茶漬けが原因のアレルギーだろう。
2限目の途中の時間から学校に行った。
教室は無人だった。掲示板を見に行くと、1、2限目は大阪の美術館への見学授業だとの事だった。俺は美術科なのに見学授業は休んでばかり。一年半は見学授業をサボリ続けてる気がする。
昨日から4時間ほどしか眠ってないので、そのまま眠る事にした。
3限目も4限目も眠り続けた。21歳最後ね授業なのに、今日は全く授業をまともに受けていない。
マガジン新連載の漫画に出てくる、椋鳥かおるという男の子が可愛すぎる。最初は亜紀人みたいなキャラだった。
他の漫画で使われてる造語を使うなら「もう、キュン死にするわ」って感じだ。
授業が終わって、帰る前に図書館で映画でも見ようかと思ったけど、眠かったからそのまま帰った。
ちょうど一年前の日は、あの話を聞かされた後だったけど、まだあの子と関わっていたんだな。
調べたら、去年の祝日は23日じゃなく、24日だったようだ。それも、ちょうど一年前のこの日だな。

午後7時半頃、俺が仮眠をとろうとしていた時、母親が俺の部屋に来て「パソコン直ったみたいやで」と言ってきた。
店は8時までだ。
日記で「あと〜分で誕生日」とか、去年も一昨年もやっていたのでギリギリで間に合ったな。
眠くて眠くて頭がボケボケだったけど、そのまま店までパソコンを取りに行った。
帰り道を歩いていると、国道の車から呼びかけられた。
「○○や○○や」とか言ってくるので近づいていくと、中に二人乗っていて、そのうちの一人に「俺俺」とか言われた。
最初誰だか分からずに、何となく「工藤さんですか?」と聞いてみた。
「ワレしばくぞ、工藤って誰やねん!小学校の時一緒やったやん」と言われた。
それで顔は思い出せたのだが、名前が浮かんでこなかった。
それから少し世間話みたいになり、そいつが「じゃあな」と言って走り出そうとした時、いきなり浮かんできて「もしかして長瀬ちゃう?」と聞くと「そうそうそうそう!」と言いながら走り出していった。
帰国子女で、小学校の頃は大人しそうな感じだったのに、何だかヤンキー入ってたな。
俺は対人恐怖症っぽいところもあるのに、昔の知り合いだと結構普通に話せるんだな、と少し不思議に思った。足が竦んだりも全然なかった。
それにしても、同級生が車に乗っているのを初めて見た。
俺は車の免許は取っていない。
因みに今はパソコンからの書き込みで、キーボードやマウスに不慣れな感じだ。
ずっと弟のパソコンを使ってたからな。

あと56分で21歳が終わってしまう。
21という数字は結構気に入っていたのに残念だ。

寝ぼけてて、早く寝たさに「もう早く終わってくれ」とか思ってしまう。
日にちを越えるのもただの形式的な儀式で、とかそんな感覚だ。
もっと昼寝とかしとけばよかった、と後で後悔するんだろうな。あと16分。

あと1分。



2004年11月23日(火)

今日は午後3時頃に目が覚めた。
今日は労働感謝の日、とかで祝日だ。
BB弾が切れると水鉄砲になるエアガンや弟の友達が出てくる夢を見た。
訳の分からない夢だったけど、目が覚めてからまた夢に戻りたくなった。
俺も明後日で22か。
もうすぐ21歳も終わってしまう。
21歳はクラウドとタメ年、22歳は最遊紀の悟浄、八戒と同じ。
昔から自分の年を知ってるキャラとなぞる事が多かったな。一年もあっという間だ。
そういえば、去年も23日は休みだったなと思い出した気分になった。
デスノートの4巻とシガテラの3巻がファイルで落ちた。
シガテラは昨日古本屋で読んだばかりなのでデスノートの方を読んだ。
それから弟のパソコンでメッセを立ち上げ、メッセの子を弟のパソコン用のメッセに登録して、久しぶりにメッセの子とメッセで話した。
いつもみたいにYahoo!じゃないけど。
今日はあまり考える事をしなかった。

何か、誕生日が来るんだって実感が全然沸かない。
現在午後11時40分。
あと24時間ちょっとで21歳の時期が終わるというのに、実感がないせいか今の時間を大切に感じる事ができない。残念だ・・
少年を慈しむ、大切な時間を慈しむ、戻らないものを慈しむ、そういう感覚が欠如してきてるようで何だか嫌だな。
自分が今人生を送っているんだ、という現実感が沸いてこない。



2004年11月22日(月)

昨日から徹夜のまま学校へ行った。
デスノートの続きが気になっていたので、昼休みに静かな場所を探した。
読もうとしたら、それまで静かだった教室にグループが入ってきた。しかも、俺以外だれもいなかった教室なのに、俺の真横と真後ろの席に座り出す。
耳元でベチャベチャと大声で馬鹿話しを始めた。
お前の唾が俺の耳にかかってるっちゅうねん。
うざかったから俺だけ4席ほど前に移動した。
それでもまだうるさかったので静かな教室を探してそこに移った。
今度は女グループが入ってきて騒ぎ出した。手足をバタつかせたり机をバンバン叩いたり、オーバーアクションで騒ぐ自分を可愛いとか思って意識してやってるんだろうな。
うざかったので、また教室を出た。
廊下の方が静かだったので、そこで読む事にした。
放送で聴き覚えのある曲が流れてきた。インタビューウィズバンパイアという映画のエンディングだ。
結局、昼休みだけで五回は移動した。
睡眠は授業中や休み時間に取った。
5時限目の心理学関係の授業に行くと、今日がテストだとの事だった。授業は全然聞いてないけど、知ってる言葉が二問ほどあったので、それだけ説明できた。
帰りに古本屋でシガテラの3巻を読んだ。
少しゾクッとする痛い話しだったけど、少年の事で考えたら森の狼は正しいと思う。
家に帰る時、歩道橋を渡っていると、向こうの階段を高校生が登ってくる。
紺色の制服にクリーム色のマフラーで鼻から下が隠れ、黒色のサラサラ髪。
すれ違った時女の子かなと思った。
振り返ってみるとズボンだった。紺色の学ランだ。
並んだわけじゃないから分からないけど、小さかったかもしれない。
空は暗かったけど、少年の後ろのライトが逆光になり、マフラーで寒さを凌ぎながら登ってくる、見るからに華奢で純潔そうな学ランのサラサラ少年の雰囲気に惹かれた。
少年への憧れが強くなる・・・
寒そうなその少年が家に着いたら、暖かいシチューやらスープが待ってたりするんだろうなと、そんな光景を思い浮かべた。あんな子は絶対に安全で暖かい環境で保護されてないといけない。

何か、また遊び絵を描くのにハマってきた。



2004年11月21日(日)

昨日はずっと弟のパソコンの前でウェブ検索したり漫画絵を描いたりして過ごした。
微笑ましい話を聞いた。
俺からして、タイプの子とタイプの子が恋愛しているという話だ。
タイプの子同士だと汚されない。誰にも邪魔する権利なんてないし、ハタから見てても凄く良い。これこそ本当のボーイズラブだ。
ショタコンの入る隙間なんて欠片もない。
一人で勝手に感動してしまった。住む世界が違いすぎる。
俺は絶対タイプの子には釣り合わない。こういう話を聞くと、俺がタイプの子と恋愛できないのも当然だなと吹っ切れる。嫉妬のしようもない訳だし。
むしろ応援したい気分にさせてくれる。
ただ、俺と同じようにタイプの子に釣り合わないショタコン野郎がタイプの子に手を出すのだけは、俺にとって他の何より許せない。
しかも、それが俺より年を食った親父ならなおさらだ。
たとえイケメンと呼ばれる人種だろうと釣り合わないし許せないのだから当然だ。
これは嫉妬なんてレベルの話じゃない。
俺が心底望むのは少年の幸せよりも純潔だ。少年の幸せとかは二の次だ。
それがちゃんとしてない限り他の事は望めない。
タイプの子同士なら問題ないしショックもないしむしろ嬉しい。
それ以外の奴が手を出した、それどころか悪戯するなんて絶対に許せない。身の程を知りやがれ糞共が。
たとえ合意だろうと認めない。自分も同じように手を出せば苦しまなくて済むとか言ったり思ってる奴等も死んじまえ。散々別の意見で引っ張っておきながら、最終的に「ただ好きなだけで何が悪い」とか開き直る口臭い親父、お前も死ね。
お得意の御都合主義うたって、反論できなくなれば俺の言い回しパクッて返すしかできない詭弁者共が。最初から開き直る救いのないゴミもいたっけな。お前の一生かけたって少年の純潔は賄えない。
タイプの子と比較するなら、どんな人間だろうが価値を持たない。最底辺のショタコンなんてゴミ中のゴミだ。俺は俺より卑しい奴が許せない。
その癖自己嫌悪も持たないんだよな。俺は自分を嫌悪するけど、それ以上にお前達を嫌悪する。
鬼の首でも取ったかのように、自分も同じショタコンだろ?なんて言われても、そんな言葉でショタコンを責めるのを止めるほど自分を特別大事に思ってないから。
だから何?て感じでショタコン否定を止める理由にはならない。

今日は午後2時過ぎくらいに目が覚めた。
以前なら、タイプの子に嫌悪されないんだ、というのは喜びだった。
それで人生が明るくなったり、希望が見える事もあったし。
でも、あの子の事があってから、タイプの子から嫌悪されない事や否定されない事が嫌なものに変わった。迂闊に喜んで善い事じゃない。
逆に、何で少年を汚すような人種を少年自身が嫌悪しないんだ、と嫌になる。
もう、以前のように素直に喜んだりする事は出来なくなった。嫌われてないと気が済まない。
タイプの子に認められてるんだと思うと、例えそれが他のショタコンじゃなくて俺だったとしても、少年が俺の価値観に反する、まるで自分が悪戯される事を少年自身が肯定しているような印象を受けて、少し恐ろしいような絶望的な気分になる。その感覚は、あの子の事がある以前に、好きな子が誰かと恋愛している可能性を思い浮かべる感覚に似ている。止めてほしい。
自分が認められる=少年がショタコンを認める=少年自身が汚される事を否定しない。もう、そういう風な感覚で固まっている。
俺の中で、自分だからという風に例外には入らなくなった。
昔は、普通の男女が恋愛してるように少年と恋愛できる世の中になればな、とか考える事が多かった。今はそれが絶対に嫌だ。
タイプの少年が普通に年上の男と接している様子を見かけて、自分に可能性が見えそうになると、何でそんなに無防備なんだと落ち込む事が多くなった。少年が自分を認める=安心の逆だ。あの子と知り合う以前なら、さらにそのまた逆だった。
タイプの少年を思い浮かべる時、自分から見ての俺は他人になった感覚だ。
自分に対して嫉妬するのか。自分が少年に気遣われたりするのが許せないのか。他のショタコンと同じように、その可能性を認めたくなかったり。どうしても邪魔してやりたくなる。少年が汚されたり悪戯されたりしない事、以上に望めるものは何もない。される可能性が連想されそうな出来事も絶望的だ。

俺が一番金を使う事が多いのが漫画だけど、最近小遣いだけじゃタバコ代もギリギリになってきた。
新しい漫画でもMXで出回っているので、これからは何となく続きが読みたい、程度の漫画だったら買わずにMXで探す事にした。
何で今までそうしなかったんだろう。タダで漫画が読み放題だ。
シガテラと莫逆家族の新刊が欲しい。
「ライフイズビューティフル」という映画が落ちたので少しだけ観た。
昔観た時は爆笑ものだったけど、今観てみるとそうでもない。



2004年11月20日(土)

