世界の声が木霊するざわりざわりざわざわざわ僕に悲しい言葉を投げつける自分がどうでもいい存在に思えてくるあ、この声は僕のだったか君のだったかそれとも知らない誰かだったか世界の声が木霊するなにも知らないくせにと責め立てるまだ世界のことについて、勉強し始めたばかりの僕は無知でごめんなさいと呟いて世界の声に耳がふさがれるただひとつ君の声がもう一度聞こえたなら他はもう、どうだって。