2007年01月19日(金)
 

きみの見ていたのはずっと向こう
歩いても歩いても
ぼくがたどり着いたその先の
ずっと向こう

歩き疲れてしまって
もう立ち止まることばかり考えているけど
きみの向こう側に行きたくて
かろうじて、歩いてる
転ぶように、歩いて
時折振り向いて
見えなくなったきみの姿を探している


行きたかったのは
きみの見ていた向こう側
きみはもう
ずっと向こう
ぼくはただ
ただただずっと歩いてく





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2007年01月11日(木)
 

音楽や映画や本や服
ひとの好みが少しずつ変わっていくように

少しずつ
ぼくの中から
色んなものが零れ落ちていって
いつかは
これに支えられて生きている
と思っていたものまで
零れ落ちていた

考えると、少し
寂しいかもしれない

何かが零れ落ちていくように
ぼくの心の中に溜まっていくものがある

積み重なって
崩れていって
もういっかい
積み重ねていく
何度でも





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2007年01月03日(水)
 

指先に触れた先にも
届いた声の行き先も
滲んだ涙の向こう側にも
自然と浮かべた笑顔の相手も

繋がっている先が
きみであればいいなと
それは願うよりも
自然に隣に寄り添うように
手を繋ぐように
夜が明けて
朝が来るように


それが当たり前であるように
きみと歩いていく

幾遍も迷いながら
きみと歩いていく





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