俺が日記とかで散々辛辣な事が言えるのも、別に「嫌われるべきだから」という意識から、自分を酷い奴に見せかけるために自分の感情を悪い風に偽ってる、という訳じゃ全然ない。
少年に対して「嫌われてもいい」とか「むしろ嫌わるべき」という意識が強くなったから、好きな子に好かれたい時なら絶対隠しておきたいような感情を遠慮なく全面に押し出す事に躊躇がないだけで、その時々に吐き出す少年全般やあの子に対する酷い言葉も全て俺の本音だ。
そういう意気込みで吐き出すようになってから、咳を切ったように俺の中のあの子に対する不満もエスカレートするようになってきたように思う。
こうなったらとことん辛辣になってやろうかなとか思えてくる。
頭の中で毎日あの子と口論してる。
悪戯されてる時点でその子の言葉に力はないし、その子の価値観の中に俺の考えとかぶるものがあった場合、俺はその価値観も全否定して頭の中から打ち消さなくてはいけなくなる。悪戯されて、それでも求める子の考えなんか認めたくないし。どんな意見だろうが、それを言う人間性や動機によって、内容問わず俺の中では全否定か全肯定かに分かれる事が多いのだ。例えば、軽んじてる奴や卑しい奴がどんな意見を出そうとも、発言動機が卑しかったり軽はずみだったりする訳だから、どんなもっともらしい言葉を出そうが俺の中では×なのだ。
悪戯されてる子にも当てはまる。
自分が悪戯されてるのにそれらを許したりする子の価値観からくる言葉なんか絶対認めたくないし聞きたくもない。
「リュカさんの役に立てたら」とか言ってくれたりしてたけど、それどころの話じゃないじゃん。
あの子に会う前、鬱に苦しんでいた頃だって、少年への感情や価値観捨てれば鬱だけはなくなってくれるだろう、なんて事は百も承知。
でも、俺はそれが絶対嫌だったし認めたくなかったし許せない方法だと感じてたから、なんとかそれらを捨てない上での楽になれる方法を模索したりしてたんだ。
だから、あの子へのショックで価値観や感情壊れて今鬱がなくなったからと言って、そんなのありがたい事じゃ全然ない。
俺はいつもどこかであの子を責めてる。
悪戯されてもショタが好き、だったら最初から俺に声なんかかけないでほしかった。
俺をどんな奴だと思ってたんだろ。そんなに窒息させたいの?
勝手に幻滅でも何でもしてくれればいいじゃん。

今日は午後12時半頃に目が覚めた。
それから、またしばらくボーっとしたり少年を浮かべたりしながら横になっていた。
タイプの子に対して以前のような感覚で見れるようになったら、今のように納得できないとかそれどころの軽い感覚じゃなくなるんだろうな。
タイプの子に関するどんな事に対しても、言葉で表しきれないほど大きなものがこみ上げて、今のように冷静に「悪戯どうこう」と軽い言葉でくくってしまうのも許せない、延々と叫び散らしてもまだ足りない、とかそういう感じだったように思う。
今じゃただのストレスでしかないものが、全身を掻き毟りたいような目玉が顔から飛び出すような全身を突き抜けるような耐えられないような衝撃に頻繁に付きまとわれて、と以前の感覚でタイプの子が悪戯されるというのはそれほどの出来事だった。
どちらにしろ今の自分の状態にもうんざりだけど。
中途半端すぎてハッキリしない。
ヌカに釘、みたいでどれだけ考えても自分の中で手ごたえがない。



2004年11月19日(金)

今日は午後12時半頃に目が覚めた。
まあまあ楽しい夢を見た気がする。
それから2時間近くボーっとしていた。
タイプの子の事を考えても、人生の事を考えても、ふてくされた気分にしかなれない。
くっだらねくっだらねくっだらね。全部が憎い。死んでしまえ。
早く終わらせたい。

学校へは行ったけど授業は受けなかった。
「千と千尋の神隠し」を観た。
金曜の授業はサボってばかりだな。
途中でカバンから水筒のお茶が漏れている事に気づいた。
半分くらい観たところで、ブラウン管越しに俺のすぐ隣に警備員の爺さんが突っ立っている事に気づいた。
少し驚いて「何ですか?」と聞くと「いや、この映画観に行ったから。宮崎や」とか言われた。
全部見終わって図書館を出ると外は暗くなっていた。
映画は面白かったと思う。
あの子が悪戯されたのを俺が受け入れないのは酷いのか?何で酷いんだろう。差別って事になるのかな?自分からそいつに着いて行く事選んだりして、俺がそれ受け入れないの別に酷くないじゃん。とか、そんな事が頭に浮かんでいた。
帰り道も何もかもが中途半端に嫌だった。何がどう嫌なのか説明するのもめんどくさい。
特別だと思える存在を通して、嫌なものもくだらないものも魅力のあるものに思えたらな、というのももう叶わない。そういう価値観消えたから。
くだらないものはくだらないまま。嫌なものは嫌なもののままだ。
最高と最悪の差が「悪戯されてる」で区切られる。
悪戯されてなくて両思いならそれは最高だけど、悪戯された上での感情だったんだと分かると、いくら気遣ってもらっても最悪のままだ。
その差も紙一重なんてものじゃないな。
悪戯されてる可能性なんて万に一つもないはずだったし。
俺の中の条件も「悪戯されてない事」とかなり低めに設定されてたのに、その低めの条件に限ってことごとく破られて。あー悔し。



2004年11月18日(木)

今日は午前9時頃に目が覚めた。
1時間ほどベッドに横になってボーっとしていた。
それから30分ほどコラ漫画を読んだ。
授業は1時限からだったけど、学校へは午後から行った。
昼休みから4時限の授業が終わるまで、ずっと憂鬱が続いていた。
ショタコン野郎が、もう泣き叫びたいほどに憎い。
俺はもう、タイプの子の考えが絶対なんだ、という感情は持っていない。
タイプの子とデートしてるような妄想をしたけど、そんな妄想に浸る事さえ躊躇われる。
「あんなに男の子が大好きでたまらなかったのに・・・」と、悔しくて悔しくて、もう泣き出したい気分になった。
男の子に感情を持たれた時、もう以前ほど感情を持てていないんだと思われるのが嫌で、だからと言って前と同じようにそういう子が好きでたまらないんだと勘違いされるのも嫌で、自分がどうしたら納得できるのか分からなくてパニクってくる。
あの子に対しても、俺の中では完全に納得できない存在になってるし、何でそこまでショタ野郎をかばいたいんだろうと考えると、存在そのものを頭から閉め出すしかなくなってくる。
あの子がどんな嬉しい感情を持ってくれても、何かを言ってくれて俺がそれをどんなに嬉しく感じる事が出来たとしても、あの子が悪戯された事実をチャラにはできない。
俺自身があの子をどれだけ喜べても、俺にとってのあの子の存在は一生マイナスであり続ける。
今まで何人かタイプの子の方から感情を持ってくれた事があったけど、タイプの子は誰かに悪戯されたという過去を持たない限り、俺の事を好きになってはくれない・・・・・

今日は一日息苦しい。
ちゃんと気遣う事が出来なくなって以来、余裕がある日も多いけど、余裕があったらあったで、タイプの子がそれだけの目に合わされてる上で余裕を持ってる自分自身がまた許せなかったり。
どういう風に思う事が正しいのだろう。
正しいだけで、俺自身が納得できなければ意味もないけど。
結局何年考え続けても何ひとつ納得できた気がしない。
このまま考え続けてもあやふやになっていくだけだろうというのが分かるので、といって考えるのを辞めるのも納得できないし。
そもそもタイプの子が悪戯されるってのは俺の中じゃ絶対にありえない事だったし、最初から価値観の限界を超えている。
どうなりようもない。
だから「絶対にない」じゃないといけなかったのに、もう嫌だ。
悪戯されて、さらに悪戯する奴をかばって、悪戯するような奴を好きになって。これじゃ、いくら好きだと思ってくれていても、俺からしたら干渉のしようがなくなる。
どっちにしろ、その子がショタに悪戯された事と俺自身がショタである時点で、それまで持ち続けていた価値観を通して納得して受け入れようがなくなったけど。
悪戯されずにショタの自分を好きになってくれてたら喜べた。
今の状態じゃ、悪戯されてない子と関わる機会があって向こうから感情を持ってくれるような事があったとしても「以前だったら死ぬほど喜べただろうけど今の感覚じゃ中途半端すぎて、本当ならこれの何倍も嬉しいのに同じ条件で今同じように喜べないのが悔しい」とかで、それがまた嫌になって・・・とそんな感じだろうな。
最初から少年に悪戯されてて欲しくないのも全部自分のためだったけど、あの子の話があって薄れて以来、もう微塵もタイプの子を思いやれてないよなと感じる。

それまでに築き上げてきた価値観とか少年への感情や思い込み、告白されてさらに悪戯されてた事とか、それからの心境の変化とか色々、例えてみたら「不発に終わってそこで弾切れ」
最初からそれ以上の存在はない、とか最大の価値みたいに思ってたから、それがうやむやになった時点でもう人生の意味とか価値とか全部グチャグチャ。



2004年11月17日(水)

今日は午前9時前に目が覚めた。
メッセの子が出てくる夢を見た。
俺の机の上に集まっているのど飴をやたら欲しがっていて、何だかそれが可愛かった。
現実には、その子が何度も悪戯されているのを聞いているうち、俺はその子を可愛いと感じる事を、もう随分前から辞めている。それには俺自身の意志も含まれるのだが。
悪戯されてなければどれだけありがたい存在だろう。
数年前まで俺は、タイプの子に対しては、女について心配しているだけでよかった。
頭の中では想像できても、同性である男がタイプの少年に限ってだけは、やらしい意味では指一本触れられないのだという事を知ってたからだ。
ありえないだろ。女よりもさらに気色悪い大人の男なんかが触るなんて。
でも、俺はそれから、本当におぞましいとしか言いようがない腐った現実を嫌というほど思い知らされた。腐った奴らによってな。
タイプの子に興味を持つ奴がいるせいで、気色悪い奴がタイプの子に興味を持ったというだけのために、タイプの子は気色悪い奴らと関係を持つはめになっている。全然釣り合わない気色悪い中年が少年に興味を持つから、無理矢理でも、どこかでタイプの子が気色悪い奴に悪戯される可能性が発生している。
現実には釣り合わな過ぎて、そういう奴らがいくらタイプの子に対して興味を持とうが妄想を繰り返そうが、絶対に指一本触れられないはずなのに畜生が!!
そういう奴が興味持つだけで、現実に少年が気色悪い奴らに支配されたりしている。しかも中年だとふざけるな!
もう、俺は以前の1割ほどもタイプの子に対してありがたみを感じる事がなくなった・・・・・

授業は1時限からだったけど、俺は昼から登校した。
情緒不安定で殆どヒステリーみたいな感じで、ずっと横になっていたかった。何度も叫んだ。
学校に居る間にマガジンを読んだ。
「エア・ギア」を読んでいて嫌になった。
最悪の事が連想されて、途中までかなり黒い展開になりそうだった。
以前に聞いた、女に悪戯されるという話も連想された。
これからもうエア・ギア読むの止めようかな、と思うくらい嫌だった。
授業中だったけど叫びたくなった。
それから頭の中を色々な考えが駆け巡った。
どうなってて欲しいんだろう。どうなれば安心できるんだろう。俺はどうしたいのか。何を望んでるのかどうなりたいのか。俺が安心できるような安定なんか、現実には絶対に通らないものなのだろうか。もしも繋がりそうなもの全てから遠ざける事ができたとしても、それはそれで少年の人生を縛りまくってしまう事になる。結局どうなのか。どうやったらもう心配しなくてよくなるのか。もう何もかもが嫌だ。
本当にそんな事ばかりがずっと頭の中でグルグル回っていて、かなり苦痛に感じた。
3時限目の授業が終わり、俺は4時限の授業は受けなかった。
図書館に行って「トマトケチャップ皇帝」という映画を観た。出てくる少年はもちろんタイプの子ではないし、34年も昔の映画だし、何だか変な映画で気持ち悪かった。
家に帰ってエア・ギアスレを読んでみた。
亜紀人やアギトが好きだと言ってる奴らがあの展開を喜んでいる。
好きなキャラのああいう展開を何で嬉しく思えるのか理解できない。
同じショタコンだけど、自分とは全然別のどす黒い人種に見えた。最低だ。

