きみの見ていたのはずっと向こう歩いても歩いてもぼくがたどり着いたその先のずっと向こう歩き疲れてしまってもう立ち止まることばかり考えているけどきみの向こう側に行きたくてかろうじて、歩いてる転ぶように、歩いて時折振り向いて見えなくなったきみの姿を探している行きたかったのはきみの見ていた向こう側きみはもうずっと向こうぼくはただただただずっと歩いてく
音楽や映画や本や服ひとの好みが少しずつ変わっていくように少しずつぼくの中から色んなものが零れ落ちていっていつかはこれに支えられて生きていると思っていたものまで零れ落ちていた考えると、少し寂しいかもしれない何かが零れ落ちていくようにぼくの心の中に溜まっていくものがある積み重なって崩れていってもういっかい積み重ねていく何度でも
指先に触れた先にも届いた声の行き先も滲んだ涙の向こう側にも自然と浮かべた笑顔の相手も繋がっている先がきみであればいいなとそれは願うよりも自然に隣に寄り添うように手を繋ぐように夜が明けて朝が来るようにそれが当たり前であるようにきみと歩いていく幾遍も迷いながらきみと歩いていく