端からしんと冷えていくほてりが溶けたら痛みだけが残ってその痛みすら消えたらぽっかりと穴があいたようで悲しむことも嘆くことも愛することもなくなって何を 考えていけばいいのか途方にくれる
今日の夜が明けなければいいのに朝は明日を連れて来る夜にも滲む世界にも、きみのかげが潜んでる奏でるうたは、誰の声明けなくてもいい夜が薄れるころにだれかの呼ぶ声がする朝が明日を連れて来る目覚めたときにきみのこえは聴こえない
今日がずっと続くふたりの日々のありふれた一粒となりますように。