パソコンを修理に出した店に電話した。
一応俺が入っていた5年間保障が効いたらしく、全て無料で直してもらえるとの事だった。
ただ、修理が終わるまで今から10日前後、さらに俺のパソコンの内容が全消去されてしまうらしい。
一応メッセの子との会話、あの子から貰った誕生日メッセージ、他に色々なアカウントとパスワードをコピーしたメモだけバックアップを取ってあるけど、それ以外は全部なくなってしまう。
今日は一日最悪な気分で過ごしてきたけど、今弟の部屋のパソコンでマリスミゼルを聞いていると少し癒された感じになった。
マリスの曲を聴いているとノスタルジックな気分になる事が多い。
俺が少年が好きで好きでたまらなくて、色々楽しい妄想や嬉しい妄想に浸っていた時期によく聴いていたので、その時の感覚が少しだけ蘇ってくる。
妄想の中に出てきた風景や雰囲気、妄想の中だけにしか見る事ができなかったものが次々と浮かんでくる。
激しい曲も良いけど、マリスの中では特に「ma cherie」のような日曜日の終わりのような甘くて優しくてせつない雰囲気のある曲が好きだ。
普段の激しくて不気味な曲とのギャップがあって、その雰囲気が余計に引き立てられている気がする。
俺が始めてMALICE MIZERのCDを手に入れたのは15歳の頃で、たまたまレンタルCDの店に行った時に友達から「これお勧めやからパクっといた方がええで」と勧められただけの事だった。
この頃はマリスとかそういったビジュアル系バンドが大嫌いだった。一応この時期がマリスミゼルの全盛期なのだが。
友達にビジュアル系好きが多くて、誰かの家に遊びに行くと常にそういった曲が流れていた。俺は友達と遊んでいる時も「早く家に帰りたい」とか「眠りたい」とかそういう事ばかり考えていて、周りからはよく「マザコン」とか「帰りたがり」とか言われていた。ただ家に居たいだけで何故マザコン呼ばわりされるのか分からないけど、とにかくビジュアル系バンドの曲を聴くと友達と遊んでいる時の息の詰まるような感覚が蘇ってきて嫌だった。
引きこもり生活から1年ほどした時に、たまたま手元にあったマリスのCDを改めて聴いてみて、良いモノに感じた。
今では一度聴き出すと、このままずっと聴き続けていたいと感じるほど好きになった。
といっても、バンドがけなされたからと逆上するほど信者でもないけど。

ずっと音楽を聴き続けてて、だんだん頭がボーっとしてきた。
ボヤけた状態で、初めてあの子に対して希望が見えた時はどんな気持ちだったかな、と少し思い出してみた。
一番苦しい時期の出来事だった事も影響してか本当に夢心地だったのに、こんな夢みたいな可能性が本当にあっていいのだろうか、とか疑った事にも原因があったりするのだろうか。



2004年11月16日(火)

今日は午前8時頃に目が覚めた。
今までネット上だけででもタイプの少年と関わっていたというのが、もう実感が持てなくなってきた気がする。
好きになってくれていたのも、全部俺の事を極端に良い風に誤解されてるだけなんだ、と思った。
それから、恋愛感情ってどんな感覚だったかなと思い浮かべた。
恋愛、、恋愛、、恋愛、、恋愛・・と入っていって、年下の子とリアルに関わっている様子を浮かべてみた。
そのまましばらく浸り続け、このままずっと枕を抱き続けていたい気分になった。
それから本を読んだ。気分は高揚して落ち着かないままだったけど。
今日で「ジェニィ」を読み終えた。ちょくちょく合間合間に読んでいたので、読み終わるのに随分日にちがかかったな。
今日の授業は昼の3時限目からだった。
学校に着いてみると、今日は3時限目が休講だという事を知った。
まだ落ち着かなくて、ウキウキしたままの状態だった。こんなに心が軽くていいのかな?と後ろめたくなるほどに、今朝の妄想効果が長続きしているようだ。
3時限目が休講なので校内の図書館に行ってみる事にした。今までに入った事がない場所にも入った。図書館内で観る分には、無料で映画のビデオやDVDをレンタルできる。
「マトリックス リローデッド」を借りて観た。4時限目が始まる時間になっても観続けて、映画が終わる頃にはすでに今日の授業は全て終わっている時間だった。
無料だし、明日も何か映画を観よう。良い暇潰し場所が見つかった。
学校を出ても、まだウキウキしたままだった。いい加減このウキウキが不快に思える。落ち着かない。
家に着いて、弟のパソコンでデスノのお絵描き板を見た。
俺と煽り合ってる痛い奴が逆上してて周りから非難されてるのが面白かった。この痛い奴を、漫画に出てくる嫌な奴とかぶせて、俺は火口野郎と呼ぶ事にした。まさにピッタリ。
今日は、まぁ充実した1日だったかな。
それにしても、携帯で日記打つのしんどい。



2004年11月15日(月)

今日は昨日から殆ど徹夜だ。
昨日の夜からずっと布団の上で横になったりしてたけど、全然眠る事が出来なくて、意識を無くしていたのはせいぜい1時間や2時間程度の事だろう。
レスタトが燃えながら天井をハイハイしている夢を見た。レスタトが二匹いたと思う。
少年に関する全てが非現実化していく。
俺が持ってた価値観も、俺が持ってた最大の欲求も、全部が非現実に感じられる。
昨日が大学祭だったので今日は休みだ。
金曜が大学祭の準備で休み、土日が大学祭、今日も休みで、俺からしたら四連休みたいな感じだな。
少年に対して嘗めたいとか触りたいとかいう欲求がある。
俺にとった食べるというのも、とてもリアリティを持ったもので、鬱の要因でもあった。
今は悪戯されてる事の方がリアルだ。
だから、今日の俺は非現実な欲求妄想に逃げ込んだ。
少年を内面からドロドロに溶かし、血やら肉やら体液やらが混じり合って液状化したモノを直に少年の体内からすすって、ひからびさせて支配したいとか、そういう妄想に浸った。
でも、俺は全裸の少年が押し倒されてグチャグチャに殴られて泣いて顔が判別できないくらいに膨れ上がって支配されてる様を浮かべて自慰をした。すする妄想じゃなくて。
少年に恨みなんてかけらもない。逆に、何より大事にされるべきに思うし、傷つけられてほしくない。でも、俺は変態だから少年がいたぶられるのに興奮する。
今日はいつもよりも罪悪感が乏しい。
少年は誰にも渡したくない。
誰にも悪戯されなくて、その上で関わっていけるなら、指一本触れられなくても満たされる。
今日は薄くて、やらしい妄想ばかりしていた。
妄想の中で少年を触っていた。蜘蛛に溶かされてる場面もあった。ゲイシーとかいうオッサンに殴られて泣いてる場面も。高校一年の頃に見た可愛い同級生の裸も思い浮かべた。
腰のあたりの霜降りっぽい肉が食べたい。
今日の俺に同調したり肯定したり軽くみたり甘く考えたり少年より別の事を大事にする奴がいたら許さない。



2004年11月14日(日)

パソコンに吐き出す事で麻痺させてきたような感情がじわじわと襲って来るようになった。
自由に吐き出す機会が無くなってしまったからな。
午前1時頃に目が覚めて、色々少年の事で思い浮かべたりしていた。
漫画を読んで、その中に出てくる事を、俺自身が得られる少年との可能性と重ねて、妙な期待が沸いてくるような妄想に浸ってしまった。
何も知らなかった頃ならそれでもよかった。妄想の中でワクワクしたり楽しい気分に浸ったり。
でも、俺はもうタイプの子でさえ薄汚い中年野郎に悪戯されたりするんだという事を知っている。それなのに自分の行動いかんによって少年と可能性が持てるかもしれない事に期待なんか持って善い訳がない。価値観がそれを絶対に許さない。
ショタコンなんかがタイプの男の子と可能性があって善い訳ないし、悪戯されるのを知ってるのに俺がそういうのを期待して善い訳なんか絶対にない。
板挟みだ・・・
少年のためだけじゃなく、俺が自分の頭の中だけでも和んだり、ワクワクできたりするためにも、色んな意味で、タイプの子は絶対そういう目に合わされてない!じゃないと駄目だった・・
これじゃ何も望めない!望んで善い訳がない!
何か期待を抱く度、自分を否定しないといけない。
俺に可能性が出るという事はタイプの子がどこかで誰かとそういう事になってる可能性を強める事だ。そんな事喜んで善い訳がない。
漫画で年上を慕う年下男を見て、つい嬉しいような気分になってしまった。俺はすでに現実を知ってるからそういうのは全部否定したいのに、そういう妄想を楽しみたいという願望も持ってしまっている。
どんなささいな事だろうと、価値観があるから認めたくない、認める訳にいかない、認めない。
でも期待したい・・
期待する事を俺は自分で許せない!
どうしたら・・どうしたら・・どうしたら・・どうしたら・・どうしたら・・・・・

今携帯で今日の日記を書いてしまったので、午後の事が書けないかもしれない。
機会があれば夜にでも弟のパソコンから吐き出す。
使えなかったら、翌日にでも今日の日付で書き込もう。
せっぱ詰まった気分になって、まだ午前の深夜だけれど吐き出したくなった・・・
俺は自分の持ってた価値観には絶対に背きたくないし、色々聞かされて受けたショックを忘れて楽しむ事もあまりしたくない。
ああいう子が全員ナルシストで誰も他人を求めない性質だったらいいんだけどな。
それで、誰にも興味を持たれなくて誰にも狙われなくて誰にも悪戯されなくて、と。最初からそうなっていれば安心できた。

今日は午後12時ちょうどに目が覚めた。
この前見かけた後輩が出てくる夢を見た。
後輩が、自分で作ったCGをスクリーンみたいな壁で上映していた。
真昼の大都会で、踊る大捜査線の舞台のような場所のCGだ。
CGの内容は、視点が上空になっていて、見下ろす感じで工事現場のような場所や海が見えた。
その後、場面が江戸時代に変わった。(これはCGではない)
後輩が女になっていた。何故か俺が中井貴一になっていた。
後輩に似ている人間は殆ど女だから、それが関係あるのだろうか。
後輩が2年の時、1年の女子がその後輩のそっくりさんだと言われて有名になっていた。俺は新撰組の源さんとやらが横たわっているのを、その胸に刀を突き立てたりしていた。一気に突くのではなく、じわじわと心臓まで到達していく感触を味わった。俺が床屋で頭を剃るシーンもあった。後輩は髪が伸びていて、女の髪型に散髪しているシーンがあった。
別の場面では、リブリーや塾や鉄板の壁から繋がるワープゾーンのある公園やジャニタレ等が出てきたりした。
藪君も出てきて、俺の父方の田舎の家が出てきて、電気もつけずに首を吊っていた。藪君の前にも、誰か一人首を吊って死んでる場面があった。
俺はそこまで藪君はタイプではない。別の男の子が藪君が吊っているのを手で押すとグラッと揺れた。
それで俺も押してみる事にした。ドサッと落ちて、まだ息がある事が分かった。
ゼェゼェいってて、歯が一本おきに抜けていて変な化け物みたいに見えた。
息苦しい。寝起きから落ち着かない。

4時前に学校に到着し、クレープ2個とフランクフルト2本、から揚げ1個を買って食べた。
イベントは野外ステージの予定が体育館に変更されて、1年半ぶりくらいに体育館に足を踏み入れる事になった。1年の時、体育の授業を取っていて、この場所を使っていたのだ。
イベントは、女装男装コンテストの終わり頃から見る事になって、次にミス○○ミスター○○コンテスト、みたいなものを見た。
司会も全部学生がやっていて、俺は今まで長い間欝になったり引きこもったりしてきたのに、俺はまだ学生なんだという感覚が沸いてきた。悪くない感覚だ。
次に芸人大会があり、タケウチパンダ、のろし、オジンオズボーン、アメリカザリガニの4組の他に、飛び入りでメガネをかけた石野という芸人が参加していた。
アメザリの漫才で一番受けていたのが「となりのトトロ」ネタだったけど、俺はこのアニメの内容を殆ど覚えていなくて、あまり受ける事が出来なかった。勿体無いな。
芸人の写真を撮るつもりでデジカメを持っていったけど、撮影禁止とかで使えなかった。
その後で抽選大会みたいなイベントがあって、そのイベントはアメザリが司会をやった。
午後7時過ぎ頃に大学祭が終わって、暗い帰り道を1人で歩いている時になると、不意に虚しいような寂れたような気分になった。これが世に言う「祭りの後」というやつだろう。
さらに、いつもの虚無感や社会や人生や世の中が許せない、認めてしまいたくないような気分が入り混じって哀愁という感じになった。
地元の駅について、近くの本屋で「ラブコン」という漫画の7巻を買って帰った。8巻も出ていたけど、もう一冊買うだけの余裕はなかった。

7巻すでに持っててかぶってた。8巻を買えばよかったのに、開封してしまってもう遅い。
最近落ち着かない気分になる事が多い。
少年を上に見るようになって、どんどん関わるべきじゃない、声をかけるべきじゃない存在に思えていく。そういう子に関する全部が非現実的に感じる。
話変わって、以前はタイプの子に蔑まれたり嫌われたりする事をかなり恐怖に感じていたのに、「そうなるべきだ」とか「それが正しいから」と思うようになってからは、嫌われる事について何も感じなくなったり、むしろ納得できる事なんだと思える事の方が多くなった。
今週号のマガジンの表紙は永久保存だな。もう先週かもしれないが。
デスノのお絵かき板に知的ぶりたいだけの痛い奴がいたので適当に煽った。
あの漫画は好きだけど、あの漫画に関するスレやサイトには、登場人物に合わせて自分自身も知的に見せたい勘違いした痛い奴が多くて、見ててイライラしてくる。
新撰組を観忘れた。



2004年11月13日(土)

今日は午前8時頃に目が覚めた。
3.4時間しか寝ていない。
母親が買い集めていた「のだめカンタービレ」という漫画を読んだ。
午後2時過ぎになり大学へ向かった。
今日は大学祭だ。
アメリカザリガニが来るのは明日のようだ。
演劇部の芝居を観てからタコセンとポテトとホットケーキを買って食べた。
ホットケーキは単品で150円なのに、店じまい前なのか飲み物込みで150円にしてもらえた。飲み物はココアを頼んだ。
大学には40分ほど居て、4時前に家に帰った。
少年の事を想う時、何かに感情がせき止められて、高まる前に押し戻されてしまう感じだ。
俺自身が何かに、特に少年に対して強い感情を持つ事をどこかしらで嫌がって避けているいる部分もあるのかもしれない。
陰鬱だ・・
漫画の続きを読んだ。
オカマみたいなヤツが主人公の男の名前を様づけで呼んでいる。
俺が好きな後輩も、本当なら様づけで呼んでもいいくらいの存在だと感じた。テニプリの主人公が「リョーマ様」と呼ばれているみたいな感じで。
自意識を捨て、自分よりもずっと上に見て崇める事で、俺は本当の意味で少年を大事に想う事ができるのだ。



2004年11月12日(金)

今日は午前8時頃に目が覚めた。
明日が大学祭なので今日は休みだ。アメリカザリガニが来るらしい。
何だか全部どうでもよくなってきた。考えるのも面倒くさい。
早く人生終わってくれないかな。
ずっと頭が寝ぼけた感じで、一日中弟のパソコンでMALICEの曲を聴きながらゴーストスイーパー美神を読み漁っていた。
ボーっとしてるのさえ面倒くさい。



2004年11月11日(木)

今日は午前4時頃に目が覚めた。
最近「ゴーストスイーパー美神」という漫画を読んでいる。昔集めていて、27巻まで持っている。
その中のおキヌちゃんがちょっといいなと思えた。健気で天然の作りモノでない優しさを持っていて、少し惹かれるものがあった。
今日は幼馴染の誕生日だ。「11月11日で11歳になる」と言っていたのが今でも記憶に残っている。俺も、もう10年以上も前の事を鮮明に覚えていられる年齢になったんだな、と思った。
朝になり、学校へ向かった。
その頃になると、なんだか気分が悪くて、学校への道のり、ずっと「どうせこんな人生だ、こうなったらとことん一人で過ごして、一生どん底のまま生きる喜びなんか味わった事もないまま人生を終わらせてやる!」と、かなり自棄な気持ちになっていた。別に俺がどう生きようが誰にとってもどうでもいいはずだし、犯罪者にでもならない限り社会は俺に干渉しないのは分かっているが。
それでも、よく「人生で幸せを求めなさい」とか言うけど、そういったものへの抵抗、自分自身の人生に対する復讐欲のような漠然とした感情から、強くそう思った。
生まれてきた事なんか感謝しない!全部呪って生きてやる!幸せなんかになってやるか!人生無駄に終わらせてやる!とか、そんな感じだ。
午前の授業が終わり、午後の彫刻を受けた。
どうでもいい事ばかり頭に浮かんでいた気がする。
彫刻も終わり、美芸院という建物を出た。
5、6人タムロしている奴等が居た。
通り過ぎようとした時「○○や、○○や」と俺の地元のあだ名で呼ぶ奴が一人居た。
振り向くと「○○ー!」と叫んで来た。
数人が同時に俺の事を見ていて、少し竦んだ。
やはり、俺はそいつに見覚えがない。
少し見ていたけど、そいつは俺を見ているだけで、それ以上俺に言葉をかける事もしなければ、集団の中から一人近づいて来る事もなかった。
『呼び止めたいのか威嚇したいのかどっちだよ』と思った。
多分後者だろうな。
そのまま無視して学校を出る事にした。
そういえば、俺の名前を知っているそいつは、未だに一人で俺に声をかけて来たためしが一度もない。
格好は今風の癖して、俺以上にヘタレだな。
電車に乗って地元の駅に到着した。
少し歩いたモスバーガーの前で、小柄で童顔の大学生くらいの子を見かけた。チラッと横顔を見ただけだけど、俺が生まれて初めて好きになった部活の後輩の面影があった。
ああいう子は時期が来ると急成長して一気に老け顔になる事があるけど、この子は童顔のまま、見た目と実年齢の差を保っている。16歳くらいに見える。
16歳といっても普通の16じゃなく、子供の面影を残した16だ。
通りすぎた女子高生と背丈も変わらない。実年齢は20か21のはずだけど、とても綺麗な生き物に見えた。
色黒でちょっと頭が大きくて、服装もダボダボすぎないジーパンに白いセーターと、中学時代とそう変わらない。大人し目の服装なのに髪型だけ浮いているのも昔からで、後輩だ、と思った。
黒髪にところどころ細かい金髪のメッシュが入ってたけど、そのメッシュも半分は根元から黒に生え変わっていて、そういう服装にこだわらなさそうなところも昔のままだ。
その子が1個下だからか、俺から見て同学年の(俺の大学での同級生は1個下ばかりなので)人間とその子自身との容姿の違いがハッキリ分かるから、余計にその子が魅力的に見える。
ハンバーガーを片手に、食べながら坂道を下っていく後ろ姿を見ながら、俺もその子の後から歩いていった。ストーカーじゃなくて、俺の家も坂道の下にあるから。
夕ご飯代わりだろうか、それともおやつ代わりなのかな、とか思って眺めていた。
何もかもが可愛いな。
国道まで来たところで俺は左に曲がったけど、横目で見るとその子はそのまま南まで降りていった。
後輩の家も国道より下にあるのだ。やっぱり後輩なんだ、と思った。
その子についてもっと知りたいと感じる反面、それが恐ろしい事のようにも感じる。
もし誰かにそういう目に合わされていたり、誰かとそういう関係になったりしてたら、と思うと何も知りたくなくなってしまう。あんなに幼い感じの子なのに、ありえないと思いたくても今まで嫌というほど耳にしてきた。
家についても、しばらく気分が落ち着かなかった。
大学で俺を知ってるらしい奴が、この子だったらいいのになと思った。
俺が求め続けてたオリジナルだ。その存在を感じるだけで満たされるし、本当に最高の存在だと感じる。
それから、親が家に帰ってきたので三ノ宮までの電車賃をもらった。
パソコンを持って、修理をしてもらう店に向かった。
地元の駅に向かう途中「この町はあの子が過ごしてる町なんだ」と、善きモノのように感じられた。
向こうの駅についた。
「あんな純潔そうな子なのに、自分の汚い欲望のために汚そうと必死になる腐った奴らがこの世には五万といるんだ」と思った。
女だったら、そういう子を見るなりすぐに誘おうとしたり、悪戯したり、普通の男に興味がない男でも、ああいう子相手だと関係なしに興味を持って何かをしようとしてくるのだ。
汚い汚いショタコン野郎共もわんさかいるんだ。あの子が無事でいてくれている可能性なんて殆ど0なんじゃないのか・・・と思った。
例えその子が喜んで自分からそういう事になっていったとしても、それでも認めたくないし嫌で嫌でたまらない。20年も生きていて、あんなに可愛い子がそういう事と関わってない可能性なんて0だ・・・
目の前を通り過ぎていく人間たちが、不意に薄汚い憎くてたまらないモノに見えてきた。
パソコンを出す店に向かう途中、俺が3年前までバイトしていたマクドを通り過ぎた。
店の内装が変わっていた。
2度目の高校である単位制高校も通り過ぎた。
店に入って見せてみると「ハードディスクから取り替えないといけないかもしれません」と言われた。保障期限は残っているけど、それだと全部自費で直して頂きますと言われた。
バグってるのはキーボードだけなのに、こいつは何かを狙っていると感じた。結局、同意書みたいなものにサインをさせられたのだが、内容を読んで血の気が引いた。
「パスワードを設定しているなら、場合によってはそのパスワードを提示してもらいます」と書かれていた。他人にパソコンの中身を見られるなんて、とフラッときた。
それからパソコンを置いて店を出た。
それから電車に乗って地元の駅に到着した。
さっきあの子を見かけたモスバーガーの前を通ったので、俺もバーガーを一個買って帰る事にした。
どんな感覚で食べてたんだろうと思って、俺も同じ道を通りながら食べ歩きして帰った。



2004年11月10日(水)

今日は徹夜明けのまま学校へ行った。
午前の授業中はずっとマガジンを読んでいた。
エア・ギアで、亜紀人には絶望的なくらい助けが入らない。
他のどうでもいいような奴等とか、どうでもいいような女がピンチになった場合なら、すぐに助けが入って救われるのに、あんなに華奢で可愛い男の子な亜紀人は、鬼畜野郎がいたぶるだけいたぶって、ハァハァいってやっと満足したというところまでいかない限り解放されない。
しかも、それなのに周りの誰からもおざなりにされて、誰からも気遣われさえしない。
なんで・・と、ずっと頭から離れなかった。
学校が終わった後でパソコンを修理に出しにいくつもりだったので、午後の授業はずっと机につっぷして眠ろう、眠ろうとしていた。
考え事したり妄想したれする時、視界を人が横切るだけでイライラしてくる。目障りで耳障りで、今日はいつもより周りの奴等がうざく感じられた。
3時限目が終わって目が覚めた時、ストレスが凝縮されたような、身体の内面が疼くような、心が痒くてどうしようもないような感覚に襲われた。
あくまでも感覚だけで、それが叫び出したいほどにキツかった。
4時限目が終わるまで本当にキツくて、殆ど歯を食いしばるような、そんな感じで耐えていた。原因は分からないけど、精神的な感覚だと思う。
家に帰る間も苦しくて、誰彼構わずグチャグチャに殴りつけてやりたかった。
自分の部屋について、ベッドの上で布団を思いっきり抱きしめて何度も叫んだ。
いつの間にか眠ってしまって、目が覚めたのはすでにパソコンを修理に持っていけないような時間だった。もう夜だ。
俺が今まで麻痺したとか思ってたけど、本当は麻痺してたわけじゃなく、辛いのに辛いと実感できてないだけで、それが積もりに積もってあんな感覚になって爆発したのかな、とか予測してみる。



2004年11月09日(火)

昨日の夜、ノートパソコンのキーボードにお茶をこぼしてしまって、キーなどがバグってしまった。
しばらくパソコンは使えない。
携帯からの日記への書き込みは1日に一回しか出来ないようだ。
吐き出し口に制限が出来たけど、今の中途半端な状態なら別に苦に感じない。
一度午前4時頃に目が覚めて、そのまま二度寝してしまった。
次に目が覚めたのは午後6時過ぎだった。
学校にはいけなかった。
あの子の妄想した事も、時期的にもう一年もしたら消えてしまうんだなと、それが凄く寂しい事のように感じられた。
そういう目に合わされている以上どうにもならないけど、言葉に出されたその時期まで消えてしまうんだ、、と。
昨日の深夜しきりに頭に浮かんでいた。
あの子が好きになってくれていたのがショタコンとしてだとしても、それ以外だとしても、どちらにしろあの子の見込み違いだろう。



2004年11月08日(月)

マクドでバイトしてた時期の、1つ下の少年の腕が浮かんできた。
半そでの制服で、唯一露出されてた肌だから印象に残っているのかもしれない。
小さくて無毛ですべすべの、赤みを帯びた白い肌でピンク色だという印象がある。「可愛いおて手」という感じだ。言ってて自分で変態臭い。
普段は分からないが、何かを持つ時に筋が浮かんで、本当に形が良い腕だった。凄く美味しそうに見えた。
皮膚の中身、食いちぎる事で露出される管や筋や赤い肉、その下にある白い骨を想像した。絶対手に入らない。ちょうどいい具合に締まった筋肉の上に皮が乗せられていて、本当に綺麗な生き物なんだと思っていた。
俺にとって、特別な種類に感じる少年に当てはまる子だ。綺麗なのは当然だろう。
ミートを焼く鉄板でついた火傷跡がある。
肉が綺麗なのか、肌が綺麗なのか「常人よりも皮膚が薄いんだろうな」という印象を受けた。
誰にも指1本触れさせたくない、という思いが強かった。
今では、少年を可愛いとか綺麗だと感じても、その魅力も浮世離れしたほどには感じられなくなってしまっている。
あくまで今現在の俺から見た印象に過ぎないが、少年の魅力が「人間以上」という壁より下に落ちてしまったように見える。以前はそれより上だった。
現実的な存在になってしまっている。形が綺麗なだけで人間なんだ、とか。
話は変わって、好きな相手(俺の場合対象全般が含まれる)を食べたいというのは結構当たり前の欲求なのだと思った。メッセの子だって「好きな子だったら全然気持ち悪くないし汚くも感じないし、肉だって食べれます」と言っている。

頭が混乱する。
俺がどういう嗜好を持ってるかなんて、この際関係ないしどうでもいい。
少年には手を出さない。
どうやったらあれだけ絶対的にまで思う事ができるんだろう。
何でそこまで感じていたのに、今こんなに薄れて中途半端なんだ。納得いかない。
タイプの少年で、知る子知る子が誰でもかれでも悪戯されていて、俺が知る限り悪戯されてない子が一人も居ないんだという現実や意識が邪魔して前みたいに思えない・・
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい・・・・・
そんな状態なのに、欝になったり何かを大きく感じたりする事が怖くて今の状況に甘んじてしまっている自分がまた嫌だ。
その悔しさも以前の感覚と比較すれば中途半端で、もうどうしていいか分からなくなる。
少年を絶対的だと感じてたくらいまで行かない普通の男が、彼女に対して「好きだ」と感じる気持ちにも劣る。
昔ならそれでもよかった。
でも、1度は少年の方から好きになってくれた事があるんだし、こんな状態じゃどんな気持ちにも応えられない・・
あって欲しくない、なりたくない事だったら、1番あって欲しくない時期に降りかかるとか、俺ってそんなんばっかだな、とか思った。

俺の部屋の再生機器は殆ど壊れた物ばかりだ。
パソコンのマルチメディアプレイヤー、CDラジカセ、ビデオデッキ、と全て壊れて使い物にならない。
弟がトリックというドラマのDVDをレンタルしてきていた。
そのまま弟の部屋で観ようかと思ったのだが、俺の部屋にはまだプレステ2があるんだという事を思い出した。プレステ2ならDVDを観る事が出来る。
そのまま自分の部屋に持っていってプレステ2でDVDを観た。
上田とかいうキャラのギャグがツボにハマった。
以前親が撮り貯めしていたトリックのビデオを観た時は、それほど面白くは感じられなかったんだけどな。その頃はちょうど欝の真っ只中だ。
「あなたがよく面白いとか言ってるような事、当事者の人からしたら全然面白い事なんかじゃないんですよ」という台詞が深くて印象に残った。
少年に関連した事にも言える事だ。
例えば、歴史や美術の授業等で「これは非常に興味深い文化ですね」と講師が言う事が多いけど、それにも当てはめる事ができる。

ああいう少年は、やっぱり見た目的(みためてき)にも精神的にも他の人間と比べてかなり特種だし、俺も元々思い込みが激しいところがあるので、恋愛対象でしかも関わる事もできなかったので、妄想が積み重なって物凄い事になってたんだろうな、というのは何となく分かる。
でも、それならそれでずっと思い込めていた方が幸せだったろうになと感じる。廃人というか中途半端というか自己暗示が解けたというか・・

今日は徹夜のまま学校へ行った。
行く途中、コンビニで漫画を立ち読みした。
ヤングチャンピオンで新撰組物があったのだが、読んでみると内容が大河ドラマ「新撰組!」の、まんまパクリだった。
駅まで行って改札を通ろうとした時、定期がすでに切れていたのだという事が分かった。
学校までの行き帰りの電車賃もなかったので、一度家まで引き返して定期代をもらって、再度登校した。
寝ぼけていたせいもあるのか、今朝の自問自答の影響か、少し吹っ切れたというか気分が晴れたというか、ある種の答えらしきものが見つかった気がして、何だか気分がよかった気がする。
授業も普通に受ける事ができた。
昼休みが終わり3時限目になった。
あの子が以前同じ大学に行きたいと言っていたのを思い出した。
妄想ですと言われたけど、そんな目にさえ合ってなければ、同じ大学とまではいかなくても、同じように大学生の年齢なので2年間くらいは色々授業の話とかもできたんだろうなとか考えた。どのみち、あと1年ちょっとで大学生活も終わりで、あの子の妄想も終わりだなとか思った。
3時限目は俺の登録ミスで授業がないので、空き教室を探した。
1.2年の頃は授業で使ったけど、3年の授業では使わなくなった教室がある。
学校で一番広い教室で、唯一座席が段上になっている教室だ。
3年になってからはその教室に入る機会が1度もなかったので、今日はその教室で眠る事にした。
目が覚めたのは、すでに4時限目も終わりに近づいた時刻だった。
それから、さっきまでの吹っ切れたような晴れたような気分が眠っている間に冷めてしまっていたようで「そんな風に傾いて善い訳がない、そんな風に答えみたいにして善い訳がない・・」と感じられて、一気に憂鬱な気分になってきた。
吹っ切れたのも晴れたのも、全部一時的な気分の傾きにすぎなかったようだ。
4時限目は受けられなくて、5時限目の授業を受けた。
1つの授業につき授業時間は1時間30分なのだが、5時限目はいつも1時間前後で終わる。時刻が遅くなるからだろうか。
外に出たら、もう辺りは真っ暗になっていた。
それから家に帰り着いた。とても眠い。
今朝家を出る前にMXで外人と交換しっぱなしのまま放置していて、家に帰ったら落ちていたファイルがあった。
MALICE MIZER主演の無声映画「薔薇の婚礼」だ。
レアっぽいし以前から一度観てみたかったので、これだけ観てから寝る事にしよう。

音楽は良かったけど、映画はイマイチだった。
あの曲がBGMなら、まだデスノートの方がイメージ的にもしっくりきそうな気がする。

なんか、自己矛盾多すぎてうんざりする。
俺は少年が支配されたりする事に興奮するし、自慰の時はいつもそういう事を考える。
でも、支配してる奴が許せなくて、少年が支配されたり陵辱されたりする事が嫌で嫌で我慢できなくなる。
でも、欲求が強くなると少年が辱められたり加虐されたり支配されるところを思い浮かべて・・、その繰り返しだ。そういう時、よく自分が辛く感じているのか求めているのか分からなくなる。
それらを求める気持ちが膨らみすぎて、逆にその感覚を「辛い」という風に履き違えて捉えてただけなのかな、とか考えた。
俺は感情や感覚の履き違えが多くて、全く正反対の感情を「同じもの」として捉えてしまう事が多い気がする。
嫌でたまらないのか興奮でたまらないか、同じ「たまらない」として一緒くたになっていて、それが嫌なのか良いのか自分でちゃんと判断できていない部分もある気がする。
例え実際には「求めてる感覚だ」でも、自分で「辛い」と判断してしまえば、実際にそっちの方向に傾いていったり、またその逆もあったりとか、結局自分の判断で全部変わっていったりとか、それだけの違いなのかもしれない。
それとも、両方同時に感じていて、どっちの度合いが高いかとか。
全部かな。
少年さえそういう事と関わっていなければ「自分には求めない義務があるんだ」と安心できたりするんだけどな。無理にでも自然にでも、自分を納得させる事ができる。



2004年11月07日(日)

綺麗さの質自体は落ちないのか。
清潔さと喜び度とかもごっちゃになってる。
どっちにしろ、こんな事考えても何の意味もないんだな。

「ジャンヌダルク」を半分まで観た。
その中にジル・ド・レが出てきた。
若いチンピラのような身なりをした粗暴そうな不気味な男だ。
別に役者に罪はないけど。
ジャンヌダルクは神の声や予言を聞く事が出来るのに、何故この男を殺してしまわないのだろうと不思議に思う。
最初にジャンヌダルクが国王の元に現れた時、ジル・ド・レがナイフを首元に突きつける。
国王が「止めろ」と命令してナイフを引いた。
少年だったら平気で斬る癖に、何でこんな女を・・と、少し気分が悪くなった。

最初はどれくらいの感情だったんだろう。
「自分の人生でこんな展開がありえるなんて信じられない」と、それまで全部の嫌な事が一気に払われるような感じだったのを思い出した。夢にまで見た、という言葉が実感できるくらい、俺にとっては凄すぎる事だった。
でも、やっぱり本当にありえなくて、自分でそれを手放す状況になっている。
本当に何なんだろう。
嬉しい意味でのありえないは、最悪な意味でのありえないにかき消されてしまうというのが常なのか。理不尽すぎる。

俺が知ってるショタコン共は、メッセで関わってた奴らも含めて、俺が少年を汚さずに関わるよりも、その少年自身が悪戯されたりしてる事の方が何百倍も嬉しいのだろう。フルビの奴もメガビの奴も喜んでるはずだ。自分の価値観否定してやる俺の事を逆恨みしてるはずだからな。
「人の幸せに嫉妬する」とか言っていた奴が居た。
あの子が悪戯されたというので相談した時、俺はそいつに「もしその子が悪戯されてなくて、俺がそれで幸せに感じてたら嫉妬する?」みたいな事を聞いた。裏を返せば「俺がその子と付き合えなくなって嬉しいか?」という意味でだ。
「いや、でも俺に邪魔する権利はないから」と言われた。
喜んでるはずだ。
喜ぶまではいかなくても絶対にホッとはしてるはずだ。
自分を慕う年下を他の女にかすめとられて他人の幸せ妬んでる奴が、その子が悪戯されてる事にホッとしないわけがない。

今日は午後5時頃に目が覚めた。
自分が以前住んでいたマンションの部屋があって、うちの家族の次にその部屋に移った住人も引っ越す事になり、次は後輩一家がその家に移るという話だった。
表札もその後輩の苗字に変わっていてと、そんな夢を見た。

今日が5連休の最後だからと久しぶりに風呂に入った。
湯船に浸かって色々考えていると、頭がボケてきて今まで俺が感じてきたような感覚は全部幻想だったのだろうかと感じて何だか寂しい気がした。
今の中途半端さに我慢できない。
なんだこれ、マジで廃人としか言い様がない・・
少年が悪戯される事が普通の事に感じたり、少年に悪戯した奴が何も感じずに平然と社会生活を送ったりする事がごく当たり前に感じられたり、そういう今の状態が都合のいいショタコン野郎共に取り込まれてるみたいで我慢できない。
そういう奴が目の前に居たら刺してやる。
せめて行動だけでも少年擁護に向けていないとそれまでの自分や少年に対して申し訳が立たない。
風呂上りに着替えたTシャツが何だか小さくなっていた。
仕方がないので、ずっと部屋に放置されていた新品のユニクロの長袖シャツに着直す事にした。
タグを切って、サイズを示すテープを剥がすと、そこだけ色が薄かった。
何週間も、あるいは何ヶ月も部屋に放置されていたので、ヤニで色の区別が出来てしまったらしい。
今までずっと半そでだったので、新品の感触もあり、何だか新鮮というか違和感がある。



2004年11月06日(土)

ここ1年ほどコンタクトレンズを使っていない。
14.5歳の時に作ったハードレンズで、使用期限が6年とか。
面倒だけど、使わないのも勿体無いな・・
22歳になるという事は、その期限も完全に切れてしまうという事だ。
でも、その後バイトで片方失くしてしまって買い換えて、別の時にまた片方失くしてしまって買い換えた。
2回失くした事があるのだが、この2回が片目に偏ってないか覚えがない。
両目ずつ失くしたのなら、まだ使用期限も残っているはずだろう。
不意にコンタクトの事が思い出されたので考えた。
ラリ太からもらった映画で「死霊のしたたり」を観た。
ゾンビ物だ。
ホラー映画の割りに、内容的にも面白かった。
音楽が「ゴジラVSビオランテ」に似ていて、80年代後半の曲という感じがした。嫌いではない。

以前あの子と話した時、俺がショタコンになったきっかけみたいな話になった。
後輩が好きになってショタコンになったと言うと、あの子が「その後輩の事恨んでないですよね?」と聞いてきた事があったのを思い出した。
あの子が男好きになったきっかけについて「自分に悪戯したおっさんが原因?」と聞いた事がある。あの子は「違う」と言った。
でも、その思い出した事を考えると、やっぱりあの子が男を求めるようになったのも、そのオッサンが悪戯したせいだろう。
あの子は俺に「原因になった子を恨んでないですよね?」と聞いた。俺は恨んでないと答えると、あの子も「そうですよね」と言った。
あの子は自分に悪戯したジジイを恨んでるそぶりを全く見せてくれない。
そのジジイのせいで男を求めるように変えられてしまって、それを隠しているのだろう。
あの子からまだあの話を聞かされる前、欝が酷くて相談した事があった。
「自分に好意を持ってるような事を言ってくれる子がいるけど、その子はオッサン共に悪戯されたせいでそうなったし、オッサンにそう言わされてるのと同じだ。オッサンさえいなければ、その子もそんな感情を持たずに済んでいた」みたいな事を言った。すると、あの子は「そういう目に合わされたのはとても悲しい事だけど、オッサンに言わされてるなんて思ったらその子が可哀相です」と言った。オッサンの影響で求めるようになりながらも、自分に重ねてそういう風に言ってるようにしか思えない。息苦しいな。
それまで色々話したりしてて、そういう目に合わされたって事でもう俺が受け入れたりしない事も分かるはずなのに、俺にどう思ってほしかったんだろう。
俺が一番耐えられない事だから、いくら絶対的だとまで感じてる相手でも、そういう目に合わされてる場合は絶対に受け入れないってのも分かってもいいはずなのに。そういう目に合わされてる事もオッサンをかばう事も憎くてしょうがなくなる。
自分の事を知って欲しかったって、どっちにしろ知ろうが知るまいがそれがある時点で駄目なのに。「あなたと付き合う可能性は0です」って俺に宣言させて吹っ切りたかったのだろうか?
自分に悪戯したオッサンをかばうその子を見て俺が「健気で優しい」って感動してみせればよかったのか?
粘着ショタコンホモ親父の演技で俺を追い込みたかったってならつじつま合うけど、そうじゃなければその子がどういうつもりなのかどうなりたかったのかどう思わせたかったのか全然わかんねぇ。
他のタイプの子に対しては欝になっても、自分自身が悪戯されてる事や、自分に悪戯したショタコン親父と同じショタコンである俺の事を、悪戯された張本人であるあの子が好きになったりする事について、俺が何も感じずに適当に聞き流すだろう、とか思ってたのかな。年下の子大好きだったこの俺が?ありえな〜
なんか、考えれば考えるほどやけっぱちな気分になってくる。

もう、世の中も人間も人生も全部糞だ!
いい年こいた大人だって、話してみると糞ばっかだよな。
子供から見た大人だとある程度正しい人間に見えたりするけど、自分が大人になってみるとそれが大間違いだったんだというのがよく分かる。
幼稚な言い訳とか虚栄とか詭弁とか自己顕示とか演技とか、そういうのが見え見えで。さらに性質の悪い事に、そういった見え見えの誤魔化しでさえも「社会生活を送るための立派な嗜みなんだ」と、まるで優れた能力のように思ってやがる。どんな人間だという事を期待してたんだろう。
てめえで卑しい八方美人かましておきながら、何が「メッセでの内容をここで言うのはマナー違反、よって削除依頼」だ。馬鹿じゃねーの?
さんざん偉そうな口聞いて説教しておきながらも、反論されて言い返せなくなると負け惜しみだけ言って黙りこむような奴ばかりだ。それもいい年こいたオッサンがだぞ。
ネット始めておっさんとか大人とかそういう奴らと話す機会も増えたけど、本当にくだらない糞ばっか。
さんざん御託並べて俺に突っかかってきた奴がいても、突き詰めてみると幼稚な幼稚な逆恨みが原因だったり。で、結局最後は開き直りだろ?
俺から見て模範になりそうなマシな奴なんて一人もいない。
いた例(ためし)さえない。少年の事がなかったとしても、世の中、大人、人間に幻滅する。
そんな糞しかいないのに人生に何を期待しろと?
もう死ね!滅びろ!

ただでさえイライラしているのに、今まで関わってきたくだらない奴とかが何人も何人も思い出されて、全てに幻滅したようなどうしようもない気分になってきた。
今日、というか昨日はもらったファイルとか動画を色々観ながら過ごしたので、あまりあれこれ考えたりする事がなかった。あと、金八も観たな。

今日は午後6時頃に目が覚めた。
何でこんなに中途半端な感覚なんだろうと嫌気が差す。
一方で、今の状態で以前の苦しみが襲ってきて本当に耐えられるのだろうかと。
シガラテという漫画のたとえ話で、「自分がイジメを受けていた時は心に鎧をまとっていて、その状況から解放されて鎧が剥げ、自分が弱くなった」と言っていて、俺は価値観とか少年への感情が絶対的にまでなっていた時、耐える耐えられないに関わらずそういう出来事に対する苦しみが襲ってきてガードされてて、今はその価値観とかが消えてきて苦しみもあやふやになっている。
その時の苦しみが100として、今の中途半端さで100の出来事を受けたとしても苦しみは15くらいで、185の出来事を受けたとして前と同じ度合い苦しむ事になったら、多分それらの欝に対しての抗体が剥げてしまっているので気が狂うんじゃないだろうかという気がする。
戻さなくてはと思いながらも、極端にそれらを恐れてしまっていて、深く考える事を避けてしまう。

昨日ゲットした「エイリアンVSプレデター」を観ていた。
観ている間、途切れ途切れ欝だった頃の感覚を感じた。
当時、何かをしている時に途切れ途切れそういう感覚が襲ってくる事が多くて、それに近い感じだ。
映画を観ながらも落ち着かなくて、嫌な感じだった。
観終わってから久しぶりに以前よくしていたリラックス方法を試してみた。
心臓の鼓動に意識を集中して〜、としているうちに気分が落ち着いてきて頭がぼやけてきた感じになった。瞑想モードだ。
タイプの子は持って生まれた質みたいなものが最高に綺麗だから、どんな事になっていたとしてもそれ以外の人間よりは何百倍も綺麗で清潔な存在だ。
そういう少年以外の人間に「汚い」とか「汚れてる」と罵られても、罵っている奴らよりも綺麗なんだからそういう奴らに引け目なんか感じる必要もないし、むしろ「お前たちみたいに生まれつき汚れきってるような奴に言われたくないな」くらいに見下しててもいいくらいだ。そういう少年以外の奴らが、それまでどんなに潔癖な人生を歩んでいようが、そういう目に合わされた少年にさえも、その清潔さには転地が引っくり返ったところで絶対に敵わないのだから。
ただ、俺からしたらタイプの子がどんな目にでも合わされてるのがショックでならないし、そういう目に合わされた上で喜んだりして善い訳がない。
そんな子に限ってという思いが強いし、完璧を求めてるのに妥協みたいで受け入れたくない。綺麗な存在が卑しい汚い奴らに汚されるなんて、絶対にあってはならない事だ。そんな事を認めたくないし、認めるわけにも絶対にいかない。
自分よりはずっと綺麗な存在だから求めたい、とかいう次元の話ではない。
また言葉で上手く結べてないな。完全に出し切れた気がしない。
どんな目にも合わされてない少年が1000。
そういう目に合わされた少年が200。
そういう事と一切関わらずに生きてきた人間が0。
そういう事と関わってきた人間が-50。
俺は少年が1000でいなければ我慢できないし、そういう目に合わされた少年が好きになってくれるよりも、好意も何も持ってくれないけど顔見知り程度の少年が1000であってくれた方が嬉しい。
それに、そういう目に合わされた子と関わってる時「この子に対して何一つ喜んで善い訳がない」という意識が働いて、喜びは0だ。欝の時なら苦しみの方がはるかに勝る。



2004年11月05日(金)

久しぶりに少年以外の事で色々考えたり妄想したりした。
何も与えられない代わりに、何もしなくてもいい。
何かを与えてもらえる代わりに、何かをしなくてはいけない。
2択あったとしたら自分は前者を選ぶだろうな、とか。
最低限食欲だけ満たせたら、生活の充実とかはあまり必要に感じない。
でも、そういう状況だと欝に陥りやすい。
それを考えたらまた分からなくなってくる。
今は全部の感覚が中途半端になった事に対して否定的なので、何かをしてあやふやにする、というのも今の自分の意思には沿わない。
自分の中で「少年が悪戯されてる」という概念が最初からなければ、あまり問題もない気がする。
自分の内面だけにどっぷり浸かって、そのうち意識に浮かんでくるものだけがリアルに感じられるようになってきて・・と。
最近はあまりしない(できなくなった?)けど、元々妄想遊びが好きだったので、欝さえなければ何十時間でも頭の中だけで遊んでいられる。
今でも、現実に自分が送っている生活が、自分の内面に殆ど影響を与えていないようなところが強い。
意識だけになれたらな、とか考えた。
意識だけになって「もう2度と戻れないんだ」という切迫感とか絶望感とか、本来恐れていたような感覚を少し求めてるような感じがする。
植物人間が一番それに近いのかな。
何十年も意識の中に篭り続けて「ここであなたの人生は終わりです」と宣言されてプツッと切れたかと思うと、またそれまでと同じ感覚で何も変わらない。「そういえば、自分は今まで現世にいたのか」と感じるくらいで、意識的には同じもののように思える。現世に居た時期に目を開きさえすれば見えていたものが、もう見えなくなっている、とか。そんな感覚を受けるのだろうか。実際には植物だから、音に反応するくらいで何かを見たり、とかはできなさそうだけど。
俺はテレビも見ないし新聞も読まない。
外部からの情報がシャットアウトされるのは、むしろ望むべきところ。
情報を得ようと思っても、その手段がないんだったら、関連付けるものを目にして気分を悪くするという事も少なくなる。見たくもないのに怖いもの見たさからつい目にしてしまう、という魔の刺しようもなくなるだろう。
欝や耐えられない、又は耐えられるほど軽く見ていいはずがないものを自分は感じたことがあるんだ、という概念さえなければ、意識だけで存在できたらどんなに理想的だろう、とか考えた。概念が残っているなら「1度は絶対的にまで感じた幼い少年が〜なのに、そんな風に考えなくていいわけがないんだ」と、後ろめたさだけ延々と感じ続けて行きそうで。
あくまでも妄想。
妄想しているうちに、何だか気分が滅入ってきた。ストレスを感じる。
自分がどうしたいのか、どうなりたいのかハッキリしない。

今日は午後4時頃に目が覚めた。
寝起きから気分が重い。

ゲーム仲間とMXで遭遇して、色々ファイルを落とさせてくれた。
その中で「ホイッスル」というアニメを落とした。
主人公がタイプの小さい少年で、漫画の方で一時期集めていた。
アニメだと声もあって、完全に美少年声だった。
主人公は、観ているこっちが気恥ずかしくなってくるくらい純真だ。
全くと言っていいほど黒さがない。
それを観ていて自分が恥ずかしくなってくるのか、その少年が恥ずかしくなってくるのか分からないけど、少し窮屈でいたたまれない?(表現違いかもしれない)感じになった。
でも、それはそういう悪戯とかそういう事に関わっていないという事だから、本来求めていたもののように感じる。
その主人公少年は常に自分の事を下に見ている。
俺みたいな変態からしたら、絶対手が届かないくらいの存在なのに、そこがまた何ともいえない気分にさせられる。
オープニングとエンディングもその主人公(声優)が歌っていて、本当にアイドルっぽいというか輝いて見えた。少年の純真さが表れているなと感じた。
少年、または少年時代特有の甘い(それか切ない)感覚が漂ってくる。



2004年11月04日(木)

欝の感覚だ・・

夢の中にあの子が出てきた。
あの子は自分だとバレてないと思って俺に声をかけてるつもりで、俺から見たらバレバレだった。
そして「少年を悪戯するような団体や政治家に対して、抗議の手紙を出したり、そういう事を面白いほどなさらないんですね?」みたいな事を言われた。
午後1時過ぎに目が覚めた。
寝起きから少し憂鬱になった。
自分は何を期待してるんだろう・・とか思う。
あの子が悪戯されたとかが全部嘘でまた普通に関われるようになる、という可能性が意識のどこかに残っていて離れない。
それこそありえない事なのにな。
あの子が自分の日記を作り出した頃の事を思い出した。
その時点で俺はすでにその話を聞かされていたけど、それについてショックを受けていたという事はまだあの子に言っていなかった。
その子が日常の生活とかゲームセンターに遊びに行った事を楽しげに書いていたけど、俺はそれを読みながらも「楽しいのも希望も、全部幻想だったんだ」みたいに感じていた。
あの子に対して希望が見えて、ワクワクしたような気分になれて、それからいきなりあの話を聞かされて、落差が激しすぎてどこか「嘘だろ」みたいな感じで信じきれてない部分も残ってたんだろうな。
その事実があった事を前提で「全部夢だと思ってください」とか言われても、「何それ・・」って感じだったけど。

本を少し読んだ。
「ジェニィ」の方だ。
今日は1日、ずっと中途半端なストレスを感じながら過ごした。
考えてストレスに苛まれる事を恐れて、俺はあまり深く考える事をしなくなった。表面だけ薄く見るくらいで、その中から漠然とした少しのストレスを受けるだけだ。
とても、物事を真正面から受け止めてるとは言えない。



2004年11月03日(水)

凄いストレスを感じる。
漠然としすぎていて〜に対して、というのがハッキリしない。

タイプの子は絶対にそういう目に合わないし合わせないでいたいんだ、という望みというか希望に対して、もう殆ど完全に諦めが入ってきている・・
最悪だ。

あの子はオッサンに悪戯されてさえいなければ、俺の事を好きにならずに済んでいた。
そんな奴のせいで求める方向になってしまっていた。
もちろん、その子がどういう気持ちで好きになってくれたのかは理解できる。その子自身が自重よりも叶える事を望んでいた事も知っている。
その子の立場からものを見て考えてみる事も多かった。
でも、「恋愛感情を持つ上で、それがどれだけその子にとって酷い(可哀相な)状況なのか、そりゃ本人は自覚なんて持ってないでしょうよ」という感じだ。
受け入れるのが酷い事だからと、その子が悪戯された上で俺が喜んで受け入れる事で、その子自身が傷ついたりするわけがない事も、逆に受け入れないのが正しいからと言って、俺がその子を受け入れない事がその子自身の喜びにならない事も為になるわけじゃないという事も知っている。
ただ、これは少年に接していく上での俺の中での道徳観の問題でもある。
「道徳観」・・・と、価値観を呼び名を変えて使ってるだけっぽいところもあるけど、少なくとも俺は道徳観だと思っている。だから、いくら俺がその子を求めようが、これは絶対に破れない。とか、そんな感じだ。
「それならあの子を喜ばせるためには受け入れよう」なんて、自分の都合のいいように道徳を捻じ曲げる、ショタコン野郎特有の卑怯さがにじみ出てて、そういう結論は選ぶ気にならない。というか、選ばない。
抵抗だ。
他のどうでもいい奴らにならともかく、せめて特別だと感じる事が出来ていたタイプの少年に対してだけは卑怯な振る舞いは許せない。自分にも他人にも。
俺がそれを貫こうとすればするほど、ショタコンに対する憎しみがあふれ出てくる。
タイプの少年であるにも関わらず、糞汚い親父の欲望のために必死で陥れる事ばかり考えているようなこれ以上ないと言えるくらい最低に卑怯な偽善者共が。
タイプの少年に対してまで卑怯な糞共が許せない。
さらにその行いを詭弁で正当化しようとするあのゴミ共、八つ裂きにしてやっても足りないくらいだ。
書いてるうちに憎さが募って眩暈がしてきた・・・・
脳の酸素が抜けてくような、そんな感じだ。

真夜中に、俺が通ってる大学のパソコンルームみたいな場所に1人で居た。
壁の模様が、正方形の板にクギを打ち付けている絵で、その絵が何枚も重なっている。
いきなり、その絵の一枚が本当のクギを打ち付けた板に変わってしまったら危険信号、という設定だった。
本物になった板をぶち破って、呪怨の伽耶子とリングの貞子が混じったような奴が「うおおおおおおおおおお」と叫びながら物凄いスピードで這い這いしながら襲ってくる。逃げても逃げても、また壁の模様が本物のクギになり、そこを破って現れて、と結構恐ろしい夢だった。
今日は午後3時頃に目が覚めた。
寝起きから息苦しい。ストレスを感じる。
この時間だと、どっちにしろ学校には間に合わないな。
せっかく今日まで定期が有効だったのにと、少し後ろめたい。

今日は文化の日とかで祝日だった。
ずる休みで、今日が定期が切れる日にも関わらず定期を無駄にしてしまったと結構後ろめたさを感じたりしていたのに、そんな必要はなかったんだという事を知った。どちらにしろ祝日だったんだ。
しばらくして「IQ診断の番組がやるから」と教えられたので、やってみる事にした。
俺のIQは94で、平均より低かった。
粗探しが得意な知覚というのは、平均よりちょうど2分の3倍だった。
「これ正解する人の顔が見てみたいですね」と言われていたのも正解だったし、まぁいいか。



2004年11月02日(火)

悪戯されてなければ気兼ねなく話せるのに、と少し苦しい。
押さえつけられているような圧迫感が付きまとう。
やっぱり、あの子が悪戯されてなくて話を聞ける、というのは絶対に無理なんだろうな。

久しぶりにアイドルランキングを見ていた。
以前から知っている(俺が一方的に知っているだけで別に知り合いではないし、言葉を交わした事も1度もない)1つ下の幼い系のタイプの子がいて、1.2ヶ月ごとくらいにプロフィール画像が更新されていないかをチェックしたりしていた。
20歳なのだが凄く幼くて、恋愛対象になるような子だ。
何というか、凄く可愛い。
そこから辿って、その子のHPに行き着いた。
HPまで見るのは初めてだった。
その子のそれまでの人生が文章にまとめられていて、悪戯されたというのはなかったけど、複数の男とそういう関係になったと書かれていたのがショックだった。
それだけ小さくて幼い子なのに、とまた信じられない気持ちになったけど、一方でアイドルランキングに登録してるくらいだから・・と、どこか予想できていたような気もする。
本人自身がそういう事が好きだと書いているので、いくらショックでも何も言うべきではないのかもしれない。
それから、それまでの人生をまとめた文章の中で「リストカットをする」とか「親に必要とされていない、愛されていない」とかいう文章がやりきれなくなった。今まで関わった事がある子にもかぶってしまう。
精神的な痛みを肉体的な痛みで誤魔化そうとしているとか、辛さが伝わってくる文章だった。
愛されないから、と言って男達を求めて関係を結んでいるようで凄くやりきれなくなってくる。
あんな子なのに、何でそんな事までして他人の事を求めようとするのか。
俺なら親に必要とされていないとか、誰にも愛されないとかいった事は別に普通の事に感じるし気にするような事にも思えないのに、何でそんな事のためにそういった事を求めて補おうとしてしまうのかと思うと悔しくなる。
その子は両親が別れて片親になったと書いている。
そういえばあの子も片親だと言っていたなと思い出された。
うちの家は両親とも健在だけど、昔は友達とかに片親やどちらかの親が再婚者だという奴が多かったのでそこまで気にする事でもないように感じていたけど、タイプの子だと考えるとやはりそういった事でも「ただ事じゃない」ように思えてくる。
色々な事情を抱えているような子に対して、俺みたいな平凡な人生を送ってきたような人間じゃ支える資格もないのかなと感じた。
学校を辞めてフリーターになったのも、その後引きこもりになったのも、殆ど自分で選んでそうしてきたような事だし、女に興味が持てないのも性癖が普通と違うのも女に興味を持ってない人間には当たり前の条件なので特別な事情として分類できるような事じゃない。
悪戯されていなかったとしても、色々な苦労や事情を持っているような子に対して関わっていく事が後ろめたく感じる。

誰かと抱き合ったりセックスしたり、といった事は俺からしたら凄く浮世離れした事で、自分が誰かとそういう関係になる事はまず想像できない。
俺が対人恐怖症だという事も影響しているんだろうなとは思う。
でも、自分に対して敵意を持っているヤンキーとかなら話は別だけど、以前の俺は他人と対する事に対して極端なまでに恐れがなかった。
見ず知らずの大人に対しても平気で「お前」とか言えていた。
その当時の俺からしても、やはり誰かとそういう関係になる自分というのは「ありえない」事だった。
俺が少年愛者にならなかったとしても、それはありえない事であり続けただろうと思う。
だから、そういった事が俺から見て凄く「暗い」事にも感じられてしまうのだ。
タイプの少年だと、例えそれが少年自身が望んだ事であったとしても、俺からしたら凄く酷くて陰鬱な事に感じられる。
俺とは全然別の遠い世界の行為なのに、よりにもよってそんな小さくてあどけない少年がそれと関わってしまっているのだと、言葉じゃ言い表せないくらいのショックを受ける。
俺が以前関わっていたショタコンも、少年が誰かとそういう関係になっている事がショックだと言っていたけど、そいつは自分が童貞でそういう行為をした事がないから自分のタイプの少年に対してまで嫉妬する、という理由らしい。
俺はそれに当てはまらない。
俺は自分が童貞であるとか、誰かとそういう関係になった事がない事に対して1度もコンプレックスに感じたことはないし、自分が人とセックスをするという事がまず考えられない。イメージできない。
誰ともそうしないでいられる事に対して安心感さえ持っている。
別に性欲がないわけじゃない。
少年に対していやらしい感情も持っているし自慰もするし、自分は平均より性欲は強いほうじゃないだろうかと思っているくらいだ。
タイプの小さい男の子が誰かとそういう関係になっている事が嫌で嫌でたまらない。自分が同じことをすればいいとか童貞じゃなくなればいいとか、そういう次元の話じゃない。
少年が嫌がっていようが嫌がっていまいが、タイプの子がそういう事になっているという事が、それ以上の事がないと言えるほど俺にとってはショックなのだ。その度に心臓をわしづかみにされるような感覚を覚える。少年自身がどう捕らえていようが俺からしたら残酷だ。
よりによってあんな子が・・とやりきれなくて痛々しくて信じられなくてたまらなくなる。大人の俺でもしない事をよりによって幼い子なのに、と認めたくない。
俺自身、そういう事とは関わらずに今まで過ごしてこれたのに、何でそういう欲求とか持ってなさそうなああいう子がそれに関わってしまうのだろう。
あんなあどけないタイプの子は、無理なきっかけでもなければ絶対に自分からそうなろうとはしないだろうに。
欲求持ってなさそうな分、俺以上にそういうものと関わる事がなさそうなのに何でそうなってしまうのか。
「俺より年下の子なのに、俺から見てもオッサンだと感じるような奴らに・・」とか、そういう感覚に近い気がする。

今日は午後12時半頃に目が覚めた。
寝起きから昨日意識された事が思い出されて、プレッシャーというか中途半端にストレスを感じる。
少年を求める上で、自分は少年とどうなりたいのか、もハッキリしないし漠然としすぎている。
少年自身が自分で選んでそういう事と関わろうとしてるなら俺からは何も言うべきじゃないし、そういう少年の生き方が嫌な俺としては最初から見ないよう、関わらないようにしていくしかない。

学校は午後からだった。
3時限目に少し遅れて入り、それから4時限目も授業を受けた。
勉強もせず、この前買った本も持っていったけど、それも殆ど読まずにずっと考え事ばかりしていた。
先週の彫刻の授業で先生が「来週は水、木、金と休みで5連休だ」と言っていた。
掲示板を見に行ったところ、休みは木と金だけで、水曜が休みだとは書かれていなかった。明日は水曜だ。
定期は明日、11月3日まで有効だけど、どうせだから明日から学校を休む事にする。
少し前にフルビに書き込みをした。
すると、俺は書き込み規制を受けて書き込みが出来なくなった。
ショタコン親父共は好き放題言っている。
なので、それに対する反論を知り合いに頼んで代理投稿してもらった。
俺に対して散々詭弁を振りかざし、偽善者面して都合の良い事ばかり述べていた親父は、その俺の反論に対して「わざわざアドレス変更したの調べてここまで来たの?ごくろうさん・・・」と、そんな情けない負け惜しみの1行レスしか返せていなかった。
ここを見て俺が規制を受けたと知ったら、「これ幸い」と反論されない事を良い事に好き放題言い始めるんだろうな。詭弁と偽善に凝り固まった卑怯な卑怯なショタコン親父だから。
俺が代理投稿を頼んだ書き込みも削除されていた。うぜぇ。
とりあえず、その時頼んで奴らにとって不都合だからとすでに削除されてしまった代理投稿をこの場に残しておく。

--------------------------------------------------------------
『リュカは今どこへ行った』スレへの書き込み。

>>173
そういう奴を否定もせずに、逆に俺が最低野郎叩く事を非難してるお前のどこが「黙認してない」になるんだよ?
お前も少年愛をうたう癖に、被害に合う、または合わされるかもしれない少年よりも、同じショタコン仲間の方が大事って事だろ
俺は少年相手の犯罪を支持したり、何も言わずに黙認してるような奴も最低のゴミだと考える
直接的な犯罪者じゃなかろうが最低のゲスなんだよ
俺も同じような性癖持ってるけど、だいぶ前から絶対に悪戯しない自信はついた
俺がそうやって普通に我慢できる事、最低の行いの癖に満たそうとしたり、それを支持したり肯定したり黙認したりするようなゲス野郎共に対して、
少なくとも罵倒してやる権利は持ってると思うがな
俺と同じ条件の癖に「悪戯したい」とかって嘆いてる最低野郎、虫唾が走る
しかも、俺より歳食った親父ならなおさらだ

>ついでに、完結とか言って、逃げるだけでしょ?
>今までは通用した言い訳がここじゃ通用しなくなった?

お前、あの日記スレで俺と言い合ってた名無しだろ
俺がお前の詭弁暴露してやった時にお前に言った言葉、そのまま真似て俺に返してるよな?
ただハァハァしてるだけの癖して「セクハラ黙認するのも少年を追い出すためだ」とか後付でメチャクチャな言い訳でっちあげてよ
あそこで俺に言い返せなかったのがそんなに悔しかったのか?
お前と一緒に俺の事を叩いてくれるショタコンが居るフルビじゃなきゃ、まともに俺に意見もできないんだよな?演技派野郎
1対1の言い合いだと詭弁だらけのお前のメッキが即効で剥がれもんだからって、どこまでも姑息な偽善者が
--------------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------------
『中1の時中2の子に〜』スレへの書き込み。

>>32-33
それが嘘扱いされてから本人から話聞いた
てめえが少年に悪戯したいとか悪戯した奴支持したりするのも少年のせいか
お前みたいなメチャクチャな言い訳して責任転嫁しまくってるゴミに何もほざく権利なんてねーんだよカス
俺はお前みたいにショタ動画集めてるわけでもないし、関わってる少年にセクハラもしない
言い訳ばっかで少年陥れる事しか頭にないお前のようなクズと一緒にされたくねえな
最低野郎の癖にYOとか使って開き直ってんじゃねえよ!
知ってる子が何人もてめえのような最低野郎に悪戯されたってのに、ゴミに文句つける権利がないっていうのかゴミが!
糞汚ぇ中年野郎の癖に身勝手な言い訳かましてんじゃねえ
てめえのようなゴミが幼い子悪戯して脅迫したりするんだろうが!これでもかってくらいのゲス野郎が
お前のような卑しくて汚い卑怯者のどこが平均的な人間だ
何が「ついでに言っておくがなー」だ
臭ぇ親父の汚い口から腐った物言いしてんじゃねえ
>>34
3行目まで、俺が自己中にもショタかばったり自分の性癖肯定してた頃に唱えてた考えだな
よくよく考えたら、対象が普通の女だ、というのとは全然条件が違う
相手は子供だからな
それを年上の大人の癖に「幼い少年に悪戯できない」とかって嘆いてる事がどれだけ最低で卑劣で自己中心的な事なのか考えろ
あんたが少年愛者じゃなかろうが、少年が悪戯される事を,少年に悪戯しようとする奴を暴言で傷つける事と同等並みに軽んじてるなら、その意見は全く聞き入れる価値がない
俺がそういう奴を叩く上で、反論する奴自身が少年愛者じゃないって事は全く武器にならないぞ?
同じ条件で少年に欲求持ってる俺が、少年に手を出さずに少年に悪戯する事否定してる方がずっと説得力あるだろ
幼い子が悪戯されてるってのに、ショタコンの欲求弁護するみたいに言って最低だな
--------------------------------------------------------------

学校に居る間も、色々切羽詰るくらい考えていたけど、家に帰ってみると落ち着いてきたのか思い出せなくなっていた。
俺自身が納得できて、少年にも都合がいいような関わり方なんかあるのだろうかとか、俺はあの子に感情を持ったままで何度も何度もフッたのに、1度くらいあの子の方から拒絶や軽蔑を現したりフッたりしてくれてもよかったものをとか、タイプの子が世のためとか色々な事に献身的になったりするのが耐えられない、とか考えていたと思う。
俺からしたら世の中とか人間とか営みとかそういったものは決して「善きモノ」ではなくて、嫌なもの腐ったもの最低のものという印象が殆どで、そんな腐ったもののために少年が献身したりしているんだと思うと嫌になってくる。授業でボランティアの話が出た事がきっかけだった気がする。少年にかぶせて思い浮かべたんだろうな。
酷い目に合わされた事がある少年が介護したりして、介護される人間はそんな事も微塵も気にせずヘラヘラ喜んだりするんだろうなと思うと許せなくなった。
最低な事をした奴らもいつか介護される事になるのだろうとか。
大晦日のカウントダウンとか正月の初詣とかクリスマスとかスポーツ観戦とか、そういった集団行事だと見ず知らずの人間に対してまで親しみを込めたり連帯したりするのだろう。
その中にはそういうショタコン親父もいるのだろう。
そういう奴は自分が少年に悪戯しておきながらも行事中はそれを個人的に楽しんで、それだけ最低な事をしたにも関わらず回りからは「親しみ」を持って接せられてそいつもそれを喜んで・・・
自分が犯した事よりも一時期の個人的な楽しみに重きを置いたりするのだろう。許せない!
マイケルジャクソンとかアイドルの歌なんかで「世界中の皆」とか、まるで「皆」というものが「善いモノ」のように扱われたりするのだが、その皆とやらの中にはそういう最低な奴らも星の数ほど含まれているわけで、そういう奴らも一緒になって「善いモノ」のように捉えられたりするんだろうな。
そう思うと悔しくて悔しくてたまらない気分になった。
被害に合った事がある子も、そういう集団的なものを「善いもの」に感じてしまって、その中には最低なショタコン野郎が含まれているのにも関わらず「善いもの」みたいに思ったりして、言葉でまとまらないようなたまらない気分になった。
書いてるうちに、今日考えた事や感じた事が色々思い出されてきた。

「無理に苦しもうとしない」という風にしてからは、中途半端ながらも素の苦しみみたいなものが沸いてくるようになった。
話は変わって、今までの人生も、それを自分が送ってきたものだという実感が沸かない。
今の俺ができない事、しないような事を平然とやってのけていて、何だか他人の人生を客観的に見ているような気分になる。
俺自身は最初から、ずっと今のような準ヒキコモリ生活を送ってきたような感覚だ。
メッセの子が色々自分の身の回りの事を話してきても、対人面で引け目を感じたり。
今の精神状態、心境からして、少年と関わる機会があったとしても、実際に関わるものじゃなくメッセとかそれらが限界だろうなと感じる。
以前の普通に人間と関わっていた時期なら、自分がショタコンだという事を理解してくれ、軽蔑もせずにいてくれる少年が居たとしたら自分から会いに行こうとしたかもしれないけど、今の状態だとそれも「ありえない」だな。
どの道、タイプの少年と実際に関わる=軽はずみで最低の所業、という意識はあるので行動的にどうこうと考えてもあまり意味の無い事にも思える。
ただ、精神的な意識の違いだろうなと。
話は変わって、タイプの子、特に悪戯されたりした事がある子がショタコンを認めていたり、未成年の自分に対して成人した奴がどう感じているかに軽蔑を表さなかったり、そういう性的なものを否定せずに認めたりしているのを見ると、最低な文化とか最低な奴とか社会とかに取り込まれているように感じて、恐ろしく感じたり認めたくなかったり、それらの味方をしているようでストレスに感じたりする。
俺があの子と関わっていた頃によく感じていたものだ。

今月で22歳になる。
二十歳を過ぎればあっという間だというけど本当だな。
去年の誕生日にあの子からメッセージを貰ったので、関わり始めてから1年は過ぎたけど、関わるのを辞めてからはまだ1年経ってないんだな。



2004年11月01日(月)

いつもの事なのだが、考え事をしていて深いところまで入り込みそうになった瞬間、確信に迫りそうになった瞬間になると必ずと言っていいほど何かに邪魔されて「ハッ」とさせられる。
それで、そこまで入り込んだ事があやふやになり、元通り考え直す、感じ直す事ができなくなる。
それはインターホンだったり、車のクラクションだったり、どこかの馬鹿の叫び声だったり、ドアの開け閉めだったり、弟の携帯だったり、巨大なクシャミだったり、「俺がサトラレで、周りが必死で俺が深いところに入り込むのを邪魔しているんだ」と思わされるのは本当に毎日の事だ。
こうなると、何を思っていても一気に冷めてしまってうやむやになる。
ムカつくので俺も「だったら考えなければいいんだろ!」とか「どうせ最初からこうなると予想できてたけどな」と思い、思考を停止させて別の事を始める。
何かを考え始めると「そろそろ邪魔が入って思考を遮られるな」とプレッシャーがかかり、その考えにのめり込めなかったりするのだが、そういう場合に限って何もなかったりする。マーフィーの法則というやつだな。
最近特にそれが酷い。
深夜になり、やっと静かになったと思って考え出すと、その頃には親父が起きてくる時間になってヒゲを剃り始める。
それから色々とうるさくなって、正直まともに考える事なんかできない事が殆どだ。イライラする。
「そんなんじゃ社会生活できへんな」とよく言われる。

セスタスが出てくる夢を見た。
少しだけセスタスの師匠のような長髪になっていた。
控え室のような部屋で自分の試合が始まるのを待っている。
パッと画面が変わり、同じ控え室でさっきと同じようにセスタスが座っている。試合が終わった後、という事らしい。
首に包帯が巻かれ、目隠しするように目の周りにもグルグルと包帯が巻かれている。顔がはれ上がっていて、「い、痛い・・」と言って泣いている。
セスタスの座っている下にはポタポタと血が滴っていた。包帯が巻かれた部分からの出血が止まらないらしく、床が少し水溜りのようになっていた。
こんな可愛い子なのに、その過酷すぎる状況に締め付けられた。
対戦相手はオッサンとかずっと歳を食った奴らなのに、こんな子供にここまで怪我をさせるのだろうか・・と。
セスタスの師匠の、顔から肉ごと抉り取った両目と両耳がホルマリン漬けにされていた。
再起不能なほどのダメージを食らってしまって、一度その部分を切り取って液に浸して、その液の中で少しづつ回復したものをもう一度切り取った部分にはめ込まなくては直しようがないらしい。直ったとしても顔中つぎはぎだらけになってしまうだろう。
セスタスもいつかこういう風になるのだろうかと思った。
午前6時半頃に目が覚めた。
支配してる奴らやその時代のせいでそんな状況に追い込まれているんだと、やりきれなくて苦しくなった。あの狸親父が金儲けのためにセスタスを解放しようとしないから、そのせいでこれからもどんどん酷い目に合わされてしまう。
それから、少年が悪戯される事のやりきれなさが蘇ってきそうになったけど、邪魔が入ってそれもうやむやになってしまった。
もう少し静かになってから考えてみよう、と思って待っているうちに、いつの間にかまた眠ってしまっていた。
次に目が覚めたのは午前11時過ぎだった。
1度は蘇りそうにはなったのに、さっき見た夢や現実の少年に対するやりきれなさが激減してしまっていた。
本来なら寝起きから激欝になる類だ。
こういう事を「意識の低下」と言うのだろうか。

1.2時限目には間に合わない時間だった。
3時限目は登録ミスとかで受講できないらしいので、4時限目から学校に向かった。
5時限目も終わり、辺りは真っ暗になっていた。
2階の廊下を出たところに、屋外のタバコを吸う広場みたいなところがあるのだが、夜中にそこに入った事がなかったので行ってみた。
いつも休み時間になるとその場所に行くのだが、この時間になるともう俺しか居なかった。
しばらくそこでボーっとしていると、不意に色々と考えが浮かんできて虚しくなった。静かだったし落ち着いた場所なので、そういう事が浮かびやすかったのだろうと思う。
そんな目にさえ合わされていなければ、もっと色々話したりしたかったなとか思った。
でも、いくらそうやって求めたり考えたり可能性を思い浮かべたりしてみても、悪戯されてる限りいくら考えても無駄なんだという事を痛いほど知っている。
「俺が無理やりそういう風に仕向けてるだけじゃ?」とも思うけど、どっちにしろすでにそういう目に合わされているのなら、本当の意味で気遣う事もできない事が分かっている。
悪戯されているというのが、俺にとってはそれほど大きな事なのだ。
年下の子なんかずっと俺自身が強く求め続けていたのに、そうでもなければ拒絶なんかするはずないし。
俺にとっては凄く特別な存在だったのに、何で俺がそんな少年を拒絶してその上で嫌な思いまでさせなくてはならないんだろう・・・心苦しくなる。


 < 過去  INDEX  未来 >


リュカ

My追加